Steam設定の最適化ガイド|Steamを軽くする設定と起動オプションの効く・効かない、DL高速化・録画【2026年版】
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Steamを軽くする起動オプションは、もう使えない
Steamを軽くしたいなら、起動オプションではなく設定画面を見直してください。以前はSteamを軽くする起動オプションとして「-no-browser」が定番でしたが、Valveが2022年12月に廃止を告知し、2023年1月から使えなくなりました。今はライブラリの「低パフォーマンスモード」などで軽くします。
ゲームの起動オプションは、ゲームやエンジンごとに対応が異なります。「-high」や「-threads」をfps向上のために一律で追加せず、開発元が対象ゲーム向けに案内する設定を使ってください。映像が出ない、クラッシュするといったトラブルでは、対応する起動オプションが回避策になる場合があります。
Steamクラウドで容量不足や同期エラーが出た場合は、設定を切り替える前にセーブデータを保全してください。PCのディスク空き不足とクラウドの上限では対処が異なり、複数端末で遊ぶ場合は残したい進行の確認も必要です。
目次
軽量化Steam自体を軽くする設定
Steamのショートカットに付ける「-no-browser」は、Steamのストアやコミュニティの表示を止めて軽くする定番の起動オプションでした。Valveは2022年12月に「-no-browserと-noreactloginのサポートを終了し、2023年1月ごろにすべてのユーザーに適用する」と告知しています。この情報を載せた古い記事は、今は当てはまりません。
出典:Steam Client Beta(-no-browserのサポート終了)
今のSteamで軽くするには、設定画面の次の項目を使います。

ダウンロードダウンロード速度を最大にする設定
Steamのダウンロードが遅いときは、回線の前に、設定 → ダウンロードの項目を確認してください。

- ダウンロード地域を確認する:自分の住んでいる地域に近いサーバーを選びます。Steamのサポートも、遅いときは最寄りの地域を選ぶよう案内しています。変更するとSteamの再起動を求められます。
- ダウンロード速度の制限と単位を確認する:「ダウンロード速度を制限する」がオンになっていないか確認します。制限値の単位は「ダウンロード速度をビット/秒の単位で表示」の設定に連動します。入力欄の単位を見てから値を決めてください。MB/sなどのバイト表示なら、1バイト=8ビットなので、回線のMbps表記を8で割るとMB/sに換算できます。
- ゲーム中・ストリーミング中の設定を選ぶ:「ゲームプレイ中にダウンロードを許可」をオフにすると、遊んでいる間に回線を取られません。Remote Playなどのストリーミング中は、「ストリーミング中はダウンロードを制限」がオンだとダウンロードが遅くなります。Remote Playの新しい映像方式はSteam Remote PlayのPyrowaveで解説しています。
- 自動更新の時間帯を決める:自動更新スケジュールで深夜などの時間帯を指定すると、遊んでいる最中に大型アップデートが始まるのを防げます。
ダウンロードが途中で止まる、急に遅くなったといったときは、「ダウンロードキャッシュをクリア」を試してください。インストール済みのゲームは消えませんが、実行後にSteamへログインし直す必要があります。
出典:Steamサポート(ダウンロードが遅い)、Steamサポート(ダウンロード速度の制限)、Steamサポート(ダウンロードキャッシュのクリア)
出典:Steamサポート(ダウンロードとアップデートの管理)
ライブラリライブラリとストレージの整理
ゲームの置き場を増やすなら
SSDの空きが足りずにゲームをHDDへ移しているなら、ゲーム用に内蔵SSDを1台足すと、ロード時間とアップデートの待ち時間が短くなります。Steamのライブラリフォルダはドライブごとに追加できます。2026年9月25日にAmazonの商品ページで在庫を確認した2台です。
※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
性能パフォーマンスモニターでボトルネックを見つける
