Windows 11ゲーム高速化の全手順|VBS無効化からGPUドライバ設定まで効果順に解説【2026年版】

(更新: 2026.10.5)
Windows 11ゲーム高速化の全手順|VBS無効化からGPUドライバ設定まで効果順に解説【2026年版】

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Windows 11 ゲーム高速化ガイド / 2026年版
Windows 11 ゲーム高速化 完全ガイド
VBS無効化・XMP有効化・GPUドライバ設定を効果の大きい順に
効果の大きい設定から順に解説。やるべきこと・やってはいけないことの境界線を明確にします。
Windows 11 25H2対応実測データ付き2026年最新版

Windows 11はDirectStorageやスケジューラの改善でゲーム性能が向上しましたが、デフォルト設定のままではその性能を引き出しきれていません。VBS(仮想化ベースのセキュリティ)が有効なだけでfpsが5〜10%落ちているケースは珍しくなく、メモリが定格速度で動いていないPCも想像以上に多いのが現実です。

Windows 11のゲーミング最適化は、効果の大きい設定から順に進めるのが近道です。VBS無効化でfps 5〜10%改善、XMP有効化で5〜15%改善といった実測データがあり、まずはこの2つから手を付けるのが近道です。GPUドライバの推奨値はNVIDIA・AMDで異なり、CopilotやRecallなどAI機能の切り方もHome・Proで変わります。

同時に、ネットで広まっている「やってはいけない最適化」も取り上げます。レジストリクリーナー、ページファイル無効化、debloatスクリプトなど、効果がないどころかシステムを壊すリスクのあるテクニックを明確に区別します。

目次

効果大最も効果が大きい設定(即効性あり)

まずはfpsへの改善幅が大きく、すぐに実行できる3つの設定から始めます。この3つだけでfpsが10〜20%改善するケースもあり、費用はゼロです。

効果:大fps +5〜10%

VBS / メモリ整合性を無効化

Windows 11ではVBS(仮想化ベースのセキュリティ)とメモリ整合性(HVCI)がデフォルトで有効になっています。これはカーネルをマルウェアから保護する機能ですが、CPUに仮想化オーバーヘッドを常時発生させるため、ゲームfpsが低下します。

RTX 4090環境でも平均5%のfps低下が確認されており、Microsoft Flight Simulatorでは最大15%の低下が報告されています。Microsoftも公式ドキュメントでゲーム用途での無効化を案内しています。

手順設定 → プライバシーとセキュリティ → Windowsセキュリティ → デバイスセキュリティ → コア分離の詳細 → 「メモリの整合性」をオフ → 再起動
注意セキュリティレベルは低下します。信頼できないソフトウェアを頻繁に実行する環境や、業務と兼用のPCでは有効のままにしてください。ゲーム専用機であればリスクは低いです。
2026年10月の品質更新からMicrosoftは10月の品質更新から、事前の判定で対応可能とされたデバイスに限ってメモリ整合性を自動で有効にすると発表しています。すでに自分で無効にしている設定は上書きされません。一度オフにしたPCは、更新後に同じ画面でオフのままか確かめるだけで足ります。対象の条件はメモリ整合性の自動有効化の解説にまとめています。
効果:大fps +5〜15%

XMP / EXPOプロファイルを有効化(BIOS)

購入したメモリがDDR5-6000やDDR4-3600と書いてあっても、BIOSでXMP(Intel)またはEXPO(AMD)を有効にしなければ、実際にはDDR5-4800やDDR4-2133といった定格速度でしか動作しません。この状態のPCは想像以上に多く、有効化するだけでfpsが大幅に改善します。

DDR5メモリで定格とXMP/EXPO有効時を比較した場合、平均fpsで5〜8%、1% lowでは11〜18%の改善が確認されています。特にRyzen環境ではメモリ速度の影響が大きく、Ryzen 7 7800X3Dで平均10%・1% low 21%の向上が報告されています。

手順PC起動時にDELキーでBIOS画面を開く → XMP / EXPO の項目を探す → Profile 1を選択 → 保存して再起動
ポイントタスクマネージャーの「パフォーマンス」→「メモリ」で現在の動作速度を確認できます。購入したメモリの仕様と一致していなければ、XMP/EXPOが未適用です。
効果:中fps +3〜7%

