CoD MW4|レイトレーシングとDLSSはどっち?1440p・4K別おすすめ設定【2026年10月】
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同じGPUで比べた1440p・4Kのfps差と選び方
CoD: Modern Warfare 4(MW4)のPC版には、反射・グローバルイルミネーション・影に対応したレイトレーシング(RT)があります。ところがゲーム標準のノイズ除去を使うRTをオンにすると、DLSS、FSR 4.1、XeSSといった高品質なアップスケーラーが選べなくなります。
同じGPUで比べると、RTX 5070 Tiの4Kは、RTオフ+DLSS Qualityで平均71.4fps、RT高+標準アップスケーラー(描画解像度50%)で56.9fpsです。RTを選ぶと、画質を決める部分がアップスケーラーからゲーム標準のノイズ除去に移り、細部がぼやけたり、水面がちらついたりします。そのため、RTオフ+DLSSを基本にして、RTは4K 60fpsに余裕があるGPUで反射を見たいときだけ選ぶのが現実的です。
話題になっている「DLSS 5」は、MW4が公式に対応した機能ではありません。一方、RTを使わない場合、RTX 40・50はDLSS 4.5のアップスケーリングとフレーム生成が使えます。判断は、使うGPUとモニターの解像度で変わります。
目次
仕様RTをオンにするとDLSSが選べない
MW4の公式PC紹介では、NVIDIAのDLSS 4.5に対応し、RTX 40のフレーム生成とRTX 50のDynamic Multi Frame Generation(最大6倍)も使えると案内されています。ただしアップスケーリング(Super Resolution)は、RTオフのときの話です。海外の実機検証では、RTをゲーム標準のノイズ除去(VRRT)で使うと、使えるアップスケーラーはゲーム内蔵のFilmic SMAA T2Xだけになりました。開発者は、DLSSがVRRTのノイズ除去と合わないため意図的に無効にしていると説明しています。
| GPU | RTオフで使える方式 | RTオンで使える方式 |
|---|---|---|
| GeForce RTX | DLSS 4.5/DLSS 4 | SMAA T2Xのみ |
| Radeon RX 9000 | FSR 4.1 | SMAA T2X。FSR Ray Regenerationを使う場合はFSR 4.1も併用可 |
| Radeon RX 7000 | FSR 4.1 | SMAA T2Xのみ |
| Radeon RX 6000 | FSR 3.1 | SMAA T2Xのみ |
| Intel Arc | XeSS | SMAA T2Xのみ |
DLSSの中でも、Qualityと BalancedはDLSS 4、Performanceだけが DLSS 4.5で動くと報告されています。DLSS 4.5を使いたい場合は、NVIDIAアプリで強制する方法があります。DLSS 4.5は植生の再現が良い一方で、画面空間反射(RTオフ時の反射)がちらつきやすく、DLSS 4のほうが目立ちにくい場面がありました。
画質RTで良くなるのは反射。描画解像度を下げると崩れる
RT高でも、見た目が大きく変わるのは反射です。RTオフの画面空間反射は、映すべき物が画面の外に出ると消えてしまいます。RTなら画面外の物も映せるうえ、RTオフでは描かれない反射もあります。RT低は反射だけ、RT高は反射に加えて照明と影もRTになりますが、照明の差は細かい調整にとどまり、変化が大きいのは植生の陰影程度と評価されています。

弱点は、ゲーム標準のノイズ除去とSMAA T2Xの組み合わせです。描画解像度を100%に近づければ問題は小さいものの、解像度を下げると映像がぼけて、ちらつきとノイズが増えます。反射の細部が失われ、広い水面もちらつくため、描画解像度を下げたRTは、RTオフ+高品質なアップスケーラーより見栄えが落ちるとされています。RTの画質を保つには描画解像度が必要で、その負荷を支えられるGPUは限られます。
fps比較同じGPUで、RTオフ+DLSSとRT高を並べる
RTオフ側はDLSS Quality(描画解像度67%)、RT高側はSMAA T2X Performance(描画解像度50%)の計測です。RTを使う側のほうが描画解像度は低い条件で、シーンはキャンペーン「Gestrandet」の20秒、CPUはRyzen 7 9800X3D、プリセットはExtremeです。
1440p(2560×1440)の平均fps
| GPU | RTオフ+DLSS Quality | RT高+SMAA T2X(差) |
|---|---|---|
| GeForce RTX 5080 | 124.9 | 93.9(-25%) |
| GeForce RTX 5070 Ti | 110.6 | 85.3(-23%) |
| GeForce RTX 5070 | 93.5 | 71.2(-24%) |
| GeForce RTX 4070 | 85.7 | 63.3(-26%) |
| GeForce RTX 5060 Ti(16GB) | 71.0 | 52.1(-27%) |
| GeForce RTX 5060 | 63.1 | 44.2(-30%) |
| GeForce RTX 3060 Ti | 54.1 | 38.5(-29%) |
| GeForce RTX 4060 | 53.9 | 37.6(-30%) |
4K(3840×2160)の平均fps
| GPU | RTオフ+DLSS Quality | RT高+SMAA T2X(差) |
|---|---|---|
| GeForce RTX 5080 | 79.4 | 64.1(-19%) |
| GeForce RTX 4080 SUPER | 76.7 | 60.0(-22%) |
| GeForce RTX 5070 Ti | 71.4 | 56.9(-20%) |