2025年6月30日のアップデートで、Steamのオーバーレイに「パフォーマンスモニター」が加わりました。外部のソフトを入れなくても、fps、CPUとGPUの使用率、メモリの使用量を確認できます。Windows版では設定 → ゲーム中の「オーバーレイパフォーマンスモニター」で表示位置を選びます。ゲーム内オーバーレイから表示内容を調整できるクライアントもあります。

| 確認する指標 | 表示される内容 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| fpsの数値 | fpsだけ(従来のFPSカウンターと同じ) | 普段のプレイ |
| fpsの詳細 | fps、最小・最大、推移のグラフ | カクつく場面を探す |
| CPU・GPU使用率 | CPUとGPUの使用率 | CPUとGPUの負荷を調べる手がかり |
| メモリ・VRAM | メモリ、VRAMの使用量など | 画質設定を詰める |
DLSSやFSRのフレーム生成を使うゲームでは、フレーム生成を含むfpsと、ゲームが実際に描画しているfpsが分けて表示されます。フレーム生成だけでは入力遅延は改善しません。画面は滑らかなのに操作が重いと感じたら、実際に描画しているfpsを確認してください。
出典:Steam(パフォーマンスモニターの告知)、Steamサポート(パフォーマンスモニター)
GPU使用率が低いのにfpsが出ないときの考え方は、PCゲームが重いときの原因の切り分けで解説しています。
録画ゲーム録画を使いこなす
Steamのゲーム録画は、2024年6月のベータを経て、2024年11月5日にすべてのユーザー向けに公開されました。OBSなどを使わずに、Steamだけでプレイ映像を残せます。設定 → ゲーム録画で、録画の方法を選びます。
ゲーム中にCtrl+F12を押すと、タイムラインに目印(マーカー)を付けられ、あとで切り出すときに探しやすくなります。録画は、対応するNVIDIA/AMDのGPUの映像エンコーダーを利用して負担を抑えます。それらを利用できない環境ではCPUで処理し、ゲーム性能が目に見えて低下する場合があります。Windowsでは、対応するGPUならH.265(HEVC)で録画するのが初期設定です。
切り出したクリップは、MP4ファイルとして書き出すほか、共有リンクを作ったり、スマホなど別の端末に送ったりできます。共有リンクは2日で期限が切れます。
出典:Steamサポート(ゲーム録画)、Steam(ゲーム録画)、Steam Client Beta(H.265対応)
起動オプションゲームの起動オプション、効くもの・効かないもの
ゲームを右クリック → プロパティ → 起動オプションに文字列を入れると、ゲームの起動時の動きを変えられます。対応しているオプションはゲームやエンジンごとに違い、対象ゲームの公式サポートで対応を確認してから使ってください。
| オプション | 内容 | 使いどころ |
|---|---|---|
| -novid | 起動時のValveのイントロ動画を飛ばす | 公式サポートが案内するGoldSrc/Sourceエンジン向け。Source 2を含む別のエンジンには対応を確認してから使う |
| -dx11/-dx12/-vulkan | 描画に使うAPIを指定する | 標準のAPIでクラッシュするときの回避策。ゲームが対応しているものだけ使える |
| -w 1920 -h 1080 | 解像度を指定する | 解像度を変えて映像が出なくなったときの回避策 |
| -fullscreen/-windowed | 表示モードを指定する | ゲーム内の設定で切り替えられないときの回避策 |
| -high | 対応ゲームでプロセスの優先度を指定する | 一律追加は勧めない。対象ゲームの開発元が案内する場合に限って検討する |
| -threads N | 対応ゲームでスレッド数を指定する | 効果はゲームと環境次第。CPUのスレッド数をそのまま入力せず、開発元の指定に従う |
起動オプションは、普段は空欄のままにしておき、映像が出ない、起動しないといったトラブルのときだけ使ってください。
シェーダーシェーダーの事前キャッシュ
