DLSS 5は10月16日に何が変わる?処理2倍でもfpsは最大1.4倍、VRAM 20%減と対応GPU【2026年10月】
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処理は2倍速く、fpsは最大1.4倍。新モデルはNBA 2K27から
出典:NVIDIA GeForceニュース(2026年10月13日) / NVIDIA GeForce公式動画「DLSS 5 October Update | Faster Model in NBA 2K27」 / NVIDIA DLSS公式ページ(機能別の対応GPU) / 2K公式サポート「NBA 2K27: NVIDIA DLSS 5」 / Tom’s Hardware(9月版をRTX 50全機種で計測、2026年9月5日) / Steam『NBA 2K27』ストアページ / Club386(NVIDIAの9月の声明、2026年9月4日)(いずれも2026年10月13日確認)
DLSS 5が10月16日の更新で「2倍速くなる」と伝わっています。9月に『NBA 2K27』で試して、重さを理由にオフにした人には気になる話です。自分のGPUが対象なのか、どこまで軽くなるのかを知りたいところです。
2倍になるのはDLSS 5のモデルの処理で、ゲームのfpsではありません。NVIDIAが示すfpsの伸びは最大1.4倍で、公式動画のRTX 5080・4K・フレーム生成6倍の場面では約1.24〜1.32倍でした。4KのVRAM使用量は20%減り、画質は9月版と同程度に保たれます。
新モデルが入るのはRTX 50シリーズ、10月16日発売のRTX Spark搭載ノート、GeForce NOWです。RTX 40シリーズは今回の対象に入っておらず、10月13日から試せるのは別機能のフレーム生成「Preset C」だけです。9月版でDLSS 5をオンにしてfpsが大きく落ちていた人ほど、伸びが大きくなります。
目次
要点10月16日に何が変わるのか
新モデルはパラメーター数を24%減らして約1億1,800万にし、GPUの処理負荷を9月版の半分にしました。4KでのVRAM使用量は20%減り、画質は同程度とNVIDIAは説明しています。10月16日に『NBA 2K27』へ入り、fpsは最大1.4倍。今後DLSS 5に対応するゲームには、最初から新モデルが入ります。
変更点モデルが小さくなり、処理負荷は9月版の半分に
今回の更新は、DLSS 5のうち照明や質感をAIで描き足す「ニューラルレンダリング」(NVIDIAの呼び名は3D-Guided Neural Rendering)のモデルの入れ替えです。超解像やフレーム生成の更新ではありません。NVIDIAが公表した変更点は次のとおりです。
| 項目 | 10月版の新モデル(9月版との比較) |
|---|---|
| モデルの大きさ | パラメーター数が24%減り、約1億1,800万 |
| GPUの処理負荷 | 9月版の半分(モデルの処理が2倍速い) |
| VRAM使用量 | 4Kで20%減 |
| 画質 | 9月版と同程度を維持 |
| ゲームのfps | 最大1.4倍(NBA 2K27) |
| 3月の発表時との比較 | 全体で10倍速い |
3月の発表時から9月までに5倍、今回の更新でさらに2倍速くなり、合わせて10倍です。NVIDIAが9月に「今秋」と予告していたRTX 50向けのモデル更新が、10月16日の新モデルにあたります。
VRAMの20%減は、NVIDIAの文面では「4KでのVRAM使用量」です。ゲーム全体の使用量か、DLSS 5の処理が使う分か、何GB減るのかは書かれていません。1080pや1440pでどれだけ減るかも公表されていないので、VRAM 8GBのGPUで状況が変わるかは、更新後に自分の環境で確かめる必要があります。
fpsの伸び2倍速いモデルでも、fpsは最大1.4倍にとどまる
画面に1枚のフレームが出るまでの時間は、ゲーム本体の描画と、DLSS 5の処理を足したものです。DLSS 5の処理が半分になっても、ゲーム本体の描画にかかる時間は変わりません。fpsの伸びが2倍より小さくなるのはこのためです。
