トラブル・設定 / 2026年8月
ゲームが一定間隔でカクつく原因|HWiNFO・Afterburner・RGBソフトの切り分け方平均fpsもGPU・CPU温度も正常なのに、2秒や5秒おきに一瞬止まる場合の診断手順【2026年版】
平均fpsは十分に高く、GPU温度・CPU温度にも異常がないのに、ゲーム中に2秒や5秒などほぼ一定の間隔で画面が一瞬止まる——。この症状は、HWiNFO・MSI Afterburner・RivaTuner Statistics Server(RTSS)・RGB制御ソフトなど、バックグラウンドで動く常駐ツールのセンサー読み取り(ポーリング)が原因になっていることがあります。カクつきの周期と監視ソフトの更新間隔を突き合わせて切り分ける手順を、HWiNFO公式フォーラムの報告例をもとに整理します。
周期と監視間隔を突き合わせて切り分け HWiNFO・Afterburner・RGBソフトを個別に検証 監視機能を残したまま防ぐ方法も解説
出典:HWiNFO公式フォーラム(ASUS ECセンサーの負荷報告) /HWiNFO公式フォーラム(Embedded Controller Sensor) /HWiNFO公式フォーラム(複数監視ソフトの競合) /guru3Dフォーラム(RTSS Application Detection Levelとスタッター) /Microsoft公式サポート(動的ライティング) /Microsoft公式サポート(クリーンブート)
PCゲームをプレイしていて、平均fpsは十分に高いのに、2秒や5秒などのほぼ一定間隔で画面が一瞬止まる——という経験はないでしょうか。グラフィック設定を下げても変化がなく、GPU温度やCPU温度にも異常がない場合、原因は描画の負荷ではなく別のところにあるかもしれません。
疑ってほしいのが、HWiNFO・MSI Afterburner・RivaTuner Statistics Server(RTSS)・RGB制御ソフトといった、常駐して温度やクロックを取得し続けるツールです。通常はゲーム性能へ大きな影響を与えませんが、特定のセンサーへ定期的にアクセスしている場合や、複数のソフトが同じハードウェアを監視している場合は、センサーを読み取るタイミングとカクつきの周期が一致することがあります。
ただし、一定間隔のカクつきがすべて監視ソフトによるものとは限りません。ゲームの自動保存やクラウド同期、セキュリティソフト、USB機器なども似た症状を引き起こします。この記事では、周期を確認する最初のステップから、HWiNFO・MSI Afterburner・RGBソフトを順番に切り分ける方法、それでも直らない場合に疑うべき原因まで、手順に沿って解説します。
要点監視ソフトでゲームがカクつくことはある? 最初の確認カクつきの周期を確認する 切り分け開始すべての監視ソフトを終了して比較する HWiNFOの切り分けHWiNFOが原因かどうかを特定する Afterburnerの切り分けMSI Afterburnerが原因かどうかを特定する 二重監視複数の監視ソフトの競合を避ける RGBソフトRGB制御ソフトとファン制御ソフトを確認する 最終確認クリーンブートで常駐サービスを切り分ける 別の原因監視ソフト以外に一定間隔でカクつく原因 見分け方シェーダースタッターとの違い 検証記録原因を特定するための検証表 運用監視機能を残しながらカクつきを防ぐ方法 FAQよくある質問 まとめ周期とポーリング間隔が一致したら監視ソフトを疑う あわせて読みたい
要点 監視ソフトでゲームがカクつくことはある?
