Cooler Master Elite 350が発売|ARGBファン4基標準搭載のMicro-ATXケースが6,980円から
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ARGBファン4基標準搭載のMicro-ATXケースが6,980円から
Micro-ATX構成でゲーミングPCを組む場合、ケース本体は安く抑えられても、そこに前面・背面用のケースファンを追加で買い足すと、最終的な総額が想定より膨らんでしまうことがあります。特にARGB対応のケースファンは1基あたり数千円かかることも珍しくなく、見積もりの段階で予算が読みにくいという悩みにつながっていました。
Cooler Masterは2026年7月31日、Micro-ATXおよびMini-ITXマザーボードに対応するミニタワーケース「Elite 350」を発売します。市場想定売価はブラックが税込6,980円、ホワイトが税込7,480円で、フロントに120mm ARGBファンを3基、リアに1基の合計4基を標準搭載します。左側面には強化ガラスパネルを採用しており、ケースファンを追加購入しなくても基本的なエアフローとライティングを両立できる構成です。
本記事では、公式スペックだけでは分かりにくい対応グラフィックスカードの長さやCPUクーラーの高さといった実寸のクリアランス、最大8基まで拡張できるファン構成、フロントUSB Type-C端子を使う際の注意点まで、購入前に確認しておきたいポイントを整理します。
発売情報Cooler Master「Elite 350」が2026年7月31日に発売
Elite 350は、Micro-ATXおよびMini-ITXマザーボードに対応するコンパクトなミニタワーPCケースです。本体カラーはブラックとホワイトの2種類が用意されます。市場想定売価はブラックが税込6,980円、ホワイトが税込7,480円です。製品型番はブラックが「E350-KGNN-S00」、ホワイトが「E350-WGNN-S00」となっています。Cooler MasterはElite 350について、初めて自作PCに挑戦する人や、すっきりとした構成のPCを組みたい人に適したケースと説明しています。ケース素材にはSPCCスチール、プラスチック、強化ガラスが使用されています。
同時期には、DeepCoolからも低価格帯のPCケース「CG590 MESH 2F」が国内発売されています。こちらは前面に160mm ARGBファンを2基標準搭載し、税込1万4,580円という価格帯のミドルタワーです。搭載ファンのサイズや価格帯、対応GPU長を比較しながら検討するのもよいでしょう。
| 項目 | Elite 350 Black | Elite 350 White |
|---|---|---|
| 型番 | E350-KGNN-S00 | E350-WGNN-S00 |
| 市場想定売価 | 税込6,980円 | 税込7,480円 |
| 発売日 | 2026年7月31日 | 2026年7月31日 |
| 対応マザーボード | Micro-ATX・Mini-ITX | Micro-ATX・Mini-ITX |
| 側面パネル | 強化ガラス | 強化ガラス |
| 製品保証 | 2年間 | 2年間 |
冷却性能120mm ARGBファンを4基標準搭載
Elite 350の大きな特徴は、税込6,980円からという価格帯で、120mm ARGBファンを4基標準搭載していることです。フロントに120mm ARGBファンを3基、リアに120mm ARGBファンを1基搭載しており、ケースを購入した段階で基本的な吸気・排気構成が完成しています。安価なPCケースの中には、標準搭載ファンが1基のみだったり、フロントファンが別売りだったりする製品も少なくありません。ケースファンを追加購入すると、製品によっては数千円の費用がかかります。
拡張性最大8基のケースファンを搭載可能
標準搭載されている4基に加えて、Elite 350は最大8基の120mmケースファンを搭載できます。フロントには120mmファンを3基、トップには120mmファンを2基または140mmファンを2基、リアには120mmファンを1基、ボトムには120mmファンを2基取り付けられます。標準状態でも一般的なゲーミングPCには十分な構成ですが、発熱の大きいグラフィックスカードを使用する場合は、ボトムファンを追加してGPUへ直接風を送る構成も検討できます。トップには最大240mmサイズの水冷ラジエーターを搭載可能です。ただし、360mmラジエーターには対応していません。大型の簡易水冷CPUクーラーを使うケースというよりも、空冷CPUクーラーまたは240mmクラスの簡易水冷を使って、価格を抑えたゲーミングPCを組む用途に適しています。
| 設置箇所 | 対応ファン | 備考 |
|---|---|---|
| フロント | 120mm×3 | 標準搭載(120mm ARGB×3) |
| トップ | 120mm×2 または140mm×2 | 240mmラジエーター対応(360mm非対応) |
| リア | 120mm×1 | 標準搭載(120mm ARGB×1) |
| ボトム | 120mm×2 | — |
※標準搭載の4基(フロント3基・リア1基)に加えて、トップとボトムへ最大4基を追加でき、合計で最大8基のケースファンを搭載できます。
互換性グラフィックスカードは長さ317mmまで対応
Elite 350は、グラフィックスカードを長さ317mmまで搭載できます。ミドルクラスを中心に多くのグラフィックスカードを搭載できる寸法ですが、3連ファンを搭載した大型モデルの中には、全長が317mmを超える製品もあります。GeForce RTX 5070 TiやRTX 5080、Radeon RX 9070 XTなどの上位GPUを使用する場合は、購入前にグラフィックスカードの全長を確認する必要があります。同じGPUを搭載していても、メーカーやクーラーの設計によってカードの長さは異なります。GPU名だけで判断せず、使用する製品の仕様表に記載された全長と比較することが重要です。CPUクーラーは高さ163mmまで、ATX電源ユニットは奥行き180mmまで対応します。高さ160mm前後の一般的なサイドフロー型CPUクーラーは搭載しやすい一方、高さ165mmを超える大型モデルは使用できない可能性があります。
