EPOMAKER「HE30」が国内で発売|ラピッドトリガー対応の左手用30%キーボード、8,789円
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「HE30」が国内で発売、店頭価格8,789円
出典:EPOMAKER公式 HE30製品ページにもとづきます。
FPSやMOBAのように、左手をWASD周辺の移動操作、右手をマウスでの照準操作に使い分けるゲームでは、フルサイズのキーボードを置くとマウスパッドの可動域が圧迫されがちです。実際に使っているのは左手側の一部のキーだけなのに、キーボード全体の設置スペースを確保しなければならない、という状況に心当たりがある方もいるのではないでしょうか。
そうした用途に向けた左手専用デバイスとして、EPOMAKERの「HE30」が国内のPCショップで販売を開始しました。75%キーボードの左半分に相当する36キーの30%レイアウトに、ラピッドトリガー対応の磁気スイッチを搭載し、店頭価格は8,789円。White PurpleとBlack Orangeの2色展開です。
この記事では、EPOMAKER公式の製品ページと国内販売の報道内容を照らし合わせながら、キー構成やスイッチの仕様、8,000Hzポーリングレートといった性能面を整理したうえで、公式サイト内に見つかったアクチュエーションポイントの調整単位に関する記載の食い違いや、36キーという制約ゆえに向かない用途まで、購入前に押さえておきたいポイントをまとめます。
目次
サイズ75%キーボードの左半分に相当する36キー構成
HE30は「75%キーボードの左半分」に相当する30%サイズのキーボードで、キー数は36キーです。本体サイズは153×133×29mm、重量は約350gで、片手にすっぽり収まるコンパクトさが特徴です。有線接続の左手専用デバイスで、右手でマウスを操作しながら左手でWASD中心の移動・スキル操作を行うゲームでの使用を想定しています。
このサイズであれば、フルサイズやテンキーレス(TKL)のキーボードを置くよりもマウスパッドを広く使えるため、大きくマウスを振る操作が必要なゲームでも手前のスペースが窮屈になりにくいという利点があります。付属品はキーボード本体のほか、USB Type-A to Type-Cケーブル、スイッチ・キーキャッププラー、多言語マニュアル、予備スイッチ2個です。
磁気スイッチ磁気スイッチとラピッドトリガー対応
HE30に搭載されているのは、磁気の変化でキーの押し込み量を検知するホール効果センサー方式のスイッチ「Purple Magnetic Switch」です。あらかじめ決まった位置でオン・オフが切り替わる一般的なメカニカルスイッチとは異なり、押し込み量に応じてアクチュエーションポイント(反応する深さ)をソフトウェア側で細かく設定できます。この仕組みを利用し、キーを離した瞬間に素早く入力を解除する「ラピッドトリガー」機能に対応しています。
押下圧は37±5gf、底打ちまでに必要な荷重は45gf、総ストロークは3.4±0.1mmです。工場出荷時に潤滑処理が施されており、スイッチの寿命は10億回とされています。
EPOMAKER公式の製品ページでは、アクチュエーションポイントの調整単位に関する記載に食い違いが見られます。ページ冒頭の紹介文と技術仕様表(Technical Specifications)では「0.01mm単位」と記載されている一方、別のスイッチ仕様表(Switch Specifications)の1項目だけ「0.1mm単位」という異なる数値が記載されています。全体としては0.01mm単位の記載のほうが優勢ですが、どちらが正確な調整幅なのかは公式情報だけでは断定できないため、購入を検討する場合は、実際のソフトウェア画面の設定項目や、購入予定の販売店の情報であらためて確認したほうがよさそうです。
応答速度8,000Hzポーリングレートと0.125msの低遅延
HE30はポーリングレート(PCへの入力送信頻度)・スキャンレート(スイッチの状態を読み取る頻度)ともに最大8,000Hzに対応しており、公称のレイテンシー(入力遅延)は0.125ミリ秒とされています。数値上は、一般的な1,000Hzのキーボード(入力間隔1ミリ秒)よりも間隔が大幅に短くなる計算です。
ただし、こうした高ポーリングレートによる遅延短縮がどこまで体感できるかは、プレイするゲームタイトルやモニターのリフレッシュレート、プレイヤー自身の反応速度によって差があります。数値上のスペックと実際にプレイして感じる差は、必ずしも一致しない点は理解しておいたほうがよいでしょう。
入力機能SOCD・DKS・Mod Tapなど競技向けの入力機能
HE30には、格闘ゲームや対戦アクションで使われる特殊な入力処理機能も搭載されています。
筐体PBTキーキャップと吸音材による打鍵音対策
キーキャップには、印字が薄れにくいダブルショット成形のPBT樹脂を採用しています。内部のプレートはアルミニウム合金製で、基板を土台に固定せず柔軟性を持たせる「トレイマウント」構造です。あわせて、サンドイッチフォーム・IXPEスイッチパッド・PET吸音パッド・EPDMボトムフォームという複数の吸音材を組み込んだ構成になっています。バックライトはキーごとに個別制御できるRGBで、側面にはサイドライトバーも備えています。
接続接続はUSB有線のみ|ワイヤレスには非対応
HE30の接続方式は、USB Type-A – Type-C(付属ケーブル使用)による有線接続のみです。Bluetoothや2.4GHzワイヤレスのような無線接続には対応していません。ラピッドトリガーや8,000Hzポーリングレートといった性能を安定して発揮させるため、有線接続に絞った設計とみられますが、ケーブルの取り回しを気にする方や、ワイヤレス接続を前提に考えている方は事前に確認しておく必要があります。
