ゲーム中だけ音がプチプチ・途切れる原因と直し方|USB DAC・オーディオインターフェースのバッファ設定を解説【2026年版】

ゲーム中だけ音がプチプチ・途切れる原因と直し方|USB DAC・オーディオインターフェースのバッファ設定を解説【2026年版】

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音声トラブル / USB DAC・オーディオインターフェース
ゲーム中だけ音がプチプチ・途切れる原因と直し方
USB DAC・オーディオインターフェースのバッファ設定を中心に確認する
YouTubeや音楽再生では問題ないのに、ゲームを起動した時だけ音がプチプチ鳴る、数秒おきに途切れる場合、機器の故障より先に確認したいポイントがあります。USBの接続経路、バッファサイズ、サンプルレート、Windowsの排他モードや空間オーディオ設定まで、Focusrite・Microsoftの公式情報にもとづいて順番に切り分けます。
バッファサイズを512→1024へ引き上げ排他モード・空間オーディオも確認買い替え前に25項目で切り分け

YouTubeや音楽を再生している時は問題ないのに、PCゲームを起動すると音がプチプチ鳴る、数秒おきに途切れる、ノイズが混じることがあります。USB DACやオーディオインターフェースを使っていると機器の故障を疑いたくなりますが、実際にはゲーム中のCPU・GPU負荷、オーディオバッファの供給遅れ、USB通信、ドライバー処理の遅延が原因になっている場合があります。

デジタルオーディオは一定時間ごとに音声データをバッファへ届け続ける必要があり、Windowsやデバイスドライバーの処理でこの受け渡しが間に合わなくなると、音切れやクリック音、ポップノイズとして聞こえます。USB接続を直結に変える、バッファサイズを引き上げる、サンプルレートを揃えるといった基本の確認だけで直るケースは少なくありません。

この記事では、症状のパターンから原因を絞り込む表を先に示したうえで、USB接続の見直しからWindowsの音声設定、電源管理、DPCレイテンシの調べ方まで、Focusrite・Microsoft・Resplendenceの公式情報にもとづいて優先順位の高い順に確認していきます。買い替えを検討する前に、まず「USB DACを買い替える前に確認すること」で全体像を確認するのもおすすめです。

まず疑うべきは故障ではなくバッファ供給の遅れゲーム中はCPU・GPU・USB通信の負荷が同時に高まりやすく、オーディオデータをハードウェアへ届けるバッファ供給が間に合わなくなることで、プチプチという音切れが発生します。
症状のパターンで原因の見当がつく重い場面だけ鳴るのか、一定間隔で途切れるのか、Discord通話後だけ発生するのかによって、疑うべき原因はある程度絞り込めます。
最初に試すのはUSB直結とバッファサイズの引き上げUSBハブやドッキングステーションを避けてPCへ直結し、バッファサイズを512または1024サンプルへ引き上げるだけで改善する場合があります。
「ブーン」という連続音は今回の対象外アナログ・電源系のノイズと、デジタル音声のプチプチ・途切れは別の現象です。この記事では後者を切り分けます。

仕組みゲーム中だけ音が途切れるのはなぜか

デジタルオーディオは、一定時間ごとに音声データをオーディオバッファへ届け続けなければ音として鳴りません。Windowsはリアルタイム専用のOSではないため、CPUやGPUの負荷が高まっている間、割り込み処理(ISR)や遅延プロシージャ呼び出し(DPC)が優先的に実行され、オーディオアプリケーションの処理が一時的に待たされることがあります。この待ち時間がバッファの供給期限を超えると、プチプチという音切れやドロップアウトとして聞こえます。

ゲーム中は、CPU・GPUの描画負荷に加えて、USBの入出力、ネットワーク通信、Discordなどの常駐アプリが同時に動きます。音楽再生だけの時は発生しない負荷の重なりが、ゲーム起動時だけバッファ供給を遅らせている可能性があります。

切り分け症状から原因を絞り込む

プチプチ音がどのタイミングで起こるかによって、疑うべき原因はある程度絞り込めます。まずは自分の症状が下の表のどれに近いか確認してください。

発生する状況疑う原因
重い場面やロード中だけ鳴るCPU負荷、GPUドライバー、ストレージ処理
Discord通話開始後に発生するサンプルレート不一致、排他モード、入出力デバイスの相違
数秒おきに一定間隔で途切れるUSB省電力、接続の不安定さ、ドライバー
マウス操作やネット通信時に鳴るDPCレイテンシ、USB・ネットワークドライバー
ゲームを終了しても続くオーディオドライバー、USB接続、Windowsの音声サービス
ヘッドホンだけで発生する端子、ケーブル、音量設定、DAC出力側
スピーカーだけで発生する電源、接続ケーブル、グラウンドノイズ
ADATやS/PDIF使用時に鳴るクロック同期、サンプルレートの不一致
「ブーン」と鳴る連続音は今回のスコープ外