HWiNFOやMSI Afterburnerなどの監視ソフトは、CPU温度・GPU温度・クロック・消費電力・ファン回転数・SSD温度などを一定間隔で取得しています。この定期的な読み取りをセンサーポーリング と呼びます。
一般的な環境では、センサーポーリングによる負荷は小さく、ゲームを大きくカクつかせるものではありません。しかし、読み取りに時間がかかるセンサーや、特殊な方法でアクセスするマザーボード固有センサー(EC=Embedded Controller)が含まれていると、ポーリングを行う瞬間だけ処理遅延が発生する可能性があります。
i 周期とポーリング間隔が一致する報告例 HWiNFO公式フォーラムのASUS ECセンサーに関するスレッドでは、EC センサーを有効にした状態でゲームをプレイすると、HWiNFOがセンサーを更新するタイミングと同じ間隔でスタッターが発生した という報告が寄せられています。センサーを無効化するとアイドル時のCPU使用率が大きく下がったという計測結果もあわせて報告されており、すべての環境で起きる問題ではないものの、カクつきの周期と監視間隔が連動する場合は、センサーポーリングが有力な原因候補 になります。
監視ソフトを疑いやすいのは、ゲーム内の場所や操作に関係なく、ほぼ同じ時間間隔でカクつく場合です。逆に、初めて訪れた場所だけカクつく場合はシェーダーコンパイルやアセット読み込み、長時間プレイした後だけ悪化する場合は温度やメモリ・VRAMを先に疑うべきサインです。この違いは後述の比較表でも整理します。
最初の確認 カクつきの周期を確認する
最初に、カクつきが本当に一定間隔なのか確認します。ここが曖昧なままだと、以降の切り分けが遠回りになります。
フレームタイムのグラフで突起の間隔を見る MSI Afterburnerでは、フレームレートだけでなくFrametime・Framerate Avg・Framerate 1% Low などを監視項目として画面に表示できます。設定の「Monitoring」タブから該当項目にチェックを入れ、「Show in On-Screen Display」を有効にすると、ゲーム画面上にグラフとして表示されます。平均fpsが高い状態でも、一定間隔でフレームタイムが大きく跳ねていれば、体感上は周期的なカクつきとして現れます。
同じ場所で1〜2分待ち、等間隔の突起が並ぶか確認する ゲーム内の同じ場所に立ち止まった状態でフレームタイムグラフを1分から2分ほど観察してください。キャラクターを動かさなくても同じ間隔で突起が繰り返される場合は、シェーダーコンパイルやアセット読み込みではなく、バックグラウンド処理によるカクつきの可能性が高まります。
周期を記録しておく 間隔が分かりにくい場合は、スマートフォンで画面を録画し、再生時間から間隔を確認する方法もあります。「およそ2秒ごと」「5秒前後」「10秒ごと」のように周期を記録しておくと、この後で紹介するHWiNFOやAfterburnerの監視間隔(ポーリング間隔)と比較しやすくなります。
切り分け開始 すべての監視ソフトを終了して比較する
原因を調べるときは、最初から細かな設定を変更するのではなく、監視ソフトをすべて終了した状態で比較するのが近道です。
HWiNFO・MSI Afterburner・RTSS・AIDA64・Ryzen Master・Intel XTU・GPU-Z・FanControlなど、温度やクロックを取得しているソフトを終了します。Armoury Crate・MSI Center・GIGABYTE Control Center・NZXT CAM・Corsair iCUE・SignalRGBなどのRGB・ファン制御ソフトも一時的に終了してください。
! ウィンドウを閉じただけでは残る場合がある タスクトレイからウィンドウを閉じただけでは、バックグラウンドプロセスが残る場合があります。タスクマネージャーの「プロセス」画面 を開き、関連するプロセスが本当に終了しているか確認してください。特にHWiNFOはセンサー画面を最小化しただけでは取得を継続するため、タスクトレイのアイコンを右クリックして明示的に終了する必要があります。
その状態で同じゲーム、同じ場所、同じ画質設定を使用し、カクつきが発生するか確認してください。すべて終了すると直る場合は、監視ソフトまたは制御ソフトのいずれかが関係しています。次に一つずつ起動し、どのソフトを起動した時点で再発するかを調べます。すべて終了しても変わらない場合は、後述する「監視ソフト以外の原因」を優先してください。
HWiNFOの切り分け HWiNFOが原因かどうかを特定する
HWiNFOを終了すると周期的なカクつきが消える場合、「HWiNFO全体が重い」と判断するのではなく、どのセンサーへのアクセスが影響しているか を段階的に絞り込みます。
Global Polling Periodを長くする HWiNFOのセンサー設定には、更新間隔を決めるGlobal Polling Period があります。通常利用では標準設定のままで問題ありません。切り分けでは、現在の設定値を記録したうえで間隔を長くし、変化を確認します。たとえばカクつきが2秒ごとに発生しており、ポーリング間隔も2,000ミリ秒前後に設定されている場合は5,000ミリ秒へ変更してください。設定変更後にカクつきの間隔も5秒ごとへ変化した場合は、HWiNFOのセンサー取得が症状に関係している可能性が高いと判断できます。
