『PAYDAY 2』13周年アプデUpdate 247は軽くなった?|64bit・DX11化で容量86GB→32GBに削減

『PAYDAY 2』13周年アプデUpdate 247は軽くなった?|64bit・DX11化で容量86GB→32GBに削減

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NEWS / 2026-08
『PAYDAY 2』13周年アプデUpdate 247は軽くなった?
64bit・DX11化で容量86GB→32GBに削減
開発元Sidetrack Gamesが『PAYDAY 2』のゲームエンジンを刷新する大型アップデート「Update 247」を2026年8月13日に正式配信しました。奇しくもこの日は『PAYDAY 2』発売13周年にあたります。従来の32bit環境から64bitへ移行し、レンダラーもDirectX 9からDirectX 11へ変更。インストール容量も約86GBから約32GBまで削減されました。一方で「64bit化=FPS倍増」ではなく、CPU使用率が上がるケースもあり得ます。
容量86GB→32GBに削減64bit・DirectX 11へ移行Linuxネイティブ版は終了

出典:開発元Sidetrack Games公式サイト「PAYDAY 2: Update 247 Changelog」、開発元公式Steamアナウンス「Update 247.1 Changelog」、Steam公式ストアページにもとづきます。本記事の情報は2026年8月14日時点のものです。

『PAYDAY 2』に、ゲームエンジンの根本部分まで手を入れる大型アップデート「Update 247」が2026年8月13日に正式配信されました。Update 247では「Diesel Engine v3.0」が導入され、従来の32bit環境から64bitへ移行。レンダラーもDirectX 9からDirectX 11へ変更され、CPUの利用方法、ゲームファイルの圧縮、ロード時間などが大きく見直されています。開発元は、マルチスレッド対応CPUの「performance」コアを特に効率よく利用できるようになったと説明しています。

さらにゲーム容量も大幅に削減されました。これまで約86GBあったインストール容量は約32GBまで縮小したと海外メディアで報じられており、単純なコンテンツ削減ではなく、新しいアセット圧縮・バンドルシステムの導入によるものです。一方、「64bitになったからFPSが大幅に上がる」「CPU使用率が必ず下がる」と考えるのは少し違います。

この記事では、Update 247で何が軽くなったのか、CPU負荷やFPS、ストレージ容量、ロード時間がどのように変わるのかを、開発元の公式アナウンスにもとづいて整理します。

目次

要点まず何が変わったか

エンジン刷新Diesel Engine v3.0、発売13周年と同日の配信

Update 247最大の変更点が、ゲームを動かす「Diesel Engine」の大規模な刷新です。開発元は今回のバージョンを「Diesel Engine v3.0」と呼んでおり、ゲーム本体の64bit化、DirectX 11対応、CPU利用の改善、新しいアセット圧縮システム、ロード時間短縮、VR版と非VR版の実行ファイル統合などを同時に導入しています。

『PAYDAY 2』はSteam公式ストアページの記載によれば2013年8月13日発売のタイトルです。Update 247の配信日である2026年8月13日は、偶然にもちょうど発売13周年にあたります。長年アップデートを繰り返してきたゲームだけに、単純に最新GPUへ対応するだけではなく、古くなったエンジン側の制約そのものを解消する必要があったとみられます。

2026年6月30日にエンジンアップグレードのオープンベータが開始され、約1カ月半にわたるテスト期間を経て、8月13日に正式版としてUpdate 247が配信されました。見た目を一新するリマスターではなく、ゲームを動かしている内部構造を現代的なPC環境へ合わせることが中心のアップデートです。

64bit化32bitから64bitへ、FPSが必ず上がるわけではない

Update 247では、『PAYDAY 2』本体がついに64bit化されました。64bit化で特に重要なのが、ゲームが扱えるメモリ領域の制限です。従来の32bitアプリケーションでは利用できるアドレス空間に大きな制限があり、大量のアセットやMODを読み込んだ場合にメモリ不足が問題になりやすくなります。『PAYDAY 2』は発売から13年にわたり大量のハイスト、武器、キャラクター、DLCが追加されてきたため、発売当初よりゲーム側が扱うデータ量は大幅に増えています。海外メディアでは、64bit化によってOut of Memory系クラッシュの改善が期待できると報じられており、特に大量のMODを導入している環境や長時間プレイする環境では、FPSそのものより「メモリ不足によるクラッシュが減る」というメリットの方が大きい可能性があります。

