Windows 11再インストール後にネットにつながらない・音が出ない原因|LAN・Wi-Fi・オーディオドライバーの復旧方法【2026年版】

Windows 11再インストール後にネットにつながらない・音が出ない原因|LAN・Wi-Fi・オーディオドライバーの復旧方法【2026年版】

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トラブル・設定/Windows 11
Windows 11再インストール後にネットにつながらない・音が出ない原因
LAN・Wi-Fi・オーディオドライバーの復旧方法【2026年版】
Windows 11を再インストールした直後にLANケーブルを挿してもつながらない、設定画面にWi-Fiの項目が見当たらない、スピーカーやヘッドホンから音が出ないという状態は、ハードウェアの故障よりもドライバー未導入が原因であるケースが大半です。この記事ではデバイスマネージャーでの切り分けから、ネットにまったくつながらない状態でドライバーを入手する方法、チップセット・LAN・Wi-Fi・オーディオという導入順まで、公式サポート情報にもとづいて整理します。
チップセット→LAN・Wi-Fiの順で導入ネットワークのリセットは最終手段ネット未接続でもUSBメモリ・スマホで復旧可能

Windows 11を再インストールした直後、LANケーブルを挿してもインターネットにつながらない、設定画面にWi-Fiの項目が見当たらない、スピーカーやヘッドホンから音が出ないという状態に遭遇することがあります。再インストール前は問題なく使えていたなら、LAN端子やオーディオ端子が同時に故障したとは考えにくく、マザーボードやゲーミングノートPCに搭載されているネットワーク・チップセット・オーディオ機器のドライバーがまだ入っていないだけというケースがほとんどです。

Windows 11のインストールメディアには標準ドライバーが収録されていますが、発売間もないLANコントローラーやWi-Fiモジュール、メーカー独自のオーディオ機能まですべてを網羅しているわけではありません。デバイスマネージャーに黄色い警告マークが付いた「ネットワークコントローラー」や「マルチメディアオーディオコントローラー」が表示されている場合は、対応ドライバーの導入で復旧できる可能性が高い状態です。

この記事では、症状からおおまかな原因を絞り込んだうえで、PC・マザーボードの型番確認から公式ドライバーの入手先、ネットにまったくつながらない状態でドライバーを入手する具体的な方法、チップセット→LAN・Wi-Fi→Windows Update→オーディオという導入順、そしてよくある失敗例まで、Microsoft・Dell・ASUS・NVIDIAの公式サポート情報にもとづいて順番に整理します。

最初にチップセットドライバーを入れるCPU・マザーボード・USBなど内部デバイスをWindowsが正しく扱うための土台になります。ここを飛ばすと他のドライバーが正常に入らないことがあります。
ネットにつながったらLANまたはWi-Fiを復旧使える方を先に直せば問題ありません。デスクトップで有線LANが使えるなら、設定項目が少ない有線から復旧すると早いです。
Windows Updateとオプションの更新プログラムを確認する自動で導入されない一部のドライバーは、「設定」「Windows Update」「詳細オプション」から手動で選択する必要があります。
BIOS更新はネットや音のためだけに行わない公式サポートでBIOS更新による修正が明記されている場合を除き、まずドライバー不足を疑ってください。BIOS更新中の電源断はPCが起動しなくなるリスクがあります。
目次

診断よくある症状から原因を先に絞り込む

本格的な対処に入る前に、自分の症状がどれに近いか確認してください。原因の見当をつけてから読み進めると、必要な章だけを効率よく確認できます。

LANケーブルを挿しても「イーサネット」の項目自体が出ない

有線LANドライバー未導入の疑い

設定画面にWi-Fiのスイッチや一覧が表示されない

無線LANドライバー未導入の疑い

Wi-Fiは表示されるが接続できない・すぐ切れる

SSID・パスワードやルーター側の疑い

スピーカーやヘッドホンから音が出ない・出力デバイスが見つからない

オーディオドライバー未導入の疑い

Windows 11のセットアップ画面でネットワークが検出されない

セットアップ用ドライバーの手動読み込みが必要

デバイスマネージャーに黄色い警告マーク付きの項目がある

対応ドライバーの欠落

背景再インストール後にネットや音が消える理由

Windows 11のインストールメディアには、さまざまなPCで最低限動作するための標準ドライバーが収録されています。しかし、発売されたばかりのLANコントローラーやWi-Fiモジュール、メーカー独自のオーディオ機能や周辺機器まで、すべてに対応するドライバーが含まれているわけではありません。

