紅の砂漠を4K/144fpsで遊ぶには|RTX 5070 Tiの実測162fps、フレーム生成3倍が下限で2倍では届かない【2026年9月】

(更新: 2026.9.22)
紅の砂漠を4K/144fpsで遊ぶには|RTX 5070 Tiの実測162fps、フレーム生成3倍が下限で2倍では届かない【2026年9月】

本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。

CRIMSON DESERT / 4K 144FPS / 2026年9月19日時点の実測
紅の砂漠を4K/144fpsで遊ぶには
実測でMFG 3倍が下限。RTX 5070 Tiでも2倍では119fpsで止まります
発売から半年が経ち、予測ではなく実測で答えが出ました。4Kで144fpsを超えるにはRTX 5070 Ti+DLSS Quality+マルチフレーム生成3倍が必要で、2倍では119.3fpsにとどまります。レイテンシの代償、VRAMは8GBで足りるという実測結果、10万円差のRX 9070 XTとの比較まで整理します。
MFG 3倍で162.4fpsFG 2倍では119.3fpsネイティブ最速は127.4fpsVRAMは8GBで足りる

『紅の砂漠(Crimson Desert)』は2026年3月19日に発売され、8月25日の大型更新でストアの表記も「紅の砂漠 Enhanced」へ変わりました。発売から半年が経ち、4Kで何fps出るのかは予測ではなく実測で確認できます。

結論から言えば、4Kで144fpsを超える構成は1つに絞られます。RTX 5070 TiにDLSS 4のSuper Resolution Qualityを掛け、さらにマルチフレーム生成を3倍で回して162.4fps。フレーム生成を2倍にすると119.3fpsまで落ち、144Hzのモニターを使い切れません。倍率を1段変えるだけで結果が変わるため、「MFGを有効にすれば届く」という説明では足りません。

もう一つ、発売前に広まっていた前提も実測で覆っています。このゲームはVRAMをほとんど使いません。4K最高設定でも8GBで足りるという検証結果が出ており、「16GB以上が実質的な境界線」という見方は成立しなくなりました。重いのはゲームそのものではなく、144fpsという目標の方です。

+
先に結論、4K/144fpsの条件はマルチフレーム生成3倍以上です

4K・最高設定・レイトレーシングON・DLSS 4 Super Resolution Qualityを前提にすると、RTX 5070 Tiのフレームレートはフレーム生成2倍で119.3fps、3倍で162.4fps、4倍で197.6fpsです。144fpsを超えるのは3倍からで、2倍では届きません。RX 9070 XTはFSRのフレーム生成2倍で117.1fpsとほぼ同じ位置にあり、こちらは3倍以上の選択肢がないため144fpsには届きません。10万円の価格差は性能差ではなく、3倍以上のフレーム生成が使えるかどうかの差だと考えてください。

目次

実測4K/144fpsに必要な倍率が確定しました

海外のハードウェア系メディアが発売直後に実施した4Kのフレーム生成テストに、答えがそのまま出ています。条件は4K・最高設定・レイトレーシングON、テスト環境はRyzen 7 9800X3D、48GBのDDR5-6000、Windows 11、NVIDIA 595.79 Game Readyドライバです。

構成平均fps144fps到達備考
RTX 5070 Ti
DLSS 4 SR Quality + MFG 4倍
197.6 到達 240Hzを狙う場合の選択肢
RTX 5070 Ti
DLSS 4 SR Quality + MFG 3倍
162.4 到達 144Hz環境の下限構成
RTX 5070 Ti
DLSS 4 SR Quality + FG 2倍
119.3 未達 2倍では足りない
RX 9070 XT
FSR Quality + FG 2倍
117.1 未達 3倍以上の選択肢がない
RTX 5070 Ti
DLSS 4 SR Quality のみ
75.7 未達 フレーム生成なし
RX 9070 XT
FSR Super Resolution Quality のみ
70.8 未達 フレーム生成なし

※数値は海外メディアの実測ベンチマークによるものです。いずれもアップスケーリングQuality適用時の値で、ネイティブ解像度ではありません。テストは発売直後に実施されたもので、その後のパッチによる変動は反映されていません。