電源プランを「高パフォーマンス」に変更

Windows 11のデフォルト電源プランは「バランス」です。省電力のためにCPUクロックを動的に制限しますが、この制御がゲーム中のフレームタイムを不安定にすることがあります。

FortniteのようなCPU負荷の高いタイトルで「究極のパフォーマンス」プランに変更した場合、平均fpsが101→108(約7%)に向上しています。一方、GPU負荷が中心のタイトルでは1〜2%程度の差にとどまります。平均fpsよりも1% lowの安定化に効果があり、カクつきの軽減が体感しやすいポイントです。

手順設定 → システム → 電源とバッテリー → 電源モード → 「最適なパフォーマンス」を選択
「究極のパフォーマンス」を出す方法管理者権限のコマンドプロンプトで以下を実行すると電源プランに追加されます。コアパーキングなどの省電力制御が弱まりますが、平均fpsが伸びることはまずなく、アイドル時の消費電力とファンノイズは増加します。Ryzen 9 7900X3D/7950X3D/9900X3D/9950X3Dでは、AMDのドライバーがコアパーキングを使ってゲームを3D V-Cache側のCCDに寄せているため、このプランは使わず「バランス」のままにしてください。詳しくはコアパーキングを無効にするとゲームは速くなるかで解説しています。
powercfg -duplicatescheme 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c
ファンノイズが気になる場合クロックを張り付かせる設定は、そのまま発熱と回転数の増加として返ってきます。うるさくなったからと電源プランを戻すと効果も戻ってしまうので、先に冷却側の余裕を作るほうが筋が良い場面です。空冷と水冷の実測比較はCPUクーラーおすすめ比較、ケース内のエアフロー設計はケースファンの選び方にまとめています。

ハード要因設定の効果を頭打ちにする2つのハード要因

SEC 01でXMP/EXPOを有効化しても、メモリ自体が定格DDR5-4800のキットなら伸びしろは限られます。プロファイルはあくまで対応キットの定格を引き出す機能で、素の性能を超えて速くなるわけではないためです。同じくストレージがSATA SSDのままだと、この後のWindows側の調整をいくら積んでもDirectStorageの恩恵は受けられません。

この2つは設定では埋められない部分なので、以降の項目に進む前に自分の環境が該当していないかを先に確認しておくと、後続の設定の効き方が変わります。

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Windows設定Windows設定の最適化

SEC 01の3項目を済ませたら、次はWindows側の設定を見直します。個々のfps改善幅は小さいものの、積み重ねることで安定性が向上します。

設定
推奨
効果
備考
ゲームモード
ON
カクつき防止
fps向上より安定性重視。バックグラウンド処理の優先度を下げることでフレームタイムが安定します。ローエンドPCほど体感差があります
HAGS(GPUスケジューリング)
ON
約0.3%
fps向上効果は微小ですが、DLSS フレーム生成/マルチフレーム生成の前提条件です。RTX 40/50シリーズでは必ず有効にしてください。VRAM消費が最大1GB増加する副作用があります
仮想メモリ
システム管理
—
デフォルトのまま触らないでください。無効化するとメモリ不足時にゲームがクラッシュします
通知
ゲーム中はオフ
カクつき防止
通知のポップアップがフレームドロップを引き起こすことがあります。「応答不可モード」を活用してください
バックグラウンドアプリ
不要なものをオフ
RAM節約
設定 → アプリ → インストール済みアプリ → 各アプリの詳細設定で個別にオフにできます
Defenderの除外設定
ゲームフォルダを除外
スタッター軽減
Windowsセキュリティ → ウイルスと脅威の防止 → 除外の追加。Steam・Epic等のライブラリフォルダを登録すると、リアルタイムスキャンによるI/O競合が解消されます

サービス不要プロセス・サービスの整理

Windowsのバックグラウンドサービスは多数ありますが、無差別に停止するのは危険です。サービスは、安全に停止できるもの・ゲーム中だけ止めるべきもの・触らなくてよいものの3段階に分かれます。

