サンダストリーは買い?Steam97%好評・発売1週間で10万本の「Noita×Factorio」工場自動化ゲームを検証【2026年10月】
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962円のセールは日本時間10月9日午前2時まで|体験版は2025年2月版で英語のみ
『サンダストリー(Sandustry)』は、砂や水の1粒ずつが物理演算される世界で採掘と工場の自動化を進める2Dゲームです。個人開発のLantto Gamesが作り、『Manor Lords』『Against the Storm』の販売元でもあるHooded Horseが販売し、2026年8月13日にSteamで早期アクセスを開始しました。ユーザーレビューは5,109件中97%が好評、販売本数は発売から約1週間で10万本を超えています。ただ、評判の良さは分かっても、早期アクセスの今に買ってどれだけ遊べるのかはストアページだけでは判断しにくいところです。
結論として、工場ゲームや物理シミュレーションが好きで、15〜20時間ほど遊べれば十分と考えるなら、35%オフの962円で買ってよい作品です。発売から8週が過ぎても直近30日のレビューは96%が好評で、10月6日(火)の午前9時台でも1,319人が同時に遊んでいます。
一方で、Factorioのように数百時間かけて工場を広げ続ける遊び方は、現時点の内容ではまだできません。分かれ目はボリュームへの期待と、公式の協力プレイを待つかどうかです。無料の体験版は2025年2月版の英語のみなので、試すならPC Game Pass版のほうが製品版の実際に近いです。
目次
現在地発売8週でもレビューの好評率は落ちていない
体験版の段階で10万人近くが遊び、その層が製品版の初動を支えた流れです。
| 時期 | 出来事と数字 |
|---|---|
| 2025/1/31 | 無料の体験版をSteamで配信 |
| 2025/4 | 体験版のプレイヤーが10万人近くに。平均プレイ時間は6時間超(中央値3時間)、同時接続の最高は1,784人、レビューは800件超で97%が好評、ウィッシュリストは6万件 |
| 2026/1/16 | Steamのウィッシュリストが10万件を突破 |
| 2026/8/13 | 早期アクセス開始(日本時間は14日午前0時)。通常価格1,480円、発売記念で35%オフ |
| 2026/8/16 | 発売最初の週末に、同時接続の最高12,551人を記録 |
| 2026/8/21 | Hooded Horseが販売10万本の突破を発表 |
| 2026/8/29 | Steamワークショップで公開されたMODが125本を超える |
| 2026/9/14 | v0.5.7(Update #4)を配信。開発者は「最初の大型コンテンツアップデート前の、おそらく最後の小規模パッチ」と説明 |
| 2026/10/6 | レビュー5,109件中97%が好評、直近30日は659件中96%が好評。午前9時台の同時接続は1,319人 |
数字は2026年10月6日時点、日付は日本時間です。出典はSteamのストアページと体験版のストアページ、開発者の体験版の振り返り(2025年4月)とニュース一覧(各アップデートの告知)、Hooded Horse公式Xのウィッシュリスト10万件と販売10万本の投稿、同時接続はSteamDB(9月11日の保存版)とSteamCharts、協力プレイMODはSandTogetherのワークショップページ、Game Pass版はXbox公式ストア、GOG版はGOGのストアページです。レビューの言語別件数とプレイ時間はSteamのレビュー集計データによります。
同時接続の月平均は、8月(13日以降)が6,235人、9月が1,855人、直近30日が1,521人です。8月から9月にかけて7割減ったのは発売直後の山が過ぎたためで、9月から直近30日の減り方は18%にとどまっています。最高時の1割ほどの人数で落ち着きつつある段階です。
評価の面では、直近30日に投稿された659件でも96%が好評です。発売直後に飛びついた層だけでなく、後から買った人の満足度も下がっていません。