!
フレーム生成を増やすほど、入力遅延は増えます

同じテストで計測された遅延は、フレーム生成なし+Reflexで33.0ミリ秒、フレーム生成2倍で44.6ミリ秒、3倍で48.6ミリ秒、4倍で49.4ミリ秒です。表示されるフレームレートは2.6倍になっても、操作の応答は逆に遅くなります。また3倍時の1%タイル値は119.6fpsで、平均の162.4fpsほどは伸びません。アクション主体の本作で「144fpsに見えるが操作は重い」という状態を避けたい場合は、3倍までにとどめる判断も現実的です。

前提このゲーム自体は重くありません

4K/144fpsという目標の高さと、ゲームの要求スペックの高さは別の話です。Pearl Abyssが公表している動作環境は5段階で、最上位のUltraでも目標は4K/60fpsです。

ティアGPU性能目標
最低GTX 1060 / RX 5500 XTアップスケール1080p 30fps
低GTX 1660 / RX 6500 XTネイティブ1080p 30fps
推奨RTX 2080 / RX 6700 XT1080p 60fps または 4K 30fps
高RTX 4070 / RX 7700 XT1440p 60fps(RT有効)
UltraRTX 5070 Ti / RX 9070 XT4K 60fps(RT有効)

※要件はSteamストアの掲載内容で確認しています。掲載は最低と推奨の2段のみで、メモリはどちらも16GB、ストレージ150GBでSSDが必須と明記されています。5段階のティアはPC版スペックの解説で詳しく整理しています。

推奨に挙がっているのは2018年のRTX 2080です。発売前に語られていた「前世代のハイエンドを軽々と要求する」という見方は、公式が出した数字とは一致していません。実測側でも、40機種を計測したあるメディアは最適化を良好と評価しています。

※最適化の評価は40GPUを計測した海外メディアの検証と不具合まで踏み込んだ別メディアの検証で結論が分かれています。

i
ただし発売直後の評価は割れています

別のメディアは、3台の検証機すべてでクラッシュが発生し、最大691ミリ秒に達するフレームタイムのスパイクを記録したとして「このゲームは発売できる状態になかった」と評価しました。最適化が良好という評価と正反対です。その後パッチが重ねられ、2026年9月18日公開の2.03.00が最新で、NVIDIA Streamline SDKが2.14.1へ更新されDLSS Ray Reconstructionに最新のTransformerモデルが適用されました。購入を検討している場合は、発売直後の評価をそのまま現在の状態と考えないでください。

※最新のパッチ内容はPearl Abyss公式のパッチノート2.03.00で確認できます。

VRAM16GBは要りません、8GBで足ります

発売前は「4Kテクスチャの奔流で12GBでは足りない」という見方が広がっていましたが、実測の結論は逆でした。海外メディアはVRAMの項目に「消費は非常に低い」という見出しを付けています。以下は最高設定で最適に遊ぶために推奨されるVRAM容量の判定です。

解像度8GB12GB以上
WQHD
2560×1440
足りる足りる
UWQHD
3440×1440
足りる足りる
4K
3840×2160
足りる足りる

4K最高設定でも8GBで合格判定です。40機種を計測した別のメディアも「8GBでも問題なく動作する」としたうえで、最大設定でもテクスチャの品質が低くポップインが目立つと指摘しています。VRAMを使わないのは、テクスチャの作り込み自体が控えめだからという見方です。

したがって、本作のためだけにVRAM 16GBのGPUへ買い替える理由はありません。VRAM容量がどの条件から効いてくるかはVRAM 12GBの検証で別途整理しています。メモリも公式要件は全ティア16GBで、24GB以上を求める記載はありません。

ネイティブ4Kで144fpsを出せるGPUは存在しません

フレーム生成を使わない場合、現行の最上位でも144fpsには届きません。以下はアップスケーリングQualityを適用した4Kの実測値で、ネイティブ解像度ではさらに下がります。

GPU平均fps1%タイル144fps
RTX 5090127.4108.9未達
RTX 4090101.290.2未達
RTX 508085.776.1未達
RTX 4080 Super77.368.8未達
RTX 5070 Ti75.768.2未達
RX 7900 XTX73.865.1未達
RX 9070 XT70.863.1未達
RX 907062.555.8未達
RTX 507059.253.3未達
RTX 407050.345.7未達

約94万円のRTX 5090でも127.4fpsで止まります。つまり4K/144fpsはGPUを積み増して解決できる目標ではなく、フレーム生成を前提にするしかありません。ここが本作の特徴で、予算を上げれば届くという種類の問題ではないことを先に理解しておく必要があります。