キーの設定などを行うカスタムソフトウェアは、WindowsとLinuxに対応するWebベースのツールで、オンライン・オフラインいずれでも利用できるとされています。macOSへの対応については、公式ページ上に明記がありません。
注意点文字入力や一般作業には別のキーボードが必要
HE30はキー数が36個に絞られた左手専用デバイスのため、単体で文章の入力や日常的なPC操作をこなすことはできません。アルファベットの右半分やテンキー、記号キーの多くは搭載されておらず、レイヤー機能で一部の操作を割り当てることはできても、フルサイズキーボードの代わりにはなりません。
実際の使い方としては、普段使っているフルサイズ・TKL・65%などのキーボードと併用し、ゲームプレイ時だけHE30に持ち替える、あるいはゲーム専用機としてマウスの反対側に据え置く、という運用が前提になります。導入を検討する際は、普段使いのキーボードとは別に用意する製品である点を踏まえておく必要があります。
- FPSやMOBAで、マウス操作の可動域を広く確保したいプレイヤー
- ラピッドトリガー対応の磁気スイッチを、まずは低価格で試してみたい人
- 普段使いのキーボードとは別に、ゲーム専用デバイスを追加したい人
- 1台のキーボードで文字入力とゲームの両方を済ませたい人
- ワイヤレス接続を前提に考えている人
- アクチュエーションポイントの正確な調整単位を重視する人(公式ページの記載に食い違いがあるため)
価格価格とラピッドトリガー市場での位置づけ
国内での店頭価格は8,789円です。EPOMAKER公式サイトでは49.99ドルで販売されています。
ラピッドトリガー対応の磁気スイッチキーボードは、フルサイズやTKLモデルだと1万円台後半から2万円台の製品が中心の価格帯です。HE30はキー数を36個に絞ることで本体コストを抑えつつ、磁気スイッチやラピッドトリガーといった機能自体は維持しているため、この分野を1万円以下で試せる選択肢の1つになります。ただし前述の通り、単体では日常利用ができないため、別途キーボードを用意する前提のコストである点は考慮しておく必要があります。
スペックHE30のスペック早見表
| 項目 | 仕様 | 備考 |
|---|---|---|
| キー数/レイアウト | 36キー(30%・左手用) | 75%キーボードの左半分に相当 |
| サイズ/重量 | 153×133×29mm/約350g | |
| スイッチ | Purple Magnetic Switch(磁気ホール効果) | 工場出荷時に潤滑処理済み、寿命10億回 |
| アクチュエーションポイント | 0.1〜3.4mmで調整可能 | 調整単位は公式ページ内で「0.01mm」「0.1mm」の記載が併存(0.01mm表記が優勢) |
| 押下圧/底打ち荷重 | 37±5gf/45gf | 総ストローク3.4±0.1mm |
| ポーリング/スキャンレート | 最大8,000Hz | 公称レイテンシー0.125ms |
| 対応機能 | SOCD(Snap Key)・DKS・Mod Tap | DKSは1キーで最大4動作 |
| キーキャップ | ダブルショットPBT | OEMプロファイル |
| プレート/マウント | アルミニウム合金プレート/トレイマウント | サンドイッチフォーム等4種の吸音材 |
| バックライト | キー単位RGB+サイドライトバー | |
| 接続方式 | USB Type-A – Type-C有線 | Bluetooth/2.4GHzワイヤレスは非対応 |
| 対応OS/ソフト | Windows/Linux | Webベースの設定ソフトウェア |
| カラー | White Purple/Black Orange | |
| 価格 | 店頭価格8,789円 | EPOMAKER公式は49.99ドル |
※スペックはEPOMAKER公式製品ページおよび国内販売関連の報道にもとづきます。価格は2026年7月時点の情報です。
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HE30本体に加えて、36キーの左手専用デバイスでは物足りない、フルサイズに近いレイアウトでラピッドトリガーを試したいという方向けの選択肢もあわせて紹介します。価格は変動するため、購入前に必ずリンク先で最新情報を確認してください。
まとめまとめ|36キーに絞った左手専用のラピッドトリガーキーボード
EPOMAKER HE30は、75%キーボードの左半分に相当する36キーの30%レイアウトに、ラピッドトリガー対応の磁気スイッチ、8,000Hzポーリングレート、SOCD・DKS・Mod Tapといった競技向け機能を詰め込んだ左手専用キーボードです。国内での店頭価格は8,789円で、ラピッドトリガー対応の磁気スイッチキーボードとしては手を出しやすい価格帯に入ります。
接続はUSB有線のみでワイヤレスには対応せず、36キーという構成上、文字入力や日常的な作業には別のキーボードが必要です。あくまでゲームプレイ時にマウス操作のスペースを広く確保するための専用デバイスとして検討する製品といえます。また、公式ページのアクチュエーションポイント調整単位の記載には「0.01mm」と「0.1mm」という食い違いがあるため、正確な調整幅を重視する場合は、購入前にソフトウェアの設定画面や販売店の情報であらためて確認してください。





