NZXTの新型ピラーレスケース「H6 RGB+」が国内店頭に登場。曲面ガラスと標準7基のRGBファンを採用
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曲面ガラスと標準7基のRGBファンを備えた55Lミドルタワー
出典:NZXT公式「H6 RGB+」製品ページ / NZXT公式サポートセンター「H6 (2026) Specs」 / NZXT公式ブログの発表記事 / NZXT公式「H6 Flow」製品ページ(比較用) / 国内正規代理店アユートの製品ページにもとづきます。
側面のガラスパネルを大きく見せる「パノラマガラス」系のPCケースは、この数年で定番になりました。ただし側面と前面のガラスの間に金属フレームや継ぎ目が残るモデルも多く、見た目の一体感と冷却性能を両立させるのは簡単ではありません。フレームや支柱(ピラー)を挟まずガラスをつなげる「ピラーレス」構造のケースを検討していても、継ぎ目のない曲面ガラスに十分な強度があるのか、フレームがない分だけ冷却が犠牲になっていないか、と不安を感じている人もいるはずです。
NZXTが2026年6月に発表した新型ミドルタワー「H6」シリーズのうち、上位モデルの「H6 RGB+」は、1枚の曲面ガラスで側面から前面までをつなげたピラーレス構造を採用しながら、120mm RGBファンを標準で合計7基搭載する構成です。国内はNZXT正規代理店の株式会社アユートを通じて、パソコン工房 大阪日本橋店やツクモで、ブラック32,980円・ホワイト34,680円という価格で販売されているのが確認できました。
この記事では、NZXT公式の仕様書と旧モデル「H6 Flow」(2023年)の情報を照らし合わせ、曲面ガラスの構造が具体的にどう変わったのかを整理します。あわせて、NZXT公式サイトの中でもGPU対応長の表記が製品ページとサポートセンターで食い違っている点を、両方の一次情報を示したうえで購入前の注意点として取り上げます。
目次
要点まず何が起きたか
NZXTが2026年6月に発表したミドルタワーケース「H6」シリーズの上位モデル「H6 RGB+」が、2026年7月15日時点でパソコン工房 大阪日本橋店の店頭に並んでいることが確認されました。価格はブラックが32,980円、ホワイトが34,680円(いずれも税込)です。継ぎ目のない1枚の曲面ガラス、標準搭載の120mm RGBファン合計7基(前面相当ユニット×2+背面×1)、最大10基まで拡張できる統一120mmファンマウント、GPUサポートブラケットの標準搭載などが特徴です。米国では2026年6月2日からnzxt.com等で販売されています。国内はNZXT正規代理店の株式会社アユートが2026年6月18日発売として案内しており、パソコン工房のほかツクモでも取り扱いが確認できます。
スペックH6 RGB+の主要スペック
H6 RGB+はATX対応の55Lデュアルチャンバーケースです。まず主要スペックを一覧で確認します。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 発表・国内発売 | NZXTは2026年6月に発表。国内は正規代理店アユートが2026年6月18日発売として案内し、パソコン工房・ツクモで取り扱い確認 |
| 本体サイズ | 幅292×奥行420×高さ448mm/体積55L |
| 重量 | 約9.3kg |
| 対応マザーボード | ATX/Micro-ATX/Mini-ITX |
| 材質 | スチール、強化ガラス |
| 拡張スロット | 標準7基 |
| ドライブベイ | 2.5インチ×2、3.5インチ×1 |
| フロントI/O | USB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB 3.2 Gen2x2 Type-C×1(最大20Gbps)、ヘッドセット端子×1 |
| 保証 | 2年間 |
| 型番 | ブラック CC-H62FB-P1/ホワイト CC-H62FW-P1 |
| カラー展開 | ブラック・ホワイトの2色 |
※NZXT公式製品ページおよび公式サポートセンター「H6 (2026) Specs」に記載の仕様(2026年7月時点)にもとづきます。


デザイン曲面ガラスの構造が一体成型へ進化