Windowsは、機器から取得したハードウェアIDとドライバーパッケージ内の情報を照合して、使用するドライバーを選択します。対応するドライバーが見つからない場合、デバイスマネージャーには「ネットワークコントローラー」「イーサネットコントローラー」「マルチメディアオーディオコントローラー」「不明なデバイス」などの名称で表示され、機器自体を正常に利用できません。

ネットワークアダプターのドライバーがなければ、設定画面にイーサネットやWi-Fiの項目自体が表示されないことがあります。オーディオドライバーがなければ、出力デバイスが見つからない、音声出力機器がインストールされていないといった表示になります。Microsoft公式サポート「Fix missing or undetected audio output device in Windows」は、必要なオーディオドライバーが欠落・無効化されている、または正しく読み込まれていない場合に、この症状が起きると説明しています。

切り分け最初にデバイスマネージャーを確認する

スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を開きます。

「ほかのデバイス」の中に、黄色い警告マークが付いたネットワークコントローラー、イーサネットコントローラー、マルチメディアオーディオコントローラーが表示されている場合は、対応ドライバーが入っていない可能性が高い状態です。

「ネットワークアダプター」の中に有線LANやWi-Fiアダプターの製品名が表示されている場合は、すでに基本ドライバーが導入されている可能性があります。この場合、ネットにつながらない原因はドライバーの欠落ではなく、LANケーブルやルーター、Wi-Fiのパスワード、ネットワーク設定などにあるかもしれません。

同様に、「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」にRealtek Audio、USB Audio、NVIDIA High Definition Audioなどが表示されている場合は、音声デバイス自体は認識されています。デバイスが表示されているか、黄色い警告マークが付いているか、項目そのものが存在しないかを確認することが、復旧の最初の切り分けになります。

事前準備PCやマザーボードの正確な型番を調べる

ドライバーをダウンロードする前に、PCまたはマザーボードの正確な型番を確認します。BTOゲーミングPCやメーカー製PCでは、本体の背面や底面に記載されている製品型番、シリアル番号、注文番号を確認してください。

Windows上では、次のコマンドでシステム情報ツールを開けます。

システム情報を開くコマンド
msinfo32

Microsoftのシステム情報ツールでは、システム製造元、システムモデル、ベースボード製造元、ベースボード製品などを確認できます。自作PCの場合は「ベースボード製品」に表示されるマザーボード名を確認してください。

ASUS、MSI、GIGABYTE、ASRockなどでは、似た名称のマザーボードが複数販売されています。Wi-Fi搭載版と非搭載版、DDR4版とDDR5版、基板リビジョン違いなどがあるため、名前の一部だけで判断してはいけません。

BTOゲーミングPCでは、マザーボードメーカーのページよりも先に、BTOメーカーの機種別サポートページを確認します。ゲーミングノートPCでは、マザーボード単体のドライバーではなく、ノートPCメーカーが公開している機種別ドライバーを使用してください。

入手先ドライバーはどこからダウンロードするべきか

ドライバーは、PCまたはパーツメーカーの公式サポートページから入手します。BTOゲーミングPCならBTOメーカー、メーカー製デスクトップやゲーミングノートならPCメーカー、自作PCならマザーボードメーカーが基本です。後付けした無線LANカード、USBオーディオインターフェース、キャプチャーボードなどは、その機器を製造したメーカーのサポートページを確認します。

