Phantom Blade Zeroのパストレーシングは重い?RTX 5080は4K平均55fps|GPU別fps【2026年10月】

Phantom Blade Zeroのパストレーシングは重い?RTX 5080は4K平均55fps|GPU別fps【2026年10月】

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GAME PERFORMANCE / 2026-10
Phantom Blade Zeroのパストレーシングは重い?
RTX 5080の4Kは平均55.2fps
GPU別のパストレーシング実測と、通常描画から落ちる割合。入れていいGPUの目安
4Kのfpsは16〜23%低下1% lowも比較GeForce RTX専用

Phantom Blade Zero(ファントムブレイドゼロ)のパストレーシング(PT)は、公式がRTX 5080で4K・60fpsを目標に挙げる、最も重い描画モードです。入れると何%落ちるのか、自分のGPUで使ってよいのかは、公式の必要スペックだけでは判断できません。

PTを入れたときの落ち込みは、通常描画から1440pで8〜16%、4Kで16〜23%です。発売前の実測(Ryzen 7 9800X3D、Ultra、DLSS 4.5 Ray Reconstruction Performance)では、RTX 5080の4Kは平均55.2fps、1% lowは47.4fpsでした。平均60fpsを超えたのは、4KがRTX 5090とRTX 4090、1440pがRTX 5070クラス以上です。

PTはGeForce RTX専用で、Radeonではメニューで選べても効きません。測定は発売前のビルドで、開発元は初日パッチでPTの性能を大きく改善したと告知しています。Ultraのまま4Kで60fps以上を狙うなら、RTX 5080ではPerformanceでも届かず、フレーム生成が要ります。

目次

公式目標公式のPT推奨はRTX 5080の4K・60fps。実測は平均55.2fps

公式の必要スペックでは、PT推奨がRTX 5080 16GBで2160p(4K)・60fps、レイトレーシング(RT)推奨がRTX 5060 8GBで1080p・60fpsです。どちらもアップスケーリング有効が条件で、画質プリセット、超解像のモード、フレーム生成の有無は書かれていません。CPUやメモリ、SSDの条件はPhantom Blade Zeroの推奨スペックにまとめています。

60fps以上40〜59fps40fps未満60fpsライン
GPU(PT有効・平均fps)1440p4K
RTX 5090
108.8
76.7
RTX 4090
89.8
62.4
RTX 5080
82.4
55.2
RTX 4080 SUPER
74.3
48.7
RTX 5070 Ti
74.1
47.9
RTX 5070
61.9
37.7
RTX 4070
53.3
測定なし
RTX 5060 Ti 16GB
47.9
測定なし

条件はRyzen 7 9800X3D、DDR5-6000 48GB、Windows 11 25H2、GeForce 621.01、Ultraプリセット。超解像はDLSS 4.5 Ray Reconstructionで、描画解像度は出力の50%(Performance)です。測定場面は雨・霧・植生が重なる負荷の高い場所の約20秒間で、多くの場面は表の値よりやや速く動きます。バーは200fpsを上限にした長さです。

RTX 5080は1440pなら平均82.4fps・1% low 63.0fpsで60fpsを上回りますが、4Kは平均55.2fps、1% lowは47.4fpsです。測定は描画解像度が出力の50%、4Kなら1080p相当のPerformanceで、BalancedやQualityに上げると表より下がります。公式の4K・60fpsは、この条件では平均でも届いていません。

公式の60fpsは平均か1% lowかも書かれていない

4Kで1% lowも60fpsを超えたのは、測定したGPUではRTX 5090(65.0fps)だけです。1% lowは遅い側1%のフレームの傾向を示す指標で、瞬間最低fpsではありません。RTX 4090の4Kは平均62.4fpsですが、1% lowは53.2fpsでした。

負荷PTの負荷は通常描画から1440pで8〜16%、4Kで16〜23%落ちる

落ち込みが最も大きいのはRTX 4080 SUPERの4Kで23%、最も小さいのはRTX 5090の1440pで8%です。RTX 5070とRTX 5080は、1440pでそれぞれ10%、11%の低下にとどまります。