停止推奨
DiagTrack(テレメトリ)Microsoftへの診断データ送信サービスです。CPU・ディスク・ネットワーク帯域を消費します。services.mscから「Connected User Experiences and Telemetry」を無効にできます。
配信の最適化「他のPCへの送信」Windows Updateのデータを他のPCにP2P配信する機能です。設定 → Windows Update → 詳細オプション → 配信の最適化 → 「他のPCへの送信を許可する」をオフにしてください。アップロード帯域の消費がなくなります。
Xbox Game Bar(録画不要なら)バックグラウンドで200〜600MBのメモリを消費します。録画やスクリーンショット機能を使わないなら、設定 → ゲーム → Game Bar をオフにしてください。
ゲーム中は一時停止推奨
OneDrive同期ファイル同期中はディスクI/Oが競合し、ゲームのアセット読み込みが遅くなります。タスクトレイのOneDriveアイコンから「同期の一時停止」を選択してください。
Windows Updateバックグラウンドダウンロードがネットワーク帯域とディスクI/Oを圧迫します。設定 → Windows Update → アクティブ時間を設定し、ゲームプレイ中に更新が走らないようにしてください。
触らなくてOK
SysMainSSD環境ではWindows 11が自動調整しており、手動で停止してもほぼ効果はありません。HDD環境でのみ停止を検討してください。
Windows Search完全停止するとスタートメニューの検索が極端に遅くなります。どうしても気になる場合はインデックス対象フォルダを絞る程度で十分です。

スタートアップスタートアップアプリの整理

PCの起動時に自動で立ち上がるアプリは、使っていなくてもメモリを消費し続けます。タスクマネージャーのスタートアップタブ(Ctrl+Shift+Esc → スタートアップアプリ)で「影響:高」のものから優先的に確認しましょう。

アプリ
メモリ消費
推奨
Discord
200〜400MB
手動起動に変更。ゲーム開始時に起動すれば十分です
Spotify
150〜300MB
手動起動に変更。BGM不要なら起動不要
Adobe Creative Cloud
300〜500MB
ゲーム用PCなら無効化。配信や編集時だけ手動起動
Teams
300〜500MB
仕事用でないなら無効化
Razer Synapse
200〜300MB
Razerデバイスを使うときだけ起動
Steam
100〜200MB
ゲーマーなら有効のままでOK
NVIDIA App
50〜100MB
有効のままでOK。ドライバ更新通知に必要

不要なアプリを3〜4個無効にするだけで、アイドル時のメモリ消費を500MB〜1GB削減できます。ゲームに使える空きメモリが増え、1% lowの安定にもつながります。

AI機能Copilot・RecallなどAI機能を無効化する範囲とHome・Proの違い

Windows 11のAI機能は、fpsを上げる目的で切る設定ではありません。Copilot、Click to Do(クリックして実行)、Game BarのGaming CopilotのAI処理は呼び出したときに走るもので、閉じている間にゲーム画面を読み取り続けることはないためです。ゲーム用PCで手を入れる価値があるのは、常駐するCopilot系アプリの整理と、Copilotキーの押し間違い対策の2つです。

常駐のコストはメモリが中心です。Copilot+ PCではないRyzen 9 PRO 6950H搭載のミニPC(Windows 11 Pro 25H2)で確かめると、Windowsに最初から入っているMicrosoft 365 Copilotアプリ(旧Microsoft 365アプリ)がスタートアップに登録されていて、サインイン後は7つのプロセスで約180MBを使っていました。8時間あまり常駐したCPU時間は合計14秒ほどで、ゲーム中のfpsに響く負荷ではありません。メモリ16GBで余裕がないPCなら、SEC 05のDiscordやTeamsと同じ扱いで外しておけば足ります。

Copilotアプリ本体は、開いて何もしない状態で約240〜310MBを使い、×で閉じても約60〜70MBで裏に残ります。スタートアップで無効にしても、Copilotを開くと自動起動が有効に戻ります。測定値と止め方はCopilotアプリのメモリ実測と自動起動の止め方で詳しく説明しています。

  1. タスクマネージャーのスタートアップアプリで、Microsoft 365 Copilotを無効にする(Copilotが並んでいればそれも)
  2. Copilotを使わないなら、設定 → アプリ → インストールされているアプリからアンインストールする
  3. Copilotキーのあるノートは、キーで開くアプリを「検索」などに変える
  4. Copilot+ PCなら、Recallの保存状態とClick to Doのオン・オフを確かめる