GPUを横断した一覧と、1080p・WQHDを含む解像度別の傾向は紅の砂漠のGPU別ベンチマークで40機種分まとめています。このページは4K/144fpsという目標に絞っています。

価格RTX 5070 TiとRX 9070 XTの差は10万円です

2026年9月19日時点の通販最安値を並べると、選択の構図がはっきりします。到達手段の欄は、4Kで144fpsを超えられるかどうかを示しています。

GPU通販最安値4K/144fpsへの到達手段
RX 9070 XT119,800円到達できない(FG 2倍で117.1fps)
RTX 5070 Ti219,800円MFG 3倍で162.4fps
RTX 5080267,700円MFGで余裕を持って到達
RTX 5090939,800円MFGで到達(ネイティブでは未達)
RTX 5070138,000円4Kでは厳しい(フレーム生成なしで59.2fps)

※価格は2026年9月19日時点の通販最安値です。GPUの実勢価格は数週間で大きく動くため、購入前に必ず引き直してください。RTX 5070 Tiの価格推移はRTX 5070 Tiは2026年9月でも買いか、RTX 5080はRTX 5080の性能レビューで追っています。

i
10万円の差で買っているのは、性能ではなくフレーム生成の倍率です

フレーム生成なしの4Kでは、RTX 5070 Tiが75.7fps、RX 9070 XTが70.8fpsで、その差は7%に過ぎません。10万円の価格差に対して素の性能差はこれだけです。差が決定的になるのはフレーム生成で、RX 9070 XTは2倍までしか使えず117.1fpsで止まるのに対し、RTX 5070 Tiは3倍で162.4fpsへ届きます。144Hzのモニターを使い切りたいかどうかが、そのまま10万円を出すかどうかの判断になります。

設定AIデノイザーは切ってください

本作で最も重い設定はレイトレーシングそのものではなく、その後段にあるAIデノイザーです。

DLSS Ray Reconstruction / FSR Ray Regeneration は切る有効にすると4Kのフレームレートが3割前後落ちます。同じテストではRTX 5070 Tiが75.7fpsから45.1fpsへ、RTX 5090でも127.4fpsから85.8fpsへ下がりました。144fpsを狙う構成では真っ先に切る設定です。
通常のレイトレーシングは有効のままでよい反射・影・GIといった通常のレイトレーシングは、実測で2〜4%程度のコストにとどまります。見た目の効果に対して負荷が軽いため、こちらは無理に切る必要がありません。
Dynamic Multi Frame Generationはゲーム内から設定できます2026年5月のパッチ1.05でゲーム内オプションになり、「設定 > 映像」から選べます。NVIDIAアプリで有効化する必要はもうありません。RTX 50シリーズ専用の機能で、描画された1フレームに対して最大5枚を生成する6倍モードまで用意されています。
プリセットを下げても効果は限定的です実測したメディアは「グラフィックプリセットの効果は小さい」と指摘しています。設定を1段下げるより、アップスケーリングの品質とフレーム生成の倍率を調整する方が結果に効きます。項目ごとの詳しい最適解はPC版おすすめ設定で整理しています。

※フレーム生成の倍率と仕様はNVIDIA公式のDLSS 4.5解説、ゲーム内オプション化の経緯はパッチ1.05を伝えた海外メディアの記事によります。

構成CPUとメモリは公式要件どおりで足ります

4Kではフレームレートを決めるのはほぼGPUで、CPUの影響は小さくなります。公式のUltraティアが挙げているCPUもCore i5-13600K / Ryzen 7 7700Xで、最上位のゲーミングCPUは求められていません。

本作のために3D V-Cache搭載の最上位CPUへ買い替える必要はありません。4Kで効くのはGPUとフレーム生成の倍率で、CPUに予算を寄せても144fpsには近づきません。CPU側で確保すべきなのは、公式要件を満たす世代であることと、ストレージがSSDであることです。SSDは最低要件の時点で必須と明記されています。

!
電源はRTX 5070 Tiの300Wに合わせて850Wクラスを用意してください

RTX 5070 TiのTBPは300Wで、12V-2×6コネクタへ安定して給電する必要があります。変換アダプタを使わず、ATX 3.x対応電源の専用ケーブル1本で接続するのが安全です。CPU側の消費電力を含めても850Wクラスなら余裕があり、将来もう一段上のGPUへ移る場合もそのまま使えます。どのCPUを選ぶかはCPUの選び方ガイドで整理しています。

