RTX 5070 BTOと自作どっちが安い?同構成で比べると自作が4万円安い|9パーツの実勢価格で検証【2026年9月】
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メモリが下がり、GPUとSSDが上がった。同じ構成に揃えると自作が4万円安い
RTX 5070でゲーミングPCを組むなら、自作とBTOのどちらが安いのか——。2026年9月21日の通販最安値でパーツを積み上げ直すと、自作はOS込み322,525円でした。同じ構成(DDR5 32GB・1TB SSD)のBTO完成品が362,800円なので、自作が約4万円安いという結果になります。
ただし表面価格だけを並べると話が逆に見えます。BTOには20万円台のRTX 5070機もありますが、中身はDDR4世代だったりメモリが半分だったりします。構成を揃えるまで比較にならないのがこの価格帯の実情です。以下では「価格」「時間価値」「保証」「失敗リスク」「3年後の将来性」の5軸で整理します。
目次
01 / 市況この半年で、値上がりの主役がメモリからGPUとSSDへ移った
自作とBTOの比較は「自作のほうが1〜3万円安い」が長く定説でした。2026年前半はDRAM高騰で自作側の不利が語られましたが、メモリはそこから下がり、代わりにGPUとSSDが上がっています。値上がりの主役が入れ替わったぶん、自作の優位は残りました。
- 2026年前半に語られた「32GBで10万円」の水準からは下がりました。規格を問わない最安なら¥57,870です。自社の集計でも8月時点で¥58,000〜61,000でした。
- Micronのコンシューマ向け撤退が効いており、SSDは上昇が続いています。同じ1TBでもSamsung 990 EVO Plusは¥43,980です。
- 8月23日の集計では112,616円でした。この1か月で18,696円上がっており、自作総額を押し上げている最大の要因です。
メモリが下がった一方でGPUとSSDが上がったため、自作総額そのものは春からほとんど動いていません。変わったのは内訳です。メモリの値動きはDDR5メモリ価格推移、GPUを含む相場全体はゲーミングPC相場レポートで追っています。
02 / 自作構成自作パーツ構成と総額——RTX 5070に最適な9パーツ
RTX 5070を活かせるバランス構成として、以下のパーツを選びました。価格は2026年9月21日の通販最安値で、同じ規格のなかで最も安い個体を拾っています。型番を書いた項目はその製品の最安値です。
| パーツ | 製品名 | 選定理由 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| CPU | Ryzen 5 9600X | Zen 5世代の6C/12T。RTX 5070のWQHDゲーミングでCPUボトルネックなし | ¥34,880 |
| GPU | GeForce RTX 5070 12GB | WQHD 144fps対応、DLSS 4.5 MFG(マルチフレーム生成)完全対応。4KもDLSS併用で実用域 | ¥131,312 |
| メモリ | DDR5-6000 32GB CORSAIR CMK32GX5M2D6000Z38(16GB×2) |
9600Xはメモリ速度の影響が大きい。EXPO有効で性能引き出し | ¥67,980 |
| マザーボード | B850M DS3H GIGABYTE / AM5 Micro-ATX |
AM5低価格帯でPCIe Gen5対応。Zen 6世代にもAM5で延命可能 | ¥17,360 |
| SSD | Crucial P3 Plus 1TB NVMe PCIe Gen4 |
ゲームのロード時間でGen5との体感差はない。同容量でSamsung 990 EVO Plusなら¥43,980 | ¥31,482 |
| 電源 | CORSAIR RM750e 750W 80PLUS GOLD / ATX 3.1 |
RTX 5070推奨の750Wで余裕あり。将来のGPU換装でも対応可 | ¥12,499 |
| ケース | Thermaltake Versa H18 Micro-ATX対応・前面メッシュ |
B850Mと組む前提の定番。ATXミドルタワーに広げても5千円台から選べる | ¥4,662 |
| CPUクーラー | DeepCool AK400 | 9600Xなら空冷で十分。定番の4ヒートパイプ空冷 | ¥2,990 |
| OS | Windows 11 Home 新規購入の場合 |
Microsoft公式ストアのパッケージ版。旧PCからの移行ならライセンス流用可 | ¥19,360 |
| 合計(OS込み・モニター別) | ¥322,525 | ||
| 合計(OS別・ライセンス流用の場合) | ¥303,165 | ||
