DeepCool AN600 VCの価格と発売日|高さ67mmで220W対応、ケースとメモリに入るか【2026年10月】
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高さ67mmで公称220W、ケースとメモリに入るかの確認点
出典:アスクのプレスリリース(2026年10月30日) / アユート発売告知(2026年10月30日) / アユート AN600 VC製品ページ / DeepCool公式 AN600 VC製品ページ / DeepCool公式 AN600製品ページ / Thermalright公式 AXP120-X67製品ページ / ID-COOLING公式 IS-55 BLACK製品ページ / AMD公式 Ryzen 7 9700X / AMD公式 Ryzen 7 9800X3D / Intel公式 Core Ultra 7 265K。価格・仕様は2026年10月30日時点の情報にもとづきます。
ITXケースやスリムケースでは、CPUクーラーに許される高さが数十mmしかなく、一般的なタワー型空冷は載りません。かといって薄型のクーラーは、高性能なCPUを載せると冷却が追いつかないのでは、という不安がつきまといます。
その枠に収まる製品が、DeepCoolの「AN600 VC」です。2026年11月6日に国内発売され、予想市場価格は税込10,480円前後。全高67mmに第2世代ベイパーチャンバーと6mm径ヒートパイプ6本を収め、メーカーは最大220Wの冷却能力をうたいます。
ただし220Wは対応の上限としてメーカーが示した数字で、CPU温度の保証ではありません。買う前に確かめるのは、ケースのCPUクーラー許容高が67mm以上あるか、隣のメモリが40mm以下か、ソケット周辺の部品と重ならないかです。旧AN600とはファンの公称値がすべて同じで、同じ全高67mmのThermalright AXP120-X67はAmazon Global Storeの輸入品が商品価格で約6,400円からと、価格差は約4,000円あります(配送料は別)。その差額に見合うかどうかは、載せるCPUの発熱とケースの条件で決まります。
目次
要点AN600 VCは11月6日発売、10,480円前後の低背空冷
ベイパーチャンバーベースに6mm径ヒートパイプ6本を組み合わせ、厚さ15mmの120mmファンを載せたトップフロー型です。本体は122×120×67mm、重量696g。対応ソケットはIntel LGA1851/1700/1200/115X、AMD AM5/AM4で、隣のメモリは高さ40mmまで対応とされています。国内ではアスクとアユートがそれぞれ発売を告知しており、発売日はどちらも2026年11月6日です。
トップフロー型は、ファンがマザーボードに向けて風を吹き付ける構造です。CPUソケット周辺のVRMやメモリにも風が当たるため、背の高いタワー型空冷が載らない小型ケースで使う形になります。
価格価格と発売日|アスク版とアユート版で型番が違います
発売日は2026年11月6日で、予想市場価格はアスクが税込10,480円前後、アユートが税込10,480円と、2社で同じです。違うのは型番とJANコードで、店頭や通販で見分けるならここを見ます。
| 項目 | アスク | アユート |
|---|---|---|
| 型番 | R-AN600VC-BKWPMN-G | R-AN600VC-BKWPMN-G1 |
| JANコード | 4537694414432 | 6933412730439 |
| 発売日 | 2026年11月6日 | 2026年11月6日(金) |
| 価格(税込) | 10,480円前後(予想市場価格) | 10,480円(市場想定価格) |
| 保証 | リリースに記載なし | 3年(製品ページに記載) |
予想市場価格は販売店の実売価格ではなく、発売後は店ごとに変わります。AN600 VCは発売前で、Amazon.co.jpには2026年10月30日時点で商品ページがありません。価格と在庫は、発売日以降に各販売店で確かめます。保証期間を3年と明記しているのはアユートの製品ページなので、保証を重視するなら、販売店のページでどちらの代理店の型番かを見てから買うと確実です。
仕様仕様|全高67mmの内訳と、ファンの数字

全高67mmは、ヒートシンク本体の52mmに厚さ15mmのファンを載せた合計です。DeepCool公式の仕様表では、製品寸法が122×120×67mm、ヒートシンク寸法が121×120×52mmとされています。
| 項目 | 仕様 | 見るところ |
|---|---|---|
| 製品寸法 | 122×120×67mm | ケースのCPUクーラー許容高と比べる |
| 重量 | 696g | 旧AN600は628g |
| ヒートパイプ | 6mm径×6本・VC 2.0ベース | VCと組み合わせて220W対応とされる構成 |
| ファン | 120×120×15mm・4ピンPWM・流体動圧軸受 | 厚さ15mmの薄型ファン |
