『GUNDAM ROGUE ORBIT』は新作アニメ『ガンダムRG XARX-ZERO』の約100年後|「RGプロジェクト」で同一世界を描く
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「RGプロジェクト」が同一世界観を横断して描く新たなガンダム
出典:機動戦士ガンダム公式サイト ニュース/『GUNDAM ROGUE ORBIT』公式サイト/『GUNDAM ROGUE ORBIT』Steamストアページ。仕様・発表内容は本記事公開時点(2026年7月24日)の情報にもとづきます。
新作アニメと新作ゲームが同時期に発表されると、それぞれ独立した企画なのか、実は繋がっている企画なのかが分かりにくいことがあります。今回の新作アニメ『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』と新作アクションゲーム『GUNDAM ROGUE ORBIT』も、発表当初は別々のタイトルに見えましたが、実際には一つの世界観を共有する関連作品でした。
2026年7月24日、両作品は同一の世界を舞台にしていることが明らかになりました。アニメはゲーム本編から約100年前の時代を描き、この世界がどのように形づくられたのかを見せる物語です。ゲームは、アニメで起きた出来事が積み重なった約100年後の世界を舞台に、新たな脅威へ立ち向かう物語になります。
本記事では、両作品の時系列の関係、宇宙世紀を使わない世界観設定の背景、アニメとゲームそれぞれの主人公と搭乗機体、ガンプラ化の詳細、そして現時点で公式に明かされていない部分まで、公式発表と一次情報をもとに整理します。
目次
時系列『GUNDAM ROGUE ORBIT』はアニメの約100年後
『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』と『GUNDAM ROGUE ORBIT』の時系列は、次のように整理できます。
| 項目 | 機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO(アニメ) | GUNDAM ROGUE ORBIT(ゲーム) |
|---|---|---|
| 時系列 | 物語の起点となる時代。A.A.(アフター・アポカリプス)45年 | アニメから約100年後 |
| 主人公 | アズミ・レイ(声優:大塚剛央) | レクス(RE-X) |
| 主人公機 | ガンダムZERO(対アポカリプス最新鋭実験機) | ガンダムヘリックス(高機動型) |
| メディア形態 | アニメ(テレビ・劇場・配信のいずれかは未発表) | PS5・Xbox Series X|S・Steam向けアクションゲーム(2027年発売予定) |
アニメでは、ゲームから約100年前に起きた出来事を通じて、この世界がどのように形成されたのかを描きます。一方、ゲームではアニメで起きた出来事の影響を受けた未来が舞台になります。
楽しみ方アニメとゲームはどちらから始めてもよい
アニメとゲームは同一世界を舞台にしていますが、片方を見たり遊んだりしていなければ理解できない作品ではありません。公式は、アニメとゲームをそれぞれ独立した作品として楽しめると説明したうえで、両作品に触れることで共通する世界観の広がりをより深く体験できるとしています。
アニメを見てからゲームを始めれば、アポカリプスとの戦いがどのように変化し、ガンダムや人類社会が約100年間でどう発展したのかを追うことができます。ゲームを先に遊んだ場合は、物語の中に登場する組織、技術、機体、場所などの起源を、後からアニメで確認する楽しみ方も考えられます。
アニメの放送・配信開始時期とゲームの発売順はまだ発表されていないため、必ずアニメが先に展開されるとは限りません。
世界観宇宙世紀ではない完全新規の世界
『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』と『GUNDAM ROGUE ORBIT』は、『機動戦士ガンダム』の宇宙世紀や、『機動戦士ガンダムSEED』のコズミック・イラなどとは異なる、新しい世界線を採用しています。アニメの監督・シリーズ構成を担当する神山健治氏も、宇宙世紀でも西暦でもない新しい世界線のガンダムだと説明しています。地球連邦、ジオン、ニュータイプ、ミノフスキー粒子といった従来作品の設定をそのまま使用する作品ではありません。
