8000Hzマウスでゲームがカクつく原因と直し方|FPS低下を防ぐポーリングレート最適設定とCPU負荷対策【2026年版】
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マウスの故障ではなく、CPUの処理負荷が原因であることが多い症状です
出典:Razer公式 HyperPollingテクノロジー・CORSAIR公式サポート 高ポーリングレート・Microsoft公式サポート KB5028185・Riot Games公式 VALORANTパッチノート3.07・Logitech公式 ポーリングレート解説・Pulsar公式サポートにもとづきます。
8000Hz対応のゲーミングマウスへ買い替えた後、マウスを動かした瞬間だけゲームがカクついたり、FPSが大きく低下したりすることがあります。ゲームを起動しているだけなら問題ないのに、視点を左右へ振るとフレームレートが落ちる場合は、グラフィックボードではなくマウスのポーリングレートが原因かもしれません。
8000Hzでは、マウスからPCへ1秒間に最大8,000回のデータが送信されます。1000Hzより入力間隔を短縮できる一方、CPUやゲームエンジンが処理する入力データも増えるため、環境によっては滑らかになるどころかカクつきが発生します。結論からいうと、8000Hzでゲームがカクつく場合は、最初にポーリングレートを1000Hzまで下げて症状が消えるか確認してください。
この記事では、8000HzマウスでFPSが低下する原因、ゲームごとのポーリングレート設定、USBポートやWindowsで確認する項目を解説します。ゲーム中にマウスやキーボードのUSB接続そのものが切れているように見える場合は、原因が異なることがあるため、ゲーム中にマウスやキーボードのUSB接続が切れる原因もあわせてご確認ください。
対処の基本8000Hzマウスでカクつく場合はポーリングレートを下げる
8000Hz設定でゲームがカクつく場合は、マウスメーカーの設定ソフトを開き、ポーリングレートを1000Hzへ変更してください。1000Hzへ変更した状態で同じゲーム、同じ場所、同じ画質設定を使用し、マウスを大きく左右へ動かします。8000HzではFPSが低下するのに、1000Hzでは滑らかに動く場合は、高ポーリングレートの処理負荷が原因である可能性が高いです。
1000Hzで症状が解消したら、2000Hzへ上げて再度確認します。2000Hzでも問題がなければ4000Hzを試し、カクつきが再発したところから一段階下の設定へ戻します。8000Hz対応マウスだからといって、常に8000Hzで使用する必要はありません。カクつきによってフレームタイムが乱れる環境では、入力間隔の短さよりも安定したフレームレートを優先した方が快適にプレイできます。
基礎知識マウスのポーリングレートとは
ポーリングレートとは、マウスが位置情報やクリック情報をPCへ送信する頻度です。1000Hzでは1秒間に最大1,000回、8000Hzでは最大8,000回のデータを送信します。Razerは公式サイトで、HyperPollingテクノロジーにより、1000Hzの報告間隔1msに対し、8000Hzでは0.125msまで短縮できると説明しています。
各ポーリングレートの理論上の報告間隔は次のとおりです。
| ポーリングレート | 1秒間の最大報告回数 | 理論上の報告間隔 |
|---|---|---|
| 125Hz | 125回 | 8ms |
| 500Hz | 500回 | 2ms |
| 1000Hz | 1,000回 | 1ms |
| 2000Hz | 2,000回 | 0.5ms |
| 4000Hz | 4,000回 | 0.25ms |
| 8000Hz | 8,000回 | 0.125ms |
1000Hzから8000Hzへ変更した場合、マウス単体の理論上の最大待ち時間は0.875ms短くなります。ただし、ゲームの操作遅延はマウスだけで決まりません。CPUによるゲーム処理、GPUの描画時間、モニターのリフレッシュレート、ゲームエンジンの入力処理なども影響します。8000Hzへ設定しただけで、ゲーム全体の遅延がそのまま0.875ms短縮されるわけではありません。
背景8000Hzでゲームがカクつく主な原因
CPUが大量のマウス入力を処理しきれない
8000Hzマウスは、1000Hzマウスの最大8倍の頻度でPCへデータを送信します。マウスを動かすたびに大量の入力が発生するため、CPU側では入力処理の回数が増えます。GPU使用率に余裕があっても、ゲームのメイン処理を担当するCPUスレッドが入力処理で圧迫されると、FPS低下やフレームタイムの乱れにつながります。
CORSAIRは公式サポートで、高ポーリングレートにはCPU使用率の増加が伴い、マウスを動かしてセンサーが位置情報を送信しているときほど影響が大きくなると説明しています。そのため、8000Hzが原因のカクつきは、マウスを止めているときよりも、視点を大きく振ったときに発生しやすくなります。