IntelやRealtekなど、搭載チップのメーカーから汎用ドライバーを入手できる場合もあります。ただし、メーカー製PCやゲーミングノートでは、PCメーカー独自の構成や機能に合わせて調整されたドライバーが提供されていることがあるため、まずはPCまたはマザーボードメーカーが公開しているドライバーを優先し、公式ページに対応ドライバーがない場合にチップメーカーのドライバーを検討する方が安全です。

非公式のドライバー配布サイトや、すべてのドライバーを自動更新すると宣伝するツールは避けてください。型番の異なるドライバーや古いパッケージを導入すると、ネットワークやオーディオがさらに不安定になる可能性があります。

回線なしネットにつながらない状態でドライバーを入手する方法

再インストール後の最大の問題は、ネットワークドライバーをダウンロードするためのネット回線が使えないことです。最も確実なのは、別のPCで公式ドライバーをダウンロードし、USBメモリへ保存して移す方法です。

別のPCがない場合は、AndroidスマートフォンのUSBテザリングを一時的に利用できることがあります。Googleの公式サポート「Share a mobile connection by hotspot or tethering on Android」によると、多くのAndroidスマートフォンはUSBケーブルを通じてモバイルデータ通信をPCへ共有できます。通信会社や契約によっては、テザリングに制限や追加料金が設定されている場合があるため事前に確認してください。

AndroidスマートフォンをUSBケーブルでPCへ接続し、スマートフォン側の設定からUSBテザリングを有効にします。Windows標準ドライバーでスマートフォンをネットワーク機器として認識できれば、一時的にWindows Updateやメーカーサイトへ接続できます。

iPhoneでもUSBを使ったインターネット共有は可能ですが、Apple公式サポートによると、Windows側でPersonal Hotspotに接続するにはApple DevicesアプリまたはiTunesが必要です。再インストール直後のPCではこれらのソフトが入っていないため、AndroidのUSBテザリングより手間がかかる場合があります。

もう一つの方法は、Windows 11の標準ドライバーで動作するUSB接続の有線LANアダプターやWi-Fi子機を使用することです。ただし、すべてのUSB LANアダプターやWi-Fi子機がドライバー不要で動くとは限りません。購入する場合は、Windows 11標準ドライバー対応、またはドライバー内蔵と明記された製品を選んでください。

導入ドライバーを入れる基本的な順番

Dell公式サポート「How to Install Dell Drivers in the Correct Order」は、Windowsをクリーンインストールした後のドライバー導入について、まずBIOSとチップセット関連をインストールし、それ以外は必要なハードウェアに合わせて任意の順で導入してよいと案内しています。この考え方はDell製PCに限らず、他社製PCや自作PCでも基本的な流れとして参考になります。

ただし、BIOS更新は通常のドライバー導入とは性質が異なります。ネットや音が使えないという理由だけで、最初からBIOS更新に手を付ける必要はありません。

順番対象ドライバー
1チップセット(Intel Chipset・AMDチップセットなど)
2LANまたはWi-Fi
3Windows Updateとオプションの更新プログラム
4オーディオ(オンボード・GPU・USB機器)
5GPU・Bluetoothなど残りのデバイス

Intel環境ではIntel Chipset、Intel Management Engine、Serial IOなどが提供されている場合があります。AMD環境では、AMDチップセットドライバーがマザーボードメーカーまたはAMDから提供されています。チップセットを導入して再起動したら、LANまたはWi-Fiドライバーをインストールしてインターネット接続を復旧してください。

ネットへ接続できるようになったらWindows Updateを実行し、再起動を求められなくなるまで更新を適用します。その後、「設定」「Windows Update」「詳細オプション」「オプションの更新プログラム」にあるドライバー更新も確認してください。

Windows Updateが完了したら、オーディオ、GPU、Bluetooth、カードリーダーなど、残っているデバイスのドライバーを導入します。GPUドライバーについては、NVIDIAまたはAMDの公式パッケージを使用してください。既存ドライバーとの競合やインストール失敗が起きた場合は、GPUドライバのクリーンインストール手順で詳しい対処法を解説していますので参考にしてください。