| 回転数 | 500〜1,850rpm(±10%) | PWMで可変 |
| 風量・静圧 | 61.56CFM・1.97mmAq | メーカーの公称値 |
| 騒音 | 24.4dB(A)以下 | メーカーの公称値 |
| 対応ソケット | Intel LGA1851/1700/1200/115X、AMD AM5/AM4 | LGA1200の扱いは確認項目で説明 |
| メモリ高さ | 高さ40mmまで | 隣接スロットの背丈と比べる |
受熱部は第2世代のベイパーチャンバー(VC 2.0)です。CPUとの接触面積を約34%広げ、銅カバーの厚みを20%増やしています(比較の基準は公表されていません)。ここに6mm径のヒートパイプ6本がつながります。
ファンの制御は、付属のハブを使ってDeepCoolのソフト「DeepCreative」から行います。ハブは4ピンのCPU_FAN/CPU_OPTヘッダーと、内部の9ピンUSB 2.0ヘッダーの両方につなぐ構成で、ソフトはWindows 10/11向けです(DeepCool取扱説明書)。負荷に応じて静音と冷却を自動で切り替える「AIスマートモード」と、スリープ・オフィス・ゲーミング・オーバークロックの4つのプリセットがあり、CPU温度が90℃に達すると、必要に応じてファンを最大回転まで引き上げる保護機能も付きます。
確認ケースに入るか|買う前に確かめる5点

- ケースのCPUクーラー最大高さが67mm以上か。許容高が67mmちょうどのケースは余裕がなく、ファンの上に吸気のスペースも要ります。ケースの公称許容高と実際に入る高さがずれる例は、Noctuaが100台超のケースで測った結果でも報告されているため、ぎりぎりの数字で選ぶのは避けます。
- 隣のメモリが40mm以下か。AN600 VCは高さ40mmまでのメモリモジュールに対応します。ヒートスプレッダ付きのメモリは製品ごとに背丈が違うので、メモリ側の製品ページの「高さ」欄で実寸を見ておきます。
- 取り付けた向きで、ソケット周辺の背の高い部品と重ならないか。本体は122×120mmで、取扱説明書の取り付け図ではメモリスロットの上に張り出します。VRMやM.2のヒートシンク、I/O側のカバーなど、ソケットの周囲にある部品の高さを、取扱説明書の取り付け図とマザーボードの仕様・レビューの写真を見比べて確かめます。メモリが40mm以下でケースの許容高が67mm以上あっても、これだけでは搭載できると決まりません。
- 内部USB 2.0ヘッダー(9ピン)が空いているか。DeepCoolの取扱説明書の接続図は、ファンを付属ハブにつなぎ、ハブをCPUファンヘッダーとUSB 2.0ヘッダーにつなぐ形です。ITXなどヘッダーの少ないマザーボードでは、先にほかの機器との取り合いを見ておきます。
- LGA1200でも使えます。アスクとアユートの仕様に加え、DeepCoolの取扱説明書にもLGA1200の取り付け手順があります。DeepCool海外の仕様表だけ、対応ソケット欄にLGA1200の記載がありません。
読み方公称220Wの読み方|CPUの電力指標とは測り方が違います
220Wを出したときのCPU型番・室温・ファン回転数・騒音といった測定条件は公表されていません。室温やケース内のエアフロー、ファン回転数によっても温度は変わります。
CPU側の電力指標は、AMDが既定のTDP、Intelが基本電力と最大ターボ電力で、定義がそれぞれ違います。クーラーの公称220Wとは測り方が別の数字なので、突き合わせて適合を決めることはできません。CPUの発熱の大きさを知る目安として見ます。
| CPU | 公式の電力指標 | 公式ページの補足 |
|---|---|---|
| Ryzen 7 9700X | 既定のTDP 65W | 推奨クーラー区分は「プレミアム空冷」 |
| Ryzen 7 9800X3D | 既定のTDP 120W | 推奨クーラー区分は「水冷」 |
| Core Ultra 7 265K | 基本電力125W・最大ターボ電力250W | TDPではなく、基本電力と最大ターボ電力の2つで示される |
AMDは9800X3Dの推奨クーラーに水冷を挙げています。薄型の空冷で使うなら、CPUとケースの条件で温度と騒音を見ながら、必要に応じてBIOSで電力設定を調整する形になります。空冷での選び方はRyzen 7 9800X3D用おすすめCPUクーラーで温度データを比べています。220Wは、同じメーカーの旧AN600が示す180Wと並べて見る数字です。
旧型旧AN600との違い|ファンは同じで、受熱部と公称値が変わります
| 項目 | AN600 VC | 旧AN600 |
|---|---|---|
| 冷却能力(公称) | 最大220W | 180W |
| 受熱部 | 第2世代ベイパーチャンバー | 銅製コールドプレート |
| 重量 | 696g | 628g |
| 全高 | 67mm | 67mm |
| ヒートパイプ | 6mm径×6本 | 6mm径×6本 |
