ウィッチャー3 リマスターのパストレーシングを場所別に切り替える方法|Dynamic Region Graphicsの設定【2026年10月】
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地域と屋内・屋外ごとに選べる。部屋や地点ごとの指定はできない
『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』は、9月29日にPC版へパストレーシングが入りました。見た目は大きく変わりますが、フレーム生成なしで60fpsを超えるGPUは限られ、場所によっては通常のレイトレーシングと差が小さく見えます。
「重い場所だけパストレーシングを切れるのか」への答えは、地域と屋内/屋外の単位ならできる、です。MOD「Dynamic Region Graphics」で、ヴィジマやスケリッジ諸島などの地域ごと、屋内と屋外ごとに、デフォルト・レイトレーシング・パストレーシングを割り振れます。戦闘中だけ設定を戻す機能もあります。
ただし、特定の部屋や街区だけを指定する機能はなく、ノヴィグラドとヴェレンは1つの項目です。公開から日が浅い版数1.0.0で、fpsがどれだけ上がるかの数字も示されていません。割り振りは、自分のGPUで同じ場所を見比べながら決めます。

目次
要点何を切り替えられて、何ができないか
選べるのは「デフォルト(プレイヤー設定)」「レイトレーシングを強制」「パストレーシングを強制」の3つです。パストレーシングを使いたくない場所には、デフォルトを割り当てます。
| 項目 | できること | できないこと |
|---|---|---|
| 地域ごとの割り振り | ヴィジマ(王城と中庭)、ホワイト・オーチャード、ノヴィグラド&ヴェレン、スケリッジ諸島、ケィア・モルヘン、トゥサン(血塗られた美酒)、特殊な世界(霧の島、スパイラル、千の物語の国、その他)に、3つのどれかを選ぶ | ノヴィグラドとヴェレンを別々に選ぶこと。街区や特定の部屋だけの指定 |
| 屋内と屋外 | 各地域で、屋内(家屋・広間・洞窟)と屋外(オープンワールド・街路)を別々に選ぶ。特殊な世界は地域ごとに1つ | 屋内の部屋ごとの切り替え |
| アップスケーラー | パストレーシング時とレイトレーシング時で、使用中のDLSS・FSR 2・XeSSの品質を別々に選ぶ(自動・品質・バランス・パフォーマンス・ウルトラパフォーマンス、またはデフォルト) | アップスケーラーの種類そのものの切り替え |
| 戦闘中 | 戦闘に入るとデフォルトの設定へ戻し、戦闘が終わると地域の割り振りに戻る | 戦闘中だけ別の画質を選ぶこと |
| レイトレーシングの中身 | 「強制」を選ぶと、レイトレーシングの照明・反射・影・アンビエントオクルージョンがすべてオンになる | 品質の段階を選ぶこと。反射だけを有効にすること |
出典:Nexus Mods「Dynamic Region Graphics」(BloodySupport、2026年10月16日)、GitHub「W3Mod_DynamicRegionGraphics」(README、スクリプト、設定XML、日本語表示の文言)
「デフォルト(プレイヤー設定)」は、MODを使う前に自分で決めた通常のグラフィック設定に戻す指定です。パストレーシングもレイトレーシングも使いたくない場所は、通常のグラフィック設定をレイトレーシングなしにしたうえで、そこにデフォルトを割り当てます。「強制」はレイトレーシングの項目をまとめてオンにするので、軽い設定だけを選ぶ使い方はできません。
導入導入と削除の手順
対応は、DirectX 12で動くNext-Gen版のバージョン5.00以降です。パッチ5.01で動くかどうかは、作者の説明にありません。
- Nexus Modsの配布ページからzipをダウンロードする
- zipの中の「bin」フォルダーと「mods」フォルダーを、ウィッチャー3のインストール先(ゲームのルートフォルダー)へそのまま展開する。VortexやMod Organizer 2から入れてもよい
- ゲームを起動し、「Options」→「Gameplay」にある「地域別動的グラフィック」(英語表示ではDynamic Region Graphics)を開く
