『もほもほDX』8月18日Steam配信開始|完成図どおりにブロックを積む再現パズル、無料版の6倍333ステージ×3モードで999通り
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無料版の6倍、333ステージ×3モードで999通り
出典:Steam公式ストアページ、開発者公式note(開発記)、itch.io(無料版『もほもほ』)、公式トレーラー、および同社が報道関係者向けに配布したプレスリリース(2026年8月6日付)にもとづきます(2026年8月18日時点)。
完成図のとおりにブロックを積んで絵を再現する。ルールは一行で説明できるほど単純ですが、ブロックは上から降りてくるので考える時間は無限にありません。個人でゲーム制作を行うファクトリー・デジタル・エンターテインメントのパズルゲーム『もほもほDX』が、2026年8月18日よりSteamで配信開始されます。
本作は、2026年7月に無料公開されたブラウザゲーム『もほもほ』を拡張した有料版です。価格は980円で、配信開始から7日間は15%オフのセールが実施されます。メインステージは50から333へ増え、無料版にはなかった記録の保存、99枠の自作ステージ、タイムアタックが追加されました。
この記事では、まず基本ルールと3つのモードを整理し、そのうえで無料版から何が変わったのか、開発者がなぜステージ数を333にしたのか、そして「Core i3-2100相当」という要件で手元のPCでも動くのかまで確認していきます。




スクリーンショット:Steam公式ストアページ
目次
配信情報8月18日にSteamで登場、980円で最初の7日間は15%オフ
『もほもほDX』は、2026年8月18日よりSteamで配信開始されます。開発と販売はいずれもファクトリー・デジタル・エンターテインメントで、個人での制作です。
価格は980円で、配信開始から7日間限定の15%オフセールが実施されます。実質833円前後です。ジャンル表記は「再現パズル」で、Steam上の人気タグには「カジュアル」「パズル」「落ち物」が並びます。対応言語はインターフェース・字幕ともに日本語、英語、繁体字中国語の3種類です。
プレイ人数はシングルプレイヤーのみで、Steamのファミリーシェアリングに対応しています。操作面では「キーボードのみのオプション」「マウスのみのオプション」「タッチのみのオプション」がいずれも用意されており、加えて「時間制限付き入力なしでプレイ可能」という表記もあります。反射的な操作が苦手でも遊べる作りを意識したタイトルであることが、Steam側の対応表記からも読み取れます。
ルール右上の完成図を見ながら48個のブロックを置いていく
ゲームが始まると、画面右上に完成図が表示されます。この完成図を48個のパーツに分けたものがカラーブロックで、画面右下のパレットから順番に押し出され、キャンバスの上から降りてきます。プレイヤーは降りてくるブロックを完成図と同じ位置へ収めていきます。操作は次のとおりです。
この「スキップできる」という仕様が本作の性格を決めています。置き場所が見つからないブロックを無理に置く必要はなく、順番を組み替えながら絵を仕上げていけます。ただしスキップにも記録は残り、ミスとは別のカウンターとして扱われます。ゲーム中に表示される用語を整理すると次のようになります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| スキップ | ブロックを見送る操作。回数はカウントされるがミスではない。見送ったブロックはパレット最後尾に戻り、印が付く |
| チャンスロスト | ブロックを置ける場所を見逃した状態。こちらもミスとしては扱われない |
| NGピース | 間違った場所に置いてしまった状態。こちらはミスとして記録される |
| ゲームオーバー | キャンバス上部の青い線を2列分超えて積み上がった時点で終了 |
公式スクリーンショットを見ると、パーツの形はステージによって変わることが分かります。1マス単位の正方形が並ぶ易しいステージもあれば、複数マスにまたがる不定形のパーツで構成されたステージもあります。同じ48個でも、形が複雑になるほど置ける場所が限られ、スピンとスキップの使い方が問われる作りです。
モード構成FIXならゲームオーバーなし、MIRRORは左右反転を頭の中で戻す
メインステージは3つのモードで遊べます。FIXモードはゲームオーバーがなく、じっくり達成率100%を目指せる入門向けです。SIMILARモードは間違って配置したブロックもキャンバスに残るため、ミスがそのまま絵の完成度に反映されます。MIRRORモードは見本の完成図が左右反転して表示され、頭の中で反転させながら配置していく上級者向けの構成です。
メインステージ333本を3モードで遊べるため、合計999通りの組み合わせになります。これに加えて、333ステージの中からランダムに1本選んで遊ぶランダムステージ、Easy・Normal・Hard・Ultraの4段階の難易度が用意された自動生成ステージも収録されます。自動生成ステージも3モードに対応しているため、同じ絵を繰り返し解くだけの構成にはなっていません。
クリア時には達成率が表示されるモードもあり、100%を目標にしたやり込みが前提になっています。ステージ選択画面ではメインステージに「Blocky」「Mountain」といった名前が付けられており、モードごとに自己記録が並ぶ形式です。