判定4K/144fpsを狙っていい人と、やめた方がいい人

✓
RTX 5070 Tiで狙っていい人
  • 144Hz以上の4Kモニターをすでに持っている人
  • フレーム生成3倍の遅延(48.6ミリ秒)を許容できる人
  • GPUに22万円を出せる人
  • 本作以外にもDLSSのマルチフレーム生成対応タイトルを遊ぶ人
  • 850Wクラスの電源と12V-2×6ケーブルを用意できる人
!
別の選び方をした方がいい人
  • 本作のためだけにGPUを買い替えようとしている人(4K/60fpsならRX 9070 XTが10万円安い)
  • 操作の応答を最優先する人(フレーム生成なしの方が15ミリ秒速い)
  • VRAM 16GBが必要だと考えて買い替えを検討している人(8GBで足ります)
  • 4K/60fpsで十分な人(公式Ultraティアの目標がそもそも60fpsです)
  • CPUを最上位へ替えれば届くと考えている人(4KはGPU律速です)

構成例4K/144fpsを狙う場合の4点

フレーム生成3倍を前提にした構成の主要パーツです。4Kで効くのはGPUと電源で、CPUは公式要件を満たす範囲で十分です。

GIGABYTE RTX 5070 Ti EAGLE OC 16GB
4K/144fpsに届く唯一の現実解GIGABYTE RTX 5070 Ti EAGLE OC 16GBDLSS 4のSuper Resolution Qualityとマルチフレーム生成3倍を組み合わせて、4Kで162.4fpsという実測値が出ているのがRTX 5070 Tiです。フレーム生成なしでは75.7fpsなので、144Hzのモニターを使い切りたい場合はこのクラス以上とMFG 3倍がセットになります。TBPは300Wで、補助電源は12V-2×6です。Amazonで価格を見る
ASRock Radeon RX 9070 XT Challenger 16GB
4K/60fpsで十分なら10万円安いASRock Radeon RX 9070 XT Challenger 16GBフレーム生成なしの4Kで70.8fpsと、RTX 5070 Tiの75.7fpsに対して7%差まで迫ります。公式のUltraティアにもRTX 5070 Tiと並んで名前が挙がっており、4K/60fpsが目標ならこちらで足ります。ただしフレーム生成は2倍までで117.1fpsにとどまるため、144fpsには届きません。Amazonで価格を見る
AMD Ryzen 7 9700X(クーラー別売)
4Kなら最上位CPUは不要AMD Ryzen 7 9700X(クーラー別売)公式Ultraティアの要求はRyzen 7 7700X相当で、4KではGPUがボトルネックになるためCPUに予算を寄せても144fpsには近づきません。8コア16スレッドのこのクラスなら本作には十分で、浮いた分をGPUや電源へ回す方が結果に効きます。Amazonで価格を見る
Amazon | Seasonic FOCUS GX-850 ATX3 (V4) - 80PLUS GOLD 850W
300WのGPUに合わせる850WSeasonic FOCUS GX-850 V4(ATX 3.1・12V-2x6ネイティブ対応・850W 80PLUS GOLD)80PLUS GOLD認証のATX 3.x対応850W電源です。RTX 5070 TiのTBP 300Wに対して余裕があり、12V-2×6の専用ケーブルで接続できるため変換アダプタによる接触不良のリスクを避けられます。将来もう一段上のGPUへ移る場合もそのまま使い回せます。Amazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

完成品推奨PCはありますが、全社Radeon構成です

『紅の砂漠』には推奨PCが用意されています。ただし販売されている推奨PCはすべてAMDのRadeon構成で、GeForce搭載のモデルは1台もありません。仕掛けているのはPearl AbyssではなくAMDで、同社の日本向けサイトに動作確認済みPCの一覧があり、そこから各BTOショップのモデルへつながる作りになっています。Pearl Abyss側の告知は性能情報の提供にとどまり、メーカー名は出てきません。

