CPS C3 M500は買いか|税込7,980円の3面ガラスPCケース、ファン非搭載と冷却面の注意点を解説【2026年】
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税込7,980円の3面ガラスPCケース、ファン非搭載に注意
3面ガラスのピラーレスケースは見た目のインパクトが大きい一方、通常の2面ガラス構成に比べて価格が高くなりがちです。低予算でも内部が見渡せるゲーミングPCを組みたいのに、候補が数万円クラスの製品ばかりで選びにくいという悩みを持つ人は少なくありません。
CPS C3 M500は、フロント・天面・左サイドパネルすべてに強化ガラスを採用しながら、実売税込7,980円という価格を実現したATX対応ケースです。最大400mmのグラフィックスカードや360mmラジエーターにも対応しており、価格の割に内部スペースは広めに確保されています。
一方で、ケースファンは1基も付属していません。天面はガラスパネルのため排気ファンやラジエーターも取り付けられず、冷却構成は自分で一から組み立てる必要があります。本記事では、公式スペックをもとに対応パーツと冷却面の注意点を整理し、価格だけで判断せずに検討すべきポイントを解説します。
価格CPS C3 M500が税込7,980円で発売
C3 M500は、ブラック(型番:C3M500-BK)とホワイト(型番:C3M500-WH)の2色展開で、いずれも実売税込7,980円で発売されました。日本国内での取り扱いは、CPUクーラーやPCケースを手がける株式会社サイズ(SCYTHE)が代理店となっています。CPSは中国のShenzhen Fluence Technologyが展開するブランドで、水冷クーラーなどで知られるPCCOOLERと同じグループに属します。国内ではこれまで簡易水冷クーラー「LR480S」が先行して販売されており、C3 M500はPCケースとしてのラインアップ第1弾にあたります。
強化ガラスを3面に使ったATX対応ケースは、他社製品では1万円台後半から2万円台になることが多く、7,980円という価格は同カテゴリの中でもかなり抑えられています。ただし後述するとおりケースファンが付属しないため、最終的な総額は単純な価格比較だけで判断しない方がよいでしょう。

| 項目 | C3 M500 Black | C3 M500 White |
|---|---|---|
| 型番 | C3M500-BK | C3M500-WH |
| 実売価格 | 税込7,980円 | 税込7,980円 |
| 発売日 | 2026年7月31日 | 2026年7月31日 |
| 対応マザーボード | ATX・Micro-ATX・Mini-ITX | ATX・Micro-ATX・Mini-ITX |
| ガラスパネル | フロント・天面・左サイド | フロント・天面・左サイド |
| 製品保証 | 1年間 | 1年間 |
デザインフロント・天面・左サイドが強化ガラスの3面パノラマ構造
C3 M500最大の特徴は、フロント・天面・左サイドパネルの3方向を高透明強化ガラスで構成した「3面パノラマビュー」設計です。天面までガラスを採用したピラーレスケースは、フロントとサイドの2面ガラスが主流の低価格帯では珍しく、内部のパーツ構成やケーブリングをほぼ死角なく見せられます。ガラスパネルは工具不要のクイックリリース構造を採用しており、メンテナンス時の着脱もしやすくなっています。
一方、通気性を確保する側面は逆サイド(右側)パネルに寄せられています。右側パネルはメッシュ加工が施されており、ここから吸気を取り込む設計です。底面にはスライド式のダストフィルターも用意されているため、3面がガラスで覆われていても、最低限の防塵経路は確保されています。とはいえ、通気口が右側パネルと底面に集中する構造上、一般的な前面メッシュケースに比べて吸気経路は限定的です。
互換性ATXマザーボードと最大400mmのグラフィックスカードに対応
C3 M500はATX・Micro-ATX・Mini-ITXマザーボードに対応するミドルタワーケースです。本体サイズは幅277×高さ440×奥行き418mmで、重量は7kgとされています。グラフィックスカードは長さ400mmまで搭載可能で、価格帯の割に余裕のあるクリアランスが確保されています。GeForce RTX 5080やRTX 5070 Tiクラスの3連ファンモデルでも収まるサイズですが、RTX 5090搭載カードの中には400mmに近い、あるいは超える全長のモデルもあるため、上位GPUを使う予定がある場合は搭載予定カードの実寸を確認しておくと安心です。GPUクリアランスの考え方はRTX 5090・5080・5070 Ti用PCケース完全ガイドでも詳しく解説しています。
電源ユニットは奥行き200mmまでのATX電源に対応します。一般的なミドルクラスのフルモジュラー電源であれば奥行き150〜160mm前後の製品が多く、200mmという上限はほとんどの電源で問題にならない余裕を持たせた数値です。ストレージは3.5インチベイを2基、2.5インチベイを3基備えており、M.2 SSDを中心とした構成はもちろん、HDDを併用する構成にも対応できます。
| パーツ | 最大対応サイズ |
|---|---|
| グラフィックスカード | 長さ400mm |
| CPUクーラー | 高さ157mm |
| ATX電源ユニット | 奥行き200mm |
| サイドラジエーター | 120/240/360mm |
| ストレージベイ | 3.5インチ×2、2.5インチ×3 |