日本語のレビューは185件中173件が好評(93.5%)の「非常に好評」です。英語の97.3%、ドイツ語の97.9%より少し低く、件数は英語・ドイツ語・ロシア語・簡体字中国語に次ぐ5番目です。日本語の不評12件では、クラッシュや起動しないという報告のほか、「自動化しても手作業のほうが速い」「完全に自動化するには手の込んだ設計が要る」といった自動化の手間への不満が目立ちます。
特徴素材が勝手に動くことが、そのまま工場の設計課題になる
遊びの流れは、砂をふるってわずかな金を集めるところから始まり、ベルトコンベア、フィルター、ドローン、配管、ポンプで工場を組み、稼いだ金で新しい技術を解放していく形です。ここまでは一般的な工場ゲームと変わりません。
違うのは、運ぶ素材のほうです。砂粒、雪の結晶、種、氷片のすべてのピクセルが物理特性を持ち、氷は熱で水になり、沸騰させると蒸気になって昇り、空で雨になって降ってきます。砂は周りの水を吸うため、地下の水源は少しずつ干上がります。濡れた砂をふるうと金が取れ、水を吸った種は花になり、その花を燃やすと資源になります。
そのため、工場の能力はベルトの搬送量だけでは決まりません。落とす角度が悪ければ砂は途中に積もり、蒸気を外へ逃がせば雨になって工場の上に戻ってきます。素材が重力や温度で勝手に動くこと自体を計算に入れて設備を並べるのが、ほかの工場ゲームにはない手応えです。ピクセル単位で整えた工場も、とりあえず動けばよいという入り組んだ工場も成立します。

比較Factorio・Noita・Terrariaとの違い
よく「Noita×Factorio」と例えられますが、近いのは工場の組み立てがFactorio、素材の動きがNoita、掘って探索する見た目がTerrariaという組み合わせです。中心にある遊びはどれとも違います。
| ゲーム | 中心になる遊び | 素材の扱い | Steamの通常価格 |
|---|---|---|---|
| Factorio | 巨大な生産ラインの設計と効率化 | 鉱石や部品をアイテム単位で運ぶ | 4,000円 |
| Noita | 魔法を組み合わせて進むローグライトアクション | 全ピクセルが物理演算され、燃える・溶ける・流れる | 2,050円 |
| Terraria | 掘る・探索する・ボスを倒して装備を集める | 地形はブロック単位、液体は流れる | 1,200円 |
| Sandustry | 物理で動く素材を工場で処理し、金を稼いで技術を解放する | 砂や水の1粒が物理を持ち、重力と温度で状態が変わる | 1,480円 |
Factorioと同じつもりで遊ぶと戸惑う点もあります。英語の不評レビューでは「手で掘る作業が多い」「生産工程が一直線で、副産物を管理する場面がない」「自動化ゲームというよりパズルに近い」という指摘が繰り返し出てきます。地下には古代文明の遺跡があり、仕掛けを解いて遺物を手に入れる探索が、工場の拡張と並ぶ進行の柱になっています。

ボリューム早期アクセス版は10〜20時間でひと区切り
早期アクセス版で何時間遊べるかは、レビューを書いた時点のプレイ時間がひとつの目安になります。
| 対象のレビュー | レビュー時点のプレイ時間(中央値) |
|---|---|
| 英語の直近1,200件(8月25日〜10月6日) | 18.4時間(半数が10.2〜32.9時間) |
| 日本語の全件 | 14.5時間 |
| 英語の不評レビュー(87件) | 9.5時間 |
レビューの中身を読むと、早期アクセス版の進行は10〜12時間ほどで終わったという報告が多く、ゆっくり遊んで約20時間で終わりの表示までたどり着いたという日本語レビューもあります。その先は、100万ゴールドの実績や工場の効率化を自分で目標にして続ける遊び方になります。不評レビューは中央値が9.5時間と短く、進行を終えた時点で「内容が足りない」と書く人が目立ちます。
早期アクセスの期間は1年ほどの予定(開発状況で変わる可能性あり)で、正式版では建物、資源、生産チェーン、クエスト、バイオーム、技術を増やし、マップの自動生成も細かく作り込む計画です。
コンテンツや機能の追加に合わせて、早期アクセス期間中に価格が上がる可能性があります。値上げの時期や金額は発表されていません。
更新最初の大型アップデートは準備中、時期は未発表
発売後の更新は、8月15日のHotfix、8月17日のUpdate #1、8月20日の#2、9月4日の#3、9月14日の#4と続きました。中身はクラッシュ対策、操作性の改善、MOD環境の整備が中心です。