※推奨PCの一覧はAMDの動作確認済みPCページ、性能情報の告知はPearl Abyss公式のお知らせで確認できます。

!
推奨PCを買うと、4K/144fpsの構成は選べません

推奨PCが積んでいるのはRX 9070 XTかRX 9060 XTで、フレーム生成は2倍までしか使えません。実測では4Kで117.1fpsが上限なので、推奨PCを選んだ時点で144fpsは狙えなくなります。逆に言えば、推奨PCは公式Ultraティアの4K/60fpsに正面から合わせた構成です。144fpsを狙うならRTX 5070 Tiを積んだ通常ラインのモデルを選ぶことになり、この2つは両立しません。

どれを選ぶかは、4K/60fpsで満足できるかどうかで決まります

2026年9月19日時点で価格を確認できた主なモデルを並べます。推奨PCの最安はドスパラのGALLERIA XPR7M-97XT-GDで319,980円(Ryzen 7 9700X / RX 9070 XT 16GB / DDR5 16GB / 500GB / 850W 80PLUS GOLD)、翌日出荷に対応しています。

モデルGPUメモリ/SSD税込価格
ドスパラ
GALLERIA XPR7M-97XT-GD 推奨PC
RX 9070 XT16GB/500GB319,980円
フロンティア
FRZAB850W/CD 推奨PC
RX 9070 XT32GB/1TB389,800円
TSUKUMO
G-GEAR GE7A-B263BH/CD 推奨PC
RX 9070 XT32GB/1TB429,800円
通常ライン
RTX 5070 Ti搭載・Ryzen 7 9800X3D・推奨PCではない
RTX 5070 Ti16GB/500GB428,800円
通常ライン
RX 9070 XT搭載・Ryzen 5 9600X・推奨PCではない
RX 9070 XT16GB/500GB289,800円

※推奨PCの3モデルは2026年9月19日、通常ラインの2モデルは2026年9月22日に各ショップの商品ページを確認したものです。ドスパラのモデルは送料込み、フロンティアは送料3,300円が別途必要で受注生産です。完成品は短期間で完売や仕様変更が起きるため、購入前に必ず現在の掲載内容をご確認ください。

i
GPU単体では10万円あった差が、完成品では8万円台まで縮みます

通常ラインのRTX 5070 Ti版は428,800円(Ryzen 7 9800X3D)、RX 9070 XT版は289,800円(Ryzen 5 9600X)です。ただしこの2台はCPUも違うため、GPUだけの差にはなりません。CPUをRyzen 7 9800X3Dで揃えて比べるとRX 9070 XT版は347,800円になり、GPUだけの差は81,000円です。GPU単体の差(219,800円と119,800円で10万円)よりわずかに縮みますが、完成品にしても「フレーム生成3倍のために8万円台」という構図は変わりません。なお同等構成を自作した場合の主要パーツ合計は約36万8千円(OS別)で、Windowsの費用を足すと完成品とほぼ並びます。メモリが高騰している今は、この価格帯で自作の金額的な優位はほとんどありません。

