『紅の砂漠』DLC「未知なる旅路」は10月30日に延期|価格2,970円・内容と有料DLC方針転換の経緯、Switch 2版の現状
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Steam価格は2,970円、「有料DLCなし」から転換した経緯も整理
出典:Pearl Abyss公式「『紅の砂漠Enhanced:未知なる旅路』発売日変更のお知らせ」(2026年9月30日)、Pearl Abyss公式「『未知なる旅路』DLC 予約購入に関するご案内」(2026年9月3日)、『紅の砂漠』公式サイトのDLC紹介ページ、Steam「紅の砂漠 Enhanced:未知なる旅路」ストアページ、Steam返金ポリシー、Pearl Abyss公式「2Q26 Earnings Letter」、海外メディアによる決算内容の報道にもとづきます。情報は2026年10月1日時点のものです。
『紅の砂漠』の拡張DLC「未知なる旅路」の配信が2週間遅れることになりました。Pearl Abyssは2026年9月30日の公式お知らせで、当初10月15日(日本時間16日朝)としていた配信を10月29日(日本時間30日午前7時)へ延期すると発表しています。理由は「より完成度の高いコンテンツと安定したプレイ体験をお届けするには、追加の開発期間が必要」と判断したためです。
このDLCは、Pearl Abyssが2026年5月の第1四半期決算で「有料DLC・拡張は予定しない」と明言していた方針を、8月11日の第2四半期決算で転換して生まれたものです。方針転換は、通期見通しの下方修正で株価が13%超下落した決算と同時に発表されました。第2四半期だけで211万本を売り上げ、Pearl Abyss全体の売上のおよそ7割を占める主力タイトルの初の拡張です。
日本で遊べる日時と延期の理由、2,970円で追加される内容と予約特典、有料DLCへ方針を転換した経緯、Switch 2版とマルチプレイの現状まで、Pearl Abyss公式の発表と資料にもとづいて整理します。
『紅の砂漠』の拡張DLC「紅の砂漠 Enhanced:未知なる旅路」は2026年9月30日の発表で2週間延期され、日本では10月30日(金)午前7時に配信されます。Steamでは発売日が10月29日と表示されますが、これは欧米の日付です。延期の理由は完成度と安定性を高めるための追加開発で、Steamでの価格は2,970円、予約特典はダイビングスーツのセットです。Steamの予約は発売前ならいつでも返金をリクエストできます。Pearl Abyssは2026年5月まで「有料DLC・拡張は予定しない」としていましたが、8月の第2四半期決算で方針を転換しました。Nintendo Switch 2版は2027年前半が目標、マルチプレイは実装の可否も含めて研究段階です。
目次
延期「未知なる旅路」は日本時間10月30日午前7時に配信
Pearl Abyssは2026年9月30日、拡張DLC「紅の砂漠 Enhanced:未知なる旅路」の発売を当初の予定から2週間延期すると発表しました。公式お知らせは理由を「より完成度の高いコンテンツと安定したプレイ体験をお届けするには、追加の開発期間が必要であると判断いたしました」と説明し、延びた期間でコンテンツの完成度をさらに高めるとしています。どの部分に手を入れるのかといった具体的な内容は示されていません。
| 地域 | 新しい配信日時 |
|---|---|
| 日本・韓国 | 2026年10月30日(金)7:00(JST/KST) |
| 北米 | 2026年10月29日(木)15:00(PT)/18:00(ET) |
| ヨーロッパ | 2026年10月29日(木)22:00(UTC)/23:00(CET) |
日本のプレイヤーが気をつけたいのは日付の見え方です。Steamのストアでは発売日が「2026年10月29日」と表示されますが、これは欧米基準の日付で、日本で遊べるようになるのは30日の金曜日、朝7時からです。当初の予定も同じ金曜朝の10月16日だったため、曜日と時刻はそのままで、ちょうど2週間後ろにずれた形です。
