ゲーミングPC構成ガイド【2026年10月】18〜47万円の4プラン|RTX 50系・RX 9000系のパーツ選び
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18万・29万・36万・47万円の4プラン、GPUを先に決めて組む
2026年10月のゲーミングPCは、5月までの「RTX 5060 Ti 16GBが最低ライン、Tier 1〜2はBTOが有利」という相場が変わりました。RTX 5060 Ti 16GBは最安で11万9,980円と、同じ構成で選べるRadeon RX 9070(11万9,800円)と並びます。WQHD最高画質の平均fpsは73.4fpsと104.0fpsで、同じ金額なら後者のほうが4割ほど速くなります。
予算ごとの答えは4つです。18万円台はRyzen 5 5600とDDR4でRadeon RX 9060 XT 16GB(18万4,549円)、29万円はRyzen 5 9600とRX 9070 XT(28万9,245円)、レイトレーシングやDLSSを使うなら36万円のRTX 5070 Ti(36万245円)、4Kまで見据えるなら47万円のRTX 5080(46万9,560円)です。
分かれ目は、遊ぶ解像度と、レイトレーシング・DLSSのマルチフレーム生成を使うかどうかです。使わないならRadeonが1万円あたりのfpsで有利で、使うならGeForceを選ぶ理由が出ます。自作とBTOの差も、GPUのクラスによって数千円から12万円まで開きました。

目次
結論先に結論|予算で4プランに分け、GPUから決める
総額はCPU・マザーボード・メモリ・グラフィックボード・SSD・電源・ケースの合計で、Windows、モニター、キーボード、マウスは含みません。CPUクーラーはRyzen 5が付属品を使い、9800X3Dのプランだけ空冷クーラーを足しています。
| プラン | CPU・GPU | 総額と向く遊び方 |
|---|---|---|
| 18万円AM4・DDR4 | Ryzen 5 5600 Radeon RX 9060 XT 16GB | 18万4,549円フルHDの高画質、軽めのゲームならWQHD |
| 29万円AM5・DDR5 | Ryzen 5 9600 Radeon RX 9070 XT | 28万9,245円WQHDの最高画質、設定を下げれば4K |
| 36万円AM5・DDR5 | Ryzen 5 9600 GeForce RTX 5070 Ti | 36万245円レイトレーシングやDLSSを使うWQHD |
| 47万円AM5・DDR5 | Ryzen 7 9800X3D GeForce RTX 5080 | 46万9,560円WQHDの高リフレッシュレート、4Kの高画質 |
※2026年10月4日時点の国内通販の最安値(税込)の合計。Windows 11を足すと約1万5,000円。
- 29万円以上のプランを組む(BTOとの差が10万円前後ある)
- メモリやSSDの容量を自分で選びたい
- 部品ごとの保証窓口が分かれていても困らない
- 18万円台で、組み立てと動作確認まで任せたい
- 36万円のRTX 5070 Ti構成で、差額が1万円以下の商品を選べる
- 保証の窓口を1つにまとめたい
選び方構成を決める前の4つの原則
1. 先にGPUを決め、CPUで調整する
fpsの上限を決めるのは、WQHDや4KではGPUです。RX 9070を積んだWQHD最高画質では、9800X3Dと7600Xの差は3%でした。RTX 5080と組むとWQHDで9%、フルHDで10%まで広がるので、CPUに予算を回すのはGPUが速くなってからです。
2. VRAMは16GBを基準にする
RTX 5060(8GB)はWQHD最高画質の平均が59.8fps、4Kでは21.8fpsまで落ちます。同じ条件でRX 9060 XT 16GBは67.3fpsと35.2fpsです。8GBのGPUはフルHD専用と割り切るのが安全です。
3. メモリはDDR5が高いのでDDR4も候補に入れる
32GB(16GB×2)の最安は、DDR4-3200が2万9,980円、DDR5-5600が5万9,800円です。CPUとマザーボードも含めると、AM4で組むと18万円台のプランで約4万円が浮き、そのぶんGPUを1段上げられます。DDR5の値動きはDDR5メモリ価格推移で追えます。
4. レイトレーシングとDLSSを使うならGeForce