ゲーム側が高ポーリングレートに最適化されていない
PCの性能が高くても、ゲーム側のマウス入力処理が8000Hzに適していないとカクつくことがあります。高ポーリングレートでは短時間に大量の入力データが届きます。ゲームエンジンが入力を1件ずつ非効率に処理している場合、マウスを動かすだけでCPU負荷が急増することがあります。
『VALORANT』では、高ポーリングレートマウスの入力処理を改善するために、パッチ3.07で「Raw Input Buffer」が追加されました。Riot Gamesは公式パッチノートで、標準的な入力デバイスでは軽微な改善に留まる一方、8000Hzポーリングレートのマウスでは大幅なパフォーマンス向上が見込めると説明しています。一方、すべてのゲームにRaw Input Bufferのような設定があるわけではありません。8000Hzで特定のゲームだけカクつき、別のゲームでは正常に動作する場合は、PC全体の性能不足ではなく、そのゲームの入力処理との相性が原因である可能性があります。
CPU負荷の高い場面で処理の余裕がなくなる
8000Hzで常にFPSが下がるとは限りません。キャラクターが少ない場所では正常でも、敵やオブジェクトが増える場面、都市部、オンライン対戦、大規模戦闘などでカクつく場合があります。
ゲーム側のCPU負荷がすでに高い状態では、マウス入力を処理する余裕が少なくなります。そこへ8000Hzの入力が加わることで、平均FPSよりも最低FPSやフレームタイムが悪化することがあります。特に、画質設定を下げて非常に高いFPSを狙っている競技系ゲームでは、GPUよりCPUがボトルネックになりやすいため注意が必要です。平均FPSが十分に高くても、マウスを振った瞬間だけ映像が引っかかる場合は、平均値ではなくフレームタイムの安定性を確認してください。
USBハブやドックを経由している
8000Hzマウスや高ポーリングレート対応レシーバーを、USBハブやモニターのUSB端子へ接続している場合は、接続経路が不安定になっている可能性があります。CORSAIRは、高ポーリングレート対応機器を安定して使用するため、マザーボードのチップセットへ直接つながるUSBポートへ接続することを推奨しています。USBハブ、ドック、サードパーティー製USBコントローラーを経由すると、十分な安定性を得られない場合があります。
デスクトップPCでは、PCケース前面よりもマザーボード背面のUSBポートへ直接接続して確認してください。マザーボード背面でも、一部のUSBポートが増設コントローラーを経由している製品があります。接続先によって症状が変わる場合は、マザーボードの説明書でUSBポートの構成を確認しましょう。
複数の高ポーリングレート機器を同時に使っている
8000Hzマウスに加えて、8000Hzキーボードや別の高ポーリングレート機器を接続していると、USBやCPUの処理負荷がさらに増えます。Pulsarは公式サポートで、4000Hzまたは8000Hz接続で不具合が発生する場合、PCが大量のデータを処理しきれていない可能性があるとして、ほかの高ポーリングレート機器を外すか、マウスのレートを下げるよう案内しています。
マウスとキーボードの両方を8000Hzに設定している場合は、まずマウスを1000Hzまたは2000Hzへ下げて比較します。ゲーム中に使用しないマウス、キーボード、コントローラー、USBオーディオ機器などを一時的に外すことで、原因を切り分けられる場合もあります。
Windowsが古いままになっている
Windows 11では、過去に高ポーリングレートマウス使用時のゲーム性能を改善する更新が配信されています。Microsoftは公式サポートで、2023年7月11日のKB5028185(OS Build 22621.1992)を含む更新で、高レポートレートのゲーミングマウスを使用した際のパフォーマンスを改善したと説明しています。
現在のWindows 11では、この改善は後続の累積更新に含まれています。古いバージョンや長期間更新していない環境では、「設定」「Windows Update」から最新の更新プログラムを適用してください。ただし、Windowsを更新すれば、すべてのゲームで8000Hzを安定して使用できるとは限りません。ゲームエンジン側の対応やCPU性能によっては、更新後もレートを下げる必要があります。
マウスやレシーバーのファームウェアが古い
8000Hz対応マウスでは、マウス本体とワイヤレスレシーバーの両方にファームウェアが用意されている場合があります。設定ソフトにアップデート通知が表示されている場合は、マウス本体、レシーバー、設定ソフトを更新してください。
