Phantom Blade Zero(ファントムブレイドゼロ)のDLSS 5 MOD|RTX 40・50の条件と戻し方【2026年10月】
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RTX 40・50が条件。fpsは上がらず、戻すのは4ファイル
Phantom Blade Zero(ファントムブレイドゼロ)のPC版は日本時間の10月29日に発売され、その日のうちにNexus Modsで、ゲームにDLSS 5のニューラルレンダリングを追加するMODが公開されました。NVIDIAの発売時の案内にあるのはDLSS 4.5・レイトレーシング・パストレーシングで、DLSS 5の記載はありません。
配布ページが示す条件は3つです。GPUがGeForce RTX 40か50であること、ゲーム内の超解像をNVIDIA DLSSのQualityかBalancedにすること、同じフォルダーにOptiScalerなど別のDXGIプロキシを置かないこと。画質を上げるMODで、fpsを上げる目的ではないと作者が書いています。戻すときはplatform\steamの4ファイルを削除するだけです。
判断が分かれるのは検証の範囲です。作者が動作を確かめたのはRTX 5090 Dとドライバー617.42で、RTX 40は「動作報告がある」という書き方にとどまります。NVIDIAが公式にDLSS 5を案内しているのはRTX 50シリーズなので、RTX 40で入れる場合は公式の範囲外の使い方になります。

目次
違い発売版はDLSS 4.5、MODが足すのはDLSS 5のニューラルレンダリング
NVIDIAの発売告知(10月28日)は、本作がDLSS 4.5・レイトレーシング・パストレーシングに対応して発売されると案内しています。パストレーシングを有効にするとDLSS Ray Reconstructionが自動で働き、Dynamic Multi Frame Generationでは最大6Xのフレーム生成を使えます。
| 機能 | 発売版(NVIDIAの発売告知) | DLSS 5 MODを入れた後(配布ページ) |
|---|---|---|
| 超解像 | DLSS 4.5 | ゲームのDLSS呼び出しはそのまま使い、超解像の処理をDLSSNRランタイムに差し替える |
| ニューラルレンダリング DLSS 5 | 記載なし。ゲームにはDLSSとStreamlineのプラグインがあるが、ランタイムは入っていない | 追加される |
| パストレーシング・Ray Reconstruction | 対応 | 記載なし |
| Dynamic Multi Frame Generation | 最大6X | 記載なし |
※NVIDIA公式の発売告知(2026年10月28日)とNexus Modsの配布ページ(10月29日公開)による。右列の「記載なし」は、影響の有無を作者が説明していないという意味で、影響がないという意味ではありません。
DLSS 5は、AIが照明や質感を描き直すニューラルレンダリングで、フレームレートを上げる技術ではありません。2026年3月16日のNVIDIAの発表では、本作が対応予定のタイトルに入り、S-GAMEも対応するパブリッシャーとして名前が挙がっています。発売版にその機能は入っておらず、MODがランタイムを外から加える形です。
条件導入前に確かめる条件は7つ
配布ページは、Steam版のゲームと、GeForce RTX 40・50を前提にしています。条件のどれかが外れると、ニューラルレンダリングが働かないか、ゲームが落ちる原因になります。
| 項目 | 配布ページの条件 | 補足 |
|---|---|---|
| GPU | GeForce RTX 40または50シリーズ | 作者の検証はRTX 5090 D。RTX 40は動作報告として書かれている |
| ドライバー | DLSSNRに対応したドライバー | 検証は617.42。621.01以降の記載はない |
| 超解像の設定 | NVIDIA DLSSのQualityかBalanced | FSR・XeSS・DLAA・ネイティブ解像度を選ぶとニューラルレンダリングは迂回される |
| 動的解像度 | オフ | 描画解像度が出力解像度より低いときに、超解像として現れる |
| ほかのDXGIプロキシ | platform\steamに置かない | OptiScaler・Special Kとは併用しない。UE4SS(dwmapi.dll)は併用できる |