冷却ケースファンは標準搭載ゼロ、追加購入が前提
C3 M500は、サイドに3基、底面に3基、リアに1基の合計最大7基まで120mmケースファンを搭載できます。拡張性自体は同価格帯の製品と比べても広めですが、これらのファンはすべて別売りで、購入時点では1基も付属していません。安価なPCケースの中には最低限のファンを標準搭載している製品もあるため、C3 M500を検討する際は、ケース本体価格に加えてファンの購入費用も見込んでおく必要があります。
最低限のエアフローを組む場合、サイドパネル側に吸気用を1〜2基、リアに排気用を1基取り付ける構成が基本になります。発熱の大きいグラフィックスカードを使う場合は、底面にもファンを追加してGPU付近へ直接風を送る構成も検討できます。ファンの選び方や枚数の目安については、ケースファンの選び方のガイドを参考にしてください。
水冷対応サイドに120〜360mmラジエーターを搭載可能
簡易水冷を使う場合、C3 M500はサイドパネル側に120mm・240mm・360mmのラジエーターを搭載できます。360mmクラスの大型ラジエーターに対応しているため、発熱の大きいCPUを積極的に冷やしたい構成にも対応しやすい設計です。サイドに搭載する場合、ラジエーターを吸気(外気を取り込む向き)にするか排気(ケース内の熱を外へ逃がす向き)にするかで、CPUとグラフィックスカードのどちらの温度を優先するかが変わってきます。吸気向きにすればCPU側は冷えやすくなりますが、その分ケース内部の温度は上がりやすく、GPU温度にはやや不利に働く傾向があります。どちらが最適かは搭載するGPUの発熱量やケース全体のファン構成によって変わるため、組み合わせるパーツに応じて向きを検討するとよいでしょう。
サイズ制限対応CPUクーラー高は157mmまでという制限に注意
C3 M500が対応するCPUクーラーの高さは157mmまでです。一般的なハイエンド寄りのデュアルタワー型空冷クーラーは全高160mmを超える製品が多く、そうしたモデルの多くはそのままでは搭載できません。C3 M500で空冷を使う場合は、全高150mm台前半までのシングルタワー型クーラーを選ぶか、簡易水冷クーラーを検討することになります。前述のとおりサイドには最大360mmラジエーターまで搭載できるため、冷却性能を重視するなら簡易水冷との組み合わせの方が選択肢は広くなります。
フロントI/OUSB Type-Cを含む3種類のUSB端子を搭載
フロントI/Oには、USB 3.2 Gen2 Type-C端子を1基、USB 3.0端子を1基、USB 2.0端子を1基、そしてマイク・オーディオ端子を搭載しています。7,980円という価格帯でフロントにUSB Type-C端子を備えている点は、C3 M500のメリットのひとつです。ただし、フロントUSB Type-C端子を使用するには、マザーボード側にも対応する内部USBヘッダーが必要です。特に安価なMicro-ATXやMini-ITXマザーボードの中には、ケース前面用のUSB Type-C内部コネクターを搭載していない製品もあるため、組み合わせるマザーボードの仕様も事前に確認しておきましょう。
本体を買うCPS C3 M500の購入先|ブラック・ホワイト
C3 M500はブラック(C3M500-BK)とホワイト(C3M500-WH)の2色展開で、いずれも実売税込7,980円です。
関連製品C3 M500と組み合わせやすいおすすめパーツ
C3 M500はケースファンが標準搭載ゼロで、CPUクーラーの対応高も157mmまでと制限があります。ここでは、そうしたファン非搭載と157mmのクリアランス制限を踏まえて、組み合わせやすいパーツを紹介します。
結論CPS C3 M500はどのような人におすすめか
C3 M500は、ケース単体の見た目にこだわりつつ、ファンやCPUクーラーは自分で選んで組みたい人に向いています。3面ガラスのピラーレスケースを7,980円という価格で入手できる点は大きな魅力ですが、ファンの追加購入費用を含めると、総額はケース単体の価格ほど安くはならない点に注意が必要です。サイドに2〜4基程度のファンを追加購入する場合、ケース本体と合わせた総額はおおむね1万円台前半になると考えられます。
- 3面ガラスの見た目を低価格で手に入れたい人
- ファンやCPUクーラーを自分で選んで組みたい自作PC経験者
- 最大400mmのGPUや360mmラジエーターまで見据えた拡張性重視の構成を組みたい人
- ファン付属ケースで追加購入の手間を省きたい人
- 高さ160mmを超える大型空冷クーラーを使いたい人
- ファン付属モデルを探すなら、120mm ARGBファンを4基標準搭載するCooler Master Elite 350も選択肢になる
総括まとめ|見た目重視なら有力、ファン代込みの予算計画が必須
CPS C3 M500は、フロント・天面・左サイドの3面を強化ガラスにしたピラーレスケースを税込7,980円で実現した製品です。最大400mmのグラフィックスカードや360mmラジエーターに対応するなど、価格の割に拡張性は確保されています。
ケース本体の価格だけを見ると割安ですが、ケースファンが1基も付属しないため、追加購入を含めた総額で判断する必要があります。CPUクーラーの対応高157mmという制限もあるため、組み合わせるパーツはあらかじめ確認しておきましょう。
見た目のインパクトを重視しつつ、ファンやCPUクーラーを自分の好みで選んで組みたい人にとっては、有力な候補になりそうです。
出典:本記事は以下の一次情報を基に執筆しています。





