Thermal Grizzly DeltaMate CPU Block MPIIは買いか|82,280円、簡易水冷との違いと構築費・ソケット
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82,280円は水冷ブロック単体の価格
Thermal GrizzlyのDeltaMate CPU Block – MPII Intel 1851は、国内販売店で税込82,280円のCPU水冷ブロックです。簡易水冷一式のように見えても、ポンプやラジエーターを含む完成品ではありません。
すでにカスタム水冷を組み、ガラス窓の外観やブロックの作り込みに予算をかけたい人には候補になります。ゲームのフレームレート改善だけを狙って、空冷・簡易水冷から移行する優先度は低めです。
海外の高負荷試験では360mm簡易水冷を下回るCPU温度が出ていますが、DeltaMate側は360+240mmのラジエーター構成です。温度差をブロック単体の効果と考えず、ループ全体の費用と設置スペースで選ぶ必要があります。

目次
価格国内82,280円で販売、LGA1700にも対応
オリオスペックの販売表示は税込82,280円、型番はTG-DM-CPU-002です。価格の確認日は2026年10月27日で、メーカー希望小売価格ではありません。フィッティングは別売です。
LGA1851向けに最適化されたIntel版ですが、LGA1700との互換性もあります。AMD AM5版とは別製品なので、購入時は製品名だけでなく型番を照合してください。
| 国内販売価格 | 税込82,280円(2026年10月27日確認) |
| 型番・対応 | TG-DM-CPU-002/Intel LGA1851・LGA1700 |
| 接続 | G1/4メス、ねじ深さ6mm/フィッティング別売 |
| 素材 | ニッケルめっき銅・真鍮、ホウケイ酸ガラス、アルミ製カバーなど |
| 照明 | 3ピン5V ARGB |
| 主な同梱品 | バックプレート、取付キット、Duronaut 6g、六角レンチなど |
0.2mmフィンとガラス窓が特徴
CPUタイル上の40枚のフィンは、フィン幅と溝幅がそれぞれ0.2mm。上下の領域には幅0.3mmのフィンを計30枚配置しています。これは冷却面の構造を表す寸法で、0.2mmという数字だけでCPU温度やゲーム性能を比較することはできません。
ホウケイ酸ガラスの窓から内部を見せる構造で、アルミ製カバーは磁石式です。ニッケルめっき銅の冷却プレートとニッケルめっき真鍮のハウジングを使い、外観と素材にも費用をかけた製品です。
比較簡易水冷より冷えるか、海外実測の15℃差の読み方
Core Ultra 9 285Kの比較試験では、DeltaMateを使ったループがCorsair H150i Elite RGBより低い温度になっています。ただし、これは同じ放熱器でブロックだけを交換した試験ではありません。
| CPU・負荷 | Core Ultra 9 285K/Cinebench 2026/PL1・PL2 250W |
| DeltaMate側 | Corsair XD5+360mm・240mmラジエーター |
| 比較側 | Corsair H150i Elite RGB/360mmラジエーター |
| 最大回転時CPU温度 | DeltaMateループ66℃/H150i 82℃ |
| 室温補正後の差 | 15℃。ラジエーター構成が異なるシステム同士の差 |
海外レビューの試験では、PL1・PL2を250Wに設定し、Cinebench 2026を20分実行、最後の5分間のコア最高温度の平均を採用しています。最大回転時のCPU温度は66℃対82℃で、室温差を補正した差が15℃です。
15℃はループ全体の比較結果で、DeltaMateへのブロック交換だけで15℃下がるという意味ではありません。CPUと冷却液の温度差は41℃対44.9℃ですが、流量などの条件もそろえたブロック単体の優劣には置き換えられません。
空冷やゲーム中の性能差は別に考える