- 一般設定の「Modを有効化」がオンか確かめる。「通知を表示」をオンにすると、切り替わるたびに画面へ「[DRG] 地域名(屋内/屋外):プロファイル名」と出るので、見比べに使える
作者の説明では、dx12filelist.txtの書き換えとScript Mergerは要りません。18言語に対応していて、日本語の表示も用意されています。
外すときは、次の2つを消します。
- 「The Witcher 3\mods」の中の modDynamicRegionGraphics フォルダー
- 「The Witcher 3\bin\config\r4game\user_config_matrix\pc」の中の modDynamicRegionGraphics.xml
出典:Nexus Mods「Dynamic Region Graphics」(BloodySupport、2026年10月16日)、GitHub「W3Mod_DynamicRegionGraphics」(README、スクリプト、設定XML、日本語表示の文言)
仕組み通常のグラフィック設定を先に軽くしておく理由
このMODは、切り替えのたびにゲームのグラフィック設定を書き換えて、設定ファイルに保存します。戦闘中とデフォルトの場所では、ゲームを起動してから最初に読み込んだ設定へ戻します。そのため、通常のグラフィック設定がパストレーシング入りのままだと、デフォルトを割り当てた場所もパストレーシングになります。
パストレーシングの割り当て地域でゲームを終えると、その設定が保存されます。次の起動では、保存された設定が「デフォルト」として読み込まれる作りです。ゲームを終えるときは、デフォルトの地域に立つか、起動後に通常のグラフィック設定を確かめてください。
通常のグラフィック設定は、レイトレーシングなしの軽い状態にしておきます。そのうえで、見せ場にしたい地域だけをレイトレーシングやパストレーシングに割り当てると、戦闘中のfpsも保てます。MODを外す前も、通常のグラフィック設定の状態を確かめます。外した時点で最後に適用されていた設定が、そのまま残るためです。
出典:GitHub「W3Mod_DynamicRegionGraphics」(README、スクリプト、設定XML、日本語表示の文言)のスクリプト(DynamicRegionGraphicsManager.ws)
設定どこでパストレーシングを使うか|GPU別の割り振り方
ノヴィグラドとヴェレンは同じ項目なので、街と荒野で別の設定にはできません。街でfpsが足りないときは、荒野もまとめてレイトレーシングへ下げるか、パストレーシングのまま、アップスケーラーの品質を下げて合わせます。
| GPUの目安 | 割り振りの例 | 根拠 |
|---|---|---|
| RTX 5070 Ti以上 | ノヴィグラド&ヴェレン以外の屋外はパストレーシング。ノヴィグラド&ヴェレンと屋内はレイトレーシング | フレーム生成なしで60fpsを超えたのは、1080p(Quality)のRTX 5090・RTX 5080(62fps)・RTX 5070 Ti(61fps)だけ |
| RTX 5070・RX 9070 XTクラス | パストレーシングは見比べて差が大きい地域の屋外だけ。ほかはレイトレーシングかデフォルト | RX 9070 XTは1080pのパストレーシングでも43fps |
| RTX 5060 Ti・RX 9060 XT・Arc B580 | パストレーシングは割り当てず、見せたい地域だけレイトレーシング | パストレーシングはRX 9060 XTで24fps以下、Arc B580で14fps以下 |
出典:13GPUのベンチマーク(元の測定はTechSpotのThe Witcher 3 Remastered benchmarks)
割り振りは、次の順で決めると手戻りが少なくなります。
- 通常のグラフィック設定を、レイトレーシングなしにする
- 上の表のGPUの目安どおりに、地域・屋内・屋外へ初期の割り振りを入れる
- GPUに余裕がある場合だけ、パストレーシングを割り当てる地域を増やす
- 同じ場所・同じ視点・同じ時間帯で、fpsと見た目を見比べる。差が小さければレイトレーシングのまま、大きければパストレーシングに戻す
