Steam Machineの前面がサブディスプレイに|JSAUX「Color Dot Matrix」が配線改善、90度コネクタ採用

Steam Machineの前面がサブディスプレイに|JSAUX「Color Dot Matrix」が配線改善、90度コネクタ採用

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NEWS / 2026-08
Steam Machineの前面がサブディスプレイに
JSAUX「Color Dot Matrix」が配線改善、90度コネクタ採用
Steam Deck向けアクセサリーで知られるJSAUXが、Valve「Steam Machine」向けに開発中の交換用フェイスプレート「Color Dot Matrix」について、改良版プロトタイプを2026年8月12日に公開しました。今回の変更点は前面ディスプレイそのものではなく、外部電源ケーブルの取り回しです。90度コネクタを採用し、配線を本体に沿わせやすい形へ改善されています。
90度コネクタで配線を改善前面をサブディスプレイ化発売時期はQ4目標・未確定

出典:JSAUX公式サイト「Steam Machine E-Ink Faceplates」、JSAUX公式X投稿(2026年8月12日)、海外メディアが確認したJSAUXからの公式コメントにもとづきます。本記事の情報は2026年8月15日時点のものです。

JSAUXは2026年8月12日、開発中の「Color Dot Matrix」フェイスプレートについて、旧プロトタイプと改良版を比較する画像を公式Xアカウントで公開しました。Color Dot MatrixはCPU・GPUなどのシステム情報だけでなく、時計、ピクセルアート、アニメーション、プレイ中ゲームの情報などを表示できる予定で、単なる装飾用RGBではなく、Steam Machineの前面そのものを小型サブディスプレイとして利用するアクセサリーになりそうです。

Color Dot Matrixは低消費電力のE-Inkとは異なり、動作に外部電源を必要とします。そのためSteam Machine本体からフェイスプレートまでケーブルを接続する必要があり、7月に公開された初期プロトタイプでは、この配線が外観上の弱点になっていました。今回の改良版では90度タイプのコネクタを採用し、ケーブルを本体側面に沿わせることで、以前よりも飛び出しを抑えたレイアウトになっています。ただし、現時点でも完全なケーブルレスになったわけではありません。

この記事では、Color Dot Matrixで何が表示できるのか、同時展開されているMono E-Inkとの違い、そしてValve公式が別途公開しているDIYプロジェクト「Inkterface」との違いまで、JSAUXの公式発表にもとづいて整理します。

目次

要点まず何が発表されたか

配線改善90度コネクタでケーブルの飛び出しを抑制

JSAUXは2026年8月12日、公式Xアカウントで「Color Dot Matrixが少し進捗しました。配線をきれいにまとめました、これがビフォー→アフターです」という投稿とともに、旧プロトタイプと改良版を比較する画像を公開しました。大きな違いは、ディスプレイへ電力を供給するケーブルです。

Color Dot Matrixは低消費電力のE-Inkとは異なり、動作に外部電源を必要とします。本体背面のポートからフェイスプレートまで短いケーブルを接続する構造で、7月に公開された初期プロトタイプではこの配線が本体側面に沿って伸び、外観上の弱点になっていました。今回の改良版では90度タイプのコネクタを採用したことで、ケーブルを本体側面によりぴったり沿わせられるようになり、以前より飛び出しを抑えたレイアウトになっています。ただし、現時点でも外部給電そのものが不要になったわけではなく、「フェイスプレートを取り付けるだけ」という完全ケーブルレスの構成にはまだなっていません。

Color Dot Matrixとは前面をサブディスプレイ化するアクセサリー

JSAUXが公開している例を見ると、Color Dot Matrixは単に模様を光らせるだけのパネルではありません。現時点で想定されている表示用途には、主に次のようなものがあります。

  • CPU・GPU温度や使用率などのシステム・ステータス情報
  • ゲームをテーマにしたアニメーション
  • ピクセルアート
  • 時計
  • プレイ中ゲームの情報、セッション時間や累計プレイ時間とみられる情報