RX 9070 XTとRTX 5070 Tiは、レイトレーシングなしのWQHDでほぼ同じ速さです。レイトレーシングを有効にすると、WQHD最高画質の平均はRTX 5070 Tiが66.2fps、RX 9070 XTが55.5fpsと差が出ます。DLSSのマルチフレーム生成を使えるのもGeForceだけです。
GPU別のfpsと最安値は次のとおりです。
| GPU(最安値) | WQHD 最高画質 | 4K 最高画質 |
|---|---|---|
| RX 9060 XT 16GB84,980円 | 67.3fps | 35.2fps |
| RTX 5060 Ti 16GB119,980円 | 73.4fps | 40.2fps |
| RX 9070119,800円 | 104.0fps | 57.7fps |
| RX 9070 XT138,800円 | 116.5fps | 65.8fps |
| RTX 5070144,800円 | 96.4fps | 54.3fps |
| RTX 5070 Ti209,800円 | 116.8fps | 68.6fps |
| RTX 5080267,700円 | 128.3fps | 77.4fps |
※fpsはラスタライズ11タイトルの平均(2026年6月24日更新のGPU階層表)。テスト機のCPUはRyzen 7 9800X3D。価格は2026年10月4日時点の国内通販の最安値(税込)。
18万円プラン1|Radeon RX 9060 XT 16GB・フルHDから軽めのWQHD
20万円以内に収めるなら、AM5ではなくAM4とDDR4で組みます。Ryzen 5 5600は2022年発売のCPUですが、DDR4メモリとB550マザーボードが安いため、浮いた金額をRX 9060 XT 16GBに回せます。
| 部品 | 製品の例 | 最安値 |
|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 5 5600Wraith Stealthクーラー付属 | 21,800円 |
| マザーボード | MSI B550M-A PROB550・Micro-ATX | 6,647円 |
| メモリ | Corsair DDR4-3200 32GB16GB×2 | 29,980円 |
| グラフィックボード | Radeon RX 9060 XT 16GBASRock Challenger 16GB OC | 84,980円 |
| SSD | Kingston NV3 1TBNVMe・PCIe 4.0 | 27,980円 |
| 電源 | 玄人志向 KRPW-GS750W/90+750W・80PLUS Gold | 8,180円 |
| ケース | MSI MAG FORGE 130A AIRFLOWATXミドルタワー | 4,982円 |
| 合計 | CPUクーラーは付属品を使用 | 184,549円 |
※2026年10月4日時点の国内通販の最安値(税込)。RX 9060 XT 16GBのボード電力は160W、AMDが示す電源の目安は450W以上。
RX 9060 XT 16GBはWQHD最高画質で平均67.3fps、フルHDなら98.3fpsです。VRAMが16GBあるので、高画質のテクスチャを使うゲームでもメモリ不足になりにくく、フルHD中心で軽めのゲームならWQHDまで狙えます。
GeForceで揃えるなら、同じ構成のGPUをRTX 5060 Ti 16GBに替えて21万9,549円です。同じ金額でRX 9070(21万9,369円)が組め、WQHDの平均fpsは73.4fpsに対して104.0fpsです。DLSSが必要な理由がなければ、この価格帯ではRadeonが有利です。
Ryzen 5 5600は2022年発売のため、それより古いBIOSのまま出荷されたB550マザーボードでは起動しないことがあります。購入するときに、メーカーのCPUサポートリストで対応BIOSかを確かめてください。
29万円プラン2|Ryzen 5 9600とRX 9070 XTが本命
30万円前後の予算では、CPUをRyzen 5に抑えてRX 9070 XTを積む構成が最もバランスよく収まります。AM5なので、あとでRyzen 9000シリーズの上位モデルに載せ替える余地も残ります。
| 部品 | 製品の例 | 最安値 |
|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 5 9600Wraith Stealthクーラー付属 | 32,723円 |