NVIDIAの公式動画では、RTX 5080・4K・マルチフレーム生成6倍・超解像(Performance)の条件で、9月版と新モデルを並べています。動画に映る場面では、9月版が231〜241fps、新モデルが294〜312fpsでした。伸びは約1.24〜1.32倍で、「最大1.4倍」には届いていません。画質の設定は動画に映っていません。
動画の数字は、6倍のフレーム生成を含んだ表示上のfpsです。単純に6で割ると、実際に描画しているフレームは約40fpsから約50fpsに増えた計算です。操作の遅延は描画しているフレームの速さで決まるので、表示が300fpsを超えても、操作感は50fps前後の描画に近くなります。
どれだけ伸びるかは、9月版でDLSS 5をオンにしたときにfpsがどれだけ落ちていたかで、おおよそ見当がつきます。DLSS 5の処理時間だけが半分になり、ほかの処理が変わらないと仮定すると、伸びは「2÷(1+オン時のfps÷オフ時のfps)」で計算できます。
| 9月版でDLSS 5をオンにしたときのfps | 処理が半分になったときの計算上の伸び |
|---|---|
| オフ時の8割(2割低下) | 約1.11倍 |
| オフ時の7割(3割低下) | 約1.18倍 |
| オフ時の半分 | 約1.33倍 |
| オフ時の4割(6割低下) | 約1.43倍 |
NVIDIAの「最大1.4倍」は、DLSS 5をオンにしてfpsがおよそ6割落ちていた条件にあたります。DLSS 5の負荷は出力する画素数が多いほど重くなるので、4Kで大きく落ちていた環境ほど伸び、1080pで落ち幅が小さかった環境は伸びも小さくなります。CPUが先に頭打ちになっている環境やVRAMが足りない環境では、この計算どおりにはなりません。9月版のGPU別・解像度別の落ち幅は、DLSS 5の解像度別ベンチマークで確かめられます。
対応GPU新モデルの対象はRTX 50・RTX Spark・GeForce NOW
10月16日の新モデルを使えるのは、DLSS 5のニューラルレンダリングに対応した環境だけです。同じ日に発表されたフレーム生成のPreset Cとは対象が違うので、分けて見てください。
| GPU・環境 | DLSS 5の新モデル(10月16日) | フレーム生成のPreset C(10月13日ベータ) |
|---|---|---|
| RTX 50シリーズ デスクトップ・ノート | 対象 | 対象 |
| RTX Spark搭載ノート | 対象(10月16日からDLSS 5に対応) | 対象 |
| GeForce NOW | 対象 | 発表に記載なし |
| RTX 40シリーズ | 対象外(DLSS 5自体が非対応) | 対象 |
| RTX 30・RTX 20シリーズ | 対象外 | 対象外(フレーム生成が非対応) |
NVIDIAのDLSS対応表でも、ニューラルレンダリングに対応するのはRTX 50シリーズだけです。2Kのサポートページも、『NBA 2K27』のDLSS 5はRTX 50シリーズ専用と案内しています。ゲーム自体はSteamの推奨環境がRTX 2070 8GBなので、ゲームが動くこととDLSS 5を使えることは別です。自分のGPUがどの機能に対応するかは、DLSS 5の対応GPUと有効化の手順で一覧にしています。
RTX 40シリーズへの対応は、9月の時点で「RTX 50向けの調整がより進んでから取りかかる」という順番が示されています。10月13日の発表には、RTX 40シリーズへの対応時期は書かれていません。方針の経緯はDLSS 5のRTX 40対応の公式方針で詳しく扱っています。RTX 40で非公式のツールを使う方法もありますが、動作の保証はなく、条件はRTX 20・30・40で使えるDLSSの非公式MODで確かめてください。
RTX Spark搭載ノートは、10月16日の発売日からDLSS 5に対応し、最初から新モデルで動きます。発売日に新モデルで遊べる作品として発表されているのは『NBA 2K27』で、11月5日に『ホグワーツ・レガシー』が続きます。RTX Sparkの仕様や日本での価格はNVIDIA RTX Spark(N1X)の解説にまとめています。