| DLSSアドオン | platform\steamに1つだけ | 同じ名前のアドオンが重なると登録に失敗し、ゲームが落ちることがある |
| ゲームの版 | Steam版(10月29日にテスト) | Epic Games Store版の記載はない |
※Nexus Modsの配布ページ(2026年10月29日確認)。作者の検証はRTX 5090 D・ドライバー617.42で、RTX 40は動作報告と書かれています。
NVIDIAは10月20日(米国時間)公開の621.01 WHQLを、本作のGame Readyドライバーとして案内しています。配布ページが示す検証は617.42だけで、621.01以降での動作は書かれていません。621.01では一部のRTX 50で動画再生のフリーズ・黒画面が出ており、NVIDIAはHotfix 621.12で修正しています。617.42へ戻すときに失うものは、621.01の不具合まとめで整理しています。
fpsfpsは上がらない。入れる前に同じ場面のfpsを測っておく
作者は、ニューラルレンダリングは画質を上げるもので、それ自体でフレームレートは上がらないと書いています。配布ページに、導入前後のfpsの数値は載っていません。
判断の材料になるのは、MODを入れない状態の負荷です。海外の性能測定では、RTX 5090・4K・パストレーシングで、ネイティブ4K(TSR)が25〜27fps、DLSS Qualityが54〜60fpsでした。
| 4K・パストレーシングの設定 | RTX 5090のfps |
|---|---|
| ネイティブ4K(TSR) | 25〜27fps |
| DLSS Quality | 54〜60fps |
| Multi Frame Generation 2X | 約100fps(生成フレームを含む) |
※海外の性能測定記事(2026年10月26日公開)。Ryzen 9 7950X3D・DDR5-6000 32GB・Windows 10・GeForce 617.14の環境で、DLSS 5 MODを入れた測定ではありません。範囲で示された値で、平均fpsとは限りません。
パストレーシングを使う4Kでは、DLSS QualityでもRTX 5090が54〜60fpsです。ニューラルレンダリングは追加の処理を伴うので、判断は「画質向けの処理に払う余力があるか」で決まります。入れる前に、同じ戦闘場面のfpsとVRAM使用量を記録しておくと、入れて落ちたかを数字で比べられます。
NVIDIAは10月13日の発表で、DLSS 5のモデルを10月16日に処理負荷の小さい版へ更新すると案内しています(10月16日の更新の記事)。MODが同梱するランタイムがどの版にあたるかは、配布ページに書かれていません。公式の数字をそのままMODの期待値にしないでください。fpsが足りないときは、MODより先に画質設定の見直しが先です(おすすめ画質設定、カクつき・重いときの設定)。
導入手順ゲームフォルダに展開して、4ファイルの置き場所を確かめる
手順は配布ページの記載のとおりです。ゲームフォルダは、Steamでゲームを右クリックし、管理 → ローカルファイルを閲覧で開けます。
- ゲームを完全に終了し、セーブデータをバックアップします。
- Nexus Modsの配布ページからアーカイブ(圧縮で約116MB)を入手します。
platform・ProjectPBZ・Engineが並ぶゲームフォルダに、アーカイブを展開します。platform\steamのPBZ.exeの隣に、次の4ファイルがあることを確認します。- ゲームを一度起動し、メインメニューまで進めます。
- グラフィック設定で超解像にNVIDIA DLSSを選び、QualityかBalancedにします。動的解像度はオフにします。
- 設定を適用したらゲームを完全に終了し、もう一度起動します。
platform\steam\ReShade.logを開き、「RenoDX DLSS NR vendor evaluate」の行がresult 0x00000001を返し続けているか確認します。
platform\steam\dxgi.dll
platform\steam\ReShade.ini
platform\steam\nvngx_dlssnr.dll
platform\steam\renodx-dlss-SF-26100421.addon64
ニューラルレンダリングはゲームのDLSS呼び出しに割り込んで働き、描画解像度が出力解像度より低いときに超解像として現れます。DLAA・FSR・XeSS・ネイティブ解像度を選ぶと、MODは迂回されます。画面が変わらないときは、まず超解像の設定を確かめてください。