無料版との差50ステージから333ステージへ、記録の保存と自作機能も追加
『もほもほDX』の元になった『もほもほ』は、2026年7月7日に公開された無料のブラウザゲームです。インストール不要でPCとスマートフォンのブラウザから遊べ、itch.io経由でWindows、macOS、Linux、Android向けにも配信されています。広告もアカウント登録も不要で、セーブデータはブラウザのローカルストレージに保存される仕組みです。開発者によると容量は約11MBです。
無料版で遊べるのは50ステージ×3モードの150通りと、ランダムステージ、自動生成ステージ、そして7曲のBGMです。DXで何が増えたのかを整理すると、次のようになります。
| 項目 | もほもほ(無料版) | もほもほDX |
|---|---|---|
| メインステージ | 50ステージ×3モードで150通り | 333ステージ×3モードで999通り |
| 記録の保存 | 非搭載 | 達成率・クリアタイム・スキップ回数・ミス回数を保存 |
| タイムアタック | 非搭載 | 1分・3分・5分の3種類(条件付きで解放) |
| 自作ステージ | 非搭載 | 99枠まで保存、192文字のコードで共有 |
| 自動生成ステージ | Easy・Normal・Hardの3段階×3モード | Ultraを加えた4段階×3モード |
| BGM | 7曲 | 多数追加、ゲーム中にランダム切り替え可能 |
| 対応環境 | ブラウザとitch.io(Windows・macOS・Linux・Android) | Steam(Windowsのみ) |
| 価格 | 無料 | 980円(7日間15%オフ) |
Steamストアページでは「6倍以上のメインステージ増加」と「100時間以上遊べるバージョンへの進化」が挙げられています。増えたのはステージ数だけではありません。記録が残るようになったことで、一度クリアしたステージにも達成率100%やノーミスという目標が生まれ、遊ぶ理由そのものが変わります。
無料版は現在も公開が続いているため、ルールが自分に合うかどうかを先に確かめてから購入を判断できます。ブラウザ版で遊べるのは50ステージ分ですが、完成図を見ながらブロックを積むという基本の手触りは共通です。
やり込み達成率100%とミスなしを両立するとタイムアタックが解放される
メインステージをクリアすると、達成率、クリアタイム、スキップ回数、ミス回数がステージ選択画面に保存されます。ここで達成率100%かつミスなしを達成すると、そのステージにトロフィーの印が付き、1分・3分・5分のタイムアタックモードが解放されます。つまりタイムアタックは最初から遊べる要素ではなく、丁寧に絵を完成させた先にある遊び方として設計されています。
開発者はnoteの開発記で、この設計について「お金を出して購入したゲームは、隅々まで遊び尽くせるべき」というゲームデザイン哲学を挙げています。まずは落ち着いて絵を作ることに集中させ、その後で速さを競う遊びへ進ませるという段階分けです。
さらに333ステージ×3モードで999個すべてのトロフィーを獲得すると、ステージ選択画面の上部に「パレット表示切替スイッチ」が出現します。これを使うとパレットを非表示にできるため、次にどのブロックが来るかを見られなくなり、すべてのステージの難易度が上がります。開発者はこの状態を「裏・もほもほ」の始まりと表現しています。ほかにタイマーの表示切り替えスイッチも用意され、画面上部の音符ボタンを押すたびにBGMをランダムで変更できます。
共有機能192文字のコードを送れば自作の問題が相手の手元で再現される
DXで追加された自作ステージ機能では、最大99ステージを保存できます。エディット画面では6色のパレットでマスを塗って絵を作り、保存すると1ステージあたり192文字のテキストコードに変換されます。このコードをSNSやメールで相手に送れば、同じステージを相手の環境で遊べる仕組みです。
公式スクリーンショットのステージ選択画面を見ると、保存された自作ステージの横に数字だけで構成された長い文字列が表示されています。専用サーバーやオンラインのワークショップ機能を使わず、テキストのやり取りだけでステージを渡せる設計です。オンライン接続が前提ではないため、友人同士で難問を送り合う遊び方が、サービス終了に左右されにくい形で成立します。
自作ステージも3モードに対応しているため、同じ絵をFIXで遊ぶか、SIMILARやMIRRORで遊ぶかを相手に委ねられます。左右反転で解かせる前提の絵を作れば、同じコードから別の難易度を引き出せます。
開発者の狙いステージ数が333になった理由と、有料化に踏み切った経緯
開発者はnoteで全7話の開発記を公開しており、そこでは数字の決め方まで説明されています。なぜステージ数が333なのかを扱った回によると、150通りから999通りへの増量は6.66倍にあたります。ではなぜキリのよい1000ではなく999なのか。理由は3つ挙げられています。1つ目は「1000円よりも999円のほうが、中身がギッシリ詰まって見える」という値段の心理効果を引き合いにしたもので、銀河鉄道999や1999年が記憶に残りやすい例として並べられています。