すでにSteamで予約していて、延期を機に買うかどうかを考え直したい場合は、返金を申請できます。Steamの返金ポリシーでは、リリース日までプレイできないタイトルを予約購入した場合、リリース日の前ならいつでも返金をリクエストでき、通常の14日間・2時間の返金期間はリリース日から数え始めます。
経緯「有料DLCなし」から一転、2026年内リリースへ
『紅の砂漠』のDLC方針は、この数か月で大きく変わっています。Pearl Abyssは2026年3月の株主総会で、DLCについて「具体的な計画は未確定」としたうえで、コンテンツを拡充することで本体の販売を伸ばすモデルもあると説明していました。続く2026年5月の第1四半期決算開示でも、公式に「有料DLC・拡張は予定しない」と明言し、無料のコンテンツ更新を軸にした長期的な販売戦略を示していました。
ところが2026年8月11日に公開された第2四半期の決算資料では、この方針が転換され、有料DLCを2026年内にリリースする計画が明らかにされました。Pearl Abyssは「『紅の砂漠』は単発のタイトルではなく、長期的な成長と展開を見据えた当社の中核となる旗艦IPである」と説明しており、DLCに加えて対応プラットフォームの拡大や続編の可能性も含め、幅広い展開を模索する姿勢を示しています。
内容船と潜水で海へ広がる拡張、Steam価格は2,970円
第2四半期の決算資料で「第3四半期に発表」とされていたDLCの詳細は、2026年9月3日の予約開始とともに明らかになりました。名称は「紅の砂漠 Enhanced:未知なる旅路」で、Steamでの価格は2,970円です。予約の受け付けはPlayStation Store、Steam、Epic Games Store、Microsoft Storeで順次始まっています。SteamではWindows版に加えてMac版も対象ですが、Mac App Store版の『紅の砂漠』にはこのDLCは提供されず、Mac App Store向けの発売が決まった場合は別途案内するとしています。DLCの必要スペックは最低・推奨とも本編と同じで、推奨はRTX 2080またはRX 6700 XT、メモリ16GB、空き容量150GBのSSDです。本編が動いているPCなら、DLCのために構成を見直す必要はありません。GPU別の実測fpsと画質設定の目安は紅の砂漠 PC版の必要スペックで確認できます。
公式サイトで示されている追加要素は、大きく次の4つです。
- 海の探索:自ら船を操ってファイウェルの海へ出て、新たな島々を探索できます。深く潜れば財宝や遺跡、隠された秘密が見つかります
- 新たな強敵:陸と海の各地に強力な敵と新しい試練が加わります
- 暮らしの拡充:施設を借り受けて自分のやり方で運営し、富を築けます。ハウジング機能が進化し、住民との会話の幅も広がります
- 新しい物語:砂漠に漂う不穏な気配、政治的対立、時を超える旅、深海に眠る古代の秘密を軸に、クリフ、ウンカ、デミアンそれぞれの物語が描かれます
予約購入特典は、クリフとウンカ用の「未知なる探検家のダイビングスーツセット」と、デミアン用の「未知なる探検家の軽量ダイビングスーツセット」です。海に潜る今回の拡張に合わせた装備になっています。

Pearl Abyssは、コンテンツと年齢レーティング審査の要件により一部の地域でこのDLCの販売と利用を制限するとしており、該当地域では予約受付を終了し、予約済みの購入は返金の対象としています。対象地域は明らかにされていませんが、日本のSteamでは2026年10月1日時点で予約を受け付けています。
DLCの総数や今後の配信ペースは、第2四半期決算の時点では決まっていませんでした。Pearl Abyssは初回DLCの完成度と発売後の反応を見たうえで以降の展開を判断する方針で、プレイヤーからのフィードバックや販売状況、開発リソースの状況によって左右されるとしています。初回の出来が次以降を左右する位置づけのDLCで、延期の理由に挙げられたのも完成度と安定性でした。
移植プレイ可能な段階まで開発が進行、2027年前半が目標
Nintendo Switch 2版についても、今回の決算資料で新たな情報が示されました。開発は既にプレイ可能な状態まで進んでおり、2027年前半のリリースを目標としています。ただしPearl Abyssは、発売時期を確定的に示せる段階ではないとしており、「2027年前半発売決定」ではなく「2027年前半を目標」という位置づけが正確です。
