ゲーム用Wi-Fiルーターの選び方|Wi-Fi 7は6GHz帯の有無と有線ポートで選ぶ、おすすめルーター6選【2026年版】
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有線ポートの速度と6GHz帯の有無で選ぶ
ゲーム用のWi-Fiルーターは、有線ポートの速度と、6GHz帯を使えるかどうかで選ぶのが基本です。遅延を最も確実に抑えるのは有線接続で、ルーターの有線ポートにLANケーブルでつなぐのが最も効果のある対策です。
Wi-Fiでゲームをするなら、Wi-Fi 7のなかでも6GHz帯を使えるトライバンドの製品を選んでください。Wi-Fi 7を名乗る製品でも、5GHz帯と2.4GHz帯だけのデュアルバンドのものがあり、Wi-Fi 7の特徴である320MHz幅の通信は使えません。
プロバイダーのルーターで有線接続が安定しているなら、買い替えの優先度は低めです。無線の混雑や有線ポートの速度が制限になっている場合に、必要な機能を備えた製品を選んでください。ルーター以外の遅延対策はオンラインゲームのラグ改善ガイドにまとめています。
目次
01 / 結論使い方別のおすすめルーター
02 / 判断プロバイダーのルーターのままでよい人、買い替えるべき人
市販のWi-Fiルーターを単体で買う人は、世界的に減っています。小売向けのWi-Fi機器(ルーターやメッシュなど)の世界出荷は2025年まで4年連続で減り、2021年のピークから約34%減りました。2026年1〜3月期も前年同期比で6%減です。回線事業者が配るルーターの性能が上がったことが背景にあります。
一方で、2026年1〜3月期に出荷を前年より増やしたメーカーは、ASUS、Google、AmazonのEeroの3社だけでした。ASUSの伸びは3.8%です。ゲーミングルーターやメッシュのような上位の製品に需要が集まっています。
出典:Counterpoint Research、Tom’s Hardware(メーカー別の伸び)
- ゲームはルーターの近くで有線接続している
- 同時につなぐ機器が少ない
- 借りたルーターがWi-Fi 6以上で、IPv6(IPoE)に対応している
- 家族が動画を見ているとゲームの遅延が跳ねる
- Wi-Fiが途切れる、機器が多いと不安定になる
- 借りたルーターがWi-Fi 5以前で、有線ポートが1Gbpsまで
どのルーターに替えても、ゲームサーバーまでの距離やプロバイダーの経路は変わりません。ルーターで改善できるのは、家の中の通信が混み合ったときの遅延の揺れです。
03 / 選び方ゲーム用ルーターで見るべき4つのポイント
netsh wlan show driversを実行し、「802.11be」が表示されれば対応しています。箱に書かれた「9,300Mbps」のような最大速度は、全帯域の理論値を足したもので、ゲームの快適さとは直接関係しません。見るべきなのは、有線ポートと、Wi-Fiが混み合ったときの安定性です。
出典:Wi-Fi Alliance(Wi-Fi 7)、Microsoft(WindowsのWi-Fi 7対応)
04 / 比較主なWi-Fi 7ルーターの仕様比較
同じWi-Fi 7でも、6GHz帯の有無と有線ポートの構成は製品ごとに大きく違います。
| 製品 | 6GHz帯 | WANポート | LANポート | メッシュ | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| バッファロー WSR3600BE4P | なし | 1Gbps | 1Gbps×3 | EasyMesh | Amazonで見る |
| ASUS RT-BE3600J Pro | なし | 2.5Gbps(WAN/LAN兼用×2) | WAN側と共用 | AiMesh | Amazonで見る |
| ASUS TUF Gaming BE3600 | なし | 2.5Gbps/1Gbps(兼用) | 1Gbps×3 | AiMesh | 10月9日発売 |
| NEC Aterm 7200D8BE | なし | 10Gbps | 2.5Gbps×1、1Gbps×3 | 対応 | Amazonで見る |
| バッファロー WXR9300BE6P | あり(320MHz) | 10Gbps | 1Gbps×4 | EasyMesh | Amazonで見る |