2つ目は、333ステージ×3モードがちょうど999になるという単純な理由です。1000にすると残り1ステージをどこから持ってくるのかという話になり、隠しラスボスのようなステージをそのためだけに作るのは自己満足の領域になってしまう、と説明されています。3つ目は開発工程の都合です。1000の位に対応すると「4桁フルに9999(=3333ステージ)まで作ろうよ」と欲が出かねず、ステージ一覧の表示処理やドット絵のバリエーションが厳しくなるという理由です。
この3つ目は、実装の設計まで踏み込んだ話になっています。本作のステージ一覧画面は1画面のスクロールで全ステージを表示する設計で、3333ステージを一度に並べれば処理負荷が大きくなります。回避するには数百ステージごとにタブやページ送りを設ける必要があり、その分の開発工程が増えます。加えてタブ方式は解放要素の演出にも使えるものの、本作の解放要素はタイムアタックに決めており、解放要素を2種類以上並べると何がごほうびなのか分かりにくくなる、という判断も語られています。ボリュームの数字が、一覧画面の実装方針とごほうびの設計から逆算されていたことになります。
有料化の経緯も公開されています。開発者は、無料版を全力で作った後に有料版を出すのであれば「有料化するためには、無料版を作った時の全力の自分を、さらに超えなければならない」という方針を掲げていました。有料化を決めた回によれば、決定打になったのは無料版公開から5日後の2026年7月12日、知人の父子にカラオケボックスの大画面で遊んでもらった場で「普通に売っていてもおかしくない」という評価を受けたことでした。同じ場で「私ならステージエディットモードもゲームに組み込むし、タイムアタックモードも入れますよ」と勧められ、それが実際にDXの追加要素になっています。遊んだ人の助言がそのまま有料版の条件になった、という流れです。
動作環境Core i3-2100相当とIntel HD Graphics 4000で動く軽さ
PCゲームとして気になるのは、手元のPCで動くかどうかです。2026年8月18日時点でSteamに掲載されている最低システム要件は次のとおりです。
| 項目 | 最低要件 |
|---|---|
| OS | Windows 10(64bit) |
| プロセッサー | Intel Core i3-2100 相当以上 |
| メモリー | 4GB RAM |
| グラフィック | DirectX 11対応GPU(Intel HD Graphics 4000以上) |
| DirectX | Version 11 |
| ストレージ | 500MBの空き容量 |
| サウンドカード | DirectX対応サウンドカード |
Core i3-2100は2011年のSandy Bridge世代、Intel HD Graphics 4000は2012年のIvy Bridge世代の内蔵グラフィックスです。専用のグラフィックボードを前提にしていないため、事務用のノートPCや小型PCでも要件そのものは満たせる水準です。容量も500MBと小さく、開発者によるとSteamのキュレーター「Games under 1GB」にも取り上げられているとのことです。
ただし推奨環境の欄には「64ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です」という記載しかなく、推奨CPUやGPUは示されていません。要件が軽いことは読み取れますが、どの環境でどれだけ快適なのかを断定できる情報は現時点で公開されていない点には注意してください。またSteam Deckの互換性に関する認証表記も、2026年8月18日時点では出ていません。
無料版はitch.io経由でmacOS、Linux、Android向けにも配信されていますが、Steam版『もほもほDX』の対応OSはWindowsだけです。Mac本体やAndroid端末で遊びたい場合は、無料版のブラウザ版を利用する形になります。
配信者にとって扱いやすい点も明記されています。本作の動画配信および配信プラットフォームの機能を使った収益化は、個人・法人を問わず事前の許諾なしで自由に行えると案内されています。1ステージが数分で区切れるパズルであるため、配信の合間に差し込みやすい題材でもあります。
FAQよくある質問
まとめ単純なルールに999通りを詰め込んだ、個人開発の再現パズル
『もほもほDX』は、完成図どおりにブロックを置くという一行で説明できるルールのゲームです。そのうえで、スキップとチャンスロストとミスを別々に数える記録の仕組み、誤配置が残るSIMILARモード、完成図が反転するMIRRORモード、達成率100%とミスなしを両立して初めて開くタイムアタックと、遊び込むほど評価軸が増えていく構成になっています。
無料版が今も公開されているため、購入前に手触りを確かめられるのも判断しやすい点です。50ステージで物足りなくなったら333ステージへ、という順序がそのまま用意されています。要件も軽く、専用のグラフィックボードを前提としない範囲で収まっています。
Steam版は2026年8月18日配信開始で、価格は980円、最初の7日間は15%オフの予定です。まず無料版『もほもほ』を触ってルールが好みに合うか確かめ、記録やタイムアタック、自作ステージの共有まで遊びたければDXへ進む、という判断がしやすいタイトルです。