ECセンサーを無効にする ECはEmbedded Controllerの略で、マザーボードに搭載され温度・ファン・電源などの管理に使われるコントローラーです。一部のマザーボードではECセンサーへのアクセスに時間がかかり、ゲーム性能へ影響する場合があります。HWiNFO公式フォーラムのASUS ECセンサーに関するスレッドでは、読み取りによる性能低下が起こる場合があり、不要な項目の監視を無効にすることで影響を減らせる と説明されています。センサー画面で「EC」「Embedded Controller」「ASUS EC」などの項目を右クリックし、監視を無効化して比較してください。
SMARTセンサーを無効にする ECを無効にしても直らない場合は、SSDやHDDのSMART監視(温度・使用時間・エラー・書き込み量などを取得する機能)を確認します。特定のストレージドライバーやUSB接続ドライブ、RAID構成では、SMART情報の取得に時間がかかる場合があります。センサー画面で対象ドライブの項目を右クリックし、監視を無効化して比較してください。複数のSSD・HDDを搭載している場合は、1台ずつ確認すると原因ドライブを特定できます。
Profiling Timeで重いセンサーを探す HWiNFOには、各センサーの読み取りにかかった時間を確認できるProfiling Time という項目があります。センサー設定を開いてこの列を表示し、他の項目より突出して長い時間が表示されるセンサーを探してください。該当センサーを一時的に無効化し、カクつきが改善するか確認します。ただし数値が大きいセンサーが必ず原因とは限らないため、無効化前後を同じゲーム環境で比較する必要があります。
不要なセンサーの監視自体を止める ゲーム中に確認したい項目がGPU温度・GPU使用率・GPUクロック・CPU温度・フレームタイムだけであれば、それ以外を監視し続ける必要はありません。マザーボード上の多数の電圧、未接続ファン、バッテリー、ネットワーク、複数ドライブのSMARTなど、確認しない項目を減らしてください。センサー画面で単に非表示にするだけでは内部での監視が継続する場合があるため、「Hide」ではなく「監視の無効化(Disable Monitoring)」に相当する設定になっているか確認することが重要です。
Afterburnerの切り分け MSI Afterburnerが原因かどうかを特定する
HWiNFOを終了しても症状が残る場合は、MSI Afterburnerを完全に終了して比較します。Afterburnerのウィンドウを閉じても、設定によってはタスクトレイで動作を継続するため、アイコンを右クリックして終了してください。
オーバークロック設定を初期状態へ戻す Afterburnerを終了すると直る場合は、オーバークロック設定・ファン制御・ハードウェア監視のどれが影響しているかを分けて調べます。最初にAfterburnerの設定を初期状態へ戻し、GPUのオーバークロック、VRAMオーバークロック、アンダーボルト、独自のファンカーブを解除してください。標準設定でもカクつく場合は、監視項目とポーリング間隔を確認します。
Hardware Polling Periodを長くする MSI Afterburnerにも、ハードウェア情報を取得する間隔を設定するHardware Polling Period があります。歯車アイコンから「Monitoring」タブを開いて確認してください。現在の値を記録したうえで間隔を長くし、症状が変わるか確認します。カクつきが1秒ごとに発生している場合に監視間隔を2秒または5秒へ変更し、カクつきの周期も変化するなら、Afterburnerの監視処理が関係している可能性があります。標準設定の目安は1,000ミリ秒前後で、最小値は100ミリ秒に制限されています。
監視項目を必要最小限へ減らす 「Monitoring」タブの「Active hardware monitoring graphs」には多数の項目が登録できます。CPUの全コア温度、全コア使用率、複数の電圧・電力・クロックなどをすべて有効にすると監視項目が増えます。切り分け時はFramerateとFrametimeだけを残した状態でカクつきが発生するか確認し、その後GPU温度・GPU使用率・GPUクロック・CPU温度などを一つずつ戻してください。特定の項目を有効にした直後から再発する場合は、その項目の取得方法が環境と相性問題を起こしている可能性があります。