Preset CRTX 40で今日から試せるのはフレーム生成のPreset C
10月13日には、DLSS 5とは別に、フレーム生成を軽くする「Performance Mode」のベータ版も公開されました。NVIDIA appのフレーム生成のプリセットに「Preset C」として追加され、RTX 40シリーズ・RTX 50シリーズ・RTX Spark搭載ノートで使えます。
フレーム生成は2つのAIモデルで動いています。1つはゲームから受け取る動きの情報(モーションベクトルと深度)を使うモデル、もう1つはUIやレイトレーシングの効果の動きを計算するオプティカルフローのモデルです。Preset Cは後者を軽い計算方法に置き換え、RTX 5060ではフレーム生成が最大35%速くなります。その代わり、画質がわずかに落ちるとNVIDIAは説明しています。
使い方は次のとおりです。項目名はNVIDIAの英語の案内に合わせています。対象はフレーム生成・マルチフレーム生成・ダイナミックマルチフレーム生成に対応したゲームです。
- NVIDIA appを最新版にし、設定の「About」で「Opt in to access Beta or experimental features」(ベータ版と試験的な機能を受け取る)にチェックを入れる
- ベータ版のダウンロードが終わったら、画面の案内からインストールする
- 「Graphics」で対象のゲームを選ぶ(上部の「Global Settings」を選ぶと、対応するゲームすべてに適用される)
- 「Driver Settings」の「DLSS Override – Model Presets」を開き、「Custom」を選ぶ
- 「Frame Generation」のプルダウンで「Preset C」を選び、「Apply」を押す
Preset Cは、DLSS 5のニューラルレンダリングの代わりになる機能ではありません。RTX 40シリーズで画質の描き足しはできませんが、フレーム生成を使っているゲームのfpsを上げたいときには試す価値があります。
使い方10月16日にやることと、更新前後の比べ方
新モデルは10月16日に『NBA 2K27』へ入ります。NVIDIAの発表には、配信の方法、日本時間の時刻、新しいドライバーが必要かどうかは書かれていません。Steam版はゲームの更新を当ててから、次の手順で設定を確かめてください。
- GeForceのGame Readyドライバーを、DLSS 5に対応した616.64(9月3日・米国時間の公開)以降にする。新しいGame Readyドライバーが出ていれば、それを入れる
- ゲームのメインメニューで[Features]→[Video Settings]を開く
- [DLSS Neural Rendering]をオンにする
- 超解像(Super Resolution)、フレーム生成、NVIDIA Reflexを好みで設定する
プレイ中とリプレイ中は、キーボードのF9でDLSS 5のニューラルレンダリングを切り替えられます。9月版のDLSS 5対応ドライバー(616.64)の内容はGeForce 616.64の解説で確認できます。
どれだけ速くなったかを確かめるなら、10月16日の前に今の数字を残しておきます。同じリプレイの同じ場面で、F9でオンとオフを切り替えたfpsを記録してください。fpsはNVIDIAオーバーレイの統計表示(Alt+R)で見られます。VRAMの使用量は、タスクマネージャーの[パフォーマンス]→[GPU]にある「専用GPUメモリ」で確認できます。更新後に、同じ解像度・同じ画質設定・同じ場面で測り直せば、自分の環境での伸びが分かります。
予定RTX Remixは10月23日、ホグワーツ・レガシーは11月5日
新モデルは『NBA 2K27』のあとも、DLSS 5の対応先に順に入ります。NVIDIAが10月13日に示した予定は次のとおりです。
| 日付 | 内容 | 対象 |
|---|---|---|
| 10月13日 | フレーム生成のPreset C(ベータ版) | RTX 40・RTX 50・RTX Spark |
| 10月16日 | 『NBA 2K27』に新モデル | RTX 50・RTX Spark・GeForce NOW |