この試験はCPUの連続高負荷を対象としており、ゲーム中のFPS比較ではありません。空冷との同条件比較も含まれません。現状のゲーム中に温度制限でクロックが落ちていないなら、冷却器交換だけを理由に大きなFPS向上を期待して8万円超を払う判断は勧めにくくなります。
一式で導入する比較候補にはARCTIC Liquid Freezer III Pro 360があります。LGA1851・LGA1700に対応し、ラジエーター、ポンプ、ファンを備えた簡易水冷です。DeltaMateと同条件の性能比較値ではなく、追加ループを構築するかどうかの選択肢になります。Liquid Freezer III Pro 360の購入先
費用既存ループ交換と新規構築では総額が変わる
既存ループに組み込めるなら、本体82,280円に冷却液や必要な継手・チューブの交換費を加えて見積もります。G1/4のねじ規格が同じでも、ねじ込み長、配管経路、周辺部品との干渉の確認は必要です。
新規構築では、ポンプ、リザーバー、ラジエーター、ファン、チューブ、フィッティング、冷却液をそろえます。ポンプとリザーバーは一体型を選べます。ケース内に放熱器だけでなくポンプや配管の場所も確保してください。
| 既存ループを流用 | 82,280円+冷却液・交換部材。既存部品が適合する場合 |
| XH505iで新規構築 | 98,280円+別途工具等。付属XC7ブロックを使用 |
| XH505i+DeltaMate | 180,560円+別途工具等。付属XC7が余る参考例、最安構成ではない |
2026年10月27日のオリオスペック表示では、CORSAIR XH505i(CX-9070018-WW)は税込98,280円の取り寄せ品です。これとDeltaMateを両方買う単純合計は180,560円。XH505iにはXC7 CPUブロックが含まれるため、DeltaMateを使うとそのブロックが余ります。最安の組み方ではなく、部品一式からそろえる購入予算の参考例です。
この金額には送料、ケース、ヒートガン、別途必要になる漏れ試験器や追加部材を含みません。キットには360mmラジエーター、ポンプ一体型リザーバー、ファン3基、継手、硬質チューブ、冷却液、曲げ加工用工具などが含まれます。DeltaMateへの置き換え時は継手のねじ込み長や配管を個別に確認する必要があり、組み合わせの動作保証を示す金額ではありません。
メーカーは冷却液がアルミに触れる部品との併用を禁止しています。外装のアルミ製カバーと、水路がアルミのラジエーターは別の話です。水路素材と冷却液の適合を確認し、組み立て後は取扱手順に従って漏れ試験を行ってください。
互換性LGA1851の将来性とブロックの取り付け互換は別問題
対応ソケットはLGA1851とLGA1700です。次のCPUソケットへ持ち越すことを前提に、長期の冷却費として本体代を割り振るのは避けたいところです。
一方、CPUソケットが変わるだけで、必ず水冷ブロックを廃棄することになるとも限りません。将来ソケットへの転用は、Thermal Grizzlyの対応表やマウント部品の案内を待つ必要があります。今のIntel環境を使い続ける期間と、外観を楽しむ予算で判断するのが妥当です。
選び方ブロックを選ぶ人、一式を選ぶ人
既存ループを維持して外観も仕上げたいならDeltaMate、最初のカスタム水冷で部品をまとめたいならXH505iが比較対象です。XH505i付属のCPUブロックで始める場合、DeltaMateを同時に買う必要はありません。
FAQ購入前によくある疑問
まとめDeltaMate MPIIは既存ループを仕上げたい人向け
82,280円は冷却一式ではなくCPUブロックの価格です。LGA1851・LGA1700のカスタム水冷を使い、ガラス窓と金属部品の仕上げを重視するなら選択肢になります。空冷や簡易水冷からゲーム目的で移行するなら、構築総額、ケース内の配置、保守作業まで負担できるかを先に判断してください。
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出典:Thermal Grizzly製品仕様 / オリオスペック Intel版販売情報 / Cowcotland測定条件・結果 / オリオスペック XH505i構成・価格 / アスク XH505i発表 / ARCTIC簡易水冷仕様