| ファン | 500〜1,850rpm・61.56CFM・1.97mmAq・24.4dB(A)以下 | 同じ |
ファンの寸法・回転数・風量・静圧・騒音はすべて同じで、全高とヒートパイプの本数も変わりません。変わったのは受熱部がベイパーチャンバーになったことと、公称の冷却能力が180Wから220Wへ40W増えたこと、重量が68g増えたことです。AN600 VCにはDeepCreative用のハブも付きます。ファンの公称値が同じなので、違いが出る可能性があるのは高負荷時の温度のほうで、静かさの差は公称値からは読み取れません。同じ第2世代ベイパーチャンバーを使うDeepCool AK700 VCは、サイドフロー型のシングルタワーで公称300Wです。
比較Thermalright AXP120-X67・ID-COOLING IS-55 BLACKとの違い
同じ全高67mmで今すぐ買えるのが、ThermalrightのAXP120-X67です。ケースの許容高が57mm以上あれば、ID-COOLINGのIS-55 BLACKも候補に入ります。
| 項目 | AN600 VC | AXP120-X67 |
|---|---|---|
| 全高 | 67mm | 67mm(ヒートシンク52mm+ファン15mm) |
| ヒートパイプ | 6mm径×6本 | 6mm径×6本 |
| 重量 | 696g | 490g(ファン込み) |
| ファン最大回転数 | 1,850rpm | 1,800rpm |
| 公称風量・騒音 | 61.56CFM・24.4dB(A)以下 | 59CFM・26.1dBA |
| 冷却能力の表記 | 最大220W | メーカーの製品ページに記載なし |
| 国内価格 | 予想市場価格10,480円前後(11月6日発売) | 約6,400円から(商品価格・Amazon Global Storeの輸入品) |
全高とヒートパイプの本数は同じです。AN600 VCを選ぶ理由は、ベイパーチャンバー、冷却能力をメーカーが数字で示していること、DeepCreative対応のハブにあります。約4,000円安いAXP120-X67は冷却能力の数字を出していないため、手持ちのCPUで足りるかは自分で見積もることになります。この約6,400円は商品価格で、Amazon Global Storeが出荷する輸入品です。配送料は注文画面で表示されるため、支払総額の差は約4,000円とは限りません。Amazonの表示によると、国内製品と仕様が違う場合や、メーカー保証が適用されない場合もあります。国内代理店品と同じ販売条件の差額としては読めません。風量と騒音は測定条件がメーカーごとに違うので、数字の大小だけで静かさは比べられません。
ケースの許容高が67mmに届かないなら、全高57mmのIS-55 BLACKが選択肢です。ヒートパイプは6mm径5本、メーカー公表の冷却能力は150Wで、LGA1200にも対応します。ファンは120×15mmで500〜2,000rpm、公称の最大騒音は31.2dB(A)です。メーカーが示す冷却能力はAN600 VCの220Wに対して150Wですが、測定条件が違う数字なので、性能差の目安としては使えません。
早見表AN600 VCが向いている人・向いていない人
- ケースのCPUクーラー許容高が67mm以上で、背の高い空冷が載らない
- 温度と騒音を見ながら、CPUの電力設定を調整して使える
- VRMやメモリにも風を当てたい小型構成を組む
- 冷却能力をメーカーが数字で示した製品を選びたい
- ケースの許容高が67mmに届かない
- 発熱の大きいCPUを、電力設定を下げずに使いたい
- 温度の実測を見てから決めたい
- 保証や販売条件を重視せず、輸入品のAXP120-X67で足りる
Q&Aよくある質問
総括まとめ|67mmの低背空冷は、ケースの寸法とCPUの発熱で選ぶ
AN600 VCは、全高67mmにベイパーチャンバーとヒートパイプ6本を収めた低背のトップフロー型空冷です。公称の冷却能力220Wは、同じ全高の旧AN600の180Wより上がっていますが、温度を保証する数字ではありません。
DeepCoolの「AN600 VC」は2026年11月6日に国内発売され、予想市場価格は税込10,480円前後です。アスクとアユートが同じ日付・価格で案内し、型番とJANコード、保証の記載が違います。
買う前に見るのは、ケースのCPUクーラー許容高が67mm以上あること、隣のメモリが40mm以下であること、ソケット周辺の部品と重ならないこと、ハブをつなぐUSB 2.0ヘッダーが空いていることです。公称220Wは温度の保証ではなく、CPUの電力指標とは測り方が違うため、載せるCPUとケースの条件で温度と騒音を見ながら使うことになります。
同じ全高67mmのAXP120-X67は商品価格で約4,000円安い輸入品で、旧AN600とはファンの公称値が同じです。ベイパーチャンバーと冷却能力の数字、国内代理店の保証、DeepCreative対応のハブに、その差額を払えるかで選びます。