| エレコム WRC-BE100XS 10Gと6GHzを使える条件 | あり(320MHz) | 10Gbps | 10Gbps×1+1Gbps×4 | EasyMesh | Yahoo!ショッピング |
| TP-Link Archer BE550 | あり(320MHz) | 2.5Gbps | 2.5Gbps×4 | EasyMesh | Amazonで見る |
| TP-Link Archer GE800 | あり(320MHz) | 10Gbps(WAN/LAN兼用×2) | 2.5Gbps×4 | EasyMesh | Amazonで見る |
出典:バッファロー(WSR3600BE4P)、バッファロー(WXR9300BE6P)、NEC(Aterm 7200D8BE)、TP-Link(Archer BE550)、TP-Link(Archer GE800)、ASUS(TUF Gaming BE3600)
WRC-BE100XSの仕様と購入判断は10G LANとPC側の対応条件でも確認できます。
6GHz帯を使えるのは、表の8機種のうちWXR9300BE6P、WRC-BE100XS、Archer BE550、Archer GE800の4機種です。Wi-Fiでゲームをするなら、この4機種から選んでください。有線でゲームをするなら、6GHz帯がなくても、有線ポートが速いAterm 7200D8BEで十分です。
05 / 有線とWi-FiWi-Fi 7にすれば有線並みになるのか
Wi-Fi 7の新機能MLO(マルチリンクオペレーション)は、複数の帯域を同時に使って通信する仕組みです。Wi-Fi規格の業界団体Wi-Fi Allianceは、MLOの効果として速度の向上、遅延の低減、信頼性の向上を挙げています。家族が動画を見ているような混み合った状況で、ゲームの通信が途切れにくくなる効果が期待できます。
それでも、Wi-Fiは電波の状態や周りの機器の影響を受けます。壁や距離、電子レンジなどの影響がない有線接続のほうが、遅延の揺れは確実に小さくなります。FPSや格闘ゲームのように一瞬の遅延が勝敗に影響するゲームは、有線でつないでください。
2024年ごろまでのPCに載っているWi-Fiアダプターの多くはWi-Fi 6/6Eまでです。デスクトップPCなら、M.2 2230形式のWi-Fi 7カード(Intel BE200など)に交換する方法があります。Intel BE200は6GHz帯と320MHz幅に対応し、最大5.8Gbpsです。
06 / 対策有線が引けないときの選択肢
- フラットなLANケーブルを壁沿いに這わせる:最も安く確実な方法です。薄いフラット型のケーブルなら、ドアの隙間やカーペットの下を通せます。見た目が気になるなら、ケーブルモールで隠せます。
- メッシュWi-Fiのサテライトから有線でつなぐ:PCの近くにメッシュの1台を置き、そこからLANケーブルでPCにつなぎます。ルーターから遠い部屋でも、PCまでの最後の区間を有線にできます。
- Wi-Fi中継器:安価ですが、中継するぶん遅延が増えます。ゲームには向かないので、予算が限られる場合の最後の手段です。
電気の配線を使って通信するPLCアダプターは、家の配線や家電の影響で速度や安定性が大きく変わります。ゲームのために使うなら、先にフラットケーブルを検討してください。
07 / ケーブルLANケーブルはCat6Aを選べば十分
| カテゴリ | 対応する最大速度 | ゲーム用途 |
|---|---|---|
| Cat5e | 1Gbps | 1Gbpsの回線なら使える |
| Cat6 | 10Gbpsは37mまで確実、37〜55mは周囲の配線次第 | 短い配線なら使える |
| Cat6A | 10Gbps | おすすめ |
| Cat7 | 10Gbps | 太く硬く、家庭では不要 |
| Cat8 | 25G/40Gbps(最大30m) | データセンター向けで不要 |
出典:Fluke Networks(10GBASE-TとCat6)、Fluke Networks(Cat8)
ゲームの通信量は多くないので、カテゴリの数字を上げてもゲームの遅延は変わりません。10ギガの回線でも余裕があり、価格も手ごろなCat6Aを選んでください。古いケーブルは表面に「CAT5」などと印字されているので、ルーターを替える前に確認してください。
※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
