Thermaltake MAGCurve 360 Ultra ARGB Syncは買いか|52,980円・10月23日発売【2026年10月】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
52,980円・10月23日発売、画面に払う約5.3万円の価値
Thermaltake MAGCurve 360 Ultra ARGB Syncは、ポンプヘッドに6.67型の曲面AMOLEDを載せた360mmの簡易水冷CPUクーラーです。国内代理店のアスクが2026年10月16日に発表し、発売は10月23日、予想市場価格は税込52,980円前後(ホワイトは53,980円前後)です。
価格は画面に対するもので、冷却性能そのものを買う製品ではありません。Core i7-14700Kの実測では、Cinebench R23の8スレッド負荷で平均76℃・最大84℃まで上がり、比較に並べた水冷の中での順位が下がりました。Ryzen 7 7800X3Dの実測では、ファンとポンプを全開にしてPrime95を30分かけても平均60.2℃です。
画面を実際に使い、ガラスサイドパネルのケースで見せるビルドなら選ぶ理由があります。画面を使わないなら、同じ予算でもっと冷える水冷が選べます。

目次
価格発売日は10月23日、価格は税込52,980円前後から
アスクの発表では、ブラックの「MAGCurve 360 Ultra」とホワイトの「MAGCurve 360 Ultra Snow Edition」の2モデルが10月23日に発売されます。国内の価格は、アスクが示す予想市場価格です。
| 製品名 | 型番 | 予想市場価格(税込) |
|---|---|---|
| MAGCurve 360 Ultra(ブラック) | CL-W453-PL12SW-A | 52,980円前後 |
| MAGCurve 360 Ultra Snow Edition ホワイト | CL-W454-PL12SW-A | 53,980円前後 |
予想市場価格は、販売店が付ける実売価格とは違います。ホワイトのほうが1,000円高く、色の選択で価格が変わります。国内の保証年数は、アスクの発表と製品ページには書かれていません。注文前に、購入先の商品ページで保証期間と初期不良の窓口を確かめてください。
画面6.67型・2240×1080の曲面AMOLEDは左右で分けて使える
ポンプカバーの画面は、6.67型で解像度2240×1080(SPR方式)の曲面AMOLEDです。CPU温度や使用率などのシステム情報のほか、画像や動画も映せます。設定は専用の「TT RGB PLUS」で行い、表示エリアを左右に分割して、片側に温度、もう片側に動画といった使い分けができます。