H6 RGB+の外観で最も目を引くのが、側面から前面にかけて回り込む曲面ガラスです。NZXT公式は「one-piece curved tempered glass」と説明しており、小さな曲率半径でガラスを曲げることで歪みを抑えているとしています。
冷却ファン構成とControl Hub Lite
H6 RGB+が標準搭載するファンは、前面右寄りに取り付けられた「F360 RGB Reverse」2ユニットと、背面の「F120 RGB」1基です。F360 RGB Reverseは120mmファン3基が一体になったユニットで、リバースブレード形状を採用しています。合計すると120mmファン換算で実質7基分にあたります。
| 項目 | F360 RGB Reverse(前面相当×2ユニット・120mm×3基) | F120 RGB(背面×1基) |
|---|---|---|
| 回転数 | 2,200±220rpm | 2,400±240rpm |
| 風量 | 62.14 CFM/基 | 70.67 CFM |
| 静圧 | 2.7mmH₂O/基 | 3.7mmH₂O |
| 騒音値 | 34.39dBA/基 | 33.05dBA |
| コネクター | 8ピン(NZXT RGB+PWM) | 4ピンPWM |
※NZXT公式サポートセンター「H6 (2026) Specs」記載の値(2026年7月時点)にもとづきます。
制御にはRGBファンと照明を一括管理する「Control Hub Lite」が付属します。SATA電源とマザーボード内部のUSB 2.0ヘッダーで接続する方式で、ファンチャンネルは8ピン×2+4ピンPWM×1、RGBチャンネルは8ピン×2+4ピン×1という構成です。ファンマウントは全て120mmで統一されており、前面右寄り3基・天面3基・底面3基・背面1基の合計最大10基まで拡張できます。水冷ラジエーターは天面に最大360mm(全長400mmまで)、背面に120mmまで対応します。
拡張性GPU対応長は公式資料で表記が食い違う
大型GPUを検討している人が最も気にするのがGPUのクリアランスです。ここはNZXTの公式資料同士で数値が一致していません。
NZXT公式の製品ページおよび公式ブログの発表記事はいずれも、前面右寄りに30mm厚のファンを装着した状態でGPU対応長を390mmとしています。一方、NZXT公式サポートセンターの仕様書「H6 (2026) Specs」では、同じ「30mm厚の前面右寄りファンを装着した状態」という条件で360mmと記載されています。どちらが最新の数値かは本稿執筆時点で確認できておらず、当サイトとしてどちらの数値が正しいと断定はしません。360mmを超える大型GPUの搭載を検討している場合は、購入前に販売店やNZXT代理店へ確認することをおすすめします。
| 項目 | 仕様 | 購入時の見方 |
|---|---|---|
| CPUクーラー高さ | 最大165mm | 大型空冷でも装着できる余裕がある |
| 電源ユニット奥行き | 最大200mm | 大型電源は奥行きを確認 |
| 裏配線スペース | 最大90mm | 太いケーブルでも配線しやすい奥行き |
| 天面ラジエーター | 最大360mm(全長400mmまで) | 360mm簡易水冷を天面に搭載可能 |
| 背面ラジエーター | 最大120mm | 背面は120mm一択 |
※NZXT公式製品ページおよび公式サポートセンター「H6 (2026) Specs」に記載の値(2026年7月時点)にもとづきます。
旧モデル比較H6 Flow(2023年)との違い
H6 RGB+の前身にあたるのが、2023年発売の「H6 Flow」です。同じH6シリーズでも、ガラス構造をはじめ複数の点で明確に仕様が変わっています。
| 項目 | H6 Flow(2023年) | H6 RGB+(2026年) |
|---|---|---|
| 本体サイズ | 幅287×奥行415×高さ435mm | 幅292×奥行420×高さ448mm |
| 重量 | 約9.4kg | 約9.3kg |
| ガラス構造 | 側面と前面で分かれた2枚のガラスパネル(継ぎ目を目立たなくした設計) | 1枚の連続した曲面ガラス(継ぎ目なし) |
| 標準搭載ファン | 前面120mm×3のみ(底面140mm×2は別売) | 前面相当2ユニット+背面1基=合計7基標準搭載 |
