CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTで再起動しないときの対処|画面が止まる・起動しない状態別の確認手順【Windows 11】
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画面で止まる・再起動を繰り返す・起動しない、の3状態で次の操作が変わる
CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT(停止コード0x101)の画面が出たまま動かない、あるいは電源を入れ直してもWindowsが起動しないとき、いちばん困るのは「いつ電源を切ってよいのか」と「その次に何をするのか」です。
画面の数字が進んでいるうちは待ち、止まって何も反応しないときは電源ボタン長押しで強制終了するしかありません。Windows 11のバージョンによって、停止コードの画面は青ではなく黒いこともあります(コードが表示されていれば、黒い画面でも同じ対処です)。ただしMicrosoftはこの方法を「ほかに手段がないときだけ」としており、データ破損のリスクがあります。電源を入れ直したあとは、再起動を繰り返すなら「自動再起動の無効化」で停止コードを読み、起動しないなら回復環境(WinRE)のスタートアップ修復かセーフモードへ進みます。
暗号化(BitLocker)を使っているPCは、回復環境の操作でBitLocker回復キーを求められることがあります。キーの所在を先に確かめてから進めてください。0x101が出る原因そのもの(CPUのOCや低電圧化など)は別記事で扱っているため、ここでは「再起動しない状態から、Windowsを操作できる状態に戻す」ところに絞ります。
目次
状態再起動しないときは3つの状態を見分ける
0x101は、マルチプロセッサのシステムで、セカンダリプロセッサから期待されたクロック割り込みが時間内に届かなかったことを示す停止コードです。原因はプロセッサが応答しない、またはデッドロックしている状態です。既定ではこの停止のあとWindowsが自動で再起動しますが、その途中で止まると「再起動しない」ように見えます。
Microsoftは、電源ボタンの長押しがWindowsの正常なシャットダウン処理を妨げるため、ほかに手段がない場合(PCが応答しないなど)にだけ使うよう案内しています。長押しで落とすとイベントID 41が記録されます。保存していない作業の消失に加え、書き込み中だったデータが壊れる可能性があるため、画面の表示が動いている間は待ってください。
次の3つのどれに当たるかで、取る手順が変わります。
画面停止停止コードの画面から動かないときの手順
- 画面の数字が動いているかを見る。停止コード画面に進行を示す表示が出ているなら、動いている間は電源に触れません。Microsoftの資料に、待つ時間の目安は示されていません。数字が止まり、キーボードやマウスにも反応しない状態が続くかで判断します。
- ノートPCは電源アダプターが抜けていないか、デスクトップは電源ケーブルが緩んでいないかだけ確認する。配線を触るのは、画面が完全に止まっていると判断してからです。
- それでも止まったままなら、電源ボタンを長押しして強制終了する。押し続ける秒数は機種ごとに異なるため、手元のPCのマニュアルを優先してください。
- 数十秒おいて電源を入れる。Windowsが起動したら、まず作業中のファイルを保存し、あとで停止コードの記録を確認します(後述)。
- 起動しない、または同じ画面に戻るなら、次の節のWinREの手順へ進む。強制終了を何度も繰り返すより、回復環境に入るほうが先です。
回復環境再起動を繰り返すとき・起動しないときはWinREから入る
WinRE(Windows回復環境)には、Windowsが起動できなくても入れます。Windowsにサインインできるなら、設定のシステム、回復、PCの起動をカスタマイズする(詳細スタートアップ)から再起動するか、Shiftキーを押しながら再起動を選んでも入れます。
起動しない場合は、Microsoftが案内する次の方法を使います。
- 通常の起動を2回中断する。電源を入れ、Windowsのロゴ(またはメーカーのロゴ)が出たら電源ボタンを長押しして落とします。これを2回繰り返し、3回目に電源を入れると、自動修復の画面が出ます。Microsoftは「WinREに入るはず」という書き方をしており、機種によって差があります。
- 自動修復の画面で「詳細オプション」を選ぶ。
- 「トラブルシューティング」から「詳細オプション」を開く。ここにスタートアップ修復とスタートアップ設定があります。
デバイスを暗号化している場合、WinREの一部の操作でBitLocker回復キーが求められます。Microsoftアカウントなどで保管場所を確認してから進めてください。回復キーの探し方はBitLocker回復キーを突然求められる原因と対処法にまとめています。
WinREに入れないときは、USBの回復ドライブがあればそこから起動します。回復ドライブも修復ディスクもない場合、Microsoftは別のPCでWindowsのインストールメディア(USBまたはDVD)を作り、動かないPCに接続して電源を入れる方法を案内しています。最初のセットアップ画面で言語などを選んで「次へ」に進み、「インストール」ではなく「コンピューターを修復する」(英語表記はRepair my PC)を選ぶとWinREに入れます。セットアップ画面が出ないときは、作成したUSBやDVDから起動する設定になっていない可能性があるため、メーカーの案内に従って起動順位(ブートメニュー)を確認します。
修復スタートアップ修復とセーフモードの使い分け
これらは状態で使い分けます。再起動を繰り返すなら、まず項目9で自動再起動を止めて停止コードを確認します。Windowsが起動しないなら、スタートアップ修復を1回試し、直らなければスタートアップ設定の項目4でセーフモードを試します。セーフモードで安定していても、BIOS側のOCや自動OCの設定は残ります。この切り分けはCLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT(0x101)の原因と直し方で、OC・低電圧化・BIOSの順に説明しています。
記録起動できたら残しておく情報
Windowsが起動したら、同じ症状が再発したときのために次の4つを控えておきます。
- 画面に出た停止コードと、あれば写真。CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTかどうかを確かめます。別の停止コードなら、そのコードに応じた切り分けが必要です。
- イベントビューアーのイベントID 41。停止エラーで再起動した場合、停止コード(BugcheckCode)が10進数で記録されていることがあります。257なら0x101です。0や未記録でも停止エラーだったことは否定できないので、画面の写真も残します。イベントID 41だけでは原因を特定できない場合もあります。
- 直前に変えたこと。BIOS更新、OC・低電圧化の設定、ドライバーやWindows Updateの適用など。
- PCの機種とBIOSのバージョン。サポートに相談するときに聞かれます。
イベントID 41の見方はゲーム中にPCが突然再起動するがブルースクリーンは出ない原因で、PowerButtonTimestampの読み方まで説明しています。
疑問点よくある質問
まとめまとめ|画面の状態で分け、強制終了のあとはWinREへ
停止コードの画面から動かないときは、画面の数字が進んでいる間は待ち、止まって反応しないときだけ電源ボタンの長押しで落とします。再起動を繰り返すならWinREの項目9で停止コードを残し、起動しないならスタートアップ修復かセーフモードへ進みます。BitLockerで暗号化しているPCは、回復キーを先に確認してください。Windowsが起動したら、停止コード・イベントID 41・直前の変更を控えたうえで、OCや低電圧化の設定から原因を切り分けます。