| パーツ | 最大対応サイズ |
|---|---|
| グラフィックスカード | 長さ317mm |
| CPUクーラー | 高さ163mm |
| ATX電源ユニット | 奥行き180mm |
| トップラジエーター | 240mm |
接続端子フロントUSB Type-C端子を搭載
Elite 350のフロントI/Oには、USB 3.0 Type-A端子、USB Type-C端子、USB 1.0端子、3.5mmマイク入力、3.5mmオーディオ出力が搭載されています。低価格帯のPCケースでは、フロントにUSB Type-C端子を搭載していない製品もあります。USB Type-C対応の外付けSSDやスマートフォン、ゲームコントローラーなどを接続しやすい点は、Elite 350のメリットです。
収納力最大3台のストレージを搭載可能
ストレージベイは、3.5インチドライブベイを1基、2.5インチと3.5インチの両方に対応する共用ベイを2基備えています。構成によっては最大3台のSSDまたはHDDを搭載できます。近年はM.2 SSDをマザーボードへ直接取り付ける構成が主流になっているため、一般的なゲーミングPCでは十分なドライブベイ数といえます。一方で、複数の大容量HDDを搭載する動画保存用PCやファイルサーバー用途では、ドライブベイが不足する可能性があります。Elite 350は大量のストレージを搭載するケースではなく、M.2 SSDを中心としたゲーミングPC向けの設計です。
サイズElite 350の本体サイズと重量
本体サイズは幅208mm、奥行き379mm、高さ446mmです。重量は約3.6kgとされています。Micro-ATX対応ケースとして奥行きを抑えた設計になっており、フルタワーや一般的なATXミドルタワーと比べて、デスク上やデスク下へ設置しやすいサイズです。ただし、高さは446mmあるため、極端に小型なケースではありません。横幅と奥行きを抑えながら、一般的なタワー型CPUクーラーやATX電源を使用できるバランス型のミニタワーと考えるのが適切です。ケース選びの基本的な考え方については、ゲーミングPCケースの選び方のガイドも参考にしてください。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 幅 | 208mm |
| 奥行き | 379mm |
| 高さ | 446mm |
| 重量 | 約3.6kg |
| 対応電源 | ATX |
| 対応マザーボード | Micro-ATX・Mini-ITX |
判断基準Elite 350はどのような人に向いている?
Elite 350は、ケースを含めたPC全体の予算を抑えながら、ライティングと冷却性能を確保したい人に向いています。ARGBファンが4基付属するため、別途ファンを購入する必要性が低く、初めて自作PCを組む人でも基本的なエアフローを構築しやすい製品です。Micro-ATXマザーボードはATXマザーボードより安価な製品が多く、ケース自体も税込6,980円から購入できます。Core Ultra 5やRyzen 5クラスのCPUと、ミドルクラスのグラフィックスカードを組み合わせる構成では、サイズ、冷却性能、価格のバランスを取りやすいケースです。
- ARGBファン4基標準搭載で追加のケースファン購入を抑えたい人
- Micro-ATXマザーボードと組み合わせて総額を抑えたい人
- フルHD〜WQHD向けのミドルクラス構成(Core Ultra 5/Ryzen 5クラス+ミドルGPU)を組みたい人
- 長さ317mmを超える大型グラフィックスカードを使いたい人
- 360mm簡易水冷やE-ATXマザーボードを使いたい人
- より大型のGPUや360mm水冷を使いたいなら、同じCooler MasterのHAF II 500も選択肢になる
注意点Elite 350を購入する前の注意点
購入前に特に確認したいのは、グラフィックスカードの長さです。Elite 350のGPUクリアランスは317mmのため、大型の3連ファンモデルでは干渉する可能性があります。将来的に上位GPUへ交換する予定がある場合も、候補となるグラフィックスカードの長さを確認しておく必要があります。CPUクーラーについても、高さ163mmという上限があります。大型空冷クーラーを使用する場合は、ヒートシンクだけでなく、ファンを含めた全高を確認しましょう。トップへ240mmラジエーターを搭載する場合は、マザーボード上部のヒートシンクやメモリとの干渉にも注意が必要です。公式仕様上は240mmラジエーターに対応していますが、ラジエーターとファンの厚み、マザーボード周辺部品の高さによって組み込みやすさは変わります。
関連製品Elite 350と組み合わせやすい周辺パーツ
Elite 350は前面3基・背面1基のARGBファンが標準搭載されているため、追加のケースファンは基本的に不要です。ここでは、Elite 350の240mmラジエーター対応・163mmのCPUクーラー高・180mmの電源奥行き、そしてM.2 SSD中心のストレージ構成と相性がよい周辺パーツを紹介します。


総括まとめ|追加費用を抑えた低価格Micro-ATXケースの有力候補
Cooler Master Elite 350は、税込6,980円からという価格で120mm ARGBファンを4基標準搭載した、コストパフォーマンス重視のMicro-ATXケースです。最大317mmのグラフィックスカード、高さ163mmのCPUクーラー、240mmラジエーターに対応しており、一般的なミドルクラスのゲーミングPCを組むには十分な拡張性を備えています。
ケース本体を安く購入した後でケースファンを買い足すと、最終的な費用が想定以上に高くなることがあります。Elite 350は最初から4基のARGBファンを搭載しているため、初期費用を計算しやすいことが利点です。
大型GPUや360mm水冷を使うハイエンド構成には向きませんが、Micro-ATXマザーボードを使って価格を抑えたゲーミングPCを組みたい人にとって、有力な選択肢となりそうです。
出典:本記事は以下の一次情報を基に執筆しています。