ReShadeのオーバーレイを開くホットキーは有効なままです。ゲームの操作と重なるときは、ReShade.iniで変更します。すでにほかのdxgi.dllやReShade.iniをplatform\steamに置いている場合は、導入の前に別のフォルダへ退避しておくと、戻すときに元の環境へ戻せます。
戻し方戻すのはplatform\steamの4ファイルを削除するだけ
導入で置いた4ファイルを消せば、MODを入れる前の状態に戻ります。
- ゲームを終了します。
platform\steamからdxgi.dll・ReShade.ini・nvngx_dlssnr.dll・renodx-dlss-SF-26100421.addon64を削除します。一時的に外すだけなら、別のフォルダへ移動しておくと戻すのが楽です。- 導入前に退避しておいた
dxgi.dllやReShade.iniがあれば、元の場所へ戻します。 - グラフィック設定の超解像を、遊びたい設定(DLAA・FSR・DLSSの別のモードなど)に戻して起動を確かめます。
起動しなくなったときも、先にこの4ファイルを外して通常起動できるかを確かめると、MODが原因かどうかを切り分けられます。
安全性入れる前に確かめられるのは、配布物の中身と署名
配布ページは、ReShade 6.8・RenoDXのDLSSアドオン・NVIDIAのDLSSNRランタイムという第三者のバイナリを、元のライセンスのまま再配布していると書いています。ゲーム本体に手を加えない方式という説明も作者によるもので、第三者が検証した結果ではありません。公開直後のVersion 1で、更新履歴はまだありません。
| 確かめること | 見方 |
|---|---|
| 入手元 | Nexus Modsのこの配布ページから入手する。名前が似た再配布ページや、別サイトのアーカイブは使わない |
| 展開後のファイル | platform\steamに増えるのが上の4ファイルだけか。ほかの実行ファイルやバッチファイルが混ざっていれば入れない |
| nvngx_dlssnr.dll | ファイルのプロパティのデジタル署名タブで署名者を見る。NVIDIAが配布するDLSS系のDLLには、NVIDIAの署名が付くのが一般的。署名がなくても直ちに危険とは限らず、署名があっても配布物全体の安全は保証されない |
| バックアップ | セーブデータと、platform\steamに元からあるdxgi.dll・ReShade.iniを退避してから入れる |
MOD全般の入れ方と見分け方は、PCゲームのMOD入門ガイドにまとめています。
Steamストアの分類は「シングルプレイヤー」のみで、アンチチートの表示はなく、DRMとしてDenuvoが表示されています。PBZ Tunerの作者も、シングルプレイでDenuvoはUE4SSを問題にせず、アンチチートはないと書いていますが、これも作者の説明です。MODを入れた状態の不具合は、サポートへ問い合わせる前に、4ファイルを外して再現するかを確かめてください。
調整MOD同じ日に出た難易度・戦闘のMOD2本は、DLSS 5 MODとは方式が別
敵の体力や戦闘の数値を変える「PBZ Tuner AIO」と、最高難度を最初から選べる「66 Days Unlocked」も、10月29日のうちに公開されています。ファイルの公開時刻は日本時間で、66 Days Unlockedが12時32分、PBZ Tunerが14時40分、DLSS 5 MODが14時59分です。PBZ TunerはV1.0.0から約7時間後の21時51分にV1.0.2まで更新されています。

| 項目 | PBZ Tuner AIO | 66 Days Unlocked |
|---|---|---|
| 内容 | 敵の体力・ダメージ・Sha-Chi、プレイヤーの基本能力、perfect-deflectの猶予、報酬、ロード画面の待ち時間などを倍率で変える | 最高難度の66 Daysを、クリア前でも新規ゲームの難易度メニューから選べるようにする |
| 方式 | PBZ向けのUE4SSが前提。PBZTunerフォルダをplatform\steam\ue4ss\Modsに入れる | PAKのMOD。3ファイルをProjectPBZ/Content/Paks/~modsに入れる。UE4SSは不要 |
| 操作 | ブラウザの設定ページ(Chrome・Edge)で値を選び、ゲーム中にF5で反映、F7で元に戻す | 入れたあと、新規ゲームで難易度を選ぶだけ |