Windows版Steamでは、設定 → ダウンロードを下へスクロールすると「シェーダープリキャッシュ」があります。「シェーダープリキャッシュを有効化」をオンにすると、Steamがシステム構成に対応するコンパイル済みGPUシェーダーをダウンロードします。VulkanとOpenGLのゲームで、読み込みやフレームレートの安定性の改善に役立つ機能です。

有効にすると必要に応じてシェーダーが収集され、ディスクと通信量の使用が少し増えます。すぐ下の「バックグラウンドでのVulkanシェーダー処理を許可する」は別の設定です。バックグラウンド処理中のPCの負荷も見て選んでください。
ファミリーSteamファミリーでゲームを共有する
Steamファミリーは、2024年3月にベータとして始まり、2024年9月11日にすべてのユーザー向けに公開されました。従来の「ファミリーライブラリシェアリング」と「ファミリービュー」をまとめた機能です。
ファミリーを抜けると、前のファミリーに参加した日から1年間は、新しいファミリーを作ることも参加することもできません。家族以外と組むのは避けてください。
出典:Steamサポート(Steamファミリー)、Steam(Steamファミリーの発表)
FAQよくある質問
定番だった「-no-browser」は、2023年1月にサポートが終了しました。今は、設定 → ライブラリの低パフォーマンスモードと低帯域幅モードを使い、PC起動時にSteamが自動で立ち上がらないようにするのが基本です。
設定 → ダウンロードで、ダウンロード地域が近くのサーバーになっているか、速度の制限がかかっていないかを確認してください。直らなければ、ダウンロードキャッシュのクリアを試します。Wi-Fiなら有線接続に変えるのも効果があります。
対応と効果はゲームや環境で変わるため、fps向上のための一律追加は勧めません。開発元が対象ゲーム向けに案内していなければ、まず追加しない状態を基準にしてください。
Steamのパフォーマンスモニターは、フレーム生成を含むfpsと、ゲームが実際に描画しているfpsを分けて表示します。操作の反応の速さは、実際に描画しているfpsで決まります。
対応するNVIDIA/AMDのGPUでは映像エンコーダーを使って負担を抑えますが、利用できない環境ではCPU処理となり、ゲーム性能が低下する場合があります。録画のオン/オフで遊びやすさを比べてください。バックグラウンド録画がストレージを圧迫するときは、ゲームごとに保存する長さを短くしてください。
対象ゲームとエラー文言を確認し、削除や同期設定の変更より先にセーブを保全してください。ゲームを終了し、開発元の公式サポートで保存場所を確かめ、セーブを同期対象外の場所へコピーします。複数PCやSteam Deckを使う場合は、残したい進行がどの端末にあるかも確認してください。保存場所の探し方はセーブデータの保存場所とバックアップのガイドを参照できます。
PCのディスク空き不足、クラウドの容量・ファイル数上限、通信や同期のエラーは切り分けが必要です。Steamクラウドの枠はユーザーごとのゲーム単位で開発者が設定します。通常、別ゲームのセーブを削除して対象ゲームの枠を増やす対処にはなりません。
容量整理が必要と確認できた場合だけ、対象ゲームの公式サポートが示す管理方法で不要なセーブスロットを選んでください。ゲームフォルダーやuserdataの一括削除は避けます。削除がクラウドにも反映されることがあるため、クラウド同期を独立した世代バックアップの代わりにせず、削除後の復元を当てにしないでください。
同期停止は容量枠の増量ではなく、端末間に進行差が生じ得る設定変更です。「同期できませんでした」や競合が出る場合は、Steamクラウドの同期エラー対処法で、保全後の再同期やローカル/クラウドの選び方を確認してください。
出典:Steamworks(Steamクラウド)、Steamworks(クラウドファイルの削除)
まとめ
Steamを軽くしたいなら、廃止された-no-browserではなく、設定画面の低パフォーマンスモードや自動起動の停止を使ってください。ダウンロードが遅いときは、地域と速度制限を最初に確認します。
パフォーマンスモニターを使えば、外部のソフトなしでボトルネックを調べられます。ゲームの起動オプションは普段は空欄にしておき、トラブルのときの回避策として使ってください。