「ブーン」「ジー」という連続音は、アース不良やグラウンドループなど、アナログ・電源系のノイズであることが多く、この記事で扱うデジタル音切れとは原因が異なります。「プツッ」「パチッ」という瞬間的な音や、短い無音が繰り返される症状がここで扱うデジタル音切れです。まずどちらのタイプかを聞き分けてください。

診断まずゲーム以外でも音が途切れるか確認する

最初に、ゲームを閉じた状態で音楽やYouTube動画を再生し、同じ症状が出るか確認してください。ゲーム以外でも途切れる場合は、ゲーム側ではなくPCの音声処理やUSB接続そのものに原因がある可能性が高くなります。Microsoft公式サポート「Windowsで音声が歪む・プチプチ鳴る場合の対処」でも、まず音声デバイス設定を確認したうえで、拡張機能やデフォルト形式、ドライバーの見直しを段階的に案内しています。

Windows 11では、タスクバーの音量アイコンから「音量ミキサー」を開くと、ゲームやDiscordなど、アプリごとにどの出力デバイスへ音を送っているか確認できます。ゲームだけ意図しない出力デバイスへ送られていないかもあわせてチェックしてください。

接続USB DACをPCへ直接接続する

USBハブ、ドッキングステーション、モニター内蔵USBハブを経由している場合は、いったんそれらを外し、USB DACやオーディオインターフェースをPC本体のUSB端子へ直接接続してください。Focusrite公式サポート「USBオーディオインターフェースのトラブルシューティング」でも、USBハブや変換アダプターを使わずPCへ直結すること、複数のUSBポートを試してパフォーマンスの違いを確認することを案内しています。

キャプチャーボードや外付けSSDなど、データ転送量の多いUSB機器と同じUSBハブやコントローラーを共有していると、その負荷がオーディオ処理へ影響することもあります。ゲーム中に他のUSB機器の使用を減らして変化を見るのも有効です。

ケーブルUSBケーブルを交換して確認する

USBケーブルの劣化や規格不一致も、音切れの原因になります。Focusrite公式サポート「USBオーディオインターフェースのトラブルシューティング」は、製品に付属したケーブルか、それと同等の規格を満たすケーブルを使うよう案内しています。Type-Cはあくまで端子の形状であり、それ自体が通信速度や品質を保証するものではありません。安価な充電専用ケーブルをデータ転送にも使っていないか確認してください。

バッファバッファサイズを512または1024へ上げる

USB DACやオーディオインターフェースの専用コントロールソフト(Focusrite ControlやDevice Settings画面など)には、バッファサイズを調整する項目があります。Focusrite公式サポート「Windowsでの音声の乱れに関するトラブルシューティング」によると、バッファサイズを小さくするとレイテンシ(遅延)は減る一方で音切れが起きやすくなり、大きくすると遅延は増えるものの安定性が高まるとされています。

音切れが出ている場合は、まず512サンプルへ引き上げ、それでも改善しなければ1024サンプルまで上げて確認してください。ゲームの効果音やボイスチャットで遅延を感じるほどではない範囲なら、多少バッファを大きくしても実用上の支障は小さく済みます。

サンプルレートWindowsと専用ソフトのサンプルレートを合わせる

Windows側の再生デバイス設定と、USB DACやオーディオインターフェースの専用ソフト側で、サンプルレートが食い違っていると、変換処理の負荷が増えて音切れにつながることがあります。Windowsのサウンド設定から出力デバイスの「詳細設定」を開き、デフォルト形式のサンプルレートを確認してください。Microsoft公式サポート「Windowsで音声が歪む・プチプチ鳴る場合の対処」は、この項目で別のサンプルレートを選び直すことを、音の歪みへの対処のひとつとして案内しています。

USB DAC側の専用ソフトで設定できるサンプルレートも、Windows側と同じ値に揃えてください。48kHzを基準として、Windows側と専用ソフト側を一致させておくのが分かりやすい進め方です。

拡張機能Windowsのオーディオ拡張機能をオフにする

Windows 11の「設定」から「システム」「サウンド」を開き、対象の出力デバイスを選択すると「オーディオ拡張機能」という項目があります。Microsoft公式サポート「Windowsで音声が歪む・プチプチ鳴る場合の対処」は、この拡張機能をオフにすることを、音声の歪み・プチプチ音への対処法として案内しています。Windowsが音声に追加処理をかけている場合、その処理自体が負荷源になっていることがあります。