RecallとClick to Doは、40TOPS以上のNPUなどを備えたCopilot+ PCだけの機能です。NPUのないRyzen 9000シリーズや、NPUが13TOPSのCore Ultra 200Sを載せたデスクトップは対象外なので、切る作業そのものがいりません。上のミニPCでも、管理者のPowerShellで Get-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Recall を実行すると、Recallは本体ごと削除された無効状態(DisabledWithPayloadRemoved)でした。自分のPCがCopilot+ PCに当たるかは、AI搭載ゲーミングPCとCopilot+ PCの違いにある認定基準の表で確かめられます。

機能
動くPC
Homeでできること(設定アプリ)
Pro以上で増えること(グループポリシー)
Copilotアプリ
すべてのPC
設定 → アプリ → インストールされているアプリ → Copilot → アンインストール
定番の「Windows Copilot をオフにする」は旧サイドバー版向けで、今のアプリには効きません
Microsoft 365 Copilotアプリ
すべてのPC
スタートアップアプリで無効化。使わなければアンインストール
設定アプリの操作で足ります
Copilotキー
Copilotキーのあるキーボード
設定 → 個人用設定 → テキスト入力で、キーで開くアプリを「検索」などに変更
「Copilot ハードウェア キーの設定」で開くアプリを指定(ユーザーは設定アプリで変更できます)
Recall(リコール)
Copilot+ PCのみ
スナップショットの保存は初期状態でオフ。設定 → プライバシーとセキュリティ → リコールとスナップショットで保存を止め、「Windowsの機能の有効化または無効化」で本体を削除
「リコールの有効化を許可します。」を無効にすると本体が削除され、ユーザーは有効に戻せません
Click to Do(クリックして実行)
Copilot+ PCのみ
設定 → プライバシーとセキュリティ → クリックして実行をオフ
「[クリックして実行] を無効にする」で入口ごと消えます(Recallの中のClick to Doは対象外)

HomeとProの差は、AI機能を「切れるかどうか」ではなく「切った状態を固定できるかどうか」です。Copilotアプリの削除、Recallの削除、Click to Doのオフは、Homeでも設定アプリと「Windowsの機能」の画面から全部できます。Proのグループポリシー(gpedit.msc → コンピューターの構成 → 管理用テンプレート → Windows コンポーネント → Windows AI)は、ユーザーが設定アプリから戻せないようにしたり、PCを使う全員に同じ設定を当てたりするための手段です。ペイントのImage Creatorや生成フィルを止める項目もPro以上にあります。

ネットで定番の「Windows Copilot をオフにする」ポリシーは、サイドバー型だった旧Copilot向けの設定です。今のCopilotアプリには効かず、非推奨になっています。Homeでレジストリに同じ値を書き込む手順も出回っていますが、これらのポリシーの対応エディションはPro・Enterprise・Educationで、Homeは対象外です。Copilotを消したいなら、エディションを問わずアプリのアンインストールが確実です。

AI機能の入口は今後も動きます。Microsoftは2026年3月、Snipping Tool・フォト・ウィジェット・メモ帳を手始めに、Copilotの入口を減らす方針を示しました。設定項目の名前や場所がアップデートで変わったら、上の表の「機能」の名前で設定アプリを検索すると見つけやすくなります。

Game BarのGaming Copilotは別の機能

Win+Gで開くGame BarのGaming Copilotは、Copilot+ PCでなくても18歳以上なら使え、中国本土を除く地域で提供されているため日本も対象です。ゲーム画面を参照するのはウィジェットを開いて使っている間だけで、その画面写真はAIの学習に使われません。文字や音声の会話は学習に使われることがあるので、気になる場合はGame Barの設定 → プライバシー設定でオフにします。Gaming Copilotだけを削除する方法はなく、消すにはGame Barごと削除するしかありません。使わないならウィジェットを開かず、ピン留めもしないのが現実的です。

Copilot+ PCのノートで確かめること

Recallのスナップショット保存は、自分でオンにしない限り動きません。保存中はタスクバーの通知領域にRecallのアイコンが出るので、アイコンがなければ止まっています。オンにしていてゲームが重いと感じたら、アイコンから一時停止して比べると切り分けられます。Snapdragon XやCore Ultra シリーズ3のCopilot+ PCにあるAuto SR(自動超解像)は、fpsを上げる側のAI機能で、設定 → システム → ディスプレイ → グラフィックにある別の項目です(Auto SRがCore Ultra シリーズ3に対応した内容)。

