ZALMAN D40 Blackは買いか|税込12,280円前後・ファン7基付き、8°傾斜底面の効果とD50・S5 RGBとの選び分け
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
12,280円前後・ファン7基付き・吸気6基に排気1基
出典:アスク発表(ニュースリリース)、アスク「D40シリーズ」製品ページ、ZALMAN「D40 BLACK」製品ページ、アスク「D50シリーズ」製品ページ、NZXT「S5 RGB」製品ページ
ピラーレスケースは、前面と側面のガラスの間に柱がなく、GPUやファンの光を斜めからも見せられるケースです。ZALMANの「D40 Black」はその一つで、1万円台前半で標準ファン7基が付く点が目を引きます。
買う価値があるのは、ATXマザーボードで、ファンを買い足さずに最初から全体を光らせたい人です。標準の7基は側面3・底面3が吸気、背面1が排気で、吸気が6基に対して排気は1基です。長さ410mmまでのGPUと高さ160mmまでの空冷クーラーも載ります。
一方で、価格を抑えたいならPCワンズで税込8,980円のNZXT S5 RGBが約3,300円安く、幅も65mm狭くなります。底面の8°傾斜はメーカーの設計説明で、冷却性能の保証ではありません。傾斜を理由に選ぶより、ファンの数と置き場所の条件で決めるのが安全です。
目次
結論D40 Blackが向く人・向かない人
- ATXマザーボードで、ファンを買い足さずに側面・底面・背面まで光らせたい人
- 前面にUSB Type-C(20Gbps)が欲しい人
- 簡易水冷を上面に360mmまで載せたい人
- 幅275mm・奥行き440mmの置き場所が取れる人
- 本体を9,000円以下に抑えたい人(NZXT S5 RGBはPCワンズで8,980円です)
- 長さ200mm級の大型電源を使う人(D40は180mmまでです)
- HDDを3基以上積みたい人(3.5インチは単独1基と共用1基です)
- 側面や底面に簡易水冷を付けたい人(公式の対応表は上面と背面だけです)
価格12,280円前後で何が付くのか
アスクが発表した予想市場価格は、ブラックもホワイトも税込12,280円前後で、発売時期は2026年10月16日です。型番はD40 Blackが「CS9788」、D40 Whiteが「CS9789」です。
実売価格は販売店ごとに動き、発売直後は在庫や価格が変わりやすいため、購入前に複数の店の価格を見比べてください。
| 項目 | D40 Blackの内容 | 購入判断での意味 |
|---|---|---|
| 標準ファン | 120mm ARGB×7(側面3・底面3は吸気向きのリバースブレード、背面1) | 買い足し不要。上面は空いているので排気を足せる |
| ファンハブ | PWM・ARGB対応のハブ付き | マザーボード側の端子が足りなくなりにくい |
| 前面I/O | USB 3.2 Gen2x2 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×1、ヘッドホン/マイク | Type-Cの外付けSSDを前面から使える |
| ストレージ | 3.5インチ×1、3.5/2.5インチ共用×1 | SSD中心の構成向き |
| サイズ・重量 | 275×400×440mm(幅×高さ×奥行き)、約6.6kg | 机の下に置くなら奥行き440mmを測る |
ファンの色合いは、ケースのリセットボタンで28種類の発光モードを切り替えられます。マザーボードのARGB機能と同期させたい場合は、ボタンを3秒長押しします。
冷却吸気6基・排気1基の構成と8°傾斜底面
D40の標準ファンは、側面に3基、底面に3基が吸気向きで、背面の1基が排気です。上面には標準のファンがなく、120mmファン3基または120/240/360mmの簡易水冷を取り付けられます。
吸気が多く排気が少ない構成なので、そのままでも空気はケースの上面や隙間から抜けていきます。上面に簡易水冷を付けて排気にする、または上面にファンを足して排気を増やすと、流れが整います。簡易水冷を付けない場合でも、上面に安いARGBファンを1〜3基足す選択肢があります。