ただし、64bit化そのものが直接FPSを倍増させる機能ではありません。重要なのは、これまで32bit環境によって制限されていたメモリ管理やエンジン内部の処理を見直せるようになった点です。今回のUpdate 247では64bit化だけでなく、CPU利用方法やレンダラー、アセット圧縮なども同時に変更されているため、実際にゲームが軽くなったと感じる場合でも「64bit化だけのおかげ」とは切り分けられません。平均FPSより、フレームタイムの安定性、ロード時間、クラッシュ頻度、大量の敵が出現した場面での処理落ちを比較した方が、Update 247の効果を確認しやすいでしょう。

CPU利用使用率が下がるとは限らない、上がっても改善の場合も

Update 247で特に気になるのがCPU負荷です。開発元は公式チェンジログで、Diesel Engine v3.0について「マルチスレッドに対応したCPU、特に’performance’コアの利用を改善した」と明記しています。ここで注意したいのが、「CPU利用改善=CPU使用率が下がる」とは限らないことです。これまで一部のCPUコアしか十分に使えていなかったゲームが、Update 247以降は複数のコアをより効率的に利用するようになった場合、タスクマネージャーで表示されるCPU使用率はむしろ高くなることもあります。しかしCPU使用率が高くなったからといって、ゲームが重くなったとは限りません。使われていなかったCPUリソースまで活用できるようになり、FPSやフレームタイムが改善しているなら、むしろ望ましい変化です。

開発元が「performance コア」と明記している点も興味深いところです。現在のIntel Coreシリーズでは、性能を重視するPコアと効率を重視するEコアを組み合わせたハイブリッド構成が広く使われています。古いゲームではこうした新しいCPU設計を前提としていないため、CPU性能に余裕があるのに十分使い切れないケースがあります。オープンベータ版では「Modern CPU Support」という起動オプションを選択する必要がなくなったことも案内されており、現代的なCPU環境への対応そのものがエンジン側へ統合されたと考えられます。「performance」という表現からIntel専用最適化のように見えますが、公式説明はマルチスレッド対応CPU全般でのCPU利用改善としており、Ryzenでもゲームエンジン側のCPU処理改善による恩恵を受けられる可能性があります。ただし開発元からCPU別のベンチマーク結果は公開されておらず、「何%FPSが上がる」とまでは断定できません。

DirectX 11化画質向上より、VRAM効率化が中心

もう一つの大きな変更がレンダラーです。Update 247では、従来のDirectX 9からDirectX 11へアップグレードされました。DirectX 11へ変更されたからといって、グラフィックが最新ゲーム並みに一変するわけではありません。今回の目的は画質の向上というより、レンダリング処理やメモリ利用を現代的な環境へ移行することにあります。海外メディアの報道では、DirectX 11化によってGPUのテクスチャメモリ使用量を減らせるとされており、特にVRAM容量の少ない古いグラフィックボードでは、この変更が安定性にプラスに働く可能性があります。

グラフィックリマスターではない

DX11にはDX9より新しいレンダリング機能がありますが、それを使うだけでゲームのテクスチャやモデル、ライティングが自動的に高品質になるわけではありません。今回のUpdate 247ではエンジン内部の改善が中心で、最新GPUを搭載していても「DX11になったから映像が別物になる」というアップデートではない点に注意してください。

容量削減約86GBから約32GBへ、新アセット圧縮システムの効果

Update 247でもっとも分かりやすい変化がストレージ容量です。開発元の公式チェンジログには「Download Size: 32GB」と明記されており、海外メディアの報道によれば、従来約86GBだった『PAYDAY 2』のインストール容量は、Diesel Engine v3.0で約32GBまで削減されています。Steamの現在のシステム要件でも、必要ストレージ容量は32GBと記載されています。

容量削減の理由は、グラフィックやマップを大量に削除したからではありません。開発元はオープンベータ版の告知で、新しいアセットバンドル・圧縮システムを導入したと説明しています。ゲームはテクスチャ、サウンド、モデル、アニメーションなど膨大なファイルで構成されており、13年間アップデートを続けてきたタイトルでは、古いパッケージ方式のままコンテンツを追加し続けることでファイル効率が悪くなりがちです。Diesel Engine v3.0では、このアセットのまとめ方と圧縮方法そのものを見直すことで、ゲーム内容を大幅に削ることなくインストール容量を圧縮しています。