GPU1440p(通常描画→PT)4K(通常描画→PT)
RTX 5090117.9→108.8fps(−8%)91.5→76.7fps(−16%)
RTX 4090105.1→89.8fps(−15%)78.6→62.4fps(−21%)
RTX 508092.3→82.4fps(−11%)66.4→55.2fps(−17%)
RTX 4080 SUPER88.7→74.3fps(−16%)62.9→48.7fps(−23%)
RTX 5070 Ti84.8→74.1fps(−13%)60.7→47.9fps(−21%)
RTX 507068.8→61.9fps(−10%)46.9→37.7fps(−20%)
RTX 407063.5→53.3fps(−16%)測定なし
RTX 5060 Ti 16GB55.1→47.9fps(−13%)測定なし

数値は平均fps。通常描画はDLSS 4 Performance、PTはDLSS 4.5 Ray Reconstruction Performanceで、超解像の方式が違います。落ち込み率にはRay Reconstructionの負荷も含まれます。

PTを入れる前のRT有効の状態と比べると、RTX 5070 Tiの4Kは57.0→47.9fps、RTX 4080 SUPERの4Kは57.9→48.7fpsで、どちらも16%の低下です。RTとPTはどちらも入切のみで、品質の段階はありません。負荷は、解像度や超解像のモード、ほかの画質設定で調整します。

PTはDLSS Ray Reconstructionが必須で、GeForce RTX専用です。RadeonとIntel Arcでもメニューで選べますが、高品質な照明は働かず、fpsも変わりません。RTを入れたときの落ち込みは、GeForceが1440pでRTX 5070が3%、RTX 4070が4%なのに対し、RX 7800 XTが30%、RX 9070 GREが29%です。Radeonは通常描画が基本で、RTを入れるなら約3割のfps低下を見込みます。

見た目の差は、光が周囲を染めるカラーブリーディングと、主人公の顔の陰影が中心です。水面では、NVIDIAの比較画像のようにランタンや建物の映り込みが加わります。それ以外の場面は細かな調整の域にとどまり、通常描画でも照明はUnreal Engine 5のLumenが担当します。

RTX ONで水面の映り込みが加わったPhantom Blade Zeroの場面
RTX ON:水面に建物とランタンが映り込む(画像:NVIDIA GeForce News)
RTX OFFの同じ場面のPhantom Blade Zero
RTX OFF:同じ場面の水面(画像:NVIDIA GeForce News)

超解像ネイティブ4KはRTX 5090でも25〜27fps。超解像のモードで数十fps変わる

RTX 5090でPTを入れた別の検証では、ネイティブ4K(TSR)が25〜27fps、ネイティブ1440pが46〜47fps、ネイティブ1080pは60fps超でした。4KでDLSS Qualityにすると54〜60fps、さらに2倍のフレーム生成を足して約100fpsです。

設定(RTX 5090・PT有効)fps見方
ネイティブ4K(TSR)25〜27超解像なし。60fpsの半分以下
ネイティブ1440p46〜47超解像なしでも60fpsに届かない
ネイティブ1080p60超超解像なしで60fpsを超える解像度
4K・DLSS Quality54〜60描画解像度を下げて4K出力
4K・DLSS Quality+2倍フレーム生成約100表示fps。生成前の描画fpsとは別

Ryzen 9 7950X3D、DDR5-6000 32GB、Windows 10、GeForce 617.14。最初のエリアで観測したfpsの範囲で、平均・1% lowの区別はありません。

同じ検証では、DLAAとRay Reconstructionの組み合わせがネイティブのTSRより約10fps速くなりました。ネイティブに近い画質を残したいときは、DLAAが選択肢です。

同じRTX 5090でも、4Kはネイティブの25〜27fps、DLSS Qualityの54〜60fps、Performanceの平均76.7fpsと、超解像のモードで数十fpsの差が出ます。測定場面が違うので同じ表には並べられませんが、4Kで60fpsを狙うなら、最初に動かすのは超解像のモードです。

生成フレーム生成は描画50〜60fpsが土台。Reflexは生成を入れたときだけ効く

RTX 5070 Tiの4K・DLSS Qualityでは、生成なしの平均57.0fpsが、2倍で96.1fps、4倍で171.7fps、6倍で232.8fpsになります。この値はPT有効時のfpsではない可能性があるため、倍率ごとの伸び方と遅延の目安として読んでください。倍率どおりには伸びず、6倍でも約4.1倍です。