ソフトは天気と時刻の表示や、JPG・GIF・PNG・MP4・MOV・AVIの読み込みに対応します。テキストから背景を作る「AI Forge」もありますが、使うにはAPIキーの入力が必要で、費用はAPIの契約先で決まります。
画面を動かすには、マザーボードの内部USB 9ピンが必要です。実機レビューでは、画面用にSATA電源のケーブルも必要とされているため、電源ユニットのSATAコネクタの空きも確かめてください。ほかにポンプ用とファン用の4ピン、LED用の3ピンも使うので、小型マザーボードではヘッダーの空きを先に数えておいてください。ソフトの対応OSはWindows 10と11です。
ファンブレードを付け替えて吸気向きにでき、ファンは磁石でつながる
付属の「TOUGHFAN EX 120 ARGB Sync」は、ファンブレードを外せる作りです。交換用のリバースブレードが付属するので、ラジエーターを吸気向きに付けたいときも、ファンを買い足さずに済みます。ファン同士は「MagForce 2.0」の磁気コネクタでつなぎ、数珠つなぎにできるため、ファン周りの配線が減ります。
ただし、標準ブレードとリバースブレードでは公称値が違います。
| 項目(ファン1基あたり) | 標準ブレード | リバースブレード |
|---|---|---|
| 風量 | 77.60CFM | 75.80CFM |
| 静圧 | 3.95mmH₂O | 3.64mmH₂O |
| 騒音 | 32.80dBA | 35.10dBA |
リバースブレードは風量と静圧がわずかに下がり、騒音の公称値は2.3dBA上がります。吸気向きにしたいケースの事情があるときの選択肢で、標準ブレードのまま使えるなら、そちらのほうが静かで風も出ます。ファンの回転数は500〜2,500rpmのPWM、ポンプは1,500〜3,300rpmのPWMです。
冷却冷却は測定条件で評価が分かれ、14700Kの8スレッド負荷では順位が下がる
冷却の実測は海外のレビューで出ています。2026年5月のレビューは、Core i7-14700Kで測っています。測定はケース側に140mmファン4基、室温21℃、ファンカーブはBIOS標準かそれと同等の設定で、温度はHWiNFOで記録しています。
| 負荷(Cinebench R23) | 平均温度 | 最大温度 |
|---|---|---|
| 4スレッド | 63℃ | 74℃ |
| 8スレッド | 76℃ | 84℃ |
4スレッドでは、比較に並べた360mm水冷の中位上位に入りました。8スレッドでは順位が下がり、レビューは27mm厚のラジエーターの限界が出始めたと評価しています。14700Kのレビューの総合評価は、画面を高く評価する一方、価格は画面分で、冷却は価格のわりに中位という内容です。
別のレビューでは、Ryzen 7 7800X3DにPrime95を30分かけ、ケースファンを50%に固定したうえで、クーラーのファンとポンプの回転を変えて測っています。ファンとポンプを全開にした条件の平均は60.2℃です。ファン100%のままポンプを75%に落とすと61.1℃、ファンを50%にした条件ではポンプ100%で63.1℃、75%で63.5℃でした。ポンプを75%に絞っても上がり幅は0.4〜0.9℃に収まり、レビューは75%のほうが音がはっきり静かだったとしています。ただしCPUと負荷が違うため、上の表とは並べて比べられません。
上の表はCore i7-14700K、直前の段落はRyzen 7 7800X3Dでの、それぞれ1台のCPUの結果です。ファンの設定やケースが両者で異なり、騒音をそろえた比較でもありません。Ryzen 9 9950X3Dなど、発熱の出方が違うCPUの温度は、この数字から決められません。メーカーの仕様に載るTDP 365Wも公称値で、実際に冷やせる温度の保証ではありません。
適合ラジエーターとファンの厚さは約52mm
| 確認項目 | MAGCurve 360 Ultraの仕様 |
|---|---|
| Intelソケット | LGA1851 / 1700 / 1200 / 1156 / 1155 / 1151 / 1150ほか |
| AMDソケット | AM5 / AM4ほか |
| ラジエーター | 396×120×27mm(アルミ) |
| ファン | 120×120×25mm(3基) |
| ファン込みの厚さ | 約52mm(27+25mmの単純合算) |
| チューブ | 460mm(ゴム) |
| 水枕 | 銅製ベースプレート |
AM5・AM4のRyzenと、LGA1851・LGA1700のCore Ultra・Coreのどれにも取り付けられます。52mmはネジやチューブの曲がりを含まない基本の数字です。ポンプヘッドと画面の外形はメーカーが公表しておらず、海外のレビューでは幅77×奥行き114×高さ126mmと実測されています。背が高い分、メモリ周辺の余裕は実物で確かめる必要があります。
Fractal Design Summitは天面に収まる
Summitの公式サポートでは、天面360mmラジエーターの上限は長さ404mm・幅135mm・ファン込み厚63mmです。396×120×約52mmは3方向とも収まり、余裕は長さ8mm、幅15mm、厚さ約11mmです。
CORSAIR 4000D AIRFLOWは前面だけが候補
4000D AIRFLOWは、前面に最大360mm、天面は最大280mmまでです。MAGCurveを付けられるのは前面です。前面に付けるときは、グラフィックボードの先端とラジエーターの隙間を測ってください。
手持ちのケースが上の2つ以外のときは、仕様表で「ラジエーター対応位置」と「最大厚さ」を探し、396mmと約52mmを当てはめます。そのうえで、ケースを開けて次の3点を測ります。
- メモリとVRMヒートシンクの上端から天面までの距離が52mm以上あるか。
- 前面に付けるときのGPU先端とラジエーターの隙間。
- ポンプヘッドの背の高さに対して、メモリやCPU周りに余裕があるか。
比較MSI E15 360との価格差は26,000円、画面付きの安い水冷とは約1.7万円差
6.67型のAMOLEDを載せた国内の360mmには、MSI MEG CORELIQUID E15 360があります。市場想定売価は78,980円で、MAGCurveより26,000円高くなります。MSIは水冷本体の保証が6年、画面が2年で、ラジエーター厚は30mmです。MAGCurveの27mmより3mm厚くなります。
| 製品 | 画面 | 国内の価格 |
|---|---|---|
| Thermaltake MAGCurve 360 Ultra | 6.67型・2240×1080・曲面AMOLED | 52,980円前後(予想市場価格) |
| MSI MEG CORELIQUID E15 360 | 6.67型・2240×1080・曲面AMOLED | 78,980円(市場想定売価・10月30日発売) |
| CPS DX360 Pro ARGB Display | 4インチIPSを2枚 | 35,979円(TSUKUMO・10月3日時点) |
| Cooler Master MasterLiquid Core LCD 6インチ 360 | 6インチTFT LCD(960×480) | Amazon.co.jpの商品ページで確認 |
AMOLEDの大画面にこだわるなら、同じ6.67型で26,000円安いMAGCurveが先に候補になります。MSIは保証の長さと外装の質感に価値を置く人向けです。一方、画面付きでよければ、CPS DX360 Proとの差は約1.7万円です。AMOLEDの画質と、ファンブレードの付け替えにその差を払うかが分かれ目です。
冷却を優先する場合は、画面のない360mmのほうが予算に合います。たとえばARCTIC Liquid Freezer III Pro 360は、ラジエーターが38mm厚です。MAGCurveの27mmより厚いぶん、必要なケースの空きも増えます。
購入10月23日の発売前は、国内で買える画面付き360mmと比べる
下のカードは、MAGCurve 360 Ultra本体と、すぐ買える画面付きの360mm、冷却を優先する画面なしの360mmです。画面を使うか、冷却を取るかで選んでください。


※価格・在庫・構成は変動します。最新情報は各商品ページでご確認ください。
FAQMAGCurve 360 Ultraの購入前によくある疑問
まとめ画面を使うなら候補、冷却だけなら別の水冷
MAGCurve 360 Ultra ARGB Syncは、6.67型の曲面AMOLEDを52,980円前後で使える360mm簡易水冷です。同じ画面サイズのMSI E15 360より26,000円安く、ファンブレードを付け替えて吸気向きにもできます。海外の実測は、14700Kの8スレッドでは順位が下がり、7800X3Dのファン全開では平均60.2℃と、条件で評価が割れています。画面にお金を払う製品です。
見せるビルドで画面をよく使う人は、10月23日の発売後に購入先の保証条件を確かめて選べます。冷却だけが目的なら、画面のない360mmが予算に合います。
あわせて読みたい
出典:アスク 新製品発表(2026年10月16日) / アスク MAGCurve 360 Ultra ARGB Sync 製品情報 / Thermaltake 公式 製品仕様 / GeekaWhat 実測レビュー(2026年5月12日) / Basic Tutorials 実測レビュー / Overclocking.com 実測レビュー / MSI MEG CORELIQUID E15 360 プレスリリース / Summit搭載上限 / CORSAIR 4000D AIRFLOW 公式