ファームウェアが古いと、ポーリングレートの切り替え、無線接続、スリープ復帰、オンボードメモリの設定などが正常に動作しない可能性があります。アップデート後はPCを再起動し、レシーバーを一度抜き挿ししてから動作を確認します。
早見表おすすめのポーリングレート設定
8000Hz対応マウスでも、最適なレートはPC性能、ゲーム、モニター、目標FPSによって変わります。
| 設定 | 向いている環境 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1000Hz | 一般的なゲーム、CPU負荷が高いゲーム、カクつきがある環境 | 安定性を優先しやすい |
| 2000Hz | 1000Hzより応答性を上げつつ負荷を抑えたい環境 | バランスを取りやすい |
| 4000Hz | 高性能CPU、240Hz以上のモニター、競技系FPS | 8000Hzより負荷を抑えやすい |
| 8000Hz | 高性能CPU、高リフレッシュレート、対応ゲーム | 入力間隔は短いが負荷が高い |
安定性を優先するなら1000Hz
ゲームのジャンルを問わず安定して使いたい場合は、1000Hzが基準になります。1000Hzでも報告間隔は1msです。一般的なゲーミングマウスとして十分に高速であり、8000HzよりCPU負荷やゲーム側の相性問題を抑えやすくなります。8000HzでFPSが低下する場合は、無理に高い数値を維持するより、1000Hzへ下げてフレームタイムを安定させる方が実用的です。MMORPG、オープンワールド、シミュレーション、ストラテジーなど、CPU負荷が高くなりやすいゲームでは1000Hzから試してください。
負荷と応答性のバランスなら2000Hz
1000Hzでは問題がなく、少し高いポーリングレートを試したい場合は2000Hzがおすすめです。2000Hzの報告間隔は0.5msで、1000Hzの半分です。一方、1秒間の最大報告回数は8000Hzの4分の1なので、CPUやゲームへの負荷を抑えやすくなります。8000Hz対応マウスを購入したものの、4000Hz以上ではカクつく環境では、2000Hzが現実的な妥協点になります。ゲームごとのプロファイルを作成できるマウスなら、競技系FPSだけ2000Hzまたは4000Hzにし、ほかのゲームを1000Hzに設定する方法もあります。
高性能PCで競技系FPSを遊ぶなら4000Hz
4000Hzは、8000Hzより負荷を抑えながら、1000Hzより短い入力間隔を利用できる設定です。240Hz、360Hz、500Hzクラスの高リフレッシュレートモニターを使用し、高いFPSを安定して維持できるPCでは試す価値があります。
CORSAIRは公式サポートで、目安として4000Hzには第9世代Core i5または第2世代Ryzen 5相当以上、8000Hzには第9世代Core i7または第2世代Ryzen 7相当以上のCPUを挙げています。ただし、これはメーカー側の最低目安であり、すべてのゲームで安定動作を保証する条件ではありません。実際の安定性は、CPUの世代だけでなく、ゲームの処理負荷、バックグラウンドアプリ、目標FPSにも左右されます。
8000Hzはカクつかないゲームだけで使う
8000Hzは、対応マウスの性能を最大限に利用したい場合の設定です。ただし、入力間隔の短縮幅は1000Hzから最大0.875msです。FPSが急落したりフレームタイムが乱れたりするなら、8000Hzを使うメリットよりデメリットが大きくなります。
8000Hzを使用する場合は、高性能CPUを搭載していること、ゲーム側が高ポーリングレートへ対応していること、USB接続が安定していること、十分なFPSを維持できることを確認してください。すべてのゲームを8000Hzに固定するのではなく、問題なく動作する競技系タイトルだけで使用するのが現実的です。
切り分け方FPS低下がポーリングレート原因か確認する方法
ポーリングレートが原因か確認するときは、画質設定やWindows設定を一度に変更しないことが重要です。最初に8000Hzのままゲームを起動し、マウスを動かさない状態のFPSを確認します。その後、同じ場所でマウスを素早く左右へ動かします。マウスを止めているときは安定しているのに、動かした瞬間だけFPSが低下する場合は、高ポーリングレートの影響が疑われます。
次にマウスの設定を1000Hzへ変更し、同じ操作を繰り返します。1000Hzで症状が消えたら、2000Hz、4000Hzの順に上げてください。ゲームの画質、解像度、FPS上限、起動中のアプリを同じ状態に保つことで、ポーリングレートによる違いを判断しやすくなります。
平均FPSだけでなく、一瞬の引っかかりや最低FPSも確認してください。8000Hzでは平均FPSがほとんど変わらなくても、マウスを振った瞬間のフレームタイムだけ悪化することがあります。
設定手順ブランド別のポーリングレート変更方法
Razerマウス