| マザーボード | ASRock B850M Rock WiFiB850・Micro-ATX | 15,980円 |
| メモリ | Apacer DDR5-5600 32GB16GB×2 | 59,800円 |
| グラフィックボード | Radeon RX 9070 XTASRock Steel Legend 16GB | 138,800円 |
| SSD | Kingston NV3 1TBNVMe・PCIe 4.0 | 27,980円 |
| 電源 | 玄人志向 KRPW-GS850W/90+850W・80PLUS Gold | 8,980円 |
| ケース | MSI MAG FORGE 130A AIRFLOWATXミドルタワー | 4,982円 |
| 合計 | CPUクーラーは付属品を使用 | 289,245円 |
※2026年10月4日時点の国内通販の最安値(税込)。RX 9070 XTのボード電力は304W、AMDが示す電源の目安は750W以上。グラフィックボードの長さはケースの対応長を確認すること。
RX 9070 XTはWQHD最高画質の平均が116.5fpsで、RTX 5070 Ti(116.8fps)とほぼ同じです。価格はRTX 5070 Tiより7万1,000円安く、RTX 5070(14万4,800円)より6,000円安いのに20fps速い数字です。RTX 5070にすると総額は29万5,245円で、WQHDの平均は96.4fpsまで下がります。
CPUを9800X3Dにしてグラフィックボードを1段下げる組み方もありますが、おすすめしません。9800X3D(空冷クーラー込み)とRX 9070の組み合わせは29万7,803円で、WQHDの平均は104.0fpsです。9600とRX 9070 XTの29万円より高く、遅くなります。
36万円プラン3|RTX 5070 Tiでレイトレーシングとマルチフレーム生成を使う
29万円のプランのGPUをRTX 5070 Tiに替えた構成です。WQHDのレイトレーシングやDLSSのマルチフレーム生成を使いたい人向けで、CPUはRyzen 5 9600のまま据え置きます。
| 項目 | RX 9070 XT(29万円) | RTX 5070 Ti(36万円) |
|---|---|---|
| 総額 | 289,245円 | 360,245円 |
| WQHD 最高画質 | 116.5fps | 116.8fps |
| WQHD レイトレーシング | 55.5fps | 66.2fps |
| マルチフレーム生成 | 非対応 | 対応 |
※fpsはラスタライズ(レイトレーシングなし)とレイトレーシング有効の、それぞれ複数タイトルの平均。
差額の7万1,000円で得られるのは、レイトレーシング時の約2割のfps(55.5fpsから66.2fps)と、マルチフレーム生成の対応です。レイトレーシングを使わず、DLSSも必須ではないなら29万円のプランで足ります。
RTX 5070 Tiを選ぶなら、CPUは9600のまま総額を36万円に抑えるか、RTX 5080まで上げて9800X3Dを活かすかのどちらかが筋の通った選び方です。9800X3DとRTX 5070 Tiの組み合わせは41万1,660円になりますが、WQHDではGPUの性能で頭打ちになりやすく、CPUに5万円近く足すぶんは割高です。
47万円プラン4|9800X3DとRTX 5080で4Kまで見据える
予算が50万円近くになると、ここで初めて9800X3Dを選ぶ意味が出ます。GPUが速くなるほど、フルHDやWQHDではCPUがfpsの上限を決める場面が増えるためです。

| 部品 | 製品の例 | 最安値 |
|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D3D V-Cache搭載・クーラー別売 | 56,261円 |
| CPUクーラー | ID-COOLING FROZN A620 PRO SEデュアルタワー空冷 | 4,020円 |
| マザーボード | ASRock B850M Rock WiFiB850・Micro-ATX | 15,980円 |
| メモリ | CFD DDR5-6000 32GB16GB×2 | 69,800円 |
| グラフィックボード | GeForce RTX 5080Palit GamingPro 16GB | 267,700円 |