底面の8°傾斜について、ZALMANは「コアンダ効果」を使った設計だと説明しています。グラフィックボードのファンが止まっているアイドル時に、底面から入った空気がGPUで行き場を失うところを、2つの経路に分ける仕組みです。一方はGPUへ直接向かい、もう一方は側方へ回り込んでCPUとVRMのほうへ上昇します。
傾斜の有無で温度や騒音がどれだけ変わるかは、メーカーの説明からは分かりません。傾斜を目的に買うのではなく、底面にファン3基が最初から付く点を価値として見るのが安全です。
底面から吸気するケースなので、柔らかい敷物や棚の板にぴったり置くと吸気が弱まります。底面のダストフィルターもマグネット式なので、設置場所は掃除のときに引き出せる向きを選んでください。
適合買う前に確かめたい寸法と条件
- グラフィックボード:長さ410mmまでです。厚みや電源コネクターの向きは仕様に含まれないので、底面ファンとの干渉も含めて公式寸法で確かめてください。VGAサポートブラケットが付属します。
- CPUクーラー:高さ160mmまでです。160mm級の大型空冷は余裕がありません。
- 電源:ATX電源は奥行き180mmまでです。奥行き200mm級の大型電源は入りません。
- 簡易水冷:上面に120/240/360mm、背面に120mmです。側面と底面のラジエーターは対応表に載っていません。
- マザーボード:ATX/Micro-ATX/Mini-ITXに対応し、拡張スロットは7本です。
比較D50・NZXT S5 RGBとの選び分け
D40と同じピラーレスで比べる相手は、同じZALMANの上位機「D50」と、価格の安いNZXT「S5 RGB」です。D50は税込14,800円前後、S5 RGBはPCワンズで8,980円で、D40はその中間に入ります。
| 製品 | 価格と寸法 | 対応パーツとファン |
|---|---|---|
| D40 | 12,280円前後/275×440mm | GPU410mm・クーラー160mm・電源180mm/120mm×7 |
| D50 | 14,800円前後/290×454mm | GPU415mm・クーラー165mm・電源180mm/側面360mm一体型+背面120mm×2 |
| NZXT S5 RGB | PCワンズ価格 8,980円/210×423mm | GPU415mm・クーラー162mm・電源200mm/120mm×3の360mm一体型 |
※寸法・対応パーツはアスクとNZXTの製品ページの値です。D40・D50の価格はアスクの予想市場価格、S5 RGBの価格はPCワンズの販売価格(10月16日確認)で、時点が異なります。
D50はD40より2,520円高く、GPUとCPUクーラーに少し余裕がありますが、幅が15mm広くなります。標準ファンはD40のほうが2基多く、底面から吸気する構成も最初から整っています。S5 RGBは3,300円安く幅も狭い代わりに、標準ファンは一体型ユニット1つだけです。
選び分けは3つです。標準ファンをそろえて光らせたいならD40、GPUとクーラーの余裕や大型の構成を優先するならD50、価格と設置幅を最優先にするならS5 RGBです。D50は購入判断を、ZALMAN D50の購入判断ガイドにまとめています。
買い足し上面の排気ファンを足すなら
上面にファンを足す場合は、標準と同じ120mmのARGB対応を選ぶと光り方がそろいます。選び方は、ケースファンの選び方で詳しく紹介しています。簡易水冷を上面に付けるなら、ファンの買い足しは不要です。
※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
疑問解消D40 Blackでよくある質問
総括ファン込みで組むならD40、価格優先ならS5 RGB
D40 Blackは、12,280円前後でARGBファン7基とUSB Type-Cが付くATX対応のピラーレスケースです。吸気に偏った構成なので、上面の排気を足す前提で考えると失敗しにくくなります。
ATXでファンを買い足さずに光らせたいならD40 Black、本体価格と設置幅を抑えたいならNZXT S5 RGB、GPUやクーラーに余裕が欲しいならD50です。傾斜底面の冷却効果は数字で示されていないため、効果を見込まずに、ファンの数・寸法・置き場所で選んでください。