AfterburnerとRTSSを分けて確認する MSI AfterburnerとRivaTuner Statistics Server(RTSS)は同時に導入されることが多く同じソフトだと思われがちですが、役割は異なります。Afterburnerは主にGPU設定とハードウェア監視、RTSSはゲーム画面へのOSD表示・フレームレート制限・アプリケーション検出を担当します。切り分けでは両方を終了した状態を確認したのち、RTSSだけを起動してOSDを無効にした状態で比較し、最後にAfterburnerを起動してセンサー監視を開始した時点で症状が出るか確認します。特定のゲームだけでRTSS使用中にカクつく場合は、そのゲームのプロファイルでApplication Detection Levelを変更するか、一時的にNoneへ設定して比較してください。guru3Dフォーラムには、Application Detection Levelの設定が原因で約5秒間隔のスタッターが発生した という報告があります。
二重監視 複数の監視ソフトの競合を避ける
HWiNFOとAfterburnerを同時に起動すると、同じCPU温度やGPU温度を両方のソフトが取得する場合があります。複数の監視ソフトを同時に使用しても必ず競合するわけではなく、HWiNFOの開発者は現代のNVIDIA GPUを複数のツールで監視する場合、競合の可能性は低いとの見解を示しています。
一方で、すべてのセンサーが複数ソフトからの同時アクセスを想定しているわけではありません。HWiNFO公式フォーラムのECセンサーに関する説明では、複数アプリによるアクセスが無効な読み取り値やシステムの不安定化につながる可能性が示されています。同フォーラムのRyzen Masterとの競合に関するスレッドでも、HWiNFOとRyzen Masterを同時に起動していると、一時的に温度・電圧・電力の値が異常値(-1)を示す という報告が寄せられています。
切り分け中は、HWiNFOとAfterburnerのどちらか一方だけを使用してください。温度確認・ファン制御・RGB制御・液晶パネル表示などで複数のソフトを常駐させている場合は、どのソフトがどのセンサーへアクセスしているかを整理する必要があります。
RGBソフト RGB制御ソフトとファン制御ソフトを確認する
HWiNFOやAfterburnerを終了しても症状が続く場合は、RGB制御ソフトとファン制御ソフトを確認します。これらはLEDの色を変更するだけでなく、接続デバイスの検出、温度連動エフェクト、ファン制御、マザーボード情報の取得などを行う場合があります。
RGBソフトを一つずつ終了する Armoury Crate・Aura Sync・MSI Center・Mystic Light・GIGABYTE Control Center・RGB Fusion・Corsair iCUE・NZXT CAM・SignalRGB・OpenRGBなどを、まずすべて終了した状態でゲームを確認し、直った場合だけ一つずつ起動します。複数のRGBソフトで同じメモリ・マザーボード・キーボード・マウスを同時に制御しないことも重要です。原因だと判明した場合は、ライティング効果を静的な色へ変更する、ゲーム連動機能をオフにする、Windows起動時の自動実行を解除するといった対処が有効です。RGBソフトの比較や軽量化については、既存記事のPCのRGBライティング設定ガイド で詳しく解説しています。
Windowsの動的ライティングへ一本化する Windows 11では、対応するRGBデバイスをWindowsの設定画面から直接制御できる「動的ライティング」が利用できます。Microsoft公式サポートによると、対応するキーボードやマウスなどのRGB・LEDデバイスをWindows上で一元管理でき、複数のベンダーアプリを使わずに照明効果を同期できるとされています。「設定」→「個人用設定」→「動的ライティング」の順に開き、使用しているデバイスが表示されるか確認してください。対応デバイスをWindowsだけで制御できる場合は、メーカーごとのRGBソフトを常駐させずに済む可能性があります。ただし、すべてのマザーボード・メモリ・ファン・LEDストリップが対応しているわけではなく、ファン制御やマクロなどメーカーソフト固有の機能が使えなくなる場合もあります。
ファン制御ソフトも確認する FanControlやマザーボードメーカーのファン制御機能も、温度センサーを一定間隔で読み取ります。ファン回転数が正常でも、温度取得元としてHWiNFOなどのセンサーを利用している場合は、監視ソフトを終了するとファン制御ソフト側の取得にも影響します。切り分け時はファン制御をBIOSへ戻し、Windows上のファン制御ソフトを一時的に終了してください。ただし簡易水冷のポンプなど安全性に関わる制御を停止する場合は注意が必要です。ソフトを終了するとポンプまで停止する製品では、テストを行わずメーカー指定の固定回転設定またはハードウェア制御へ切り替えてください。
最終確認 クリーンブートで常駐サービスを切り分ける
どのソフトを終了しても原因が分からない場合は、Windowsをクリーンブートして確認します。クリーンブートは、必要最低限のドライバーとスタートアッププログラムだけでWindowsを起動し、バックグラウンドソフトの競合を調べる方法です。Microsoft公式サポートも、アプリやゲームへ影響する常駐ソフトの競合を特定する方法として案内しています。