総額を押し上げているのはGPUの¥131,312で、単体で全体の4割を占めます。メモリは春に言われた¥100,000から¥67,980まで下がりましたが、その下げ分をGPUの1か月+18,696円とSSDの上昇がほぼ食い潰しました。いま待って効くのはメモリではなくGPUの値動きです。
自作するなら「この型番」——主要パーツのおすすめ
上の構成で実際に使える6パーツです。いずれも2026年9月21日に在庫を確認しています。価格は変動するため、最新はリンク先で確認してください。
在庫切れ


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
03 / BTO比較BTOと比べるなら、構成を揃えてからにしてください
BTOのRTX 5070機は20万円台から並んでいます。ただしそこに載っているメモリとSSDは、自作構成の半分のことが多いです。表示価格をそのまま自作総額と並べると、比較になりません。
| 比較 | 構成 | 価格(税込) | 差 |
|---|---|---|---|
| 自作 | Ryzen 5 9600X + RTX 5070 DDR5 32GB / 1TB Gen4 / OS込み |
¥322,525 | — |
| BTO 同構成 |
TSUKUMO G-GEAR GE5J-J257/BH Core Ultra 5 225F + RTX 5070 / DDR5 32GB / 1TB |
¥362,800 | +¥40,275 |
| BTO 格安帯 |
20万円台のRTX 5070機 DDR4世代・メモリ半分などが混在 |
¥26〜28万円 | 構成が別物 |
同じDDR5 32GB・1TBに揃えると、自作が約4万円安くなります。20万円台のモデルはAM4世代のDDR4構成だったり、メモリが16GBだったりします。安く見えているぶん、後から足すか、次の買い替えが早く来るかのどちらかです。
BTO各社のRTX 5070モデルは型番と価格が毎月入れ替わります。ここでは特定モデルを追いかけず、揃えたときにいくら違うかだけを示しています。各社の最新の実売と、RTX 5060 Ti・RTX 5070 Tiまで含めた階層別の比較はゲーミングPC相場レポートで更新しています。そちらでも同一条件でミドルハイ帯は自作優位という結果です。
価格以外で各社をどう見分けるか
価格が動いても各社の性格は変わりません。金額で並べるより、この4項目で選ぶほうが外しません。
| メーカー | 強み | 注意したい点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| フロンティア | セール時の価格が国内最安帯に入る | 同じ型番でもセールのたびに中身が変わる | 価格を最優先 |
| パソコン工房 | 全国の店舗へ持ち込める | 低価格帯はDDR4・500GB構成が残る | 対面サポートが欲しい |
| ドスパラ | 翌日出荷に対応するモデルがある | 安価な構成はA620でCPU換装に制限 | とにかく早く欲しい |
| マウス | 標準3年保証と24時間サポート | 同価格帯では構成がやや控えめ | 初めての1台 |
| SEVEN・TSUKUMO | 最初から32GB・1TBで組んだ構成が選べる | そのぶん表示価格は高く出る | 構成を妥協したくない |
保証年数と納期はカタログで確認できますが、メモリ容量とマザーボードのチップセットは製品ページの仕様欄まで開かないと分かりません。ここを見ずに価格だけで決めると、あとから増設費用が乗ります。
04 / 性能RTX 5070の実ゲーム性能——WQHDで何fps出る?
自作でもBTOでも、GPU本体は同じRTX 5070 12GB。購入判断の前に、このGPUがどれくらいのゲーム性能を持つのかを把握しておきましょう。
| 条件 | RTX 5070 | RTX 5070 Ti | RTX 4070 | 位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| フルHD 25タイトル平均 | 154.6 fps | 183.6 fps | 129.8 fps | 144Hzは余裕 |
| WQHD 25タイトル平均 | 114.3 fps | 140.5 fps | 94.0 fps | 主戦場 |
| 4K 25タイトル平均 | 65.8 fps | 83.6 fps | 52.7 fps | 60fps前後 |
| サイバーパンク2077 WQHD・レイトレ有効 | 46.2 fps | 60.9 fps | 39.1 fps | DLSS前提 |
※出典はTechPowerUpのRTX 5070レビュー。25タイトルを最高画質・ネイティブ解像度で計測した平均値で、アップスケーリングとフレーム生成はすべてオフです。設定を落とすかDLSSを併用すれば数値は上に振れます。