ゲーム側も、ガンダムを知らないアクションゲームファンが始められる作品を目指しています。開発陣は、シリーズファンだけでなく、これまでガンダムに触れてこなかったプレイヤーにも届けることを目的に、完全新規の登場人物と世界を用意したと説明しています。過去作品との関係を調べてから始める必要はなく、今回のアニメとゲームが新しいガンダム世界の第1作になります。
文明の起点人類に繁栄をもたらした「三つの福音」
『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』の世界では、太陽系外から飛来した恒星間航行可能物体によって、人類へ三つの技術がもたらされました。重力制御、超光速通信、そしてイメージを物質化する「マテリアライズ」です。人類はこれらを「三つの福音」と呼び、太陽系全域へ活動範囲を拡大するほどの繁栄を迎えました。
しかし、福音をもたらした物体は発見から10年以内に暴走します。攻撃的な自己増殖系を生み出し、人類へ襲いかかるようになりました。人々はこの未知の生態系を、世界の終末を意味する「アポカリプス」と重ね合わせています。
A.A.元年アポカリプスとの戦いで人類は地球を放棄
アポカリプスとの戦いが始まってから3カ月後、戦線は地球の衛星軌道上で膠着します。人類は地球の放棄を余儀なくされ、その年をA.A.(アフター・アポカリプス)元年として記録しました。アニメ本編の舞台は、それから45年後のA.A.45年です。
地球を知らず、月面やスペースコロニーで生まれた子どもたちにとって、アポカリプスは歴史上の災害ではなく、日常的に存在する脅威になっています。アニメの物語は、月面で一人の少年「アズミ・レイ」が目を覚ますところから始まります。
敵の正体アポカリプスはシリコン生命体
アニメで人類の前に立ちはだかるアポカリプスは、太陽系外から飛来した恒星間航行可能物体から分離し、自己増殖するシリコン生命体です。公開された映像には、昆虫や甲殻類、巨大生物を思わせる姿の個体が登場しています。従来のガンダム作品で中心となる、人間同士がモビルスーツで戦う構図とは異なり、人類と地球外生命体の生存戦争が物語の大きな軸になっています。
『GUNDAM ROGUE ORBIT』の発表映像にも、多数の脚や生物的な外装を持つ巨大な敵が登場していました。今回、アニメとゲームが同一世界だと判明したことで、ゲーム映像でガンダムヘリックスと戦っていた異形の敵も、アポカリプスに関係する存在であることが明確になりました。ただし、アニメから約100年が経過したゲームの時代において、アポカリプスがどのように変化しているのかは発表されていません。
アニメ主人公アズミ・レイがガンダムZEROに搭乗
アニメの主人公は、アポカリプスの襲撃によって両親を失った戦災孤児「アズミ・レイ」です。アズミは対アポカリプス最新鋭実験機「ガンダムZERO」の専任パイロットを務めます。声優は『【推しの子】』のアクア役などで知られる大塚剛央氏が担当します。
ガンダムZEROは、「ガンダムタイプ」と呼ばれる新世代モビルスーツです。機体の左肩には型式番号とみられる「XARX-0」の文字が記されています。
公開されたティザービジュアルでは、通常の設定画と異なり、ガンダムZEROの装甲が大きく破損しています。右腕は生物的なパーツへ置き換えられ、左右の目も異なる色で発光しているように見えます。アポカリプスの能力をガンダムへ取り込むのか、マテリアライズ技術による変化なのかは不明であり、物語の重要な謎になりそうです。
制作陣神山健治氏が監督・シリーズ構成を担当
『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』の監督とシリーズ構成は、神山健治氏が担当します。神山氏は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『東のエデン』『永遠の831』などを手掛けてきました。SF設定監修は円城塔氏、ガンダムデザインは清水栄一氏、キャラクターデザイン・総作画監督は高須美野子氏、音楽は椎名豪氏、アニメーション制作はSOLA ANIMATIONが担当します。