9月14日のv0.5.7(Update #4)では配管の仕組みが変わり、隣の配管と自動でつながらなくなった代わりに、交差する場所にはPipe Bridgeが作れるようになりました。配管も通常の選択ツールで移動・コピーでき、Alt+Cで建物と配管をまとめて設計図にできます。9月4日の#3では、生き物をなでると一時的に能力が上がる仕組み、溶岩が一部の地形を壊す変更、レーザーで氷を溶かせる変更が入っています。
開発者は#3の告知で、最初の大型アップデートにはマップの大きな変更などの下準備が要ると説明し、8月29日には「守れない約束はしたくない」としてロードマップの公開を見送っています。10月6日時点で、開発者のSteamニュースとXのどちらにも大型アップデートの時期は出ていません。
MODMODは125本超、4人協力は非公式MODで遊べる
MODの動きは体験版のころから活発で、2025年4月の時点で50本を超えるMODとカスタムマップが作られていました。製品版の発売から約2週間の8月29日には、Steamワークショップの公開MODが125本を超えています。開発者はこの勢いに合わせて、MODフレームワークとAPIの説明書を作り直しました。8月29日の告知時点では、MODを読み込むにはSteamのベータ版(MOD用ブランチ)への切り替えが必要です。
公式はシングルプレイのみですが、ワークショップの「SandTogether」を入れると、インターネットかLANで最大4人が同じワールドを遊べます。砂も工場も液体も全員で共有する作りで、10月6日時点の購読者は2,282人です。公式のMODローダーがまだないため、購読後にMODフォルダ内のインストーラー(Windowsは install.bat)を一度実行する必要があり、全員がゲームとMODのバージョンをそろえる決まりです。非公式のMODなので、本体のアップデート直後は動かなくなることがあります。
動作環境推奨はGTX 960、重くなるのは工場を広げた終盤
| 項目 | 最低動作環境 | 推奨環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
| CPU | Core i5-4670K/FX-8100 | Core i5-9600K/Ryzen 5 1600 |
| メモリ | 4GB | 8GB |
| GPU | GTX 550 Ti(1GB)/Radeon HD 7750(1GB) | GTX 960(4GB)/Radeon RX 570(4GB) |
| DirectX | 11 | 12 |
| ストレージ | 1GB(SSD推奨) | 1GB(SSD推奨) |
macOS 12以降とLinuxにも対応し、Steam Deckでは「プレイ可能」の判定です。2026年のゲーミングPCの基準では軽い部類で、RTX 3050以上のGPUを積んだPCならGPUは推奨を大きく上回ります。
ただし、推奨を満たしていれば最後まで快適とは限りません。ゲームはWeb技術(JavaScript)で書かれてElectron上で動き、素材の処理はワーカースレッド(CPU上の並列処理)が担います。画面に映る粒子と設備が増えるほど、CPUの計算量が増える作りです。
実際、英語の直近1,200件のうちfpsや動作の重さに触れたレビューは17件と少数ですが、その半数ほどは終盤の巨大な工場で重くなったという内容です。「推奨を大きく上回るPCでも大規模な工場ではフレームレートが落ちる」「CPU寄りの重いゲーム」という声があり、日本語レビューにもマップを広く探索して運搬距離が伸びるとCPUの負荷が膨大になるという報告があります。一方で「8年前のPCでも滑らか」という声もあり、序盤から中盤で困る人は多くありません。
つまり、このゲームのためにGPUを買い替える必要はなく、重さが出るのは数十時間遊んで工場を広げてからで、そこはGPUを上げても解決するとは限りません。プレイヤーからは、重いときは画面を拡大すると軽くなる、セーブして読み込み直すとfpsが戻ったという声も出ています。

トラブル起動しない・白い画面で止まるときの対処
不評レビューには、数分ごとに落ちる、画面が白や黒になって止まるという報告が一定数あります。8月15日のHotfixで回避用の起動オプションが追加され、9月4日の#3では一部のハードウェアで問題を起こしていたGPU診断処理が差し替えられました。残るクラッシュの修正は別ブランチで進んでいます。Steam版で起動が安定しないときは、次の順に試します。