Switch 2版の開発にあたっては、単純な移植ではなく、『紅の砂漠』の特徴であるグラフィックの完成度、アクション性、オープンワールドとしての体験をできる限り維持することに重点が置かれているとされています。独自のBlackSpaceエンジンを採用していることもあり、性能に制約のあるハードウェアへの最適化は技術的な課題として続いているようです。
対応可否実装は未確定、技術・ゲームプレイ両面から研究中
以前から話題になっているマルチプレイ対応についても、引き続き検討が続けられています。Pearl Abyssは、技術面・ゲームプレイ面の両方から「広範な研究を進めている」としたうえで、マルチプレイ機能の統合は単純に新しいゲームモードを追加するよりもはるかに複雑だと説明しています。具体的には、サーバー構造、ゲームバランス、各プラットフォームでの安定性、サービスとしての運営体制などを総合的に検討する必要があるとしています。
現時点でマルチプレイの実装可否、実装する場合の時期や方式、既存の『紅の砂漠』へ追加するのか将来作へ持ち越すのかといった点も、いずれも発表されていません。「マルチプレイ実装が決定した」ではなく、「マルチプレイ化の可能性を研究中」というのが正確な位置づけです。
決算Q2は211万本を販売も、通期見通しは下方修正
今回のDLC方針転換の背景を理解するには、決算の数字も押さえておく必要があります。『紅の砂漠』は2026年第2四半期だけで約211万本を販売し(デジタル版172万本・パッケージ版39万本)、売上高は136.1億ウォンでした。これはPearl Abyss全体の売上高192.6億ウォンのおよそ7割にあたります。Pearl Abyss全体の営業利益は67.6億ウォンで、売上・営業利益とも前年同期比ではそれぞれ約247.7%・約7,411%という大幅な増加を記録しました。
ただし、この決算は市場予想を大きく下回る内容だったとされ、Pearl Abyssは通期の売上高見通しを8,790億〜9,754億ウォンから7,098億〜7,438億ウォンへ、営業利益見通しを4,876億〜5,726億ウォンから3,155億〜3,452億ウォンへ、それぞれ下方修正しました。この決算発表を受けて、韓国市場でのPearl Abyss株価は13%超下落しています。前年同期比では大幅な増収増益である一方、通期見通しの下方修正と株価下落が同時に起きた形で、有料DLC方針への転換は、こうした状況を踏まえた収益源の積み増し策としての側面もありそうです。
- 拡張DLC「未知なる旅路」は2週間延期され、日本では2026年10月30日(金)午前7時に配信
- 延期の理由は完成度と安定性を高めるための追加開発
- Steam価格は2,970円、予約特典はダイビングスーツのセット
- 2026年5月の「有料DLCなし」から、8月の第2四半期決算で方針を転換
- Switch 2版はプレイ可能な段階まで開発が進行、2027年前半が目標
- 2本目以降のDLCの有無・配信ペース
- Switch 2版の正式な発売日(2027年前半は目標であり確定ではない)
- マルチプレイの実装可否・実装する場合の時期や方式
FAQよくある質問
『紅の砂漠』の拡張DLC「未知なる旅路」は、日本では2026年10月30日(金)午前7時に配信されます。延期は2週間で、理由は完成度と安定性を高めるための追加開発です。Steamの発売日表示は10月29日ですが、日本で遊べるのは30日の朝からです。Steamで予約していて待つかどうか迷う場合は、発売前ならいつでも返金をリクエストできます。
このDLCは、2026年5月まで「有料DLCなし」を明言していたPearl Abyssが、通期見通しの下方修正と株価下落が重なった8月の決算で方針を転換して出す初の拡張です。初回の完成度と反応を見て2本目以降を判断するとしているため、10月30日の配信とその後の評価が、今後のDLC展開を占う材料になります。Switch 2版の2027年前半目標、マルチプレイの研究継続とあわせて、『紅の砂漠』を長期的に展開していく方針の具体的な一歩がこのDLCです。



