Formula V Line Crystal Z3の特徴と日本発売・価格|底面吸気と回転式PCIeブラケットの注意点
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ガラス越しにグラフィックボードを見せたい一方で、底面ファンの取り付けや掃除にも手間をかけたくない。Formula V LineのCrystal Z3は、その両方に対応するATXミドルタワーケースです。
背面PCIeブラケットを90度回転でき、底面ファンブラケットはねじ2本で取り外せます。初回出荷のCrystal Z3 Plusは底面2基・背面1基の120mmファンを標準搭載し、米国希望小売価格は黒79.99ドル、白89.99ドルです。
ただし、電源はケーブルを含めて140mm以下という厳しい条件があります。2026年10月29日時点で、国内発売日・円建て価格は未確認です。国内保証付きで組みたい人は国内販売条件の案内を待つのが無難です。

目次
日本発売・価格とPlus版の違い
米国では2026年10月27日からNeweggでCrystal Z3 Plusのブラックとホワイトを販売する発表です。白は黒より10ドル高く、米国希望小売価格をそのまま日本の支払額には置き換えられません。個人輸入では送料・税金・返品費用も確認してください。
シリーズにはCrystal Z3とCrystal Z3 Plusがあり、PA2 ARGB PWMファン3基の標準搭載はPlusの仕様です。通常版にも同じファンが付くと考えて注文しないでください。初回出荷として案内されたのはPlusの黒・白で、通常版の発売条件や価格とは区別が必要です。
海外から購入する場合は、配送先に日本を指定できるか、保証の受付先はどこかを販売店に確認してください。メーカーの保証期間は地域によって異なります。急いで組むなら、国内の販売店・保証条件が分かるケースを選ぶ方が予定を立てやすくなります。
底面吸気は取り付けと清掃のしやすさが利点
下部の前面・側面に設けた吸気口から、底面ファンへ空気を取り込みます。ガラス面を大きく保ちながら、底面側に吸気経路を設けた構造です。Plusでは底面2基を吸気、背面1基を排気に使う構成が基本になります。
底面のファンブラケットはねじ2本で取り外せます。ファンをケース内の狭い場所で固定する作業を減らせるほか、ナイロンフィルターの掃除のためにファン自体を外す必要がありません。天面・底面・側面のフィルターとクイックリリース式パネルも備えます。
冷却の強さは、ファンの数だけでは決まりません。GPUの消費電力、回転数、室温、設置場所で変わるため、構造だけを根拠に別のケースより低温・静音とは判断できません。底面の吸気口をふさがない場所に置き、組み立て後に普段遊ぶゲームで温度と音を確認してください。
回転式PCIeブラケットでもライザーは別に確認
背面のPCIeブラケットは90度回転でき、GPUの横置きと縦置きを切り替えられます。GPUのファン面をガラス側に向けて見せたい人に向く仕組みです。
縦置きには対応するPCIeライザーが必要です。購入セットの付属品、対応PCIe世代、ケーブル長、固定穴位置を確認してください。ライザー代もケース代と合わせて予算に入れます。
GPU長425mmは厚みや補助電源ケーブルの余裕まで保証する数字ではありません。縦置きではGPUファン面とガラスの間隔、底面ファンとの干渉、映像端子へのアクセスも確認が必要です。大型GPUを使うなら、横置きでの収まりと縦置きの固定条件を別々に確認してください。
対応寸法は電源とケーブルが最優先
| 項目 | Crystal Z3シリーズの仕様 |
|---|---|
| 対応マザーボード | ATX/Micro ATX/Mini-ITX |
| ケース寸法 | 465×238×470mm(公式記載順) |
| GPU最大長 | 425mm |
| CPUクーラー最大高 | 180mm |
| 電源 | ケーブルを含めて140mm以下 |
| 天面ラジエーター | 最大360mm |
| 120mmファン搭載数 | 最大8基(天面3・背面1・底面2・側面2) |
| Plus標準ファン | PA2 120mm ARGB PWM×3基(底面2・背面1) |
| ドライブ | 2.5型SSD×2+3.5型HDD×2 |
| 前面端子 | USB Type-C 10Gbps×1、USB 3.0×1、USB 2.0×1、HD Audio |
奥行き140mmの電源なら必ず入る、という意味ではありません。公式仕様の上限にはケーブルが含まれます。電源本体が140mmなら、コネクターやケーブルの曲げに必要な余裕を別途取れるか、販売店またはメーカーへ構成を示して確認する必要があります。既存電源を流用する人ほど、注文前の確認が重要です。
天面360mmラジエーターも、ファンを含めた厚みやマザーボード上部との干渉は組み合わせ次第です。ケースの対応サイズだけで決めず、ラジエーター実寸、ファン厚、メモリ・VRMヒートシンクの位置を照合してください。Type-Cの10Gbps接続を使うには、マザーボード側の対応する内部端子も必要です。
NZXT H6 Flow RGB・CORSAIR 3500X ARGBとの違いで選ぶ
電源を流用したい人は、国内代理店が扱うNZXT H6 Flow RGBも比較候補です。GPU最大長は365mmでCrystal Z3より60mm短い一方、電源対応は最大200mmです。ただし、両社でケーブル込みかどうかの条件が異なるため、電源用の余白が単純に60mm増えるとは考えないでください。
H6 Flow RGBは斜めに配置した120mm RGBファン3基を標準搭載し、幅は287mm。Crystal Z3の238mmより49mm広いため、机上の置き場所も判断の分かれ目です。長いGPUと横幅の抑制、底面ブラケットの着脱を重視するならCrystal Z3、長い電源の流用と国内窓口を重視するならH6 Flow RGBを検討できます。冷却性能の優劣を寸法差から決めることはできません。
| ケース | GPU最大長 | CPUクーラー最大高 | 幅 | 標準ファン |
|---|---|---|---|---|
| Crystal Z3 Plus | 425mm | 180mm | 238mm | 120mm ARGB×3 |
| NZXT H6 Flow RGB | 365mm | 163mm | 287mm | 120mm RGB×3 |
| CORSAIR 3500X ARGB | 410〜425mm(資料で異なる) | 170mm | 240mm | 120mm ARGB×3 |
CORSAIR 3500X ARGBは幅240mmがCrystal Z3とほぼ並ぶ、国内で買える代替候補です。底面ファンの搭載やPCIプレートの回転によるGPU縦置き(ライザーは別売)にも対応し、前面の支柱がないラップアラウンドガラスで見せる構成に向きます。GPU最大長は製品ページが425mm、公式マニュアルが410mmと記載が分かれるため、410mmを超えるGPUを使う人は購入前に販売店へ確認してください。CPUクーラーは170mmまでなので、背の高い空冷を載せる人はCrystal Z3の180mmとの差に注意してください。
Crystal Z3のよくある質問
まとめ|電源の収まりが確認できてから選ぶ
Crystal Z3 Plusは、底面ファンの取り付け・清掃とGPUの見せ方を重視する人に向くケースです。標準ファン3基、GPU最大425mm、天面360mmラジエーター対応でも、電源はケーブル込み140mm以下が条件になります。まず手持ち電源と配線を照合し、縦置きならライザーを含む総額、国内販売なら保証窓口まで分かってから選んでください。
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出典:Formula V Line 製品仕様 / Formula V Line発表原文(TechPowerUp掲載) / Formula V Line 販売窓口 / NZXT国内代理店 H6 Flow RGB仕様 / NZXT H6シリーズ組み立てガイド / CORSAIR 3500X ARGB 製品仕様 / CORSAIR 3500X 公式マニュアル(確認日:2026年10月29日)