Razerマウスでは、Razer Synapseからポーリングレートを変更できます。Razer Synapseを起動して使用しているマウスを選択し、「パフォーマンス」を開きます。「ポーリングレート」または「Polling Rate」から1000Hz、2000Hz、4000Hz、8000Hzなどを選択してください。8000Hzでカクつく場合は、最初に1000Hzへ変更します。ゲームを再起動して症状が消えるか確認し、その後2000Hz、4000Hzと上げます。ワイヤレスモデルでは、対応するHyperPolling Wireless Dongleが必要な場合があります。マウス本体だけが8000Hz対応でも、使用しているレシーバーが対応していなければ8000Hzでは動作しません。
Logicool Gマウス
Logicool Gの対応マウスでは、G HUBからレポートレートを変更します。G HUBを起動してマウスを選択し、パフォーマンス画面にある「レポートレート」または「REPORT RATE」を開きます。その後、使用するレートを選択してください。8000Hz対応モデルでは、マウス、ファームウェア、レシーバーの組み合わせによって選択できる最大値が変わる場合があります。設定後に実測値が8000Hzへ届かなくても、すぐに故障と判断する必要はありません。Logitechは公式サイトで、対応マウスが使用状況に応じてレポートレートを動的に変えることがあり、ブラウザ上の測定ツールでは高いレートを正確に処理できない場合があると説明しています。
CORSAIRマウス
CORSAIRの対応マウスでは、iCUEからポーリングレートを変更します。iCUEを起動してマウスを選択し、デバイス設定内にあるポーリングレートの項目を開きます。8000Hzで問題が発生する場合は、1000Hzへ下げてゲームを再起動してください。設定項目が表示されない場合は、マウスとiCUEのファームウェアを更新します。CORSAIRの8000Hz対応製品は、互換性を確保するため、初期状態では1000Hzに設定されている場合があります。購入直後から8000Hzで動作しているとは限らないため、使用中の設定値をiCUEで確認しましょう。
ゲーム側設定『VALORANT』ではRaw Input Bufferを有効にする
『VALORANT』で4000Hzまたは8000Hzマウスを使用する場合は、Raw Input Bufferを有効にしてください。ゲーム内設定を開き、「一般」「マウス」の周辺にあるRaw Input Bufferをオンにします。
Riot Gamesは公式パッチノート3.07で、Raw Input Bufferの有効化によって入力デバイスの処理方式が改善され、標準的な入力デバイスでは軽微な改善に留まる一方、8000Hzポーリングレートのマウスでは大幅なパフォーマンス向上が期待できると説明しています。Raw Input Bufferを有効にしてもカクつく場合は、ポーリングレートを4000Hz、2000Hz、1000Hzの順に下げてください。ゲーム側に高ポーリングレート向けの設定が用意されていても、CPU性能やバックグラウンド負荷によっては8000Hzを維持できない場合があります。
周辺環境USBレシーバーとバックグラウンドアプリも確認する
ワイヤレス8000Hzマウスでは、レシーバーの接続場所も重要です。USBハブ、モニターのUSBハブ、ドッキングステーションを経由せず、ゲーミングPC本体のUSBポートへ直接接続してください。デスクトップPCでは、最初にマザーボード背面のUSBポートを使用します。PCケース前面で不安定になる場合は、背面へ変更して比較してください。
レシーバー延長アダプターが付属している製品では、レシーバーをマウスパッドの近くへ設置します。ただし、延長アダプター自体はPC本体へ直接接続し、ほかのUSBハブを追加しない方が原因を切り分けやすくなります。2.4GHz帯のワイヤレス機器、Wi-Fiルーター、USB 3.x機器などがレシーバーの近くに集中している場合は、配置を離して改善するか確認してください。
8000Hzマウスでゲームをプレイするときは、CPUを使用するバックグラウンドアプリも減らしてください。ブラウザ、動画再生、録画ソフト、配信ソフト、RGB制御ソフト、複数メーカーの周辺機器ソフトを同時に起動していると、CPUの処理余力が減ります。Microsoftが高レポートレートマウス向けの改善を行った背景にも、ゲームだけでなく、ボイスチャットや配信、周辺機器設定など複数のバックグラウンド処理へマウス入力が届けられることで、Windowsの入力処理に負荷がかかる問題がありました。ポーリングレートを下げても症状が完全に消えない場合は、タスクマネージャーを開き、CPU使用率の高いアプリを終了して比較します。ただし、セキュリティソフトやWindowsのシステムプロセスを無理に停止する必要はありません。
よくある誤解8000Hzへ変更しても実測値が低いのは故障?