| 10月16日 | RTX Spark搭載ノートが発売、DLSS 5に対応 | RTX Spark |
| 10月23日 | RTX RemixにDLSS 5とPreset C | RTX Remixで旧作をリマスターする人 |
| 11月5日 | 『ホグワーツ・レガシー』にDLSS 5 | RTX 50・RTX Spark・GeForce NOW |
| 11月下旬 | 『風燕伝:Where Winds Meet』にDLSS 5 | 対象の記載なし |
『ホグワーツ・レガシー』は、11月5日の更新でDLSS 5のニューラルレンダリングが加わり、ほかのDLSSの機能も最新版に上がります。開発元のAvalanche Softwareが、作品の画風を保つようにDLSS 5の効き方を調整したとNVIDIAは説明しています。下の2枚は、NVIDIAが公開した同じ場面のオフとオンの比較です。


RTX Remixでは、10月23日からNVIDIA appのホーム画面かGitHubで最新版を入れ、Alt+Xで開くメニューの開発者設定からDLSS 5をオンにできます。
判断試し直す価値が大きいのは、1440p以上でDLSS 5を切っていた人
- RTX 50で『NBA 2K27』を遊んでいて、重さを理由にDLSS 5をオフにした
- 1440pや4Kで、DLSS 5をオンにするとfpsが半分近くまで落ちていた(伸びの余地が大きい)
- RTX Spark搭載ノートを買う予定で、DLSS 5を使ってみたい
- 11月5日の『ホグワーツ・レガシー』でDLSS 5を使う予定がある
- RTX 40シリーズ。DLSS 5は対象外のままなので、フレーム生成のPreset Cを試す
- RTX 5060 Ti 8GB・RTX 5060・RTX 5050で1440p以上。公表された20%減は4Kの値で、9月版では1440pでVRAM不足の警告が出ていた
- DLSS 5のためだけにRTX 50へ買い替えを考えている。更新後の第三者の計測を待ってからでも遅くない
- RTX 30・RTX 20シリーズ。DLSS 5もDLSSのフレーム生成も公式には対象外
9月版をRTX 50全機種で測った計測(Ryzen 7 9800X3D、最高設定・レイトレーシング有効)では、RTX 5060でも1080pでDLSS 5をオンにして平均60fps近くを保っていました。一方、1440pではRTX 5060 Ti 8GB・RTX 5060・RTX 5050の3機種に「Low VRAM」の警告が出ています。新モデルで4KのVRAM使用量が減っても、8GBのGPUは1080pで試すか、超解像の設定を下げてVRAMに余裕を作るのが無難です。
おすすめDLSS 5を使う前提ならVRAM 12GB以上のRTX 50
これからRTX 50を選ぶなら、DLSS 5を使う前提ではVRAM 8GBのモデルを避けたほうが安心です。9月版の計測で1440pの警告が出たのは8GBの3機種で、1440pで入力遅延まで含めて快適に遊べる目安はRTX 5070からでした。1080pが中心ならRTX 5060 Ti 16GB、1440pで使うならRTX 5070が候補です。
FAQよくある質問
まとめ2倍速いのはモデルの処理、fpsは最大1.4倍でRTX 50から
10月16日の更新で、DLSS 5のニューラルレンダリングは9月版の半分の負荷で動く新モデルになります。fpsの伸びは最大1.4倍で、公式動画のRTX 5080・4Kでは約1.3倍でした。対象はRTX 50シリーズ・RTX Spark搭載ノート・GeForce NOWで、RTX 40シリーズはまだ入っていません。
RTX 50で『NBA 2K27』を遊び、重さでDLSS 5をオフにしていた人は、10月16日に試し直す価値があります。伸びが大きいのは、9月版でfpsが大きく落ちていた1440p・4Kの環境です。更新前に同じ場面のfpsを測っておけば、自分の環境でどれだけ速くなったかがはっきりします。RTX 40シリーズの人は、DLSS 5の対応を待つあいだ、フレーム生成のPreset Cを試してください。








