デバイスマネージャーのコード19の直し方|キーボード・USB機器の構成情報エラーを確認する手順【Windows 11】

デバイスマネージャーのコード19の直し方|キーボード・USB機器の構成情報エラーを確認する手順【Windows 11】

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トラブル・設定 / デバイスマネージャーのエラー診断
デバイスマネージャーのコード19の直し方
キーボードが反応しないときは、先に入力手段を確保してから再導入へ進みます
「レジストリ内の構成情報が不完全であるか、または壊れている」というコード19は、機器の故障を示す表示ではありません。入力手段を用意し、直前の変更を控え、対象機器だけを再導入して、コードと実際の入力の両方で確かめます。
先にスクリーンキーボード対象機器だけ再導入フィルター値の一括削除はしない

出典:Microsoft公式「Windows のデバイス マネージャーのエラー コード」「Code 19 – CM_PROB_REGISTRY」「デバイス マネージャーのエラー メッセージ」「スクリーン キーボード (OSK) を使用して入力する」「Update drivers through Device Manager in Windows」「システムの復元」「Keyboard and mouse HID client drivers」

キーボードやUSB機器が突然反応せず、デバイスマネージャーで機器の名前に黄色い「!」が付き、プロパティに「レジストリ内の構成情報が不完全であるか、または壊れているためこのハードウェア デバイスを開始できません。(コード 19)」と出ている。この表示がコード19です。

Microsoftの説明では、デバイスに複数のサービスが定義されている場合に、サービスキーを開けなかったか、サービスキーからドライバー名を取得できなかったときに出るエラーです。機器の故障を示す表示ではなく、案内の中心は「対象の機器をアンインストールして、ハードウェア変更のスキャンで再インストールする」ことです。

分かれ目は、キーボードが使えなくなっているかと、直前に何を変えたかです。入力手段を先に用意し、更新の直後ならドライバーを元に戻し、それでも直らないときはシステムの復元かメーカー相談へ進みます。他のサイトにある「UpperFilters/LowerFiltersの値を消す」手順は、対象機器が違うと別の機器を巻き込むため、最初の手にはしません。

目次

意味コード19は「構成情報の読み取りに失敗した」状態

デバイスマネージャーで問題のある機器を右クリックして「プロパティ」を開くと、「全般」タブの「デバイスの状態」にエラーコードが表示されます。ここに「コード 19」と書かれていれば、以下の手順の対象です。番号が違えば、見る場所が変わります。

コードMicrosoftの分類見る場所
10開始失敗(CM_PROB_FAILED_START)ドライバーのどれかが機器の開始に失敗した。コード10の記事が対象
19レジストリの問題(CM_PROB_REGISTRY)サービスキーやドライバー名の取得に失敗した。ここで扱うのはこのコード
28インストール失敗(CM_PROB_FAILED_INSTALL)ドライバーがインストールされていない
31追加失敗機器の追加に失敗した
43開始後の失敗(CM_PROB_FAILED_POST_START)ドライバーが機器の故障をOSに報告した。USB機器のコード43の記事が対象

ドライバー開発者向けのMicrosoftの説明には、一般的な原因の一つとして、その機器のデバイスフィルター、またはその機器が属するクラスのクラスフィルターに、存在しないドライバーサービスが指定されている状態が挙がっています。この場合、機器の「問題の状態」は通常、0xc0000034(STATUS_OBJECT_NAME_NOT_FOUND)になります。ただし、これは原因の一つです。コード19が出た機器すべてが、この状態とは限りません。

入力キーボードを失っているなら、先に入力手段を確保する

キーボードがコード19で止まっていると、再導入の操作そのものができなくなります。対象機器を触る前に、次の準備をしてください。

マウスを使えるようにするデバイスマネージャーの操作は、マウスだけでも進められます。マウスも同じコード19なら、PS/2端子のものや別のUSBポートの機器など、別の経路の入力機器を用意してください。
スクリーンキーボードを開くWindows 11では「スタート」→「設定」→「アクセシビリティ」→「キーボード」で「スクリーン キーボード」をオンにします。サインイン画面では、右下のアクセシビリティボタンから開けます。タッチスクリーンは不要で、マウスでキーを選べます。
別のポート・別の機器は、切り分けに使う別のUSBポートや予備のキーボードで入力できるかは、機器が悪いのかPC側の構成が悪いのかを分ける手がかりになります。ただし、別の機器なら必ず動くとは限りません。キーボードに共通して関わる構成の問題なら、予備のキーボードも同じ状態になりえます。

Windows 11では、HIDの標準に準拠した機器や、システムが用意するドライバーで動くキーボード・マウスは、メーカー独自のドライバーを必要としません。「キーボードが動かないから、まず専用ドライバーを探す」という順番にはなりません。対象機器が何かを確かめてから、必要かどうかを決めます。