08 / PC側PCの有線LANチップも確認する
マザーボードに載っているLANチップにも、過去に不具合が報告されたものがあります。IntelのI225-Vは、初期の製品で接続が切れる問題があり、後のリビジョンで修正されました。後継のI226-Vでも、ランダムに接続が切れる報告がありました。
接続が不安定なときは、まずメーカーのサイトから最新のLANドライバーを入れ直してください。Killer E3100もIntelのI225と同じ系列(開発コード名Foxville)のチップです。
出典:Tom’s Hardware(I225-V/I226-V)、Intel(Killer E3100)
09 / 製品おすすめのゲーム用Wi-Fiルーター6選
6GHzの有無、有線ポート、メッシュ構成で選べる6台です。価格や在庫は変わるため、購入前にリンク先で確認してください。




※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
ゲーム専用ポートを備えるASUSのTUF Gaming BE3600(税込21,770円)は、当初9月11日の予定でしたが、9月25日を経て10月9日に発売が延期されました。下位モデルのRT-BE3600J Proとの違いはTUF Gaming BE3600とRT-BE3600J Proの比較で解説しています。
出典:ASUS JAPAN(TUF Gaming BE3600の発売日)
10 / Wi-Fi 8Wi-Fi 8まで待つべきか
今ルーターが必要なら、Wi-Fi 8を待たずにWi-Fi 7を選んで問題ありません。Wi-Fi 8(IEEE 802.11bn)は、速度よりも遅延や電波の弱い場所での安定性を高める「超高信頼性(Ultra High Reliability)」を目標にした規格です。
規格はまだ策定の途中で、IEEEの最終承認は2028年5月、Wi-Fi Allianceの認証開始は2028年1月のCESの予定とされています。ASUSとTP-Linkは2026年9月に、策定途中の規格に基づく最初のWi-Fi 8ルーターを海外で発表しましたが、日本での発売時期は示されていません。対応するPCやスマホがそろうまでにも時間がかかります。
出典:Wi-Fi Alliance(Wi-Fi 8)、Wi-Fi NOW(策定スケジュール)、ASUS(Wi-Fi 8ルーター)、TP-Link(Wi-Fi 8ルーター)
11 / FAQよくある質問
ゲームサーバーまでのPingは、ルーターを替えても大きくは下がりません。Wi-Fi 7で改善できるのは、家の中の通信が混み合ったときの遅延の揺れです。Pingを最も確実に安定させるのは有線接続です。
製品によります。バッファローのWSR3600BE4PやNECのAterm 7200D8BEのように、Wi-Fi 7でも5GHz帯と2.4GHz帯だけのデュアルバンドの製品があります。6GHz帯を使いたいなら、トライバンドの製品を選んでください。
Wi-Fi 7で通信するには、PCのWi-Fiアダプターも対応している必要があります。Windows 11ではバージョン24H2からWi-Fi 7に対応しています。netsh wlan show driversで「802.11be」が表示されるか確認してください。
10ギガの光回線を契約しているなら必要です。1Gbpsのポートだと、そこで速度が頭打ちになります。ただしゲームの通信量は多くないので、10ギガ回線にしてもPingが直接下がるわけではありません。
PCの近くにメッシュの1台を置き、そこから有線でPCにつなぐなら向いています。ルーターから遠い部屋でも、PCまでの最後の区間を有線にできます。
家庭では不要です。Cat8はデータセンター向けの規格で、最大30mまでです。10ギガの回線でもCat6Aで足ります。
ゲーム用のWi-Fiルーターは、有線ポートの速度と、6GHz帯を使えるかで選んでください。有線でゲームをするなら10G WANと2.5G LANを備えるAterm 7200D8BE、Wi-Fiでゲームをするなら6GHz帯に対応したWXR9300BE6PやArcher BE550が候補です。
遅延を最も確実に抑えるのは有線接続です。LANケーブルはCat6Aで十分で、有線が引けない部屋はフラットケーブルかメッシュの有線接続で対応してください。