! 「Microsoftのサービスをすべて隠す」を必ず有効にする WindowsキーとRキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、msconfig と入力します。「サービス」タブを開き、「Microsoftのサービスをすべて隠す」に必ずチェックを入れてから 残ったサービスを無効化してください。これを外して一括無効化すると、Windowsの重要な機能まで停止する可能性があります。続けてタスクマネージャーの「スタートアップアプリ」を開き、不要なスタートアップを無効にしてPCを再起動すると、クリーンブート状態になります。
クリーンブート状態でカクつきが消える場合は、無効化したサービスやスタートアップを半分ずつ戻します。再発したグループをさらに半分へ分けていくと、原因となるソフトを効率よく特定できます。原因を特定した後は、「サービス」タブと「スタートアップ」を通常の起動状態へ戻してください。
別の原因 監視ソフト以外に一定間隔でカクつく原因
すべての監視ソフトとRGBソフトを終了しても変化がない場合は、別の周期処理を疑います。
ゲームの自動保存・クラウド同期 オープンワールドゲームやシミュレーションゲームでは、一定時間ごとに自動保存が実行されます。カクつく瞬間にセーブアイコンが表示される、セーブデータが保存されているSSDの使用率が上昇する場合は自動保存が原因候補です。Steam・Epic Games Launcher・OneDriveなどがバックグラウンドでファイルを確認している場合もあるため、カクつく瞬間にタスクマネージャーでディスク・ネットワーク使用率が跳ねていないかも確認してください。
セキュリティソフトのスキャン セキュリティソフトがゲームフォルダ・MOD・シェーダーキャッシュなどへ定期的にアクセスすると、ストレージやCPU使用率が瞬間的に上昇する可能性があります。診断目的でも、リアルタイム保護を長時間無効にしたり、ゲームフォルダ全体を安易に除外したりするのは推奨しません。まずタスクマネージャーやリソースモニターで、カクつく瞬間にセキュリティソフトのCPU・ディスク使用率が上昇しているか確認してください。
壁紙・ウィジェット・センサーパネル 動画壁紙、デスクトップウィジェット、Rainmeter、サブモニターへのセンサー情報表示なども定期的に画面やセンサー情報を更新します。サブモニターへ情報を表示している場合は、HWiNFOだけでなく情報を受け取る側のソフトも終了して比較してください。HWiNFOを終了しても、別の監視ソフトが独自に同じ情報を取得している場合があります。
USB機器と専用ソフト マウス・キーボード・ヘッドセット・DAC・ゲームコントローラーの専用ソフトもバックグラウンドで動作します。8,000Hzなど高いポーリングレートのマウスを使用している場合は、監視ソフトとは別にUSB処理がカクつきへ関係することもあります。マウスのポーリングレートを一時的に1,000Hzへ下げ、USBハブを使わずPC本体へ直接接続して比較してください。高ポーリングレートマウス特有のCPU負荷とfps低下は8000Hzマウスでゲームがカクつく原因と直し方 で詳しく解説しています。
見分け方 シェーダースタッターとの違い
監視ソフトによる周期的なカクつきと、シェーダーコンパイルによるカクつきは発生条件が異なります。両者を混同すると見当違いの対処をしてしまうため、まずこの表で切り分けてください。
同じ場所を何度も往復するとカクつきが減る場合は、シェーダーやアセット読み込みを優先して疑ってください。シェーダーコンパイルによるスタッターの詳しい対処はシェーダーコンパイル・スタッタリング対処完全ガイド で解説しています。逆に、キャラクターを動かさず視点も固定した状態で同じ周期のスパイクが続く場合は、監視ソフトやバックグラウンド処理を優先してください。
検証記録 原因を特定するための検証表
設定を変更するたびに結果を記録すると、原因を見失いにくくなります。同じ条件で比較するため、ゲーム内の場所・解像度・画質設定・fps上限は統一してください。オンラインゲームではサーバーや他プレイヤーの影響を受けるため、可能であればトレーニングモード・リプレイ・内蔵ベンチマークを使用します。
運用 監視機能を残しながらカクつきを防ぐ方法
原因となるソフトが分かっても、温度やフレームタイムの監視を完全にやめる必要はありません。
監視ソフトを一本化し、必要なセンサーだけ残す HWiNFOまたはAfterburnerのどちらか一方を主なセンサー取得元にし、同じ項目の二重監視を減らします。ゲーム中に必要なセンサーだけを残し、EC・SMART・未接続ファン・使用していないドライブなどは無効にしてください。
ポーリング間隔はリアルタイム性を失わない範囲で長くする ゲーム中の温度確認が目的なら、瞬間的な0.1秒単位の変動より、数秒間の傾向を確認できる方が重要です。普段は監視ソフトを終了し、トラブル診断や設定変更時だけ起動する運用も有効です。
RGB制御は静的な色へ変更する ゲーム連動・音楽連動・画面連動など頻繁に更新されるエフェクトは停止し、静的な色へ変更します。対応機器だけで構成できる場合は、Windowsの動的ライティングへ統一し、複数のメーカーソフトを常駐させない方法も検討してください。
FAQ よくある質問
HWiNFOを使うと必ずゲームがカクつきますか?