記録変更を加える前に、4つを控える

再導入や復元は、やり直しがきかない場合があります。結果の比較とメーカーへの相談に使うため、先に次の4つをメモか写真で残してください。

機器名と分類デバイスマネージャーのどの項目の下に黄色い「!」が付いているかを控えます。USBは接続方式なので、表示される分類は機器の種類で変わります。キーボードなら「キーボード」、マウスやゲームパッドなら「ヒューマン インターフェイス デバイス」、USBメモリや外付けドライブなら「ディスク ドライブ」、光学ドライブなら「DVD/CD-ROM ドライブ」の下に出ることがあります。
エラー全文機器を右クリックして「プロパティ」→「全般」の「デバイスの状態」を、末尾のコードまで写真に撮ります。
問題の状態同じプロパティの「詳細」タブで、プロパティ欄から「問題の状態」を選ぶと値を見られます。0xc0000034なら上の説明に当てはまる可能性があり、0なら追加情報は無いという意味です。
ドライバーの提供元と版「ドライバー」タブの提供元・日付・バージョンを控えます。元に戻した結果を比べるときの基準になります。

判断いつ・何の後に出たかで、最初の一手を決める

コード19が出始めた時期の前後で、変えたものがなかったかを思い出してください。直前の変更が分かれば、再導入より先に戻せる手が見つかります。

直前の変更先に疑う場所最初の一手
Windows Updateやドライバーの更新の直後新しく入ったドライバーの版「ドライバー」タブの「ドライバーを元に戻す」。ボタンが押せなければ戻せる版が無い
キーボード・マウスの設定ソフトやRGB制御ソフトを入れた、または消した直後そのソフトが機器に追加した構成機器メーカー公式の最新版を入れ直し、コードと入力を確かめる
新しい機器をつないだ直後その機器の構成情報その機器を外し、他の入力機器でコードが消えるかを見る。つなぎ直しは別のポートで
きっかけが思い当たらない対象機器1台の構成次の節の「アンインストール→ハードウェア変更のスキャン」
複数の機器に同時に出ている機器をまとめて扱う構成1台ずつの再導入を繰り返さず、システムの復元かメーカー相談を検討する

「ドライバーを元に戻す」は管理者権限が必要です。Microsoftは、Windows Updateのあとに起きた問題では、以前のドライバーに戻すと直ることが多いと案内しています。設定ソフトの行は、Microsoftが挙げた手順ではなく、時期から候補を絞るための整理です。当てはまる変更が無ければ、次へ進んでください。

手順対象機器を再導入する

Microsoftが案内する基本の手順です。対象はコード19が出ている機器1台だけで、他の機器や分類は触りません。

  1. 「スタート」から「デバイス マネージャー」を検索して開きます。
  2. コード19が出ている機器をダブルクリックし、「全般」タブの「デバイスの状態」にコード19と書かれていることを、前の節の記録と照合します。
  3. 機器を右クリックして「アンインストール」を選びます。Microsoftの手順は「アンインストール」だけです。ドライバーソフトウェアの削除を選ぶ項目が表示されても、最初はチェックを入れないでください。
  4. メニューバーの「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」を選び、ドライバーを再インストールします。
  5. ドライバーのパスを求められたら、ハードウェアベンダーのWebサイトから最新のドライバーを入手して指定します。
  6. PCを再起動します。
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キーボードがその機器なら、スクリーンキーボードを開いたまま作業する

アンインストールで入力機器が一時的に消えます。スクリーンキーボードとマウスが使える状態になってから、手順3に進んでください。

確認コードと実際の入力を、別々に確かめる

コードの表示が消えても、実際に入力できるとは限りません。逆に、入力できていてもコードが残ることもあります。再起動のあとに、次の2つを別々に見てください。

確認見る場所合格の目安
コードの表示機器のプロパティ→「全般」→「デバイスの状態」「このデバイスは正常に動作しています。」と表示され、コード19が消えている
実際の動作キーボードはメモ帳などに入力。マウス・ゲームパッドは操作、USBメモリ・外付けドライブはエクスプローラーでの表示と読み出し機器本来の働きが戻っている。キーボードなら英数字・Enter・方向キー・機器固有のキーまで入力できる
再現性完全なシャットダウン後の起動再起動と、シャットダウンからの起動の両方で、コードが戻らない

片方でも合格しないときは、同じ手順を繰り返さずに次の節へ進んでください。再導入を繰り返しても、構成の根本が変わらなければ結果は同じです。

復元改善しないときは、システムの復元を検討する

MicrosoftのエラーコードのページとLearnには、レジストリの最新の正常な構成にロールバックする案内もあります。Windows 11では、該当する操作として「システムの復元」が用意されています。復元ポイントを選ぶと、システムファイル、レジストリ設定、インストール済みのプログラムが、その時点の状態に戻ります。個人用ファイルには影響しません。