RTX 5070の主戦場はWQHDです。最高画質・アップスケーリングなしの25タイトル平均で114.3fpsなので、144Hzを狙うなら設定を一段落とすかDLSSを併用することになります。4Kはネイティブで65.8fpsとぎりぎり60fpsを超える水準で、レイトレーシングを足すと大きく落ちます。サイバーパンク2077のレイトレ有効・WQHDは46.2fpsで、ここはDLSSとフレーム生成の併用が前提です。
05 / 構造なぜBTOは20万円台で出せるのか——3つの仕掛け
自作はOS込み¥322,525、同構成のBTOは¥362,800。それでもBTOには20万円台のRTX 5070機が並びます。この価格差は値引きではなく、構成を落として作られています。どこを削っているのかを分解します。
自作の「高い分」で手に入るもの
06 / 判断軸自作 vs BTO——5つの判断軸
価格だけでは決まらないのが2026年の実情です。以下5軸で自分に合うほうを選びましょう。
DDR5 32GB・1TBに揃えた同構成どうしでは自作が約4万円安い。20万円台のBTOと比べると安く見えますが、そちらはメモリもSSDも半分です。揃えてから比べれば自作の優位は残っています。
慣れた人でも4〜8時間、初めてなら丸1日。パーツ選定と下調べを入れれば週末がまるまる潰れます。「自作は楽しみ・勉強のうち」と思える人は自作、「ゲームを始める時間が1日でも早いほうが嬉しい」人はBTOが合理的です。
自作はパーツごとにメーカー直送の修理。不具合箇所の特定が自己責任になる一方、該当パーツだけの修理で済む。BTOは「PC丸ごと配送」で手間ゼロだが、保証期間を超えるとサポート打ち切りのリスクあり。
初めての自作では静電気破壊・CPU曲げ・ケーブル差し間違いなど、数千円〜数万円規模の失敗リスクあり。動画ガイド(YouTube等)で予習は可能だが、メンタル的な負担を考慮するとBTOの「届いたら動く」は大きな価値です。
2027年のZen 6世代を見据えるなら、B650M以上のマザーボードがある自作優位。BTO側はA620(AM5)がVRM品質で上位CPUに制限され、B550(AM4)はそもそもZen 6のAM5 CPUを物理的に装着できません。ここは自作の決定的な優位です。
07 / 推奨予算別・ユーザータイプ別おすすめ
上記5軸を踏まえて、典型的なユーザータイプごとに最適解をまとめます。
組み立てに時間を割きたくない、不具合時のサポート窓口を1本化したい、RTX 5070 + メモリ16GBで足りる遊び方をしている、あとでメモリを足す手間は許容できる
フロンティア公式で見る
BTOの手軽さが欲しいが、スペックも妥協したくない、増設や構成の読み替えを自分でやりたくない、最初から32GB・1TB SSDが欲しい、5〜7年は買い替え予定なし
SEVEN公式で見る
Zen 6世代へのCPU換装で5年以上使いたい、電源・冷却・ケースを自分で選びたい、パーツ交換のスキルを身につけたい、DDR5 32GB・1TB・最新世代を最初から確保したい
RTX 5070をAmazonで見る
BTOで進めるなら、この4台から
BTO側を選ぶ場合、実際に候補になるのはこのクラスです。同じRTX 5070でも、メモリとSSDが自作構成の半分のものと、最初から揃っているものが同じ棚に並んでいます。4台とも2026年9月22日に商品ページで価格・構成・在庫を確認しています。


※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。
4台に共通するのは、価格差の大半がメモリ・SSD・チップセットで出ていることです。表示価格の安い順と構成の順は一致しません。30万円台前半のモデルを検討するなら、32GB・1TBへの増設費用を足した金額で自作の¥322,525と比べてください。RTX 5060 TiやRTX 5070 Tiまで含めた階層別の実売はゲーミングPC相場レポートで更新しています。
自作で進めるなら、まずこの2点から
残りのパーツは後から足せますが、GPUとメモリは値動きが大きく、決めた日の価格で総額が決まります。2026年9月21日に在庫を確認した2点です。
FAQよくある質問
結論結論
2026年9月21日の通販最安で組むと、自作はOS込み¥322,525です。同じDDR5 32GB・1TB構成のBTOが¥362,800なので、自作が約4万円安いという関係になります。20万円台のBTOは安く見えますが、メモリもSSDも半分なので同じ土俵ではありません。
半年前と比べると総額はほとんど動いていない一方、内訳は入れ替わりました。メモリは下がり、GPUとSSDが上がっています。とくにRTX 5070はこの1か月で+16.6%動いており、いま待って効くとすればメモリではなくGPUの値動きです。
4万円の差をどう見るかが分かれ目です。組み立てに半日使えるなら自作、その半日を惜しむならBTO。3年後にZen 6へCPUだけ載せ替えたいなら、B850M以上を自分で選べる自作に分があります。逆に不具合時の窓口を1本にしたい人は、差額を保証料と考えてBTOで構いません。
他の予算・GPU別のBTO構成はゲーミングPCおすすめランキングでまとめて比較できます。