有線LANケーブルを挿してもネットにつながらない場合

LANケーブルを接続してもネットにつながらない場合は、設定画面に「イーサネット」が表示されるか確認します。イーサネットの項目自体がなく、デバイスマネージャーに「イーサネットコントローラー」と表示されている場合は、有線LANドライバーが入っていない可能性があります。

PCまたはマザーボードのサポートページから、LAN、Ethernet、Realtek LAN、Intel LANなどと表記されたドライバーをダウンロードします。圧縮ファイルで配布されている場合は、右クリックして「すべて展開」を実行してください。

展開したフォルダ内に「Setup.exe」「Install.exe」「AsusSetup.exe」などがある場合は、そのインストーラーを実行します。インストール完了後にPCを再起動し、デバイスマネージャーの「ネットワークアダプター」に製品名が表示されるか確認してください。

LANアダプターが正常に表示されているのに接続できない場合は、LANケーブルとルーター側を確認します。Microsoft公式サポート「Fix Ethernet connection problems in Windows」は、ケーブルの接続、別のケーブルやポートへの差し替え、モデムとルーターの再起動、ネットワークアダプターの確認という順番でイーサネットの接続問題を切り分けるよう案内しています。

無線Wi-Fiの項目が表示されない・つながらない場合

Windows 11の設定にWi-Fiのスイッチや利用可能なネットワーク一覧が表示されない場合は、Wi-Fiドライバーが入っているか確認します。デバイスマネージャーの「ほかのデバイス」に「ネットワークコントローラー」と表示されている場合は、無線LANドライバーが不足している可能性があります。

メーカーのサポートページでは、「Wireless LAN」「WLAN」「Wi-Fi」「Intel Wireless」「MediaTek Wireless」「Realtek Wireless」などの名称で配布されています。同じPCモデルでも、製造時期や構成によってIntel、MediaTek、Realtekなど異なるWi-Fiモジュールが搭載される場合があります。複数の無線LANドライバーが公開されている場合は、注文時の構成表やハードウェアIDを使って搭載モジュールを特定してください。

Wi-FiとBluetoothが同じ無線モジュールに搭載されていても、ドライバーパッケージが別になっている場合があります。Wi-Fiは使えるがBluetoothが表示されない場合は、Bluetooth用ドライバーも個別に導入してください。

デスクトップPCで外付けアンテナが付属している場合は、マザーボード背面の端子へアンテナを接続します。アンテナを付けていなくても近距離ではネットワークが見える場合がありますが、通信距離や安定性が大きく低下します。

デバイスマネージャーにWi-Fiアダプターの製品名が表示され、設定にもWi-Fi項目があるのに接続できない場合は、ドライバーが完全に欠落している状態ではありません。機内モードが無効になっていることを確認し、Wi-Fiを一度オフにしてからオンへ戻してください。登録済みネットワークを削除して、SSIDとパスワードを再入力する方法もあります。

それでも接続できない場合は、Microsoft公式の「問い合わせ」(Get Help)アプリでネットワークとインターネットに関するトラブルシューティングを実行し、ルーターを再起動したうえで、別のスマートフォンやPCが同じWi-Fiへ接続できるか確認します。ほかの機器もつながらないならルーターや回線側、再インストールしたPCだけがつながらないならWindowsや無線LANドライバー側の問題が疑われます。

初期設定Windows 11のセットアップ画面でWi-Fiが出ない場合

Windows 11のインストール後、デスクトップへ進む前のセットアップ画面でネットワークが表示されず、作業を進められないことがあります。Microsoft公式のWindows 11仕様ページでは、Windows 11 Home、および個人使用のWindows 11 Proは、初期セットアップ時にインターネット接続とMicrosoftアカウントでのサインインが必要と明記されています。