設定(RTX 5070 Ti・4K)平均/1% low遅延
生成なし57.0/49.9fps78ms
生成なし+Reflex57.0/49.7fps79ms
2倍96.1/79.3fps51ms
4倍171.7/128.1fps53ms
6倍232.8/168.0fps55ms

Ryzen 7 9800X3D、4K、DLSS 4 Super Resolution Quality。RT・PTの設定は明記されていません。遅延は計測値です。

Reflexはメニューでオンにできますが、フレーム生成を有効にするまで働きません。そのため生成なしの遅延が最も大きく、生成ありのほうが小さくなります。ただし生成は見た目を滑らかにするだけで、操作の反応は描画fpsに左右されます。

描画で50〜60fpsを確保してから生成を足すのが基本です。4Kの描画が37.7fpsのRTX 5070のようなGPUは、生成で表示fpsを伸ばしても、操作感は描画fpsに近いままです。

GPU別目安|PTは1440pがRTX 5070以上、4Kで1% lowが60fps超はRTX 5090だけ

1% lowが60fpsを超えたのは、1440pがRTX 5070 Ti、RTX 5080、RTX 4090、RTX 5090で、4KはRTX 5090だけです。1% lowは遅い側1%のフレームの傾向を示す指標で、瞬間最低fpsや全編での保証ではありません。

GPU1% low(1440p/4K)PTを入れる目安
RTX 509080.9/65.0fps4Kでも1% lowが60fps超(Performance)。測定した中で唯一
RTX 409062.2/53.2fps1440pは1% lowも60fps超。4Kは平均62.4fpsで、1% lowは50fps台
RTX 508063.0/47.4fps1440pは1% lowも60fps超。4Kは平均55.2fps。Ultra・Performanceのままなら、60fps表示にフレーム生成が要る
RTX 4080 SUPER54.5/41.2fps1440pは平均74.3fps。4Kは平均48.7fps。Ultra・Performanceのままなら、60fps表示にフレーム生成が要る
RTX 5070 Ti60.7/42.9fps1440pは平均74.1fps。4Kは平均47.9fps。Ultra・Performanceのままなら、60fps表示にフレーム生成が要る
RTX 507050.6/33.5fps1440pは平均61.9fps。4Kは平均37.7fpsで、描画fpsが低い
RTX 407041.8/測定なし1440pは平均53.3fps。Performanceでも60fpsに届かず、PTを切るか画質を下げる
RTX 5060 Ti 16GB38.5/測定なし1440pは平均47.9fps。PTは切り、通常描画で調整する

公式のRT推奨RTX 5060と通常推奨のRTX 3060 Tiは、PTの測定に含まれていません。

VRAMは、最大詳細の4Kで8GBでは足りず、12GB以上が推奨です。PTを入れると使用量が約3GB増えるため、PTを使うなら10〜12GB以上が目安になります。

パッチ初日パッチでRT・PTは改善と告知。測定への反映は未確認

開発元S-GAMEは10月28日の書簡で、約5GBの初日パッチがレイトレーシングとパストレーシングの性能を大きく改善すると告知しました。改善幅の数値は示されていません。

表の測定は、パッチが当たっていたかの記載がなく、ドライバーはGeForce 621.01です。同じ書簡で開発元は、621.01で性能が不安定になることがあるとして、617.42へ戻してクリーンインストールを選ぶよう案内しています。表の値は、パッチと617.42を入れた環境では変わる可能性があります。

fpsが出ているのにカメラ移動がぎくしゃくする場合は、平均fpsとは別の問題です。切り分けはカクつき・重いときの設定と対処で扱っています。

手順自分のPCでは、同じ場所で通常描画とPTを測り比べる

  1. PTとフレーム生成を切り、戦闘のある同じ場所でfpsを測る。普段使う解像度と超解像のモードで、通常描画の基準を作ります。通常描画の画質調整はおすすめ画質設定が出発点です。
  2. PTを入れて、同じ場所で測り直す。PTのオン・オフはプレイ中にはできず、メインメニューで切り替えます。平均fpsに加えて、落ち込み時の指標である1% lowも見ます。
  3. 60fpsに届かなければ、DLSSをQuality、Balanced、Performanceの順に下げる。PTには品質の段階がないため、解像度や超解像のモード、ほかの画質設定で負荷を下げます。
  4. それでも足りなければPTを切る。通常描画で60fpsを保つほうが、1% lowの落ち込みも小さくなります。
  5. 描画で50〜60fpsを確保できたら、フレーム生成を足す。生成前のfpsと、回避や受け流しの反応を確かめます。