神山氏は、ガンダムをガンダムとして成立させる要素を改めて考えながら、既存世界の設定に依存しない作品を作ったとコメントしています。アニメは2027年展開予定ですが、テレビシリーズ、劇場作品、配信シリーズのいずれになるのか、話数や具体的な公開時期は発表されていません。
今回の「RGプロジェクト」は、バンダイナムコフィルムワークス傘下のアニメーション制作スタジオ「サンライズ」が2026年に迎える50周年を記念するプロジェクトの一環として位置づけられています。単発の新作発表ではなく、アニメ・ゲーム・ガンプラを横断する大型企画として展開される背景には、この節目のタイミングがあります。

ゲーム主人公レクスがガンダムヘリックスに搭乗
ゲーム『GUNDAM ROGUE ORBIT』の主人公は、「レクス(RE-X)」と呼ばれる青年です。レクスはガンダムヘリックスのパイロットとなり、相棒のハロ「ヴィー」とともに未知の敵と戦います。謎の少女ソフィアは、レクスの行動を監視する人物として紹介されています。
ガンダムヘリックスは、高速移動を得意とする高機動型の主人公機です。アニメのガンダムZEROとはシルエットや装甲構造が大きく異なり、細身で生物的なデザインが目立ちます。アニメから約100年の間に、ガンダムタイプの技術がどのように発展したのかも注目点です。
現時点では、ガンダムZEROとガンダムヘリックスの直接的な関係は発表されていません。ガンダムZEROを基にヘリックスが開発されたのか、異なる設計思想を持つ別系統の機体なのかは不明です。
アクション性地上と空中を行き来する高機動アクション
『GUNDAM ROGUE ORBIT』は、ハイスピードな高機動戦闘を特徴とするシングルプレイヤー向けアクションゲームです。プレイヤーは広い戦闘エリアで、敵の集団や巨大ボスと戦います。地上戦と空中戦を途切れずに切り替え、ガンダムを自分の身体のように操作できる感覚を目指して開発されています。公開映像では、ガンダムヘリックスが次のようなアクションを使用しています。
- 高速ブーストによる接近と回避
- 大型の近接武器による連続攻撃
- 空中からの急降下攻撃
- 遠距離射撃
- 複数のビット状兵器による攻撃
- 巨大な敵とのボス戦
制作陣は特定地域だけを対象にせず、世界中のアクションゲームファンへ届けるため、従来のアニメ調ではなくフォトリアル寄りの映像表現を採用したと説明しています。
PC版情報Steamで日本語フルボイスに対応
『GUNDAM ROGUE ORBIT』の対応機種はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam)です。2027年発売予定で、開発はバンダイナムコスタジオが担当します。
Steamストアページの言語対応表を確認したところ、日本語と英語はインターフェース・字幕・フルボイスのすべてに対応しており、フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語はインターフェースと字幕のみの対応です。シングルプレイヤー作品であることも掲載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売時期 | 2027年予定 |
| 対応機種 | PS5・Xbox Series X|S・Steam(PC) |
| ジャンル | アクション |
| プレイ人数 | シングルプレイヤー |
| 日本語対応 | インターフェース・字幕・フルボイスすべて対応(フルボイス対応は日本語・英語のみ) |
| 開発 | バンダイナムコスタジオ |
| 価格 | 未発表 |
| PC必要スペック | Steamストアページでは最低・推奨とも「TBA」(未発表) |
Steamの商品ページでは最低・推奨動作環境が「TBA」となっており、CPU、GPU、メモリ、必要容量はまだ分かりません。フォトリアルな映像と広い戦場を特徴としているため、PC版の要求スペックは発表され次第、注目を集めそうです。
商品展開ガンダムZEROとヘリックスのガンプラ化も決定