空間音響Windows Sonic・Dolby Atmos・DTSを一時的にオフにする

Windows Sonic、Dolby Atmos、DTSといった空間オーディオ機能も、音声に追加の処理をかけています。設定は「システム」「サウンド」の出力デバイスのプロパティ、または画面右下の音量アイコンから確認できます。空間オーディオの項目を一度「オフ」に切り替え、症状が変わるか確認してください。ゲームの立体音響機能とWindows側の空間オーディオが二重にかかっている状態は、処理の重複を招きやすくなります。

排他モード排他モードを無効にして確認する

コントロールパネルの「サウンド」から対象の再生デバイスのプロパティを開き、「詳細」タブにある「アプリケーションがこのデバイスを排他的に制御できるようにする」のチェックを外して確認してください。排他モードが有効なアプリと、Windows側の音声処理が競合すると、他のアプリの音が途切れたり、切り替え時にノイズが出たりすることがあります。Microsoft公式サポート「Windowsで音声が歪む・プチプチ鳴る場合の対処」が案内するデフォルト形式の見直しとあわせて確認すると、原因の切り分けがしやすくなります。

DiscordDiscordとゲームの入出力デバイスを統一する

Discordの通話開始後だけ音切れが発生する場合は、Discordの音声設定とゲーム側の出力デバイスが食い違っていないか確認してください。Discordの「音声・ビデオ」設定で入力・出力デバイスを、ゲームやWindows既定の出力デバイスと同じものに揃えると、デバイス切り替えに伴う処理を減らせます。Discordのオーバーレイや通知音の設定を見直したい場合は、Discordを軽くする設定ガイドもあわせて確認してください。

出力先使用していないHDMI・DisplayPort音声を確認する

モニターやテレビをHDMI・DisplayPortで接続していると、映像用ケーブル経由の音声出力デバイスがWindowsに複数登録されている場合があります。コントロールパネルの「サウンド」で「再生」タブを開き、使用していない出力デバイスが既定として選ばれていないか、無効になっているデバイスが余計な処理をしていないか確認してください。使っていない出力デバイスは無効化しておくと、意図しない切り替えを防げます。

サスペンドUSBセレクティブサスペンドを無効にする

Windowsには、使われていないUSBポートを個別に低電力状態へ移行させる「USBセレクティブサスペンド」があります。Focusrite公式サポート「Optimising Windows for audio」は、オーディオ用のカスタム電源プランを作成し、その中でUSBセレクティブサスペンドを無効化するよう案内しています。コントロールパネルの「電源オプション」から「プラン設定の変更」「詳細な電源設定の変更」を開き、「USB設定」「USBのセレクティブサスペンドの設定」を「無効」にしてください。

PC全体で恒久的に無効化することは推奨されていない

USBセレクティブサスペンドは既定で有効になっており、Microsoft Learn公式「USB 個別の一時停止」も、通常この機能を無効にしないよう案内しています。音切れの原因を調べる目的で一時的に無効化し、改善しなければ有効へ戻してください。

デバイス電源デバイスマネージャーのUSB省電力を無効にする

デバイスマネージャーを開き、「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」から使用中のUSB DAC・オーディオインターフェースが接続されている「USB Root Hub」を右クリックして「プロパティ」を開いてください。「電源の管理」タブで「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外し、再起動して症状が変わるか確認します。Focusrite公式サポート「Optimising Windows for audio」も、この項目を確認する手順を案内しています。

電源モード電源モードをパフォーマンス優先へ変更する

Windowsの電源プランが「省電力」寄りに設定されていると、CPUのクロックが動的に変動し、オーディオ処理のタイミングに影響することがあります。コントロールパネルの「電源オプション」で「高パフォーマンス」、またはWindows 11の「設定」「システム」「電源とバッテリー」「電源モード」で「最も高いパフォーマンス」を選んでください。Focusrite公式サポート「Optimising Windows for audio」も、オーディオ用に高パフォーマンス系の電源プランを作成することを推奨しています。

音声ドライバーオーディオドライバーとファームウェアを更新する

デバイスマネージャーで対象のオーディオデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を実行してください。Microsoft公式サポート「Windowsで音声が歪む・プチプチ鳴る場合の対処」も、ドライバーの更新・再インストールを対処法のひとつとして案内しています。あわせて、USB DAC・オーディオインターフェースのメーカー公式サポートページから、専用ソフトとファームウェアが最新か確認してください。非公式の配布サイトは使わず、メーカー公式ページからのみ入手します。

