ZOTACがRTX 5080 20周年記念モデルを投入|性能は通常版と同じ、チタンカラー×磁石式ミラーバックプレート採用【2026年8月】
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性能は通常版と同じ、チタンカラー×磁石式ミラーバックプレートが別物でした
出典:ZOTAC公式製品ページ。スペック・仕様は2026年8月14日時点で確認したものです。(2026年8月23日追記:欧州の実売価格はドイツの価格比較サイトGeizhals.de・Hardwareschotte.de、国内価格は価格.com・ZOTAC公式ダイレクトショップで、いずれも2026年8月23日時点の情報を編集部が直接確認しました)
ZOTAC(ゾタック)は2006年設立のGPU・PCパーツメーカーで、2026年にブランド20周年を迎えています。今回、その節目を記念した特別仕様のGeForce RTX 5080が、正式なグラフィックボード製品としてラインナップに加わりました。
名前だけを見ると「20周年記念だから性能も強化されているのでは」と思うかもしれませんが、調べたところCUDAコア数やクロックなど主要スペックは通常版のSOLID CORE OCと完全に同一でした。中身は同じRTX 5080のまま、外装と付属品だけを特別仕様にしたモデルです。
この記事では、通常版と何が違うのか、専用チタニウムカラーと磁石式ミラーバックプレートの仕組み、付属のARGB GPUサポートスタンド、性能面のスペック、そして国内での発売見通しまで整理します。
目次
要点正式にラインナップ入り、中身は通常版のSOLID CORE OCと同一
通常の「RTX 5080 SOLID CORE OC」をベースに、専用チタニウムカラー、磁石式の鏡面ミラーバックプレート、ARGB LED搭載のGPUサポートスタンドを追加した数量限定モデルです。CUDAコア10,752基・ブーストクロック2,640MHz・GDDR7 16GB(30Gbps・256bit)というGPU性能面のスペックは通常版と同一。2026年8月13日から海外で数量限定展開が始まっており、2026年8月22日には欧州で1,549ユーロという実売価格も確認されましたが、日本国内の発売日・価格は2026年8月23日時点で未発表です。
経緯20周年キャンペーンで存在が明らかになり、正式製品化
この20周年記念モデルは、今回突然発表されたものではありません。2026年5月に実施されたZOTACの20周年キャンペーンで、賞品のひとつとして「RTX 5080 SOLID CORE OC(20周年記念モデル)」の存在がすでに公開されていました。その後Computex 2026でも展示され、今回あらためて専用の製品ページと詳細仕様が公開されて、限定キャンペーン向けの特殊モデルから正式なグラフィックボード製品へ格上げされた形です。
外装最大の違いは専用チタニウムカラー
20周年モデルで最も分かりやすい違いが外装です。通常版のSOLID CORE OCとは異なり、チタンの強靭さから着想を得た専用の「Titanium Colorway」が採用されています。黒系のグラフィックボードが多い現在のゲーミングPCシーンでは、チタニウムカラーはかなり目立つ配色です。ホワイトモデルとも異なる色合いのため、シルバーや金属色を基調に自作PCを組みたい人にとっては新しい選択肢になりそうです。最近はグラフィックボードを縦置きにして側面から見せるPCケース構成も増えており、性能だけでなく外観にこだわるユーザーを意識したモデルと考えられます。
付属品磁石で着脱できる鏡面ミラーバックプレート
20周年モデルを象徴するもうひとつの装備が、専用のミラーバックプレートです。通常のカードにも金属製バックプレートは付いていますが、20周年モデルにはその上から磁石で取り付けられる鏡面仕上げのスペシャルバックプレートが付属します。工具でネジを外す必要はなく、簡単に着脱できる仕組みです。
つまりバックプレートを2枚交換する仕組みではなく、既存のバックプレートに追加装着するアクセサリーという位置づけです。シンプルなチタニウム外装のまま使うことも、PC内部をより派手に見せたいときだけミラーバックプレートを重ねることもできます。ガラスサイドパネルのPCケースでは、内部のARGBライティングが鏡面に反射するため、通常の金属バックプレートとはかなり違った見え方になりそうです。
付属品ARGB搭載のGPUサポートスタンドも同梱
大型のグラフィックボードでは、自重でカード先端が下がる「GPUサグ」も気になるところです。20周年モデルには、その対策として「ZOTAC GAMING DUO ARGB GPU Support Stand」が付属します。単純な棒型のGPUステイではなく、高さ調節機構、ラバー製フット、取り外し可能なセカンドサポートアームを備え、さらにARGB LEDストリップも搭載しています。20周年モデル本体がチタニウムカラーとミラーバックプレートで見た目を重視した仕様になっているぶん、付属スタンドもデザインを崩さない仕様です。別途GPUステイを購入する必要がないのも利点です。
性能CUDAコア・クロック・メモリは通常版と完全に同一
20周年記念という名前から、GPUクロックも通常版より高く設定されているように思うかもしれません。しかし調べた限り、性能面のスペックに違いはありませんでした。
| 項目 | 20周年モデル/通常版SOLID CORE OC(共通) |
|---|---|
| CUDAコア | 10,752基 |
| ブーストクロック | 2,640MHz |
| メモリ | GDDR7 16GB(30Gbps・256bit) |
| 消費電力 | 360W |
| 推奨電源容量 | 850W |
| 補助電源 | 12V-2×6コネクタ×1 |
ブーストクロック2,640MHzはNVIDIAのリファレンス仕様(2,617MHz)をわずかに上回るOC設定ですが、この点も通常版のSOLID CORE OCと同じです。つまり「20周年版を選べば通常版よりfpsが高くなる」という製品ではありません。ゲーム性能だけを基準に選ぶなら、通常版との価格差が判断のポイントになります。