AI機能をまとめて消す配布スクリプトは、SEC 08のdebloatスクリプトと同じ理由で勧めません。Windows Updateやストアアプリの基盤まで止めてしまうことがあるため、上の表の範囲で設定アプリから切るのが安全です。

GPUドライバGPUドライバの最適設定

GPUドライバの設定はゲーム内オプションと同等かそれ以上に重要です。ゲーミング向けの推奨値は、NVIDIAとAMDで次のように分かれます。

NVIDIA コントロールパネル
設定
推奨値
理由
電源管理モード
最大パフォーマンスを優先
GPUクロックが安定し、フレームタイムのブレが減ります
テクスチャフィルタリング品質
ハイパフォーマンス
画質差はほとんど視認できないレベルです
低遅延モード
オン
レンダリングキューを短縮します。NVIDIA Reflex対応ゲームではReflex側が制御するため、オフでも構いません
垂直同期
オフ
G-Sync / G-Sync Compatible環境ではモニター側のVRRに任せてください
シェーダーキャッシュ
オン
シェーダーコンパイルによるスタッターを軽減します。無効にする理由はありません
AMD Adrenalin Software
設定
推奨値
理由
Radeon Anti-Lag
グローバルで有効
GPU負荷が高い場面で入力遅延を低減します
テクスチャフィルタリング品質
パフォーマンス
画質低下は軽微で、fpsの安定に寄与します
Wait for Vertical Refresh
Always Off
FreeSync環境ではモニター側で垂直同期を制御してください

Resizable BAR / Smart Access Memory

GPUがVRAM全体にCPUからアクセスできるようになる機能です。対応GPU(GeForce RTX 30シリーズ以降、Radeon RX 6000シリーズ以降)では平均2〜7%のfps向上が見込めます。BIOSの「Above 4G Decoding」と「Resizable BAR」を両方有効にしてください。

NG集やってはいけない最適化

ネット上には「Windows高速化」として紹介されているテクニックの中に、効果がないものや逆効果のものが少なくありません。以下は避けるべき設定です。

レジストリクリーナーの使用

Microsoft公式が明確に非推奨としています。「不要なレジストリを削除してPCを高速化」という謳い文句は完全に誤りで、パフォーマンス改善効果はゼロです。むしろ必要なレジストリキーを削除してシステムが不安定になるリスクがあります。

ページファイル(仮想メモリ)の無効化

「RAMが16GBあるからページファイルは不要」という情報は誤りです。ページファイルはRAMが足りないときのバッファだけでなく、OS内部のメモリ管理にも使われています。無効化するとゲームのクラッシュ、ブルースクリーン、アプリの起動失敗が発生します。

視覚効果をすべてオフにする

「パフォーマンスを優先する」で透明効果やアニメーションを全無効にしても、現代のGPUではこれらの描画コストは極めて小さく、fps改善はほぼゼロです。見た目が著しく劣化するだけの設定です。

「フルスクリーン最適化を無効にする」

DX11時代には有効なケースもありましたが、DX12やVulkanベースのゲームではフルスクリーン最適化がボーダーレスウィンドウの効率化に使われています。無効にすると逆にパフォーマンスが低下する場合があります。

debloatスクリプトの安易な使用

GitHubなどで配布されている「Windows軽量化スクリプト」は、Windows Updateの動作に必要なサービスやストアアプリのインストール基盤まで停止することがあります。導入直後は軽快に感じても、数週間後にアップデートが適用できない・アプリがインストールできないといった問題が発生します。

SSDのデフラグ

SSDではTRIM(不要データの自動消去)がOSによって定期実行されており、手動デフラグは不要です。HDDのようにデータの物理配置を並べ替えてもSSDの読み書き速度は変わらず、書き込み寿命を無駄に消費するだけです。

NetworkThrottlingIndexのレジストリ編集

「レジストリでネットワークスロットリングを無効にすればping改善」という情報は古いWindows時代の名残で、Windows 10以降では効果がありません。Microsoftの公式ドキュメントでも言及されなくなっています。ping値を本気で下げたい場合は、OS側ではなく光回線とプロバイダ選び(IPv6 IPoE対応)を見直す方が効果的です。