この状態では、別のPCでWi-FiドライバーをUSBメモリへ保存し、セットアップ画面から読み込む方法があります。ASUS公式サポート(FAQ 1048624「[Windows 11] Troubleshooting – No Wi-Fi network connectivity when installing Windows 11」)は、Windows 11のセットアップ中にWi-Fiネットワークが検出されない場合、搭載チップに対応するWLANドライバーをUSBメモリへ保存したうえで、Shift+F10キーでコマンドプロンプトを開いてエクスプローラーを起動し、ドライバーのインストーラーを実行する方法を案内しています。

具体的な操作はPCメーカーやドライバーパッケージの形式によって異なります。ゲーミングノートやメーカー製PCでは、必ずその機種のサポートページにあるWindows再インストール手順を確認してください。

手動インストーラーを実行してもドライバーが入らない場合

ドライバーフォルダに実行ファイルがない場合や、インストーラーが対応機器を検出しない場合は、デバイスマネージャーから手動で導入できます。

  1. 黄色い警告マークが付いたデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選ぶ
  2. 「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選択し、展開したドライバーフォルダを指定する
  3. フォルダ内に複数の階層がある場合は「サブフォルダーも検索する」を有効にする
  4. 導入後にPCを再起動し、デバイスマネージャーの表示を確認する

ドライバーが.inf形式で配布されている場合は、Windows標準のPnPUtilを使ってインストールする方法もあります。管理者としてターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、次の形式で実行してください。

ドライバーを手動導入するコマンド(管理者権限)
pnputil /add-driver "D:\Drivers\*.inf" /subdirs /install

D:\Driversの部分は、実際にドライバーを保存したフォルダへ変更してください。Microsoft Learnの「PnPUtil Command Syntax」によると、/add-driverでドライバーパッケージを追加し、/subdirsで下位フォルダも検索し、/installで一致するデバイスへ導入できます。コマンドを実行したあと、PCを再起動してデバイスマネージャーを確認してください。

ID照合どのLAN・Wi-Fiドライバーか分からない場合

複数のネットワークドライバーが公開されていて、どれを選べばよいか分からない場合は、ハードウェアIDを確認します。デバイスマネージャーで対象のネットワークコントローラーを右クリックし、「プロパティ」を開いてください。「詳細」タブのプロパティから「ハードウェアID」を選択すると、次のような文字列が表示されます。

ハードウェアIDの表示例
PCI\VEN_8086&DEV_XXXX
PCI\VEN_10EC&DEV_XXXX

VENはベンダー、DEVはデバイスを識別するための値です。WindowsもこのハードウェアIDを使って、対応するドライバーパッケージを照合します。ハードウェアIDを確認すると、Intel、Realtek、MediaTekなど、どのメーカーの機器が搭載されているかを判断しやすくなります。

ただし、検索結果に表示された非公式ドライバーをそのままインストールするのは避けてください。ハードウェアIDは搭載機器を特定するために使い、実際のドライバーはPC、マザーボード、デバイスメーカーの公式ページから入手します。

位置づけネットワークのリセットは最後に行う

ネットワークアダプターが正常に認識され、ドライバーを再インストールしても接続できない場合は、Windows 11のネットワークのリセットを検討します。「設定」「ネットワークとインターネット」「詳細ネットワーク設定」「ネットワークのリセット」から実行できます。

ネットワークのリセットを実行すると、ネットワークアダプターが削除され、再起動後に既定の設定で再インストールされます。Microsoft公式サポート「Fix Wi-Fi connection issues in Windows」は、ネットワークのリセット後にVPNクライアントやHyper-Vの仮想スイッチなど、ネットワーク関連ソフトウェアの再インストールや再設定が必要になる場合があると注意しています。

そのため、ドライバーが入っていない状態で最初から実行しても、根本的な解決にはなりません。まず公式ドライバーを導入し、ケーブルやルーターを確認してから、最後のWindows側対処として使用してください。