完成品を選ぶときに確認する3点

メモリは16GB以上あるか本作の公式要件は最低・推奨とも16GBです。ここで挙げたモデルはすべて条件を満たしますが、ドスパラと通常ラインの構成は16GBちょうどです。ゲームと配信や録画を同時に回すなら32GB構成のモデルを選んでください。
SSDの容量に余裕があるか本作はインストールに150GBの空き容量が必要で、SSDであることも必須条件です。500GB構成だとOSと本作でほぼ埋まるため、他のタイトルと併用するなら1TB以上の構成か、購入時のカスタマイズで増やしておく方が安全です。
電源はGPUに見合っているかRTX 5070 TiのTBPは300Wで、850Wクラスあれば余裕があります。ここで挙げたモデルは750Wから1000Wまで幅がありますが、いずれも本作の構成では足ります。将来もう一段上のGPUへ載せ替える予定があるなら、850W以上を選んでおくと使い回せます。
フロンティア FRZAB850W/CD 紅の砂漠推奨PC
推奨PC・メモリ32GBで余裕があるフロンティア FRZAB850W/CD『紅の砂漠』推奨PC(Ryzen 7 9700X + RX 9070 XT 16GB / 32GB / 1TB)『紅の砂漠』推奨PCとして販売されているモデルです。AMDがPearl Abyssと協力してドライバの最適化を進めたRadeon RX 9070 XTを積み、公式Ultraティアの4K/60fpsに正面から対応します。メモリ32GB・1TB Gen4 SSD・850W 80PLUS PLATINUM電源と構成に余裕があり、SSD容量で悩まずに済みます。受注生産のため納期は購入前に確認してください。389,800円税込・送料3,300円別/2026年9月19日時点・変動ありフロンティア公式で詳細を見る
MDL【MDL_R046】Ryzen 7 9800X3D × RTX 5070 Ti(16GB DDR5 / 500GB / 1000W 80PLUS GOLD)
4K/144fpsを狙うならこちらMDL【MDL_R046】Ryzen 7 9800X3D × RTX 5070 Ti(16GB DDR5 / 500GB / 1000W 80PLUS GOLD)推奨PCにはRTX 5070 Ti搭載モデルが存在しないため、144fpsを狙う場合は通常ラインから選ぶことになります。フレーム生成3倍で4K 162.4fpsという実測値が出ているのがこのGPUです。電源は1000W 80PLUS GOLD、メモリ16GB DDR5で公式要件を満たします。SSDは500GBが基本構成なので、他タイトルと併用するなら増設を前提にしてください。428,800円税込/2026-09-22時点・変動ありMDL公式で詳細を見る
TSUKUMO G-GEAR GE7A-B263BH/CD 紅の砂漠推奨PC
推奨PC・3D V-Cache搭載TSUKUMO G-GEAR GE7A-B263BH/CD『紅の砂漠』推奨PC(Ryzen 7 9800X3D + RX 9070 XT / 32GB / 1TB)推奨PCのなかで唯一Ryzen 7 9800X3Dを積むモデルです。GPUはRX 9070 XTで、メモリ32GB DDR5-5600と1TB Gen4 SSD、ATX3.1規格の750W電源という構成です。4Kではフレームレートを決めるのがGPU側なので、CPUの強化は本作以外で効いてくる余裕分と考えてください。429,800円税込/2026年9月19日時点・変動ありTSUKUMO 公式で詳細を見る
MDL Ryzen 5 9600X × RX 9070 XT(16GB DDR5 / 500GB / 1000W)
4K/60fpsで十分なら最安MDL Ryzen 5 9600X × RX 9070 XT(16GB DDR5 / 500GB / 1000W)Ryzen 5 9600XにRX 9070 XTを合わせた構成です。4Kではフレームレートを決めるのがGPU側なので、CPUをこのクラスに抑えても公式Ultraティアの目標である4K/60fpsには届きます。フレーム生成は2倍までなので4Kで117.1fpsが上限になりますが、144Hzのモニターを使っていないなら差は出ません。電源1000W 80PLUS GOLD、メモリ16GB DDR5です。289,800円税込/2026-09-22時点・変動ありMDL公式で詳細を見る

※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。

総評

『紅の砂漠』を4Kで144fps出す条件は、実測で1つに絞られました。RTX 5070 Ti+DLSS 4 Super Resolution Quality+マルチフレーム生成3倍で162.4fpsです。2倍では119.3fpsで届かず、RX 9070 XTもFSRのフレーム生成2倍で117.1fpsまでです。そして約94万円のRTX 5090でもフレーム生成なしでは127.4fpsで、この目標は予算を積んで解決できる種類のものではありません。

一方で、発売前に広まっていた前提はいくつも覆っています。公式の推奨GPUは2018年のRTX 2080で、VRAMは4K最高設定でも8GBで足り、メモリも全ティア16GBです。重いのはゲームではなく、144fpsという目標の方でした。4K/60fpsで満足できるなら、10万円安いRX 9070 XTで公式Ultraティアの目標に届きます。

最後に、フレーム生成には代償があります。3倍にすると入力遅延は33.0ミリ秒から48.6ミリ秒へ増え、1%タイル値も119.6fpsと平均ほどは伸びません。表示上のなめらかさと操作の軽さは同時には手に入りません。GPUを横断した一覧はGPU別ベンチマーク、設定ごとの詰め方はおすすめ設定で確認できます。