| GeForce RTX 5070 | 57.2 | 45.0(-21%) |
| GeForce RTX 4070 | 49.6 | 39.2(-21%) |
※海外の実機検証の計測値(2026年10月19日公開)。1つの場面の20秒間で測った平均fpsで、マルチプレイや別の場面とは一致しません。2条件は描画解像度が違うため、差は「その設定に切り替えたときの目安」として読んでください。
差は1440pで23〜30%、4Kで19〜22%です。ここでRTを選ぶ側は描画解像度が50%と低いので、画質を揃えるために描画解像度を上げると、差はさらに開きます。同じSMAA T2Xを使い、描画解像度を揃えたRT低・RT高の4K計測では、RTX 5070 TiでRT低が39%、RT高が45%、RTX 4080 SUPERでRT低が43%、RT高が50%、Radeon RX 9070 XTでRT高が59%のfps低下でした。
この計測で平均60fpsに届くGPUの目安は、RTオフ+DLSS Qualityなら1440pがRTX 5060やRTX 4060 Ti、4KがRTX 5070 TiやRTX 4070 Tiです。RT高+SMAA T2Xでは、1440pがRTX 5070やRTX 4070、4KがRTX 5080やRTX 4080 SUPERまで上がります。
対応状況MW4は公式非対応。非公式Modでは反射が消えた
NVIDIAが案内するMW4の対応技術はDLSS 4.5で、DLSS 5は含まれません。海外の検証者は、MW4がDLSS 5にネイティブ対応していないため、非公式のRHI Modで有効にして、RTX 5080とRTX 5090で画質を比べています。公式の対応ではなく、ゲーム側の保証もありません。オンライン対戦があるゲームなので、こうした非公式の手段は勧められません。
その検証では、DLSS 5は人物の質感を良くする一方、RTの反射と間接的な影は再現できませんでした。DLSS 5は画面に出ている効果を改善できますが、新しい効果は追加できないためです。fpsへの負荷はRTより小さく、検証者はRTを選ぶ結論でした。RTとDLSS 5の併用は、今のところできません。
選び方GPU帯別のおすすめ設定
| GPUの目安 | おすすめ | 理由と注意 |
|---|---|---|
| RTX 3060 Ti・RTX 4060・RTX 5060クラス | RTオフ+DLSS Quality | 1440pでRTオフ+DLSS Qualityが54〜63fps。RT高にすると38〜44fpsまで下がる。 |
| RTX 4070・RTX 5070クラス | 1440pはRTオフ+DLSS Quality。反射を見たいなら1440pでRT低 | 1440pのRT高は63〜71fps。4Kでは40〜45fpsのため、4KはRTオフ+DLSSで。 |
| RTX 5070 Tiクラス | 1440pはRT高も実用域。4KはRTオフ+DLSS | 1440pのRT高は85fps。4Kは56.9fpsで、RTオフ+DLSS Qualityより下。 |
| RTX 5080・RTX 4080 SUPERクラス以上 | 4KでRT高も選べる | 4K RT高が60〜64fps。描画解像度50%の画質低下が気にならないかを確かめる。 |
| Radeon RX 9000・RX 7000 | RTオフ+FSR 4.1 | RTのfps低下はGeForceより大きい(4KのRT高でRX 9070 XTは59%低下)。RX 9000はFSR Ray Regenerationを使う手もあるが、負荷は大きい。 |
| Radeon RX 6000 | RTオフ+FSR 3.1 | 使えるFSRは3.1まで。FSR 3.1は画質が劣るため、XeSSやSMAA T2Xと見比べて選ぶ。 |
| Intel Arc | RTオフ+XeSS | RTを入れるとSMAA T2Xだけになる。 |
フレーム生成はRTオンでも使えます。RTX 50でMulti Frame Generation 4倍を併用した検証もあります。ただし生成前のfpsが50〜60ほど必要です。フレーム生成は表示を滑らかにしますが、操作の遅延は改善しません。RTX 50はMulti Frame Generationを使えますが、対戦ではまずDLSS Qualityだけでfpsを確保するのが堅実です。
画質設定そのもののfps優先の調整はMW4のおすすめ設定の記事、解像度別のGPU目安はMW4のPCベンチマークの記事にあります。
PC構成4KでRTも選べるゲーミングPC
4KでRT高も60fps前後で選べるのは、RTX 5080級です。RTX 5070 Ti級なら、1440pでRT高を使いつつ、4KではRTオフ+DLSSで遊ぶ使い分けになります。
FAQよくある質問
まとめMW4の基本はRTオフ+DLSS Quality
RTをオンにするとDLSSのアップスケーリングが使えなくなるため、MW4ではRTの反射をとるか、DLSSの映像と余裕あるfpsをとるかの二択になります。同じGPUで比べると、RT高に切り替えると平均fpsは19〜30%下がります。RTオフ+DLSS Qualityなら、描画解像度を下げたRTで起きる画質低下も避けられます。RTを選ぶのは、4KでRTX 5080級のGPUを使う人や、1440pでRTX 5070 Ti以上のGPUを使う人が、反射を見たいときです。DLSS 5はMW4が公式に対応した機能ではなく、設定の候補に入りません。
出典:ComputerBase「COD: Modern Warfare 4 im Test」(技術・アップスケーリング・RT・ベンチマーク)、同・アップスケーリング編、同・レイトレーシング編、同・ベンチマーク編、NVIDIA GeForce News「MW4 Launches With DLSS 4.5」、DSOGaming「MW4 DLSS 5 vs Ray Tracing Comparisons」、Call of Duty公式「PC機能・ベンチマーク」(いずれも2026年10月29日確認)



