NZXT Ultra RGBファンは買いか|F120U・F140U・F360U・F420Uの違いと注意点【2026年8月発売】
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F120U・F140U・F360U・F420Uの違いと注意点
NZXTから、最大96個のLEDを搭載するケースファン「Ultra RGB」シリーズが登場します。国内では120mmの「F120U」、140mmの「F140U」、360mmの3連一体型「F360U」、420mmの3連一体型「F420U」を2026年8月6日に発売する予定です。
Ultra RGBシリーズの特徴は、単にファン全体が光るのではなく、ファンハブや外周、インナーバーを別々のゾーンとして制御できることです。特にF360UとF420Uは、3基のファンをひとつのフレームにまとめた一体型設計を採用しており、取り付けや配線を簡略化しながら、一般的なRGBファンよりも複雑なライティングを楽しめます。
結論からいえば、Ultra RGBシリーズは冷却性能や価格だけを重視する人には割高です。一方で、NZXT製品でPC内部を統一したい人、ピラーレスケースでライティングを目立たせたい人、3連ファンの配線を減らしたい人には魅力的な選択肢となります。本記事では、4製品の価格・スペックの違いと購入前に確認しておきたい注意点を整理します。
価格NZXT Ultra RGBシリーズの価格と発売日
Ultra RGBシリーズの国内発売日は、2026年8月6日の予定です。F120UとF140Uは一般的な単体ファンですが、F360UとF420Uは3基のファンをひとつのフレームに統合しています。
| 製品 | サイズ | LED数 | 市場想定価格 |
|---|---|---|---|
| F120U | 120mm | 32個 | 5,980円 |
| F140U | 140mm | 32個 | 6,480円 |
| F360U | 360mm・3連一体型 | 96個 | 19,780円 |
| F420U | 420mm・3連一体型 | 96個 | 22,780円 |
価格だけを見ると、F120Uを3基購入した場合は合計17,940円です。それに対してF360Uは19,780円なので、一体型フレームやインナーバーの発光に1,840円を追加する計算になります。F140Uを3基購入した場合は合計19,440円ですが、F420Uは22,780円で、差額は3,340円です。
単体ファンを3基そろえるより、F360UとF420Uのほうが安いわけではありません。一体型の外観、配線の少なさ、インナーバーを含む3ゾーンライティングに追加料金を支払う製品と考えると分かりやすいでしょう。
RGB最大96個のLEDを搭載したマルチゾーンRGB
Ultra RGBシリーズで最も注目したいのが、マルチゾーンRGBライティングです。F120UとF140Uには32個のアドレサブルRGB LEDが搭載され、ファンハブと外周のトラックを別々のゾーンとして制御できます。
F360UとF420Uは、ファンハブ、外周トラック、ファン間をつなぐインナーバーの3ゾーン構成です。LED数も合計96個に増えており、ゾーンごとに異なる色やエフェクトを組み合わせられます。たとえば、ファンハブはレインボー、外周は単色、インナーバーは流れるようなアニメーションといった演出が可能です。
一般的なARGBファンでもLEDを個別に制御できる製品はありますが、ファンの中心と外周、ファン間のバーを明確に分けて演出できる点はUltra RGBシリーズならではの強みです。LEDの数が多いため発光部分の点が目立ちにくく、色の変化を滑らかに見せやすいこともメリットです。ガラス面の広いピラーレスケースや、ケースファンを側面に配置する構成では、特に存在感を出しやすいでしょう。
構造F360UとF420Uは3連一体型で取り付けが簡単
F360UとF420Uは、3基のファンを別々に取り付ける方式ではなく、最初からひとつのフレームにまとめられています。一般的なファンを3基取り付ける場合、それぞれの位置を合わせながら複数のネジで固定し、ファン用ケーブルとRGB用ケーブルを配線しなければなりません。
F360UとF420Uは4本のネジと1本の8ピン接続で取り付けられるため、取り付け作業とケーブル整理を簡略化できます。マザーボードへ直接接続するための変換ケーブルも付属します。360mmラジエーターに3基のファンを取り付ける場合、通常は最大12本のネジを使用しますが、F360Uなら4本だけで固定できるため、自作PCに慣れていない人にも扱いやすい設計です。