電源12V-2×6には未接続を検知する「Safety Light」を搭載
電源周りでは「Safety Light」というZOTAC独自機能も搭載されています。12V-2×6電源ケーブルが正常に接続されていない状態を検出し、不完全な接続時にはGPUの起動を防止する仕組みです。電源端子の接点には5μm厚の金メッキ処理も施され、耐腐食性と導電性を高めているとしています。RTX 50シリーズでは12V-2×6コネクタを使う高消費電力モデルが多いため、ケーブルの挿し込み状態を確認できる機能は安心材料のひとつです。ただしSafety Lightがあっても、コネクタを奥まで確実に挿し込み、コネクタ付近でケーブルを強く折り曲げないという基本は変わりません。
冷却・サイズIceStorm 3.0採用、2.5スロットで比較的薄型
冷却システムも通常版を引き継いでいます。ベイパーチャンバー、6本の銅製コンポジットヒートパイプ、大型アルミニウムヒートシンクを組み合わせた「IceStorm 3.0」を採用し、ベイパーチャンバーは従来世代から最大34%大型化されているとのことです。ファンには隣接ブレードを外周でつないだ「BladeLink Fans」を3基搭載し、低負荷時にファンを止めるFREEZE Fan Stopにも対応します。カード内部にはオールメタルのミッドフレームを採用し、大型カードの構造を支える設計です。
サイズは長さ303.5mm・幅115.8mm・厚さ55.7mm、占有スロット数は2.5スロットです。RTX 5080クラスでは3スロットを超える大型カードも珍しくないため、比較的薄型の部類に入りますが、長さは30cmを超えます。フロント側に大型ラジエーターを搭載したPCケースや、小型ケースへ組み込む場合はGPUの最大対応長を、厚さ55.7mmという点では直下のPCIeスロットとの干渉も確認しておいてください。映像出力はDisplayPort 2.1b×3とHDMI 2.1b×1で、最大4画面の同時出力に対応します。インターフェースはPCI Express 5.0 x16です。
国内展開発売日・価格は未発表、欧州では1,549ユーロを確認【8月23日追記】
海外では2026年8月13日から数量限定モデルとして案内が始まっていますが、国内での販売時期・価格については2026年8月23日時点でもまだ明らかにされていません。ZOTAC日本公式サイトでは「GeForce RTX 5080 20th Anniversary Edition」が製品として掲載されているものの、これは国内で店頭販売が始まったことを意味するものではありません。購入を検討している場合は、国内代理店やPCパーツショップからの正式な発売案内を待つのが確実です。
2026年8月22日、ドイツの価格比較サイトGeizhals.deで20周年モデルの実売価格が確認できるようになりました。同国の販売店Alternateで1,549ユーロ、即納可能な状態です(2026年8月23日時点で編集部が再確認)。
比較対象になる通常版「RTX 5080 SOLID CORE OC」は、別の価格比較サイトHardwareschotte.deで2026年8月23日時点の最安値が1,449.90ユーロ(Proshop.de)でした。ほかにも1,479ユーロ前後、1,489ユーロ(Cyberport.de)といった価格の販売店があり、おおむね1,450〜1,500ユーロ台に集中しています。単純比較はできないものの、現状では20周年モデルに通常版比で約100ユーロのプレミアムが上乗せされている計算です。
価格.comの価格推移によると、通常版SOLID CORE OCの最安値は2026年7月24日時点で21万4,800円でしたが、8月8日には29万8,000円まで上昇し、2026年8月23日時点でも29万8,000円のまま高止まりしています。2週間ほどで8万円以上の値上がりです。ZOTAC公式ダイレクトショップでも通常版が31万2,800円(税込)で販売されており、国内のRTX 5080相場そのものがすでに30万円前後まで上がっている状況です。
20周年モデルの国内での正式価格は、2026年8月23日時点でもまだ発表されていません。ユーロ建ての価格をそのまま円換算して予測することはできません。税金や物流コスト、代理店の価格設定は地域ごとに異なるためです。ただし、通常版がすでに30万円前後まで値上がりしている現状を踏まえると、20周年モデルが通常版より安い価格で国内投入される可能性は低いと考えられます。
選び方見た目にお金を払う価値があるかで判断する
FAQよくある質問
まとめまとめ|「速いRTX 5080」ではなく「特別なRTX 5080」
ZOTACは20周年を記念し、「GeForce RTX 5080 SOLID CORE OC 20th Anniversary Edition」を正式にラインナップへ追加しました。専用チタニウムカラー、磁石式の鏡面ミラーバックプレート、ARGB搭載のGPUサポートスタンドが特徴ですが、CUDAコア・クロック・メモリなどのGPU性能は通常版のSOLID CORE OCと完全に同一です。2026年8月22日には欧州で1,549ユーロという実売価格も確認されましたが、日本国内での発売日・価格は2026年8月23日時点でまだ発表されていません。
20周年モデルを選ぶ理由は、通常版よりfpsが高いからではありません。性能は同じRTX 5080のまま、外装と付属品だけを数量限定の特別仕様にしたモデルです。欧州では通常版に対して約100ユーロのプレミアムが確認できましたが、日本での発売日・価格は2026年8月23日時点でも未発表です。国内では通常版のRTX 5080自体が7月下旬から2週間ほどで21万円台から29万円台まで値上がりしており、この流れを踏まえると、20周年モデルが通常版より安い価格で国内投入される可能性は低いと考えられます。購入を検討している場合は、通常版の相場動向とあわせて国内代理店からの正式な案内を待ってください。



