紅の砂漠 GPU別ベンチマーク|4K 60fpsはRTX 5070 Ti・RX 9070 XTから・40GPU実測比較【2026年10月】
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4K・60fpsはCinematicならRTX 5070 Ti、HighならRX 9070 XTから
『紅の砂漠』は2026年3月19日に発売された、Pearl Abyss開発の大規模オープンワールドアクションRPGです。独自エンジン「BlackSpace」で動き、見た目は重量級ですが、実際の重さは画質の設定とGPUのメーカーで大きく変わります。
結論から言うと、アップスケーラーなしのネイティブ4Kで60fpsに届くのは、最高画質のCinematicならRTX 5070 Ti(約63fps)、一段下のHighならRX 9070 XT(65fps)からです。1440pで最高画質のまま60fpsを守るだけなら、RTX 5060 TiやRX 7800 XTクラスで足ります。
気をつけたいのはRadeonとレイトレーシングの2点です。同クラスで比べるとGeForceが1〜2割速く、AIでノイズを消すRay Reconstructionを入れるとfpsは最高画質の約3分の1まで落ちます。なお数値は2026年3月の発売前ビルドの計測で、8月までに入ったFSR 4.1対応などの更新は含みません。
目次
結論GPUごとに遊べる画質の目安
計測条件どんな環境で測った数値か
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 計測場所 | 最初の大きな街Hernandの大通り。NPCが多い屋外を40秒走るテスト |
| プリセット | CinematicとHighの2種を、1080p・1440p・4Kで40GPU全てに適用(アップスケーラー・フレーム生成なし) |
| CPU・メモリ | Ryzen 7 9800X3D、DDR5-6000の32GB |
| ドライバー | GeForce 595.79 WHQL、Radeon Adrenalin 26.2.2 WHQL(OSはWindows 11 24H2) |
| 計測したビルド | 2026年3月の発売前ビルド(配信は3月18日)。Intel Arcは当時動かず未計測 |
出典:TechSpot「Crimson Desert Benchmark: 40 GPUs Tested」(2026年3月18日)。数値は平均fpsで、約を付けたものはTechSpotの「何%速い・遅い」の記述から割り戻した目安です。CPUが9800X3Dなので、中級クラスのCPUでは1080pのfpsが表より低く出る場面があります。
公式が示す必要スペックや、GPUごとの動作要件は紅の砂漠PC版の必要スペックにまとめています。ここでは実際に何fps出たかを見ます。
実測性能解像度別のGPU性能
1080pのHighでは、RTX 5090が188fpsでCPUに頭打ちされ、RTX 4090が166fps、RTX 5070 Tiが約146fpsです。
1080p High
| GPU | High |
|---|---|
| RTX 5090 | 188 |
| RTX 4090 | 166 |
| RTX 5070 Ti | 約146 |
| RX 9070 XT | 127 |
| RX 9070 | 117 |
| RTX 4070 | 97 |
| RX 7800 XT | 95 |
| RTX 5060 Ti | 92 |
| RTX 3070 | 72 |
| RTX 4060 Ti | 68 |
| RTX 4060 | 61 |
| RX 7600 | 59 |
Cinematicの1080pでは、RTX 5090が175fps、RX 7900 XTXが121fpsです。RX 7800 XT・RX 6950 XT・RTX 5060 Ti・RTX 4070 SUPERが80fps前後で並び、RX 7700 XT・RX 9060 XT・RTX 4070は70fps台前半です。RTX 5060とRTX 4060 Tiは60fps台に入ります。
1440p CinematicとHigh
| GPU | Cinematic | High |
|---|---|---|
| RTX 5090 | 約161 | ― |
| RTX 4090 | 123 | ― |
| RTX 5070 Ti | 約100 | 116 |
| RX 7900 XTX | 93 | 110 |
| RX 9070 XT | 89 | 103 |
| RX 9070 | ― | 93 |
| RX 7900 GRE | 68 | ― |
| RTX 4070 | 66 | 約75 |
| RTX 5060 Ti | 約60 | 約68 |
| RX 9060 XT | 53 | 約60 |
| RTX 4060 Ti | ― | 52 |
| RTX 4060 | ― | 45 |
RTX 5090は1080pから1440pに上げてもfpsが8%しか落ちず、RTX 4090は18%落ちます。1080pで高fpsを狙う人は、GPUよりCPUの余力が効きます。
4K CinematicとHigh
| GPU | Cinematic | High |
|---|---|---|