周辺ドライバーチップセット・GPU・LANドライバーも確認する

オーディオドライバー単体に問題がなくても、マザーボードのチップセットドライバー、GPUドライバー、ネットワーク(LAN・Wi-Fi)ドライバーが古いと、USB制御やDPC処理の効率が落ち、間接的に音切れへつながることがあります。各メーカーの公式サポートページから、最新のチップセットドライバーとGPUドライバーを確認してください。GPUドライバーをクリーンな状態から入れ直したい場合は、ゲーム中にマウスやキーボードのUSB接続が切れる原因で紹介しているチップセット確認の考え方も参考になります。

DPCLatencyMonでDPCレイテンシを調べる

ここまでの設定変更で改善しない場合は、原因を数値で確認します。Resplendence公式「LatencyMon」は、Windowsがリアルタイムオーディオ処理に適しているかを検査するツールで、DPCとISR(割り込みサービスルーチン)の実行時間を計測し、オーディオバッファの供給が遅れている原因を特定する手がかりを示します。ゲームを実際にプレイしながら計測し、実行後のレポートでどのドライバーが長い処理時間を占めているか確認してください。

該当するドライバーが特定できたら、そのドライバーの提供元(チップセット、無線LAN、USB機器など)の公式サイトで最新版が出ていないか確認します。

無線Wi-FiとBluetoothを一時的に無効にする

内蔵Wi-Fiアダプターやオンボードの無線通信は、通信が発生するたびにCPU処理を必要とします。PreSonus公式サポート「Optimizing Your Computer for Audio – Windows 11」は、無線ネットワークカードがオン状態のまま定期的にデータの送受信を行い、そのたびに発生する処理負荷がDAWアプリケーションで聞こえるほどのプチプチ・クリック音の原因になり得るとして、オーディオ作業中はワイヤレスカードを無効にすることを案内しています。デバイスマネージャーやWindowsの設定から、Wi-FiとBluetoothを一時的にオフにして症状が変わるか確認してください。

常駐オーバーレイと録画ソフトを停止する

Steam、Discord、NVIDIA App、AMD Software、録画・配信ソフトのオーバーレイ機能は、ゲーム中に常時映像・音声を監視しています。これらを一時的に無効化またはアプリごと終了し、症状が変わるか確認してください。複数のオーバーレイを同時に有効にしていると、処理の競合が起きやすくなります。

ゲーム設定ゲーム内のオーディオ設定を初期化する

ゲーム側の音声設定で、出力デバイスを手動指定していたり、サンプルレートやチャンネル数を独自に設定していたりする場合は、いったん初期設定へ戻して確認してください。ゲームによっては、Windows既定のデバイス・設定と異なる値を指定していることが、変換処理の負荷を増やす原因になっている場合があります。

整合性ゲームファイルの整合性を確認する

特定のゲームだけで音切れが発生し、他のゲームやアプリでは起きない場合は、そのゲーム自体のファイル破損やインストール不備も候補になります。Steamであればライブラリからゲームのプロパティを開き、「ローカルファイル」からゲームファイルの整合性を確認する機能を実行してください。

サービスWindows Audioサービスを再起動する

「Windows」キー+「R」で「services.msc」を開き、「Windows Audio」と「Windows Audio Endpoint Builder」を右クリックして「再起動」を実行してください。Microsoft公式サポート「Windowsで音声が歪む・プチプチ鳴る場合の対処」も、この2つのサービスを再起動する手順を対処法として案内しています。再起動後、一度音が完全に切れてから再度鳴り始めるのは正常な動作です。

デジタル入力ADAT・S/PDIF接続ではクロックソースを確認する

外部プリアンプやマイクプリをADATやS/PDIFで接続している場合は、USBの問題とは別に、デジタル機器同士のクロック同期(サンプルレートの基準)が合っているかを確認してください。Focusrite公式サポート「Sync/Clock Sourceの設定について」は、2台のデジタル機器を正しく同期させるには、片方をクロックの基準(インターナル)、もう片方をそれに追従する側(ADATやS/PDIFなど)に設定し、双方のサンプルレートを一致させる必要があると案内しています。サンプルレートが食い違っている場合、無音になるか、最悪の場合はデジタルのクリック音や歪みが発生するとされています。

切り分け別のPCでUSB DACを確認する

ここまでの手順で改善しない場合は、同じUSB DAC・オーディオインターフェースをノートPCなど別のPCへ接続し、同じ症状が出るか確認してください。Focusrite公式サポート「USBオーディオインターフェースのトラブルシューティング」も、別のコンピューターでの動作確認を切り分けの手順として案内しています。別PCでも同じ症状が出る場合は機器本体、別PCでは正常に動く場合は元のPC側の設定や負荷に原因がある可能性が高くなります。

