GIGABYTEの40周年記念マザーボード「X870 AORUS INFINITY」が発売|DDR5-11400対応のOC特化モデル【2026年7月】
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「X870 AORUS INFINITY」がDDR5-11400対応で登場
GIGABYTEが創設40周年を記念したマザーボード「X870 AORUS INFINITY」を2026年7月17日に発売しました。税込14万8,000円前後という価格は、一般的なゲーミングマザーボードとは一線を画します。
メモリスロットを2基に絞り込み、最大DDR5-11400のオーバークロックに対応する設計、サーバーグレードの10層PCB、18+2+2フェーズの電源回路など、通常のゲーミング用途向け製品とは異なる方向性を持っています。
本記事では、スペックの詳細とキャンペーン内容を整理したうえで、この価格が「誰に向けた製品なのか」を検証します。
目次
40周年記念GIGABYTE創設40周年を記念したX870マザーボード
X870 AORUS INFINITYは、AMD X870チップセットを搭載したE-ATX規格のマザーボードです。
AM5ソケットを採用し、Ryzen 9000/8000/7000シリーズのプロセッサーに対応します。GIGABYTEの創設40周年を記念した製品であり、通常のハイエンドマザーボードとは異なる、オーバークロックに特化した構成が採用されています。
国内では2026年7月17日から販売が始まり、市場想定価格は税込14万8,000円前後。秋葉原のPCパーツショップでも入荷が確認されています。
メモリ設計メモリスロットを2基に絞りDDR5-11400に対応
X870 AORUS INFINITYで特に目を引くのが、メモリスロットを2基だけ搭載している点です。
一般的なE-ATX/ATXマザーボードでは4基のDDR5メモリスロットを備える製品が多くあります。これに対して本製品は、搭載できるメモリ枚数を減らす代わりに、配線や信号品質を最適化して高クロック動作を狙う設計です。
基板には、メモリ信号への干渉を抑える「Shielded Memory Routing」と、サーバーグレードの10層PCBを採用。オーバークロック時には最大DDR5-11400のメモリ速度をサポートします。
大量のメモリを搭載する用途よりも、高クロックメモリから可能な限り性能を引き出したいユーザーを想定した製品といえます。
ゲーム最適化Ryzen X3D向けの「X3Dターボ・モード2.0」を搭載
ゲーム性能を重視する機能として、Ryzen X3Dシリーズ向けの「X3Dターボ・モード2.0」も搭載されています。
X3Dターボ・モード2.0は、Ryzenの動作やメモリ設定などを最適化し、対応環境でゲーム性能を引き上げる機能です。複雑な設定を個別に変更するのではなく、簡単な操作で最適化を適用できます。
ただし、実際に得られる効果は、使用するCPUやメモリ、ゲーム、グラフィックスカードなどによって異なります。機能を有効にすれば、すべてのゲームで一律に大きくフレームレートが向上するわけではない点には注意が必要です。
電源・冷却18+2+2フェーズ電源と大型ヒートシンクを採用
電源回路には18+2+2フェーズのデジタル電源設計を採用しています。
VRM部分には大型ヒートシンクを搭載し、M.2 SSD用ヒートシンクと一体化した「M.2 Thermal Guard Ext.」も備えています。高性能CPUや高速メモリを長時間動作させる環境を想定し、電源供給と冷却性能の両面を強化した構成です。
拡張スロットは、グラフィックスカード用のPCI Express 5.0 x16スロットに金属製の補強構造を採用。大型化・重量化が進むハイエンドグラフィックスカードを搭載する際の負荷にも配慮されています。
ストレージPCIe 5.0対応M.2スロットを2基搭載
ストレージ用には、PCI Express 5.0対応M.2スロットを2基、PCI Express 4.0対応M.2スロットを1基搭載しています。
すべてのM.2スロットにヒートシンクが用意されており、高速SSDの発熱による性能低下を抑えられます。また、「M.2 EZ-Latch Plus」「M.2 EZ-Latch Click」により、M.2 SSDやヒートシンクをネジなしで着脱できます。
グラフィックスカード用スロットにも「PCIe EZ-Latch Up」を採用。ロック部分を直接指で押しにくい大型グラフィックスカード装着時でも、比較的簡単にカードを取り外せます。
高価格帯の製品らしく、性能だけでなくPCを組み立てる際の作業性にも配慮されています。
接続性USB4や5GbE、Wi-Fi 7にも対応
外部接続機能として、リアパネルに最大40GbpsのUSB4 Type-Cポートを搭載します。
ケース前面用には最大20GbpsのUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cヘッダーを備え、最大65WのUSB Power Deliveryにも対応しています。