設定ソフトで8000Hzを選択しても、測定ツールでは3000Hzや5000Hz程度しか表示されないことがあります。ポーリングレートはマウスを動かしたときの報告頻度なので、移動速度、DPI、センサーの動作、測定方法によって数値が変動します。
特にブラウザで動作するオンライン測定サイトは、8000Hzの入力を正確に処理できない場合があります。Logitechも公式サイトで、ブラウザベースのツールでは高レポートレートを正しく測定できないことがあると説明しています。8000Hzを選択でき、ゲーム中に正常に動作している場合は、オンライン測定結果だけで故障と判断しないでください。正確な確認が必要な場合は、メーカーの診断機能やメーカーが案内しているデスクトップ用測定ツールを使用します。
結論8000Hzは意味がない?
8000Hzが完全に無意味というわけではありません。1000Hzより短い間隔で位置情報を送れるため、高リフレッシュレートモニターと高FPSを組み合わせた競技環境では、カーソルや視点移動の更新を細かくできます。Razerも公式サイトで、高ポーリングレートはレイテンシーを短縮し、高リフレッシュレート環境で滑らかさを高められると説明しています。
ただし、1000Hzから8000Hzへ変更したときの理論上の報告間隔の差は最大0.875msです。8000HzにすることでFPSが低下したり、数ミリ秒以上のフレームタイムスパイクが発生したりするなら、入力間隔の短縮効果を打ち消してしまいます。8000Hzの価値は、数値が高いことではなく、カクつきを起こさず安定して使えることにあります。
製品選び8000Hz対応マウスのおすすめ
これから8000Hz対応マウスを選ぶ場合は、本記事で解説したブランド(Razer・Logicool・CORSAIR)から、価格帯と用途に合わせて選ぶと失敗しにくくなります。すでにRazer製のDeathAdder V3 ProやViper V2 Proを持っている場合は、マウス本体を買い替えずにHyperPolling Wireless Dongleを追加するだけで8000Hz化できます。


※価格は変動します。最新の価格はAmazonでご確認ください。
Q&Aよくある質問
まとめ入力間隔の短さよりフレームタイムの安定性を優先する
8000Hzマウスでゲームがカクつく原因は、マウスの故障ではなく、CPU負荷、ゲームエンジンの入力処理、USB接続、Windows、複数の高ポーリングレート機器などにある可能性があります。マウスを止めていると正常なのに、視点を動かした瞬間だけFPSが低下する場合は、ポーリングレートを疑ってください。
最初に8000Hzから1000Hzへ下げ、同じ場面で症状が改善するか確認します。1000Hzで安定したら2000Hz、4000Hzと段階的に上げ、カクつかない最大値を選びましょう。ゲーミングPCだけでなく、ゲーム側も高ポーリングレートへ対応している必要があります。『VALORANT』ではRaw Input Bufferを有効にし、それ以外のゲームでは8000Hzで問題が起きる場合に無理をせずレートを下げてください。
USBハブやモニターを経由せず、マウスまたはワイヤレスレシーバーをPC本体へ直接接続することも重要です。Windows、マウスのファームウェア、設定ソフトを最新の状態へ更新したうえで確認します。8000Hzは、どのPCやゲームでも最適な設定ではありません。入力間隔の短さよりフレームタイムの安定性を優先し、一般的なゲームは1000Hz、バランス重視なら2000Hz、高性能PCの競技系ゲームは4000Hz、安定動作を確認できる環境だけ8000Hzを使用するのがおすすめです。