| RTX 5090 | 110 | ― |
| RTX 4090 | 82 | ― |
| RTX 5070 Ti | 約63 | ― |
| RX 9070 XT | 55 | 65 |
4Kの最高画質でRadeonは60fpsに届かず、RX 9070は50fpsを割ります。HighにするとCinematicより2割ほど速くなり、RX 9070 XTは55fpsから65fpsへ上がります。RTX 5080とRTX 4080系はCinematicで60fps付近です。
設定設定別の重さ|見た目を保ってfpsを稼ぐ
| 設定項目 | おすすめ | fpsへの影響 |
|---|---|---|
| Lighting Quality | Ultra | Cinematicから下げて+9〜10%。Ultra・High・Mediumはほぼ同じ速さ。Maxは30%超遅い |
| Model Quality | Ultra | Ultraで+4%、Lowで最大+9% |
| Foliage Density | Cinematic(足りなければMedium) | Mediumで+3%、Lowで+4% |
| Volumetric Fog | High | Highで+2%。それ以下は変わらず、屋内の霧が目立つ |
| Shadow Quality | Ultra | Ultraで+2%。それ以下は影がぼやけてちらつく |
| Reflection Quality | Cinematic | Lowでも+2%程度 |
| Texture・Effect・Simulation・Water・Post-Process | Cinematic | ほぼ差が出ない。Textureを下げて節約できるVRAMは約0.5GB |
| レイトレーシング | オン | オフにしてもfpsは上がらない(1〜2fps落ちる場面もある) |
| Blur Intensity | 0 | fpsには影響しない |
出典:TechSpot「Crimson Desert Optimization: Best Settings for Performance and Visual Quality」(2026年3月22日、発売前ビルドでRTX 5060 Ti・1440pを中心に計測)。
この組み合わせ(Lighting UltraとModel Ultra、Shadow Ultra、Volumetric Fog High、他はCinematic)で、Cinematicプリセットより約18%速くなります。HighやMediumのプリセットより同程度のfpsで画質が高く、最高画質に近い見た目のまま速度を稼げます。
レイトレRay Reconstructionは最高画質の約3分の1まで落ちる
RTX 5060 TiでRay Reconstruction(Radeonは同種のRay Regeneration)を入れると、fpsはCinematicの約3分の1になります。うち半分は、機能をオンにするとLighting Qualityが自動でMaxに切り替わることによる低下です。RTX 5090の4K・DLAAでも約30fpsです。
ノイズは大きく減り、影やグローバルイルミネーション(間接光)も正確になるため、画質面では最良の選択です。負荷をDLSSのPerformanceで相殺すると、Ray ReconstructionをオフにしたCinematicのDLAAと同程度のfpsになります。1440p以上の高性能GPUで試す価値がある設定で、中級以下のGPUでは無理に入れる必要はありません。
オンにすると雨が描かれなくなる副作用があり、音は雨なのに画面は晴れという状態になります。公式のKnown Issuesにも、FSR 4使用中に雨が消える・画面がぼやける・歪む不具合が載っています。
出典:TechSpot「Crimson Desert Optimization: Best Settings for Performance and Visual Quality」、Pearl Abyss「Known Issues」(9月18日時点の掲載)
画質DLSSとFSRの選び方|ネイティブが有利なゲーム
このゲームはアップスケーラーを使うと、描画解像度に連動して光の計算数が減り、ノイズやぼやけが目立ちます。計測した3月のビルドでは、DLSS 4.5よりDLSS 4.0のほうがノイズの少ない映像でした。AMDはFSR 4が良好に動作し、画質を最優先するならネイティブ描画(DLAAなど)が最良です。
| 切り替え | RTX 5060 Ti | RX 9060 XT |
|---|---|---|
| ネイティブ → Quality | +36% | +32% |
| Quality → Balanced | +11% | +8% |
| Balanced → Performance | +10% | +10% |
| Performance → Ultra Performance | 約+13% | 約+13% |
出典:TechSpot「Crimson Desert Benchmark: 40 GPUs Tested」。DLSSは4.0、FSRは4で計測(RTX 5060 Ti 16GB・RX 9060 XT 16GB、1440p)。