ネットワーク機能は、Realtek製5GbE有線LANとWi-Fi 7を搭載。Bluetooth 5.4にも対応しています。
Wi-Fiアンテナには、ケーブルを磁石で着脱できる「WIFI EZ-Mag」を採用。従来のように小さなコネクターを回して固定する必要がなく、PCの設置や移動がしやすくなっています。
そのほか、CPUを取り付けなくてもBIOSを更新できる「Q-Flash Plus」や、冷却ファンを制御する「Smart Fan 6」なども利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | X870 AORUS INFINITY |
| フォームファクター | E-ATX |
| CPUソケット | AMD Socket AM5 |
| チップセット | AMD X870 |
| 対応CPU | Ryzen 9000/8000/7000シリーズ |
| メモリスロット | DDR5×2(最大128GB) |
| メモリOC | 最大DDR5-11400 |
| 電源回路 | 18+2+2フェーズ |
| M.2 | PCIe 5.0×2、PCIe 4.0×1 |
| 有線LAN | Realtek 5GbE |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| 主なUSB | USB4 Type-C 40Gbps、USB 3.2 Gen 2×2 Type-C 20Gbps |
| 国内発売日 | 2026年7月17日 |
| 市場想定価格 | 税込14万8,000円前後 |
価格の妥当性14万8,000円という価格をどう見るか
X870 AORUS INFINITYの税込14万8,000円前後という価格は、一般的なゲーミングPC用マザーボードとして考えると非常に高額です。
ゲームを快適にプレイすることだけが目的なら、より安価なX870/X870E/B850マザーボードでも十分な環境を構築できます。マザーボードに予算を集中させるより、グラフィックスカードやCPUを上位モデルに変更したほうが、ゲームのフレームレートに直接反映されやすいでしょう。
一方で、本製品はコストパフォーマンスを重視したモデルではありません。
メモリスロットを2基に限定したOC特化構成、DDR5-11400への対応、10層PCB、高性能な電源回路など、通常のゲーミングマザーボードとは異なる方向を目指しています。
キャンペーン対象グラフィックスカードとの同時購入キャンペーンも実施
GIGABYTEは発売を記念し、「INFINITY 40周年記念キャンペーン」を実施しています。
X870 AORUS INFINITYと対象のINFINITYシリーズグラフィックスカードを同時に購入し、製品登録と応募を行うと、組み合わせに応じて限定デザインのQUOカードが進呈されます。
RTX 5090またはRTX 5080搭載モデルとの組み合わせでは1万円分、RTX 5070 TiまたはRTX 5070搭載モデルとの組み合わせでは5,000円分が対象です。
購入対象期間は2026年9月27日まで、応募期間は10月11日までです。日本国内向けの正規流通品が対象で、中古品や並行輸入品は対象外となります。
おすすめパーツ本製品を選ぶ場合・予算をゲーム性能に振る場合
ここまでの内容を踏まえたうえで、実際にX870 AORUS INFINITYを検討したい方向けに購入先を掲載します。
一方、本文で触れた通り、本製品はオーバークロックや所有感を重視する製品で、通常のゲーミング用途に最適化されたコストパフォーマンス型ではありません。同じ予算をゲーム性能に直結させたい場合は、堅実なAM5マザーボードとRyzen X3D CPUの組み合わせのほうが効果を実感しやすいでしょう。


まとめまとめ|X870 AORUS INFINITYは誰のための製品か
X870 AORUS INFINITYは、GIGABYTE創設40周年を記念して投入された、オーバークロック特化型のハイエンドマザーボードです。
最大の特徴は、メモリスロットを2基に絞り、最大DDR5-11400という高速メモリに対応した点にあります。18+2+2フェーズの電源回路や10層PCB、USB4、5GbE、Wi-Fi 7など、周辺仕様も充実しています。
一方、税込14万8,000円前後という価格を考えると、一般的なゲーミングPCに積極的におすすめできる製品ではありません。
実用性やコストパフォーマンスよりも、メモリのオーバークロック性能や特別な設計、40周年記念モデルとしての所有感を重視する、限られた自作PCユーザーに向けた一枚といえます。
X870 AORUS INFINITYは2026年7月17日発売、税込14万8,000円前後。メモリ2基構成での最大DDR5-11400対応、10層PCB、18+2+2フェーズ電源が特徴のOC特化モデルです。
INFINITYシリーズグラフィックスカードとの同時購入キャンペーン(最大1万円分QUOカード、購入期限9月27日・応募期限10月11日)も実施中です。単に快適なゲーム環境が目的なら、予算はGPU・CPUに振り向けたほうが効果を実感しやすい点は留意してください。