Update 247自体のダウンロード容量も32GB

ゲーム容量が小さくなるアップデートだからといって、数GBのパッチを当てれば終わるわけではありません。アセットの圧縮・バンドル形式そのものが変更されているため、既存ファイルの一部を書き換えるだけでは済まず、Update 247自体のダウンロードサイズも公式チェンジログで32GBと案内されています。回線が遅い環境では更新に時間がかかる可能性がありますが、完了後は従来より大幅に少ないストレージ容量でゲームを保持できます。

ロード・処理負荷SSD高速化と、大量の敵が消える瞬間のカクつき対策

Update 247ではロード時間の高速化も正式に変更点として挙げられています。オープンベータ時点では「Faster loading times for SSDs」と説明されており、SSD環境でのロード高速化を狙っていることが明らかにされていました。これは単純にSSDへ交換したから速くなるという話ではなく、ゲーム側のファイル構成や読み込み方式が見直されたことで、SSDが持つランダムアクセス性能や読み込み性能を以前より活用しやすくなったと考えられます。NVMe SSDを使っているのに『PAYDAY 2』のロードが妙に遅いと感じていたユーザーは、Update 247前後でロード時間を比較してみる価値があります。

エンジン刷新とは別に、具体的なラグスパイク対策も行われています。開発元の公式チェンジログによると、死体とMarshal Shieldの削除処理について、1フレームあたり最大4個まで処理するよう変更されました。これは死体数の設定を高い値から低い値へ変更した場合や、大量の敵を一度に倒した場合に発生するラグスパイクを防ぐための変更です。平均FPSだけを測ると見落としやすい部分ですが、こうした瞬間的な処理集中はゲーム中の「一瞬止まる」「カクッとする」という体感につながるため、Update 247の効果を見る場合は1%Lowやフレームタイムも比較した方が分かりやすいでしょう。

Linux版ネイティブ版は終了、Proton経由が基本に

Linuxユーザーには大きな変更があります。Update 247の正式配信に合わせて、従来提供されていたLinuxネイティブ版は終了しました。開発元は、古いLinuxネイティブブランチについて開発が終了しており新規Linuxユーザーを混乱させる原因になっていたとして、Update 247以降はSteamのProtonを利用するよう案内しています。Linuxネイティブ版から移行するユーザー向けには、セーブデータ移行ガイドも公式に用意されています。

SteamOSを採用するSteam Deckも、今回のLinuxネイティブ版終了の影響を受けます。Update 247以降はProton経由でWindows版を動作させる形になります。64bit化やアセット圧縮による容量削減は携帯型ゲーミングPCとの相性も良い変更で、内蔵ストレージ容量が限られているSteam Deckでは、約86GBから約32GBへの容量削減はデスクトップPC以上に大きなメリットがあります。

MOD注意大規模なエンジン変更、導入済みMODの互換性に注意

『PAYDAY 2』はMODコミュニティが非常に活発なゲームですが、大規模なエンジン変更だけにMOD互換性には注意が必要です。開発元はUpdate 247について、インストール済みMODと互換性がない場合があり、無関係に見えるMODでも予期しない不具合を発生させる可能性があると注意喚起しています。Update 247適用後にゲームが起動しない、クラッシュする、UIがおかしいといった症状が出た場合は、まずMODを外した状態で確認し、それでも問題が起きる場合はSteamのゲームファイル整合性チェックを行うよう案内されています。

動作環境64bit CPU/OS必須、非常に古いPCでは要注意

Update 247にあわせて、最低・推奨動作環境も見直されています。Steam公式ストアページの現行の記載によると、最低動作環境は64bit CPU/OS必須・Windows 10・2GHz Intel Dual Core相当・4GB RAM・1GB VRAM・DirectX 11・SSE4.1命令セット対応CPU・ストレージ32GBです。推奨環境はWindows 11・2.3GHz Intel Quad Core相当・8GB RAM・2GB VRAMとなっています。非常に古い32bit専用PCではUpdate 247以降の通常版を動かせなくなるため注意が必要ですが、現代のゲーミングPCであればほとんどの場合この条件は問題にならないでしょう。