判断USB DACを買い替える前に確認すること

買い替えを検討してよい状況
  • 別のPCへ接続しても同じ症状が再現する
  • USB直結・バッファ引き上げ・ドライバー更新をすべて試しても改善しない
  • 電源を入れ直しても数分でプツプツというノイズが再発する(音切れではなく明確な故障音)
  • 製品のサポート対象OS・USB規格がすでに古く、メーカーの更新提供が終了している
i
買い替えより先に確認したいこと
  • USBハブやドッキングステーション経由で使っていないか(直結を試したか)
  • バッファサイズを512・1024へ引き上げて確認したか
  • USBセレクティブサスペンドやUSB省電力設定を一時的に無効化して確認したか
  • LatencyMonでDPCレイテンシの原因ドライバーを特定できたか

FAQよくある質問

バッファサイズはいくつがおすすめですか
まず512サンプルを試し、それでも音切れが続くなら1024サンプルへ上げてください。バッファサイズを大きくするほど安定性は増しますが、ボイスチャットや効果音の遅延もわずかに増えます。ゲームプレイに支障のない範囲で、症状が改善する最小のサイズを探すのが目安です。
24bit・48kHzにすれば直りますか
設定を変えただけで必ず直るとは限りません。ただし、Windows側と専用ソフト側でサンプルレートが食い違っている場合は、48kHzなど同じ値に揃えることで変換処理の負荷が減り、改善する可能性があります。まずは両者が一致しているか確認してください。
USB 2.0端子では音切れしますか
USB 2.0で安定して動作するUSB DACやオーディオインターフェースは数多くあります。むしろUSB 3.x端子や周辺のUSB 3.x機器から発生するノイズの影響を受けにくい場合もあります。手元の端子を切り替えて症状が変わるか確認してみてください。
音切れと同時にマウスやキーボードも切れます
USB DAC単体の問題ではなく、USB全体の電力・制御に原因がある可能性が高くなります。USBハブの電力不足、USB Root Hubの不具合、チップセットドライバーの古さなどが疑われます。詳しい切り分け手順はゲーム中にマウスやキーボードのUSB接続が切れる原因で解説しています。
LatencyMonで赤く表示されたら故障ですか
故障の証拠ではなく、どのドライバーがDPC処理を長く占有しているかを示す手がかりです。レポートに表示されたドライバー名を確認し、そのドライバーの提供元(チップセット、無線LAN、USB機器メーカーなど)が最新版を出していないか確認してください。
オンボード音源に切り替えれば直りますか
直るかどうかより、原因の切り分けに使えます。オンボード音源に切り替えて症状が消えた場合は、USB経路やUSB DAC側の設定に原因がある可能性が高く、切り替えても症状が続く場合はWindowsやゲーム側の設定、DPCレイテンシなど、より広い範囲を疑う必要があります。
ゲーム中にGPU使用率が100%になると音が途切れますか
GPU使用率そのものが直接の原因になるわけではありませんが、無関係とも言い切れません。GPUドライバーの処理やフレーム生成などの負荷が高まると、間接的にDPCレイテンシへ影響することがあります。GPUドライバーが最新か確認し、LatencyMonで実際の負荷源を調べてみてください。
電源ノイズとデジタル音切れはどう見分けますか
「ブーン」「ジー」という連続音は、アース不良やグラウンドループなどアナログ・電源系のノイズであることが多いです。一方、「プツッ」「パチッ」という瞬間的な音や、短い無音が繰り返される症状は、バッファ供給の遅れによるデジタル音切れです。この記事で扱っているのは後者で、前者は接続系統やケーブルのアース、電源環境の見直しが必要になります。
結論

ゲーム中だけ音がプチプチ鳴る、途切れるという症状は、USB DACやオーディオインターフェースの故障と決めつける前に確認できることが数多くあります。USBハブを避けて直結する、バッファサイズを512または1024へ引き上げる、Windowsのサンプルレートを専用ソフト側と揃えるといった基本の見直しだけで改善するケースは少なくありません。

それでも直らない場合は、USBセレクティブサスペンドやUSB省電力設定の一時的な無効化、オーディオドライバーとチップセットドライバーの更新、LatencyMonによるDPCレイテンシの調査まで、優先順位の高い順に進めてください。別のPCでも同じ症状が再現するかを最後に確認すれば、機器本体の故障なのか、PC側の設定や負荷が原因なのかを無駄なく切り分けられます。

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