| SSD | WD_BLACK SN7100 1TBNVMe・PCIe 4.0 | 31,480円 |
| 電源 | Corsair RM850e 2025850W・80PLUS Gold・ATX 3.1 | 14,980円 |
| ケース | ANTEC P30 AIRATXミドルタワー | 9,339円 |
| 合計 | — | 469,560円 |
※2026年10月4日時点の国内通販の最安値(税込)。RTX 5080の消費電力は360Wで、NVIDIAが示す電源容量は850W。
RTX 5080はWQHD最高画質で平均128.3fps、4Kで77.4fpsです。9800X3Dと7600Xの差は、RTX 5080と組むとWQHD最高画質で9%、フルHD最高画質で10%まで広がります。WQHDで240Hzクラスのモニターを使い切りたいなら、この組み合わせが合います。
BTO比較自作とBTOの差|29万円以上は自作が安い
5月までは「Tier 1〜2はBTOが有利」でしたが、2026年10月はメモリとGPUの高騰がBTOの価格にも乗り、29万円以上のクラスでは自作が大きく安くなっています。同じCPUとGPUを積んだBTOと並べると、次のとおりです。
| CPU・GPU | 自作(Windowsを除く) | BTOの価格と差額 |
|---|---|---|
| Ryzen 5 5600/5700X RX 9060 XT 16GB | 184,549円5600で組んだ合計 | 187,800円(+3,251円)OZ GAMING・5700X(9月20日時点) |
| Ryzen 7 9800X3D RX 9070 XT | 316,803円9600のプランを9800X3Dと空冷クーラーに替えた合計 | 424,800円(+107,997円)フロンティア・送料3,300円別(10月4日時点) |
| Ryzen 7 9800X3D RTX 5070 Ti | 411,660円47万円プランのGPUを替えた合計 | 419,800円(+8,140円)OZ GAMING(9月7日時点) |
| Ryzen 7 9800X3D RTX 5080 | 469,560円47万円プランの合計 | 589,800円(+120,240円)OZ GAMING(9月11日時点) |
※自作は2026年10月4日時点の国内通販の最安値(税込)の合計。BTOは各社の商品ページに掲載された税込価格で、日付は取得時点。BTO側はメモリ32GB・SSD 1TB前後の構成で、メモリ・SSD・電源・OSの内容は商品ごとに異なる。
18万円台はBTOとほぼ同額で、組み立てと動作確認を任せられるぶんBTOが有利です。9800X3D+RX 9070 XTは約10万8,000円、9800X3D+RTX 5080は約12万円の差があり、メモリやSSDの違いを考えても自作が優位です。RTX 5070 Tiの構成は差が8,140円で、商品が掲載中なら保証窓口を1つにまとめるためにBTOを選ぶのも合理的です。
BTOのOSの有無や保証の範囲は商品ページで確認してください。自作はWindows 11を足すと約1万5,000円かかります。同じ5070クラスでの詳しい比較はRTX 5070 BTOと自作どっちが安い?にまとめています。
注意2026年10月に避けたいパーツ
FAQよくある質問
まとめまとめ|予算でプランを選び、GPUを優先して組む
18万円台はRyzen 5 5600とRX 9060 XT 16GB、29万円はRyzen 5 9600とRX 9070 XT、36万円はRTX 5070 Ti、47万円は9800X3DとRTX 5080が目安です。29万円以上は自作がBTOより10万円前後安く、18万円台と36万円はほぼ同額です。
最も速いCPUを買って残りでGPUを選ぶのではなく、遊ぶ解像度に合わせてGPUを先に決めてください。30万円までならRyzen 5クラスで十分で、メモリは32GBを確保し、9800X3DはRTX 5080を積める予算になってから選びます。
出典:Tom’s Hardware「GPU Benchmarks Hierarchy」 / TechSpot「Ryzen 7 9800X3D vs. Ryzen 5 7600X: CPU and GPU Scaling」 / NVIDIA GeForce RTX 5080 製品仕様 / AMD Radeon RX 9070 XT 製品仕様 / AMD Radeon RX 9060 XT 製品仕様(いずれも2026年10月4日確認)