fpsを最も伸ばせる手段はアップスケーラーですが、Qualityでも画質は落ちます。足りない分は先に設定表のLighting Quality UltraとModel Quality Ultraで稼ぎ、それでも届かないときにQualityを使う順番が無難です。
比較AMD協賛なのにGeForceが速い
| 対戦 | 差 | 条件 |
|---|---|---|
| RTX 5060 Ti vs RX 9060 XT | RTX 5060 Tiが8〜12%速い | プリセット別の比較 |
| RTX 5070 Ti vs RX 9070 XT | RTX 5070 Tiが12〜15%速い | Cinematic・High、1080p〜4K |
| RTX 5070 vs RX 9070 | RTX 5070が3〜6%速い | Cinematic 1080p/High 1080p・1440p |
| RX 7900 XTX | RTX 4080、RTX 4080 SUPERと同程度 | High 1440p |
AMDが開発と組んだタイトルですが、同じクラスのGPUではGeForceが上回りました。特にRX 9060 XTはRTX 5060 Tiではなく、RTX 5060に近い性能です。Radeonで遊ぶなら、同価格帯のGeForceより1〜2割低いfpsを見込んで選ぶのが安全です。
出典:TechSpot「Crimson Desert Benchmark: 40 GPUs Tested」。TechSpotはドライバー更新で大きく改善するとは見ていません。パッチ後に同条件で測り直した大規模な計測は、2026年10月6日時点で確認できていません。
更新履歴発売後のパッチで変わった画質・描画まわり
| 日付 | バージョン | 内容 |
|---|---|---|
| 3月28日 | 1.01.00 | Ray Reconstruction使用時の髪・毛皮・衣服の描画を改善。DLSSのRay Reconstructionのプリセットを変更 |
| 4月4日 | 1.02.00 | FSRの画質とフレーム生成を改善。DLSS Ray Reconstruction使用時にGPUメモリ使用量が増える問題を修正 |
| 4月11日 | 1.03.00 | Intel Arc GPUに対応。Intel XeSS 3.0、XeSS Frame Generation、AMD Anti-Lag 2を追加 |
| 8月1日 | 1.16.00 | RX 7000系(RDNA 3)でFSR 4.1に対応。Ray Regenerationを1.2.0に更新 |
| 8月3日 | 1.16.02 | RX 9070 XT以上でRay Regenerationを有効にすると描画が乱れる問題を修正 |
| 8月15日 | 1.18.00 | FSR・XeSSのフレーム生成を低性能GPU(GTX 1060など)で使うと描画が崩れる問題を修正 |
| 8月25日 | 2.00.00 | 既存の所有者は無料で「Enhanced」へ更新。新規ストーリーやボイス、言語を追加 |
| 9月4日 | 2.01.00 | 雨の日や水たまりまわりの視覚ノイズを改善 |
| 9月11日 | 2.02.00 | DLSSフレーム生成を有効にして新規ゲームを始めるとクラッシュする問題を修正 |
| 9月18日 | 2.03.00 | NVIDIA Streamline SDK 2.14.1に更新し、DLSS Ray Reconstructionに最新のTransformerモデルを適用 |
出典:Patch Notes 1.01.00、1.02.00、1.03.00、1.16.00、1.16.02、1.18.00、2.00.00、2.01.00、2.02.00、2.03.00。日付は公式の配信時刻(UTC)基準です。
Radeon RX 7000系のユーザーは、OptiScalerなどを使わなくても公式のFSR 4.1が使えます。Intel Arcも4月から遊べるようになりました。設定の組み方は紅の砂漠のおすすめ設定にまとめています。
おすすめ4K・60fpsを狙うおすすめGPUとゲーミングPC
ネイティブ4Kの60fpsラインに乗るのはRTX 5070 TiとRX 9070 XTです。GPUだけ入れ替えるならこの2枚、PCごと買い替えるなら紅の砂漠向けに組まれたBTOが手早い選択肢です。
FAQよくある質問
まとめまとめ|4K・60fpsはRTX 5070 Tiから、1440pなら中級GPUで足りる
ネイティブ4Kで60fpsに届くのは、CinematicならRTX 5070 Ti、HighならRX 9070 XTからです。1440pの最高画質ならRTX 5060 TiやRX 7800 XT、1080pならRTX 4060でも60fpsに届きます。同じクラスではGeForceが1〜2割速く、Ray Reconstructionを入れるとfpsが約3分の1になる点には注意が必要です。
発売後はFSR 4.1やXeSS 3.0、Intel Arc対応などが加わり、アップスケーラーの選択肢は増えました。ただし表の数値は3月の発売前ビルドのもので、パッチ後のfpsは変わっている可能性があります。
4K・60fpsはRTX 5070 Ti(最高画質)かRX 9070 XT(High)から。迷ったら、設定表のLighting Quality UltraとModel Quality Ultraで約18%稼ぐところから始めてください。