| 戻し方 | PBZTunerフォルダを削除する | 3ファイルを削除する。66 Daysはクリアするまで選べなくなる |
| 注意 | 同じ作者の単機能MODと併用すると効果が二重になる。起動時にクラッシュしたら、UE4SSのdwmapi.dllを外して切り分ける | 対応ビルドはSteamのビルド26266538。更新で難易度メニューが変わると、MODは古い版のスクリプトに戻る。同じスクリプトを置き換えるMODとは両立しない |
※Nexus Modsの各配布ページ(2026年10月29日確認)。ファイルの公開時刻は配布ページのファイル一覧の日時を日本時間に直したものです。
モードは66回の死亡数から始まり、死ぬたびに1つ減り、0になるとゲームがセーブを削除する、というゲーム側のルールだと配布ページに書かれています。MODはこのルールを変えません。入れる前にセーブをバックアップしてください。MODを外すことと、消えたセーブを戻すことは別の話です。
DLSS 5 MODの配布ページは、UE4SSはdwmapi.dll、DLSS 5 MODはdxgi.dllを使うため、両方を同時に入れられると書いています。PBZ Tunerを使う場合も、4ファイルの置き場所は変わりません。
判断DLSS 5 MODを入れてよい人と、見送る人
- RTX 50で、超解像をQualityかBalancedにして遊んでいる人
- RTX 40で、動作報告の範囲だと理解したうえで試せる人
- fpsに余裕があり、画質のために一部のfpsを払える人
- 不具合が出たら4ファイルを外して戻せる人
- DLAAやネイティブ解像度で遊ぶ人(MODが迂回される)
- OptiScalerやSpecial Kなど、別のDXGIプロキシをすでに使っている人
- 4Kのパストレーシングで60fps前後の人(導入前後の測定が公開されておらず、余力が小さい)
- RTX 30以前・Radeon・Intel Arcの人(配布ページの要件の外)
公式のDLSS 5は、NVIDIAが案内している対象がRTX 50シリーズ(RTX Spark搭載ノートとGeForce NOWを含む)です。RTX 40については、NVIDIAがRTX 50向けの調整のあとに公式対応を広げる計画を示していますが、時期は示していません(2026年10月29日時点)。対応GPUと有効化の手順はDLSS 5の対応GPUと有効化の記事、旧世代向けの非公式の移植がどこまで動くかはDLSS非公式MODの対応範囲の記事にまとめています。
おすすめ公式のDLSS 5を使うならRTX 50。本作はパストレーシングの余力も見て選ぶ
DLSS 5を公式に使えるのはRTX 50シリーズです。本作のパストレーシングはS-GAME公式の要件でRTX 5080(4K・60fps目標、アップスケーリング込み)が示されており、推奨スペックで他の段階の要件も確認できます。
FAQよくある質問
dwmapi.dll、DLSS 5 MODはdxgi.dllを使うため、両方を同時に入れられると書いています。まとめまとめ|画質向けのMOD。条件と戻し方を決めてから入れる
DLSS 5 MODは、RTX 40・50で超解像をDLSSのQualityかBalancedにして遊ぶ人向けの、画質を上げるMODです。fpsは上がらず、作者が検証したのはRTX 5090 Dとドライバー617.42までです。
入れるなら、セーブとplatform\steamの既存ファイルを退避してから4ファイルを置き、ReShade.logで動作を確かめます。戻すのも4ファイルの削除だけです。難易度・戦闘のMODは別の方式で、66 Daysはセーブのバックアップを先に取ってください。
出典(2026年10月29日確認):DLSS5 MOD Install with one click(Nexus Mods)、PBZ Tuner AIO(Nexus Mods)、66 Days Unlocked(Nexus Mods)、NVIDIA公式「Phantom Blade Zero」発売告知(2026年10月28日)、NVIDIA公式 DLSS 5の発表(2026年3月16日)、NVIDIA公式 DLSS 5の新モデルと対応GPU(2026年10月13日)、NVIDIA公式 GeForce Game Ready Driver 621.01(2026年10月20日・米国時間)、DSOGaming Phantom Blade Zero PC性能分析(2026年10月26日)、VideoCardz DLSS 5のRTX 40対応に関するNVIDIAの声明(2026年9月4日)、Steamストア Phantom Blade Zero