一体型であるため、ファン1基だけを別の場所へ移動させることはできません。1基が故障した場合に、その部分だけを市販ファンへ交換することも難しくなります。取り付けやすさと外観の統一感を得られる代わりに、個別ファンより構成変更の自由度は低くなります。
制御NZXT CAMを使うにはControl Hubが必要
Ultra RGBシリーズは、NZXT CAMを利用することで、ライティング、ファンカーブ、温度監視などをまとめて管理できます。ただし、マルチゾーンRGBを含む完全なカスタマイズには、別売りのNZXT Control Hubまたは対応するNZXT製マザーボードが必要です。ファン本体だけを購入すれば、すべての発光機能をそのまま利用できるとは限りません。
一般的なマザーボードの5V ARGBヘッダーへ接続し、基本的なライティングやファン回転数を制御することも可能です。しかし、マザーボードへ直接接続した場合は、NZXT CAMによるゾーンごとの細かな設定や専用プリセットを利用できない可能性があります。Ultra RGBシリーズならではのライティングを最大限に活用したい場合は、Control Hubを含めた予算を考えておく必要があります。
すでにNZXT Control HubやNZXT製マザーボードを使用している人なら導入しやすい一方で、他社製RGB機器を中心に構成している人は、制御ソフトやケーブルが増える点を確認しておきましょう。
冷却F120UとF360Uの冷却性能
F120UとF360Uに搭載されている120mmファンは、最大2,250rpmで動作します。最大風量は1基あたり60.0CFM、最大静圧は2.4mmH₂O、最大ノイズレベルは32.2dBAです。27dBA時には1,800rpmで動作し、風量50.0CFM、静圧1.5mmH₂Oとなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最大回転数 | 2,250rpm(風量60.0CFM/静圧2.4mmH₂O/ノイズ32.2dBA) |
| 27dBA時 | 1,800rpm(風量50.0CFM/静圧1.5mmH₂O) |
| ブレード枚数 | 11枚(F120U) |
最大風量だけを見ると、冷却性能を最優先した高回転ファンというより、RGBの見栄えと冷却性能のバランスを取った仕様です。最大静圧は2.4mmH₂Oあるため、ケースの吸気・排気だけでなく、360mm簡易水冷クーラーのラジエーター用ファンとしても使用できます。F120Uには11枚のブレードが採用されており、ブレードとフレームの隙間を抑えることで空気漏れを減らし、メッシュパネルやラジエーターへ空気を押し込める設計です。F360Uは基本的にF120U相当のファンを3基一体化した製品で、ファン1基あたりの風量・静圧はF120Uと共通です。
静圧F140UとF420Uは静圧が高い
F140UとF420Uに搭載されている140mmファンは、最大2,400rpmで動作します。最大風量は1基あたり92.2CFM、最大静圧は5.1mmH₂O、最大ノイズレベルは36.9dBAです。27dBA時には1,700rpmで、風量61.73CFM、静圧2.86mmH₂Oとなります。
140mmファンとしては最大回転数と静圧が高く、密度の高いメッシュパネルや420mmラジエーターでも冷却性能を発揮しやすい仕様です。一方で、最大回転時の36.9dBAは、音がほとんど聞こえない水準ではありません。NZXTはフルスピードでも37dBA未満と説明していますが、静音性を重視する場合はNZXT CAMやBIOSでファンカーブを調整したほうがよいでしょう。140mmモデルは120mmモデルより低い回転数でも多くの風量を確保しやすいため、普段は回転数を抑え、CPUやGPUの温度が上がったときだけ回転数を上げる設定が向いています。
耐久性流体動圧軸受と5年間保証を採用
Ultra RGBシリーズには、流体動圧軸受が採用されています。公称寿命は60,000時間で、製品保証は5年間です。フレームの四隅には防振パーツも備えられており、ケースやラジエーターへ振動が伝わることを抑える設計になっています。
RGBファンは発光部分だけでなく回転部分の耐久性も重要です。特にF360UとF420Uは一体型なので、ファン1基だけを簡単に交換できる個別型より、保証期間の長さが購入判断に影響します。5年間保証が用意されていることは、2万円前後する一体型ファンを購入するうえで安心材料になります。
比較F120U・F140U・F360U・F420Uの違い
Ultra RGBシリーズは、設置できるファンサイズと、ライティングの見せ方で選ぶのが基本です。
| 製品 | 回転数 | 最大風量 | 最大静圧 | 最大ノイズ | RGBゾーン |