必ずカクつくわけではありません。一般的な環境ではHWiNFOの負荷は小さく、温度やクロックを調べるために有用なソフトです。問題が発生する可能性があるのは、特定のEC・SMARTセンサーへアクセスしている場合、監視間隔が短すぎる場合、他の監視ソフトと競合している場合などです。
AfterburnerのOSDを消せば直りますか?
OSDを非表示にするだけでは直らない場合があります。Afterburner側でセンサー監視が継続していれば、画面に表示していなくてもハードウェア情報は取得されます。Afterburnerを完全に終了した状態、RTSSだけを終了した状態、監視項目を減らした状態をそれぞれ比較してください。
ポーリング間隔はいくつが正解ですか?
すべてのPCに共通する正解はありません。温度変化を細かく記録したいベンチマーク用途と、ゲーム中に大まかな温度を確認する用途では適切な間隔が異なります。まず標準設定を使用し、周期的なカクつきが発生する場合だけ間隔を長くして比較してください。
RGBソフトをアンインストールする必要はありますか?
最初からアンインストールする必要はありません。まずタスクトレイやタスクマネージャーから完全に終了し、症状が変化するか確認します。原因だと判明した場合は、ゲーム連動機能の無効化、静的ライティングへの変更、自動起動の解除、Windowsの動的ライティングなど別ソフトへの統一を検討してください。
監視ソフトを終了してもカクつきます
ゲームの自動保存、シェーダーコンパイル、ストレージ、USB機器、ネットワーク、セキュリティソフトなどを確認します。特に、カクつく間隔に規則性がなく新しい場所や演出で発生する場合は、監視ソフトよりゲーム側の処理を優先してください。
CPU使用率が低くても監視ソフトが原因になりますか?
CPU全体の平均使用率だけでは判断できません。センサー読み取りによる遅延が短時間であれば、タスクマネージャーのCPU使用率には大きな変化が表示されない場合があります。平均使用率ではなく、監視ソフトを終了した前後のフレームタイムとカクつきの周期を比較してください。
まとめ 周期とポーリング間隔が一致したら監視ソフトを疑う
まとめ ゲームが2秒や5秒などの一定間隔でカクつく場合は、平均fpsやGPU温度だけでなく、HWiNFO・MSI Afterburner・RTSS・RGB制御ソフトのセンサーポーリングを確認してください。最初に監視ソフトとRGBソフトをすべて終了し、同じゲーム環境で症状が消えるか比較します。
HWiNFOが原因の場合はGlobal Polling Periodを変更し、EC・SMART・GPUなどのセンサーを一つずつ無効にしてください。Afterburnerが原因の場合はHardware Polling Periodを長くし、監視項目を必要最小限へ減らします。監視間隔を変更したときにカクつきの周期も変わる場合は、センサーポーリングが原因である可能性が高くなります。
すべての監視ソフトを終了しても直らない場合は、ゲームの自動保存・シェーダーコンパイル・クラウド同期・USB機器・セキュリティソフトなど、別の周期処理を切り分けてください。原因さえ特定できれば、監視機能を手放さなくても、快適さと情報の両方を両立できます。
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