FAQ紅の砂漠と4K/144fpsに関する8つの疑問

4K/144fpsはRTX 5070 Tiで出せますか?
マルチフレーム生成を3倍以上にすれば出せます。4K最高設定・レイトレーシングON・DLSS 4 Super Resolution Qualityの条件で、実測値はフレーム生成3倍が162.4fps、4倍が197.6fpsです。2倍では119.3fpsにとどまり144fpsには届きません。フレーム生成を使わない場合は75.7fpsです。
ネイティブ4Kで144fpsを出せるGPUはありますか?
ありません。アップスケーリングQualityを適用した4Kでも、最上位のRTX 5090で127.4fps、RTX 5080で85.7fpsです。ネイティブ解像度ではさらに下がります。4K/144fpsはフレーム生成を前提にするしかない目標で、GPUの予算を上げて解決できるものではありません。
VRAMは16GB必要ですか?
必要ありません。4K最高設定でも8GBで足ります。実測したメディアはVRAMの項目に「消費は非常に低い」という見出しを付けており、WQHD・UWQHD・4Kのすべてで8GBに合格判定を出しています。別のメディアも「8GBでも問題なく動作する」としたうえで、最大設定でもテクスチャの品質が低くポップインが目立つと指摘しています。本作のためだけに16GBのGPUへ買い替える理由はありません。
RX 9070 XTでは4K/144fpsに届きませんか?
届きません。FSRのフレーム生成2倍で117.1fpsが実測値で、3倍以上の選択肢がないためここが上限になります。ただしフレーム生成なしの4Kでは70.8fpsと、RTX 5070 Tiの75.7fpsに対して7%差です。価格は10万円安いため、4K/60fpsが目標ならRX 9070 XTで公式Ultraティアの水準に届きます。
フレーム生成の倍率を上げるデメリットはありますか?
入力遅延が増えます。実測ではフレーム生成なし+Reflexが33.0ミリ秒、2倍が44.6ミリ秒、3倍が48.6ミリ秒、4倍が49.4ミリ秒です。表示上のフレームレートは2.6倍になっても、操作の応答は逆に遅くなります。また3倍時の1%タイル値は119.6fpsで、平均の162.4fpsほどは伸びません。
一番重い設定はどれですか?
DLSS Ray Reconstruction / FSR Ray Regenerationというアップスケーラ側のAIデノイザーです。有効にすると4Kのフレームレートが3割前後落ち、RTX 5070 Tiは75.7fpsから45.1fpsへ、RTX 5090でも127.4fpsから85.8fpsへ下がります。一方、通常のレイトレーシング(反射・影・GI)のコストは2〜4%程度と軽いため、こちらは有効のままで構いません。
CPUは最上位のものが必要ですか?
4Kでは必要ありません。公式のUltraティアが挙げているCPUはCore i5-13600K / Ryzen 7 7700Xで、最上位のゲーミングCPUは求められていません。4Kはフレームレートを決めるのがほぼGPUなので、CPUに予算を寄せても144fpsには近づきません。CPUの選び方はCPUの選び方ガイドで整理しています。
Intel Arcでは遊べますか?
発売時点では起動できませんでしたが、現在は対応済みです。発売直後のテストではArc B580でゲームが起動せず、フレームレートを計測できませんでした。その後2026年4月11日のパッチ1.03.00でIntel Arc対応とXeSS 3.0、XeSS Frame Generationが追加されました(海外メディアの報道)。当時の経緯はArc B580ユーザーの返金対応で扱っています。
2026 BEST BUY — GPU 部門
GIGABYTE Radeon RX 9060 XT 16GB GDDR6 グラフィックボード
16GB最安

RX 9060 XT 16GB

Amazon
ASRock RX 9070 XT Steel Legend Dark 16GB GDDR6
コスパ最強

RX 9070 XT 16GB

Amazon
MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC
WQHD定番

RTX 5070 12GB

Amazon
MSI GeForce RTX 5070 Ti 16G VENTUS 3X OC
ミドルハイ

RTX 5070 Ti 16GB

Amazon
Amazon PICK UP — ゲーマー必携アイテム
CORSAIR RS120-R ARGB 120mm PWMファン 3個スターターキット
ARGB定番

CORSAIR RS120-R ARGB

Amazon
Pixio スリムモニターアーム ホワイト 17〜32インチ対応 ガススプリング式
スリム設計

Pixio スリムモニターアーム

Amazon
LG UltraGear 27GS95QE-B 27型 OLED 240Hz
OLED 27型

LG UltraGear 27GS95QE-B

Amazon
Scythe FUMA3 デュアルタワー空冷
空冷上位

Scythe FUMA3

Amazon
Seasonic FOCUS GX-850 V4 850W ATX 3.1 12V-2x6ネイティブ対応電源
12V-2x6対応

Seasonic FOCUS GX-850 V4

Amazon
Writer
管理人アバター

ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。