開き方Windows+Rキーで「rstrui.exe」と入力してEnterキーを押すか、コントロールパネルの「回復」から「システムの復元を開く」を選びます。
選ぶ復元ポイントコード19が出る前の日時のものを選びます。見当たらないときは「他の復元ポイントを表示する」にチェックを入れ、「影響を受けるプログラムのスキャン」で、消えるソフトを確認してから進めます。
Windowsが起動しないときWindows回復環境の「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムの復元」から実行できます。暗号化しているPCでは、BitLockerの回復キーが必要です。

復元ポイントの後に入れたソフトやドライバーは、元に戻ります。必要なソフトは、復元後に入れ直してください。古いWindows向けの記事にある「前回正常起動時の構成」の操作は、Windows 11の手順として案内しません。

注意UpperFilters・LowerFiltersの一括削除は、最初の手にしない

コード19の対処としてインターネット上に出てくる、レジストリのUpperFiltersやLowerFiltersの値を削除する手順は勧めません。理由は3つあります。

対象機器が違うと、別の機器を巻き込むフィルターの値は機器のクラスごとに分かれています。他の機器向けの手順のキーをそのまま使うと、関係のない機器の構成を変えます。
フィルターは、正規の構成でも使われるMicrosoftのキーボード向けサンプルでは、上位のフィルタードライバーを使う構成が説明されています。入っていること自体は異常ではありません。存在しないサービスを指している状態は、コード19の原因の一つです。
消した結果を確かめにくいキーボードを失った状態でレジストリを編集すると、元の値も分からなくなります。機器別の指示が無いままの一括削除は、復旧の見通しを悪くします。

メーカーやサポート窓口から「このキーのこの値を確認してください」と、対象機器とキー名を指定されたときだけ、書き出し(エクスポート)でバックアップを取ってから進めてください。

相談メーカーやサポートに伝える情報

再導入と復元でも直らない場合や、複数の機器に出ている場合は、メーカーのサポートかPCの販売元に相談します。機器の交換を決めるのは、別のPCで同じ機器が動くかを確かめたあとです。別のPCで動くなら、機器ではなくPC側の構成を疑います。

伝える情報どこで分かるかなぜ必要か
PCと機器の型番PCの底面や機器のラベル、設定の「システム」対応するドライバーと既知の不具合を絞り込める
WindowsのバージョンWindows+Rキーで「winver」更新との関係を確かめられる
エラー全文と問題の状態プロパティの「全般」「詳細」コード19の中身を伝えられる
ドライバーの提供元と版プロパティの「ドライバー」標準ドライバーかメーカー製かが分かる
発生日時と直前の変更自分の記録、設定の「Windows Update」の更新履歴原因の時期を絞れる
試したことと結果手元のメモ・写真同じ案内の繰り返しを避けられる

この一覧は、問い合わせで状況を伝えやすくするための整理です。メーカーごとに提出を求める項目は異なるため、案内があればそちらに従ってください。USB機器が切れたり認識されなかったりする別の症状は、USB機器の診断チャートから探せます。

Q&Aよくある質問

コード19が出たら、キーボードは壊れていますか
壊れているとは限りません。コード19は構成情報の読み取りに失敗した状態で、故障の診断ではありません。別のPCで同じキーボードが動くかを確かめると、機器とPC側を分けられます。
キーボードがまったく使えず、デバイスマネージャーも開けません
マウスでスタートを開き、「設定」→「アクセシビリティ」→「キーボード」でスクリーンキーボードをオンにします。サインイン画面なら、右下のアクセシビリティボタンから開けます。
アンインストールしたら、機器が消えたままです
デバイスマネージャーのメニューバーで「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」を選んでください。それでも出ないときは、機器を別のUSBポートにつなぎ直して、もう一度スキャンします。
再起動すると消えますが、また出ます
再導入が反映されていないか、原因が残っている可能性があります。シャットダウンからの起動でも同じかを確かめ、直前の変更が分かれば元に戻してください。解決とは限りません。
ドライバーの自動更新ソフトで直せますか
勧めません。Microsoftは、必要なドライバーはハードウェアメーカーのサイトから入手するよう案内しています。更新の直後に出たなら、先にドライバーを元に戻す手を使ってください。

まとめまとめ|コード19は、入力手段を確保してから、対象機器1台だけ再導入する

コード19は、レジストリ内の構成情報が不完全または壊れているときの表示で、機器の故障を示すものではありません。スクリーンキーボードで入力手段を確保し、機器名・エラー全文・問題の状態・ドライバーの版を控えてから、対象機器だけをアンインストールしてハードウェア変更のスキャンで再導入します。

更新の直後ならドライバーを元に戻し、結果はコードの表示と実際の入力の両方で確かめます。直らなければシステムの復元かメーカー相談へ進み、UpperFilters・LowerFiltersの一括削除は最初の手にしないでください。

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