- Steamのライブラリで『Sandustry サンダストリー』を右クリックし、「プロパティ」を開きます。
- 「一般」の「起動オプション」に
--sandustry-no-overlay-gpu-flagsと入力して起動します。Steamオーバーレイが動かなくなる場合がありますが、実績は記録されます。 - 直らなければ、ログファイル(C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\sandustry\logs\main.log)を添えて公式Discordで報告します。クラッシュが続く人には、開発者から解析用の設定が個別に案内されます。
購入先Steam版とPC Game Pass版の選び方
『サンダストリー』はSteamのほか、Microsoft StoreでもPC向けに「ゲームプレビュー」(早期アクセスにあたる表記)として販売され、PC Game Passにも収録されています。GOGでも早期アクセス版を販売していますが、日本向けの価格は2,370円(10月6日はセールで1,540円)で、Steamより高くなります。
| 項目 | Steam版 | PC Game Pass・Microsoft Store版 |
|---|---|---|
| 価格(10月6日) | 962円(通常1,480円。35%オフは日本時間10月9日午前2時まで) | PC Game Pass加入者は追加料金なし。購入は1,480円 |
| 対応OS | Windows・macOS・Linux | Windows |
| MOD | Steamワークショップで配布。協力プレイMODもここから導入 | Steamワークショップの対象外 |
MODや協力プレイを遊ぶつもりならSteam版、自分に合うかを確かめたいだけならPC Game Pass版が向いています。DRMフリーで手元にインストーラーを残したい場合だけ、価格差を承知でGOG版を選ぶ形です。今回のSteamセールは、発売時の記念セールと同じ35%オフです。
判断今買ってよい人、大型アップデートを待ってよい人
- 工場ゲームで、詰まった場所を見つけて流れを直す作業が好きな人
- Noitaのように、素材が燃える・流れる・積もる物理の遊びが好きな人
- 15〜20時間ほど遊べれば十分で、大型アップデートのたびに戻ってくる遊び方ができる人
- 早期アクセス中の値上げの前に、発売時と同じ35%オフで買っておきたい人
- Factorioのように数百時間かけて工場を広げ続けたい人
- 手作業を減らして、ほぼすべてを自動化したい人(現状は手で掘る場面が多く残ります)
- 友人との協力プレイを、非公式MODではなく公式機能で遊びたい人
- クラッシュの報告が気になり、修正が落ち着いてから始めたい人
PC Game Passに加入していれば、追加料金なしで製品版をそのまま遊べます。体験版は2025年2月のHotfix 8を最後に更新の告知がなく、英語のみ・Windowsのみです。製品版ではシミュレーションが書き直され、移動の操作も作り直されていますが、体験版にはこの改良が入っていません。Steamで買う場合も、購入から14日以内でプレイ2時間未満なら返金を申請できます。
FAQよくある質問
まとめまとめ|工場ゲーム好きは962円で買い、数百時間を求めるなら大型アップデート待ち
『サンダストリー』は、砂や水が重力と温度で勝手に動くことを工場の設計課題に変えたゲームです。体験版で10万人近くが遊び、製品版は約1週間で10万本を売り、発売8週の今も直近30日のレビューが96%好評と、評価は落ちていません。早期アクセス版の進行は10〜20時間ほどで終わり、最初の大型アップデートの時期はまだ出ていないため、Factorio級の長さを求める人は待つのが無難です。
物理で動く素材を相手に工場を組む手応えを15〜20時間楽しめれば十分なら、日本時間10月9日午前2時までの962円で買ってよい作品です。動作は軽く、GTX 960相当で足りますが、終盤の巨大な工場ではCPU側の負荷で重くなる報告があります。合うか迷う場合は、古い体験版ではなくPC Game Pass版で試すのが確実です。