「RGプロジェクト」はアニメとゲームだけでなく、ガンプラやフィギュア、カードゲームなどの商品展開も含みます。アニメからは「HG 1/144 ガンダムZERO」、ゲームからは「HG 1/144 ガンダムヘリックス」の商品化が決定しました。ガンダムヘリックスには、一般販売される通常版に加え、ゲーム同梱限定の「アースブルーVer.」も用意されます。
現時点ではゲーム同梱版の価格、予約開始日、同梱されるゲームのエディション、ガンプラの発売日は発表されていません。アニメのガンダムZEROは、「GUNDAM UNIVERSE」「METAL ROBOT魂」などでも商品化される予定です。
名称考察「RG」はガンプラのリアルグレードだけを意味するとは限らない
作品名やプロジェクト名には「RG」が使われていますが、公式発表では、その正式な意味は明らかにされていません。ガンプラには「REAL GRADE」という既存ブランドがありますが、アニメの主人公機はHGでの商品化が発表されています。したがって、今回の「RG」をそのままガンプラのリアルグレードと解釈するのは早計です。
ゲームタイトルの「ROGUE ORBIT」とアニメタイトルの「XARX-ZERO」をまとめる、新しいプロジェクト全体の名称やテーマを示している可能性があります。「RG」の正式名称や、今後さらに別のアニメ・ゲームが追加されるのかは、今後の発表を待つ必要があります。
影響「RGプロジェクト」で歓迎できる点・注意したい点
- アニメとゲームが同一世界観を共有し、約100年間にわたる歴史を複数媒体で描く大型企画である点
- 宇宙世紀やコズミック・イラなど過去作品の知識が一切不要な完全新規の世界で、シリーズ初心者でも入りやすい点
- PC版(Steam)はインターフェース・字幕・フルボイスとも日本語対応で、言語面の不安が少ない点
- ゲーム本編は2027年発売予定でまだ先であり、価格・PC必要スペックはいずれも未発表
- ガンダムZEROとヘリックスの技術的な関係、アポカリプスがゲームの時代でどう変化したかなど、未発表の設定が多い
- 「RG」の正式な意味や、ガンプラの発売日・価格も現時点では明らかにされていない
関連機材高機動アクションを快適に操作するコントローラーの選択肢
『GUNDAM ROGUE ORBIT』は、地上と空中を切り替えながら戦う高速アクションが売りのゲームです。ブーストによる接近・回避や近接武器のコンボ、遠距離射撃を素早く使い分けるには、コントローラー側の入力精度やレスポンスも軽視できません。対応プラットフォーム別に選びやすい2つを紹介します。
まとめまとめ|既存作品を知らなくても始められる新たなガンダム
『GUNDAM ROGUE ORBIT』は、単独の完全新作ゲームとして発表された時点でも、シリーズ初心者の入口となる作品であることが強調されていました。今回、新作アニメとの関係が明らかになったことで、実際には一つのゲームだけで終わらず、約100年間にわたる歴史を複数の媒体で描く計画であることが分かりました。
アニメでは、アポカリプスによって地球を失った人類と、対抗兵器として生まれたガンダムZEROを描きます。ゲームでは、その約100年後にガンダムヘリックスを操るレクスが、なお続く未知の脅威へ立ち向かいます。宇宙世紀や既存シリーズとのつながりを持たないため、予備知識は必要ありません。
その一方、アニメで提示された技術や事件がゲームの時代でどのような形になっているのかを考察する余地も大きく残っています。ゲームの発売日、価格、PC版スペック、アニメの公開形態、ガンダムZEROとヘリックスの関係など、未発表の情報はまだ多くあります。2027年に向けて、『GUNDAM ROGUE ORBIT』単独のゲーム情報だけでなく、「RGプロジェクト」全体の動きを追う必要がありそうです。
新作アニメ『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』と新作ゲーム『GUNDAM ROGUE ORBIT』は同一世界観を共有し、アニメはA.A.45年、ゲームはその約100年後を舞台にします。両作品を軸にした「RGプロジェクト」は、宇宙世紀と異なる完全新規の世界線で、ガンプラなどの商品展開も含めて拡大していく計画です。
ゲームの発売日・価格・PC版必要スペックなど未発表の情報も多いため、2027年の発売に向けて公式発表を継続して確認しておきましょう。