FAQよくある質問

Windows 10のままの方がゲームに有利?
Windows 11 25H2の時点では逆転しています。スケジューラの改善やDirectStorage対応により、1440p/4K環境では約5%Windows 11の方が高速です。Windows 10の通常サポートは2025年10月に終了しており、個人向けのESU(拡張セキュリティ更新)は2027年10月12日まで延長されています。ゲーム性能とドライバ対応の両面でWindows 11のほうが有利なので、移行をおすすめします。期限とGPUドライバの扱いはWindows 10でゲームはいつまで遊べるかで整理しています。
24H2のまま使い続けて大丈夫?
Windows 11 24H2のHome・Proは2026年10月13日に更新プログラムの提供が終わります。放置すると自動で25H2へ上がりますが、ゲームやドライバの動作確認を済ませてから自分のタイミングで上げるほうが安全です。25H2や26H2へは再起動1回の小さな更新で、fpsはほとんど変わりません。手順と延期の方法は24H2のサポート終了の解説、26H2の判断は26H2の配信開始の解説を参照してください。
ゲームモードは本当に効果がある?
fps向上効果は小さいですが、バックグラウンドプロセスの優先度を下げてフレームタイムを安定させる効果があります。特にCPUやメモリに余裕がないローエンド〜ミドルクラスのPCで体感差が出やすいです。デメリットはないため、常にONで問題ありません。
HAGSはオンにすべき?
RTX 40/50シリーズではDLSS フレーム生成・マルチフレーム生成の前提条件なので必ずオンにしてください。RTX 30シリーズやAMD GPUではfps向上効果はほぼゼロですが、害もないためオンのままで問題ありません。
VBSを無効にするとセキュリティは大丈夫?
VBSはカーネルレベルの攻撃に対する防御です。一般的なゲーマーが遭遇する脅威(フィッシング、マルウェア付きダウンロード等)はWindows Defenderの通常機能でカバーされるため、ゲーム専用PCであればリスクは限定的です。業務データを扱うPCでは有効のままにしておくことを推奨します。
電源プランの「究極のパフォーマンス」はどうやって出す?
管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行すると、電源プランの選択肢に「究極のパフォーマンス」が追加されます。
powercfg -duplicatescheme 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c
実行後、設定 → システム → 電源とバッテリー → 電源モードから選択できます。
CopilotやRecallをオフにするとfpsは上がる?
fpsの改善は期待しないでください。CopilotやClick to Doは呼び出したときだけ動き、Recallは自分でスナップショットの保存をオンにしない限り動きません。効果があるのは、スタートアップに常駐するMicrosoft 365 Copilotアプリを止めてメモリを空けることで、実測では約180MBでした。メモリ16GBで余裕がないときに効く整理です。
最適化した後にゲームが不安定になったら?
変更を1つずつ元に戻して原因を特定してください。最適化を始める前にシステム復元ポイントを作成しておくと安全です。Win+R → 「sysdm.cpl」→ システムの保護 → 復元ポイントの作成 で事前に保存できます。
まとめ

VBS無効化とXMP有効化だけで体感は変わる。やりすぎは逆効果

最も効果が大きいのはVBS無効化(fps +5〜10%)とXMP/EXPO有効化(fps +5〜15%)です。この2つはコストゼロで実行でき、合計で10〜20%の改善が見込めます。電源プランの変更まで含めれば、多くのゲーマーが体感できるレベルの差になります。

一方、レジストリクリーナーやdebloatスクリプトなどの「やりすぎ最適化」は効果がないだけでなく、システムを不安定にするリスクがあります。Windows 11 25H2はゲーミング性能が大幅に改善されたOSです。正しい設定を押さえれば、Windows 10に戻す必要はありません。

設定変更は1つずつ行い、変更前にシステム復元ポイントを作成しておくことを忘れないでください。

情報ソース:Tom’s Hardware VBSベンチマーク、TechSpot DDR5 Stock vs XMP/EXPO検証、XDA Developers 電源プラン比較テスト、Microsoft公式ドキュメント(Microsoft Learn「WindowsAI Policy CSP」「Manage Recall」「Manage Click to Do」「Updated Windows and Microsoft Copilot Chat experience」、Microsoftサポート「Privacy and control over your Recall experience」「Automatic Super Resolution」)、Windows Insider Blog「Our commitment to Windows quality」(2026年3月)、Xbox Wire「Gaming Copilot (Beta) is Coming to Windows PC and Xbox on Mobile」、Neowin VBS/HVCI検証。ベンチマーク数値は環境により異なります。

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