JSAUXがこれまでに公開した例では、ゲーム名とともに現在のセッション時間や総プレイ時間らしき情報を表示する画面も確認されています。PCケースに取り付ける小型LCDモニターに近い使い方を、Steam Machineでは交換式フェイスプレートだけで実現しようとしているわけです。

比較Mono E-Inkとの違いは「常時更新」と消費電力

JSAUXが現在公式サイトで案内しているSteam Machine用フェイスプレートは、Mono E-InkとColor Dot Matrixの2種類です。両者は似た製品に見えますが、用途はかなり異なります。

項目Mono E-InkColor Dot Matrix
表示方式モノクロE-Inkカラードットマトリクス
主な特徴低消費電力・静止表示向き動きのある表示向き
アニメーション不向き対応を想定
電源低消費電力(内蔵バッテリー)外部給電が必要
ケーブル比較的目立ちにくい現行試作機では外部配線あり

E-Inkは画面を書き換えていない間の消費電力を非常に抑えられるため、時計や固定情報を表示する用途と相性があります。一方、Color Dot Matrixはリアルタイムに画面を更新でき、アニメーションなども表示できることが強みです。その代わり消費電力が増えるため、JSAUXの現在のプロトタイプではSteam Machine側から給電する構成となっています。今回わざわざ配線を改良した背景には、このColor Dot Matrix特有の弱点を製品化までにどこまで目立たなくできるか、という課題があると考えられます。

ラインナップ当初3種類だったが、現在の公式ページは2種類を優先展開

JSAUXは2026年7月、Steam Machine向けフェイスプレートとして「Mono E-Ink」「Color E-Ink」「Color Dot Matrix」の3種類を公開していました。ところが、本記事執筆時点のJSAUX公式Steam Machineページでは、「Two front plates for your Steam Machine. Mono E-Ink, Color Dot Matrix.」としてMono E-InkとColor Dot Matrixの2モデルのみが案内されています。つまり、少なくとも現在の公式ページを見る限りでは、まずこの2種類を優先して展開する可能性があります。

ただし、Color E-InkについてJSAUXが正式に開発中止を発表したわけではありません。そのため、「Color E-Inkがキャンセルされた」とまでは現時点では判断できない点に注意してください。

発売時期2026年Q4が目標だが、正式発売日は未定

Color Dot MatrixおよびMono E-Inkの正式な発売日と価格は、本記事執筆時点では発表されていません。JSAUX公式ページではメールアドレスを登録して続報を受け取れる状態になっています。一方、JSAUXは2026年7月、海外メディアからの取材に対して次のようにコメントしています。

JSAUXのコメント(海外メディア取材、2026年7月)

「公開しているのは、製品コンセプトを示すための機能実証用エンジニアリングプロトタイプです。E-Inkディスプレイのユーザーインターフェースも、Dot Matrixディスプレイの接続方式も、いずれも開発中であり、発売までに変更される可能性があります。現在の目標はQ4(第4四半期)リリースです」

今回90度コネクタへ変更されたことは、まさにこの「接続方式の改善」が続いていることを示す動きといえます。したがって現時点では、2026年Q4がひとつの目標ではあるものの、正式発売日は未定と見るのが適切です。

類似案件Valve公式のDIYプロジェクト「Inkterface」とは別物

Steam Machineの前面をディスプレイ化する取り組みとしては、Valve自身が2026年7月にe-inkフェースプレート「Inkterface」の設計データを無料公開している例もあります。JSAUXのColor Dot Matrix・Mono E-Inkとは開発元も入手方法も異なるため、混同しないよう整理しておきます。

項目Inkterface(Valve公式)JSAUX製フェイスプレート
開発元Valve(ユーザー主導プロジェクトを公認)アクセサリーメーカーJSAUX
入手方法無料の設計データ・自分で製作完成品として購入予定(価格未定)
必要な作業3Dプリント・はんだ付けが必要取り付けのみを想定
接続方式Bluetooth接続有線(外部給電、90度コネクタ)