オンボードマザーボードのイヤホン端子から音が出ない場合

マザーボード背面の緑色端子や、PCケース前面のイヤホン端子から音を出したい場合は、マザーボード用オーディオドライバーを確認します。多くのマザーボードではRealtek系のオーディオ機能が採用されていますが、必要なドライバーパッケージや付属機能は製品ごとに異なります。

マザーボードまたはPCメーカーのサポートページから、「Audio」「Realtek Audio」「HD Audio」などの名称で配布されているドライバーを入手してください。チップセットドライバーを導入したあとにオーディオドライバーをインストールし、PCを再起動します。

再起動後に「設定」「システム」「サウンド」を開き、出力デバイスにスピーカーやRealtek Audioが表示されているか確認します。メーカーのドライバーを入れても音が出ない場合は、Windows Updateとオプションの更新プログラムも確認してください。

HDMI・DPモニターから音が出ない場合

HDMIまたはDisplayPortで接続したモニターから音を出したい場合、マザーボードのRealtek Audioではなく、グラフィックボード側のデジタルオーディオ機能を使用します。

NVIDIA公式のコントロールパネルヘルプ「Set Up Digital Audio」は、HDMIまたはDisplayPortで接続した対応ディスプレイの digital audio出力を、スピーカー構成や対応フォーマットに合わせて設定できると説明しています。GeForceを使用している場合は、NVIDIA公式のGPUドライバーをインストールし、インストール項目にHD Audioドライバーが含まれていることを確認してください。Radeonを使用している場合は、AMD Software: Adrenalin Editionをインストールします。

GPUドライバーを導入したあと、「設定」「システム」「サウンド」から、使用しているモニター名を出力先として選択してください。モニター本体にスピーカーが搭載されていない場合は、Windowsにモニター名が表示されても音は出ません。モニターにイヤホン出力端子がある場合は、モニター側の音量やミュート設定も確認してください。

GPUドライバーを入れ直した後、NVIDIA Appでゲームが表示されない、あるいは最適化できないという別の症状が出ている場合は、NVIDIA Appにゲームが表示されない・最適化できない原因と直し方で原因を切り分けられます。

外部機器USBヘッドセットやUSB DACから音が出ない場合

USBヘッドセット、USB DAC、オーディオインターフェースは、マザーボードのアナログオーディオドライバーとは別のデバイスです。Windows標準のUSB Audioドライバーで動作する製品もあれば、メーカー専用ドライバーや管理ソフトが必要な製品もあります。

最初にUSB機器をPC本体へ直接接続し、デバイスマネージャーとサウンド設定に製品名が表示されるか確認してください。USBハブを経由している場合は、ハブを外してマザーボード背面のUSBポートへ接続します。

メーカーがWindows 11用の専用ドライバーを公開している場合は、製品型番に合ったものをインストールします。オーディオインターフェースでは、専用ASIOドライバーを入れないと本来の低遅延性能を利用できない場合があります。ドライバー導入後は、Windowsの既定の出力先と、ゲームやDiscord、OBSなどアプリ側の出力先を改めて設定してください。

出力先音声デバイスは表示されるのに音が出ない場合

サウンド設定にスピーカーやヘッドホンが表示されている場合は、ドライバー欠落以外の原因も考えられます。「設定」「システム」「サウンド」を開き、実際に使用したい出力デバイスが選択されているか確認します。

再インストール後は、モニターのHDMI・DisplayPort音声が既定に設定され、マザーボードのイヤホン端子から音が出ないことがあります。反対に、モニタースピーカーを使いたいのにRealtek Audioが選ばれていることもあります。出力先を変更してテスト音を再生し、Windows全体で音が出るか確認してください。

Microsoft公式サポート「Fix audio issues when no sound plays from speakers or headphones in Windows」は、出力デバイスと音量の確認、音声の拡張機能の無効化を試したうえで、それでも改善しない場合に「問い合わせ」(Get Help)アプリのオーディオトラブルシューティングを実行するよう案内しています。