|---|---|---|---|---|---|
| F120U | 最大2,250rpm | 60.0CFM | 2.4mmH₂O | 32.2dBA | 2ゾーン |
| F140U | 最大2,400rpm | 92.2CFM | 5.1mmH₂O | 36.9dBA | 2ゾーン |
| F360U | 最大2,250rpm | 1基あたり60.0CFM | 1基あたり2.4mmH₂O | 1基あたり32.2dBA | 3ゾーン |
| F420U | 最大2,400rpm | 1基あたり92.2CFM | 1基あたり5.1mmH₂O | 1基あたり36.9dBA | 3ゾーン |
背面排気や、空いているファンスロットへ1基だけ追加する場合はF120UまたはF140Uが適しています。ケース側面や底面へ120mmファンを3基まとめて設置する場合や、360mmラジエーターと組み合わせる場合はF360Uが候補です。420mmラジエーターや140mmファンを3基搭載できる大型ケースでは、F420Uを選べます。ただし、420mmファンに対応していないケースも多いため、購入前にケース側の対応サイズと取り付けスペースを確認する必要があります。
比較既存のNZXT RGBファンとの違い
NZXTには、従来から一体型の「F RGB Core」シリーズが存在します。Ultra RGBシリーズとの大きな違いは、発光ゾーンの数です。Ultra RGBはファンハブと外周を別々に制御でき、F360UとF420Uではファン間のインナーバーも独立した発光ゾーンになります。
そのため、単色や同じエフェクトでPC内部を光らせるだけなら、従来のRGBファンでも十分です。Ultra RGBシリーズを選ぶ意味が大きいのは、複数の色やアニメーションを重ね、PC内部をライティング作品のように仕上げたい場合です。ファンそのものが目立ちにくい密閉型ケースや、フロントパネル越しにしか見えない構成では、追加料金に見合う効果を感じにくい可能性があります。
注意NZXT Ultra RGBシリーズの注意点
判断NZXT Ultra RGBをおすすめできる人
- PC内部の見た目を重視し、ファンを冷却パーツではなくデザインの一部として選びたい人
- NZXTのケース・簡易水冷クーラー・マザーボードなどをすでに使用し、NZXT CAMへ制御環境を統一したい人
- 3連ファンの取り付けや配線が面倒に感じる人
- ガラス面の広いピラーレスケースでライティングを目立たせたい人
- RGBを単色でしか使わない人
- PC内部がほとんど見えないケースを使用している人
- 冷却性能と価格を最優先する人
- Control Hub等の追加投資をしたくない人
NZXT Ultra RGBシリーズは、F120Uが5,980円、F140Uが6,480円、F360Uが19,780円、F420Uが22,780円と、ケースファンとしては高価格です。ただし、単にLED数を増やしただけではありません。複数の発光ゾーン、一体型フレーム、少ないネジとケーブルで取り付けられる構造など、見た目と組み立てやすさの両方に明確な特徴があります。
特にF360Uは、一般的なミドルタワーケースや360mm簡易水冷クーラーと組み合わせやすく、4製品の中では最も導入しやすいモデルです。F420Uは高い風量と静圧を備えていますが、対応ケースが限られるため、大型ケースや420mmラジエーターを使用する人向けとなります。
冷却性能だけで選ぶなら、Ultra RGBシリーズより安い選択肢はあります。ピラーレスケースの内部を鮮やかに演出したい人や、NZXT製品で統一したPCを作りたい人にとっては、価格に見合う個性を持ったRGBファンといえるでしょう。
購入NZXT Ultra RGBを購入する
F120U・F140U・F360U・F420Uの4製品を紹介します。国内発売前のため、価格・在庫は変動する可能性があります。


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FAQよくある質問
まとめNZXT Ultra RGBは高いが、デザインには明確な強みがある
NZXT Ultra RGBシリーズは、F120Uが5,980円、F140Uが6,480円、F360Uが19,780円、F420Uが22,780円と、ケースファンとしては高価格です。冷却性能だけで選ぶならより安い選択肢もありますが、複数の発光ゾーン・一体型フレーム・少ない配線で取り付けられる構造など、見た目と組み立てやすさの両方に明確な特徴があります。ピラーレスケースの内部を鮮やかに演出したい人や、NZXT製品で統一したPCを作りたい人にとっては、価格に見合う個性を持ったRGBファンといえるでしょう。