Inkterfaceは3Dプリンターやはんだ付けの知識を持つユーザー向けの無料DIYプロジェクトである一方、JSAUXのフェイスプレートは完成品を購入する市販アクセサリーとして開発が進められています。同じ「Steam Machineの前面をディスプレイ化する」というアイデアでも、開発元と入手のハードルがまったく異なる別々の取り組みです。

その他の動き透明ケースの開発とIFA Berlin出展の予定

JSAUXは同時期に、Steam Machine向けの完全透明ケースも開発していることを明らかにしています。また、新ブランド「Voidjoy」の発表にあわせて、2026年9月4日から8日にかけてドイツ・ベルリンで開催される展示会「IFA Berlin」への出展を予定していることも案内されました。会場で新型フェイスプレートが実際に展示される可能性もあり、今後の続報が注目されます。

Q&Aよくある質問

JSAUXのColor Dot Matrixとは何ですか
Steam Machine向けの交換用フェイスプレートで、前面を小型のサブディスプレイとして使えるアクセサリーです。CPU・GPU情報、時計、ピクセルアート、アニメーション、プレイ中ゲームの情報などを表示できる予定です。
配線は改善されましたか
2026年8月12日に公開された改良プロトタイプでは、90度コネクタの採用によりケーブルを本体側面に沿わせやすくなりました。ただし外部給電そのものは引き続き必要で、完全なケーブルレスにはなっていません。
Mono E-InkとColor Dot Matrixの違いは何ですか
Mono E-Inkは低消費電力で静止表示向き、Color Dot Matrixは外部給電が必要な代わりにアニメーションなど動きのある表示に対応します。用途に応じて使い分ける位置づけです。
Valveの「Inkterface」とは違う製品ですか
はい、別物です。InkterfaceはValve公式が公開した無料のDIYプロジェクト(3Dプリント・はんだ付けが必要)で、JSAUXのフェイスプレートは完成品として購入する市販アクセサリーです。
いつ発売されますか
JSAUXは2026年Q4(第4四半期)を目標としていますが、正式な発売日・価格は本記事執筆時点で発表されていません。公開されているのはプロトタイプ段階で、仕様は発売までに変更される可能性があります。

総括まとめ|フェイスプレート交換がさらに面白くなりそう

Steam Machineでは前面パネルを交換できる設計を活かし、メーカーだけでなくコミュニティでもさまざまなカスタムフェイスプレートが登場しています。JSAUXのColor Dot Matrixが興味深いのは、単に本体の色や質感を変えるのではなく、フェイスプレートを情報表示デバイスへ変えてしまう点です。CPU・GPU温度を常時表示するならゲーミングPCのセンサーパネルとして使えますし、プレイ中ゲームに合わせてピクセルアートやアニメーションを切り替えれば、インテリアとしての楽しみ方も広がります。

一方で、Color Dot Matrixには依然として外部電源ケーブルが必要という弱点があります。今回の90度コネクタ採用によってかなり改善されていますが、JSAUX自身も接続方式は開発中としており、今回の仕様が最終製品になるとは限りません。発売までにさらに配線が改善されるのか、そしてQ4という目標時期を守れるのかが、今後の注目ポイントになりそうです。

まとめ

JSAUXは2026年8月12日、Valve「Steam Machine」向け交換用フェイスプレート「Color Dot Matrix」の改良プロトタイプを公開しました。外部給電用ケーブルに90度コネクタを採用し、本体側面に沿わせやすいレイアウトへ改善されています。Color Dot Matrixは前面を小型サブディスプレイ化し、システム情報・時計・アニメーション・ゲーム情報などを表示できる想定です。現在の公式ページではMono E-InkとColor Dot Matrixの2種類が優先展開されており、当初案内していたColor E-Inkは現時点で中止の発表はないものの、公式ページには表示されていません。JSAUXは2026年Q4(第4四半期)を目標としていますが、正式な発売日・価格は未発表で、公開されているのはプロトタイプ段階です。なお、Valve公式が別途公開しているDIYプロジェクト「Inkterface」(無料・要はんだ付け)とは開発元・入手方法が異なる別の取り組みです。

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