WindowsやYouTubeでは音が出るのにゲームだけ無音の場合は、ドライバー欠落ではなく、ゲームや音量ミキサー側の出力先設定が原因である可能性があります。この切り分けはYouTubeは聞こえるのにPCゲームだけ音が出ない原因で詳しく解説しています。ドライバーそのものが入っていない今回の状況とは切り分けて確認してください。

自動更新Windows Updateだけでドライバーを揃えられるのか

Windows Updateだけで、チップセット、ネットワーク、オーディオなどの基本ドライバーが一通り導入されるPCもあります。Microsoftも、ネットワークアダプターやビデオカードなど、多くのハードウェア用ドライバーをWindows Updateから提供しています。

ただし、すべてのドライバーが自動でインストールされるとは限りません。一部はオプションの更新プログラムに分類されます。また、PCメーカー独自のキー、オーディオ機能、電源管理、タッチパッド、ファン制御などは、メーカー配布のドライバーやユーティリティが必要になることがあります。

ネット接続を復旧するまでは公式のLAN・Wi-Fiドライバーを手動導入し、その後にWindows Updateで不足分を補完する方法が現実的です。

仕上げ導入後の確認と再インストール前のバックアップ

一通りドライバーを入れたら、デバイスマネージャーをもう一度開き、黄色い警告マークや「不明なデバイス」が残っていないか確認してください。ネットワークアダプターには有線LANとWi-Fi、サウンド関連にはRealtek Audio、GPUのデジタルオーディオ、USBオーディオなど、実際に搭載している機器が表示されます。

Windows Updateを再度実行し、「最新の状態です」と表示されても、オプションの更新プログラムを確認します。再起動後にネット、音、Bluetooth、USB、GPUが正常に動作するか確認してください。ゲーミングPCでは、GPUドライバーを入れない状態でも画面は表示される場合がありますが、ゲーム性能、解像度、リフレッシュレート、HDMI・DisplayPort音声などを正常に利用できないことがあります。

今後Windows 11を再インストールする予定がある場合は、正常に動作しているうちにドライバーをバックアップしておくと復旧しやすくなります。管理者としてターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、次のように実行してください。

サードパーティドライバーをバックアップするコマンド(管理者権限)
pnputil /export-driver * "D:\DriverBackup"

D:\DriverBackupの部分は、USBメモリや外付けSSD上の保存先へ変更してください。Microsoft LearnのPnPUtilは、Windowsのドライバーストアに登録されているサードパーティ製ドライバーパッケージを指定フォルダへエクスポートできます。再インストール後は、次の形式でバックアップフォルダ内のドライバーを読み込めます。

バックアップしたドライバーを再インストールするコマンド
pnputil /add-driver "D:\DriverBackup\*.inf" /subdirs /install

ただし、ドライバーバックアップだけを唯一の復旧手段にするのは避けてください。再インストール前には、PCまたはマザーボードの公式ページから、少なくともチップセット、LAN、Wi-Fiの最新ドライバーも保存しておくと安心です。自作PCの組み立てからWindows 11セットアップまでの全体的な流れについては、当サイトの自作PC組み立て完全ガイドでも解説しています。

注意よくある失敗

似た名前の別モデル用ドライバーを入れるマザーボードには、Wi-Fi搭載版と非搭載版、DDR4版とDDR5版、世代違いなど名前がよく似た製品があります。異なるモデルのドライバーを実行すると、対象デバイスが見つからないというエラーが出たり、正常に導入できなかったりします。製品名の末尾まで確認し、必要に応じて基板リビジョンも確認してください。
チップセットを入れずに個別ドライバーだけ導入するネットワークやオーディオのインストーラーが失敗する場合は、先にチップセット関連のドライバーを導入します。特にゲーミングノートやメーカー製PCでは、システム制御用ドライバーやメーカー独自インターフェースが必要になる場合があります。
ドライバーが無い状態でネットワークのリセットを試すネットワークアダプターのドライバー自体が入っていない場合、ネットワークのリセットだけでは復旧できません。先にデバイスマネージャーを確認し、必要なドライバーを導入してください。
音が出ないからとRealtekだけ入れるモニターから音を出したい場合は、RealtekではなくGPU側のデジタルオーディオドライバーが必要です。USBヘッドセットならUSBオーディオ機器用、オーディオインターフェースならメーカー専用ドライバーが必要になる場合があります。使いたい端子と機器に合ったドライバーを確認してください。