PC選び1440pのPTならRTX 5070 Ti、4Kで使うならRTX 5080以上

1440pでPTを使うなら、平均74.1fps・1% low 60.7fpsのRTX 5070 Tiが下限の目安です。RTX 5080搭載機は公式のPT推奨と同じGPUですが、4Kは画質の引き下げかフレーム生成を併用する前提で選んでください。4Kで1% lowが60fpsを超えたのは、RTX 5090だけです。いずれも完成品そのものの実測ではなく、GPU帯からの選択肢です。

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※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。

FAQパストレーシングのよくある質問

パストレーシングを入れると、fpsは何%落ちますか?
通常描画から、1440pで8〜16%、4Kで16〜23%落ちます。RTX 40・50シリーズの測定で、通常描画はDLSS 4 Performance、PTはDLSS 4.5 Ray Reconstruction Performanceです。超解像の方式の違いも含まれます。
RTX 5080で、4K・60fpsは出ますか?
平均55.2fps、1% low 47.4fpsでした。DLSS Performanceでの測定で、公式の4K・60fps目標には平均でも届いていません。Ultra・Performanceのままなら、60fps以上の表示にフレーム生成が要ります。画質を下げる場合は、その設定で測り直してください。
RTX 3060 TiやRTX 5060でも、PTは使えますか?
公式のPT推奨はRTX 5080で、この2枚はPTの測定に含まれていません。1440pでRTX 5060 Ti 16GBが平均47.9fps、1% low 38.5fpsのため、下位のGPUで60fpsに届く可能性は低く、PTは切るのが基本です。
RadeonでもPTは使えますか?
PTはGeForce RTX専用です。メニューでは選べますが、高品質な照明は働かず、fpsも変わりません。RTを入れるとRX 7800 XTは30%、RX 9070 GREは29%落ちます。
フレーム生成を使えば、PTでも60fpsになりますか?
表示fpsは上げられますが、描画で50〜60fpsを確保するのが先です。PT有効のRTX 5090は、4K・DLSS Qualityの54〜60fpsに2倍のフレーム生成を足して約100fpsでした。生成は操作の反応を良くしないため、生成前の描画fpsが低いGPUでは滑らかさだけが先に伸びます。
初日パッチで、PTは軽くなりましたか?
開発元は大きく改善したと告知していますが、数値は示していません。表の測定にパッチが当たっていたかは不明なので、自分のPCで測り比べてください。

まとめPTは1440pならRTX 5070クラスから。公式のPT推奨RTX 5080は4Kで平均55.2fps

PTの負荷は、通常描画から1440pで8〜16%、4Kで16〜23%です。平均60fpsを超えたのは、1440pがRTX 5070クラス以上、4KがRTX 4090以上で、公式のPT推奨RTX 5080は4Kで平均55.2fps、1% lowは47.4fpsでした。測定は発売前の環境なので、初日パッチと617.42を入れたPCで、PTを切った状態と同じ場所で測り比べてから決めてください。

出典(2026年10月30日確認):ComputerBase 「Phantom Blade Zero im Test」ベンチマークページ(2026年10月28日)、同 レイトレーシング解析ページ、DSOGaming「Phantom Blade Zero Benchmarks & PC Performance Analysis」(2026年10月26日)、Wccftech 調整ガイド(VRAM・PTの要件)、S-GAME公式PC要件(2026年8月12日)、S-GAME公式Steam告知「Reason and Madness」(2026年10月28日)、NVIDIA GeForce News(PT対応・比較画像)(2026年10月28日)。測定はいずれも発売前のレビュー環境の値で、場面・ドライバー・超解像の設定が異なる数値は同じ順位として比べられません。

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