| 底面ファンの規格 | 140mm×2(ファン別売) | 120mm×3(120mm規格へ統一) |
| GPUサポートブラケット | 非搭載 | 標準搭載 |
| 背面コネクターマザーボード | 非対応 | ATXサイズのみ対応 |
| GPU対応長 | 365mm | 360mm〜390mm(資料により差異あり) |
※H6 Flow(2023年)の仕様はNZXT公式「H6 Flow」製品ページにもとづきます。H6 RGB+のGPU対応長は前段で触れたとおり、NZXT公式資料同士で数値に差異があります。
価格海外価格と国内の店頭価格
H6シリーズは、ファンを含まない無印の「H6」とRGBファン標準搭載の「H6 RGB+」の2モデル展開です。米国でのオンライン価格は、H6(ファンなし)が99.99ドル、H6 RGB+が199.99ドルと、RGB+はほぼ2倍の価格設定です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無印「H6」(米国価格) | 99.99ドル(ファン非同梱) |
| 「H6 RGB+」(米国価格) | 199.99ドル(F360 RGB Reverse×2、F120 RGB×1、Control Hub Lite同梱) |
| 価格差の内訳 | 120mm RGBファン合計7基とControl Hub Liteの有無 |
約100ドルの価格差は、F360 RGB Reverse×2ユニット(実質120mmファン6基分)、F120 RGB×1基、そしてControl Hub Liteという同梱物の差にあたります。単品でこれらを買いそろえることを考えれば、RGB+モデルの上乗せ分は妥当な範囲といえるでしょう。
国内では、NZXT正規代理店の株式会社アユートが2026年6月18日発売として案内しており、パソコン工房 大阪日本橋店の店頭でも実機展示が2026年7月15日時点で確認されています。価格はブラックが32,980円、ホワイトが34,680円(いずれも税込)です。店舗スタッフの渡邊氏は、メッシュ面積の大きさと標準搭載の高品質RGBファン7基により、ピラーレス構造ながら高い冷却性能が期待できる点、質感の高さ、曲面ガラスの美しさとケーブルマネジメントに妥協がない点を挙げ、「ザ・自作PCケース」と評価しています。パソコン工房以外にも、ツクモではホワイトモデルが同じ34,680円(税込)で取り扱われており、本稿執筆時点で在庫を確認できました。
※価格・在庫状況は変動する場合があります。購入を検討する場合は、各販売サイトでの最新の在庫状況を個別に確認してください。
おすすめH6 RGB+本体と、あわせて検討したいケース
H6 RGB+はAmazonでも購入できるほか、パソコン工房・ツクモなどでも取り扱いがありますが、店舗によって在庫の変動があります。同じNZXT製で価格を抑えたい人向けの「H7 Flow」、大径ファンで冷却力を重視したい人向けの「Cooler Master HAF 500」もあわせて紹介します。


FAQH6 RGB+でよくある質問
まとめまとめ|H6 RGB+は旧モデルから着実に進化したピラーレスケース
H6 RGB+は、旧モデルのH6 Flowからガラス構造を1枚の曲面ガラスへ刷新し、GPUサポートブラケットの標準搭載や背面コネクターマザーボード対応まで踏み込んだミドルタワーケースです。標準で7基のRGBファンとControl Hub Liteを搭載しながら、国内価格はブラック32,980円・ホワイト34,680円に収まっています。
継ぎ目のない曲面ガラスと標準7基のRGBファンを、3万円台前半から手に入れられる点がH6 RGB+の強みです。デュアルチャンバー設計、GPUサポートブラケット標準搭載、ATXサイズの背面コネクターマザーボード対応まで含め、旧モデルのH6 Flowから着実に仕様が底上げされています。
一方で、GPU対応長は公式資料同士で360mmと390mmという食い違いがあります。大型GPUを搭載する予定がある場合は、事前に販売店へ確認したうえで判断してください。国内はNZXT正規代理店のアユートを通じてパソコン工房・ツクモなどで購入でき、価格や在庫は変動するため最新情報を各販売サイトで確認することをおすすめします。