FAQよくある質問

LANとWi-Fiはどちらを先に直すべきですか
使える方を先に復旧すれば問題ありません。デスクトップPCで有線LANを利用できるなら、設定項目が少なく済む有線から復旧すると早いです。LANケーブルを使えない部屋やゲーミングノートでは、Wi-Fiドライバーを先に導入してください。
LANドライバーを入れたのにイーサネットが表示されません
インストールしたドライバーがPCのLANコントローラーに対応していない可能性があります。デバイスマネージャーのハードウェアID、PC型番、マザーボード型番を確認し、正しいドライバーを入れ直してください。チップセットドライバーを先に入れ、再起動してからLANドライバーを導入する方法も試します。
Wi-Fiは使えるのにBluetoothが表示されません
Wi-FiとBluetoothのドライバーパッケージが別になっている可能性があります。PCまたはマザーボードのサポートページからBluetooth用ドライバーもダウンロードし、インストールしてください。
スピーカーとモニターのどちらを出力先に選べばよいですか
マザーボード背面やケース前面のイヤホン端子を使用するなら、スピーカーまたはRealtek Audioを選びます。HDMI・DisplayPortで接続したモニターから音を出すなら、モニター名やNVIDIA・AMDのデジタルオーディオ出力を選択してください。
ドライバーを入れても黄色い警告マークが消えません
対象機器とドライバーが一致していないか、チップセットなど前提となるドライバーが不足している可能性があります。デバイスのプロパティからエラーコードとハードウェアIDを確認し、一度アンインストールしてから正しいドライバーを入れ直す方法も試してください。
Windows 11をもう一度再インストールする必要はありますか
ネットワークやオーディオのドライバー不足だけなら、通常は再インストールし直す必要はありません。必要な公式ドライバーを手動で導入し、Windows Updateを実行すれば復旧できる可能性があります。複数のシステムファイルが破損している、Windows Updateがまったく動作しないといった別の症状がある場合は、修復インストールや再インストールを検討してください。
ネットにまったくつながらない場合、最初に何を試すべきですか
別のPCで公式サイトからチップセットとLANまたはWi-Fiのドライバーをダウンロードし、USBメモリで移す方法が最も確実です。別のPCを用意できない場合は、AndroidスマートフォンのUSBテザリングか、Windows 11の標準ドライバーで動作するUSB LANアダプターを一時的な手段として検討してください。
まとめ

Windows 11の再インストール後にLAN、Wi-Fi、音が使えなくなった場合は、ハードウェア故障より先にドライバー不足を確認します。デバイスマネージャーにネットワークコントローラー、イーサネットコントローラー、マルチメディアオーディオコントローラー、不明なデバイスが表示されている場合は、対応ドライバーが入っていない可能性が高い状態です。

BTOゲーミングPCやゲーミングノートではPCメーカー、自作PCではマザーボードメーカーの公式サポートページからドライバーを入手してください。別のPCとUSBメモリを利用できない場合は、AndroidスマートフォンのUSBテザリングや、Windows 11標準ドライバー対応のUSB LANアダプターを一時的な復旧手段として利用できます。チップセット→LAN・Wi-Fi→Windows Update→オーディオ→GPUという順番で導入すると、ネットへ接続できない状態からも復旧しやすくなります。ネットワークのリセットやBIOS更新を最初から行うのではなく、PCの型番とデバイスマネージャーの表示を確認し、正しい公式ドライバーを順番に導入してください。

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