即日修正配信翌日にUpdate 247.1、Epic版セーブ不具合などを修正

Update 247は大規模なエンジン刷新だったこともあり、配信翌日の2026年8月14日には早くもUpdate 247.1が公開されています。247.1のダウンロード容量は12.8MBと小規模ですが、Epic Games Store版でセーブデータを読み込めない問題、セーブアイコンの表示異常、ブラジルポルトガル語のローカライズ、AMD環境で発生していたライティング不具合などが修正されています。開発元は、Epic Games Store版でセーブデータが読み込めなかったユーザーについて、セーブデータ自体が消失・破損したわけではないと説明しています。Update 247適用直後に不具合が出た場合は、まずゲームが247.1まで更新されているか確認するとよいでしょう。

Q&Aよくある質問

PAYDAY 2のUpdate 247で軽くなりましたか
ストレージ容量については約86GBから約32GBへ明確に軽量化されています。CPU利用・ロード時間・メモリ管理も改善されていますが、公式からFPSの向上幅は公開されておらず、「全PCで大幅にFPSが上がった」と断定はできません。
64bit化でFPSは上がりますか
64bit化そのものが直接FPSを倍増させる機能ではありません。メモリ制限の緩和によるOut of Memory系クラッシュの改善が主な効果で、FPS向上は今回同時に行われたCPU利用改善などとの複合効果です。
CPU使用率が上がったのですが故障や不具合ですか
不具合とは限りません。これまで使い切れていなかったCPUコアを活用するようになった結果、使用率表示が上がるケースがあります。同時にFPSやフレームタイムが改善しているなら、むしろ望ましい変化です。
Linuxネイティブ版はもう使えませんか
Update 247でLinuxネイティブ版は終了し、以降はSteamのProtonを利用してWindows版を動かす形になります。Steam DeckもSteamOSのため同様の扱いです。移行用のセーブデータガイドが公式に用意されています。
MODを使っていますが、Update 247適用前に何か準備は必要ですか
大規模なエンジン変更のため、既存MODの互換性が失われる可能性があります。アップデート後に不具合が出た場合は、まずMODを外した状態で動作を確認し、それでも問題があればゲームファイルの整合性チェックを行ってください。

総括まとめ|容量は明確に軽量化、CPUは「負荷低下」より「効率改善」

『PAYDAY 2』Update 247では、Diesel Engine v3.0への大型アップグレードが行われました。ゲームは32bitから64bitへ移行し、レンダラーはDirectX 9からDirectX 11へ変更されています。さらにCPU利用の改善、新しいアセット圧縮システム、ロード時間短縮など、ゲーム内部の大部分が見直されました。

ゲーム容量については明確な効果があります。従来約86GBだったインストール容量は約32GBまで削減され、現在のSteamシステム要件でも必要ストレージは32GBです。一方、CPUについては「使用率が下がったか」だけで判断しない方がよいでしょう。Diesel Engine v3.0ではCPUを以前より効率的に利用する方向へ変更されているため、CPU使用率が上昇しながらFPSやフレームタイムが改善するケースも考えられます。64bit化も平均FPSを直接引き上げる機能というより、メモリ制限を緩和しOut of Memory系のクラッシュを減らすことに大きな意味があり、DX11化も画質向上というよりGPUのテクスチャメモリ利用を効率化する意味合いが強い変更です。

まとめ

『PAYDAY 2』の大型アップデート「Update 247」が2026年8月13日(発売13周年と同日)に配信され、ゲームエンジンが「Diesel Engine v3.0」へ刷新されました。32bitから64bit化、DirectX 9からDirectX 11への移行に加え、マルチスレッド対応CPUの利用改善、新アセット圧縮システムの導入により、インストール容量は約86GBから約32GBへ削減されています。CPU使用率は改善効果で上昇する場合もあり、「使用率が下がる=軽くなった」と単純化しない方が実態に近いです。Linuxネイティブ版は終了しProton経由へ一本化され、既存MODとの互換性にも注意が必要です。配信翌日にはUpdate 247.1(12.8MB)が公開され、Epic Games Store版のセーブ不具合などが修正されています。

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