- パストレーシングを残す場所だけ、「パストレーシング時のアップスケーリング品質」を1段下げる設定を試す
フレーム生成を使う場合は、生成前のfpsが50〜60あることが快適に使う目安です。生成前のfpsを測ってから、切り替えの割り振りを決めてください(13GPUのベンチマーク)。
比較場所別の切り替え・反射回数MOD・設定ダウンの使い分け
| 手段 | 軽くなるもの | 向いている人 |
|---|---|---|
| 場所別の切り替え(このMOD) | パストレーシングを使わない場所のぶんだけ。数字は示されていない | 景色の映える場所ではパストレーシングを残したい人 |
| 反射回数を減らすMOD | 光の反射回数を標準の2回から1回に減らし、パストレーシングそのものを軽くする。効果の数字は13GPUのベンチマークにある | どこでもパストレーシングを使い続けたい人 |
| グラフィック設定の個別ダウン | 項目ごと。照明の品質を下げ、反射・影・AOのレイトレーシングを切る調整の実測も13GPUのベンチマークにある | MODを入れず、公式の範囲で軽くしたい人 |
出典:13GPUのベンチマーク
反射回数を減らすMODは、パストレーシングのまま1フレームあたりの計算を軽くします。場所別の切り替えは、パストレーシングを使う場所を減らします。このMODの作者は、反射回数MODとの併用について書いていません。併用するなら1つずつ入れて、動作を確かめます。MODの導入と対応状況は、MODの導入記事にもまとめています。
注意入れる前に知っておくこと
版数は1.0.0で、GitHubの最初の公開は10月16日です。ゲームの更新で動かなくなる可能性があるので、パッチが入ったら設定メニューが出るかを確かめてください。
- ソースコードはGitHubでMITライセンスのもとに公開されています
- Dynamic Path Tracing For Cutscenesとは、併用できると作者が書いています
- おかしな挙動が出たら、MODを外した状態で再現するかを先に確かめます
- 対応は、Next-Gen版のバージョン5.00以降です。旧版(1.32)は対象外です
パッチ5.01では、レイトレーシングとパストレーシングの表示調整が入っています(パッチ5.01の修正点)。MODが5.01で動くかは作者の説明にないため、更新後は設定メニューが出るかを確かめます。
出典:Nexus Mods「Dynamic Region Graphics」(BloodySupport、2026年10月16日)、GitHub「W3Mod_DynamicRegionGraphics」(README、スクリプト、設定XML、日本語表示の文言)、同リポジトリのコミット履歴(Initial release v1.0.0)
おすすめパストレーシングを主役にするなら
切り替えで負荷を下げても、パストレーシングを残す場所では、GPUの余裕がそのまま画質に変わります。1440p(Balanced)のパストレーシングで60fpsに近づけたいなら、RTX 5070 Tiクラスが出発点です。レイトレーシングを使うならVRAM 12GB以上が目安で、8GB版は失速します(13GPUの実測)。


※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|通常設定は軽く、見せ場の屋外だけパストレに
パストレーシングを場所別に切り替えるMODは、地域と屋内/屋外までの粒度で使えます。通常のグラフィック設定を軽くしたうえで、見せたい地域だけを割り当てるのが近道です。
Dynamic Region Graphicsは、地域・屋内/屋外・戦闘中で描画を自動で切り替える無料MODです。通常のグラフィック設定をレイトレーシングなしにしておき、同じ場所で見比べて割り振りを決めます。
参考:Nexus Mods「Dynamic Region Graphics」(BloodySupport、2026年10月16日)、GitHub「W3Mod_DynamicRegionGraphics」(README、スクリプト、設定XML、日本語表示の文言)、CD PROJEKT RED公式「See what’s new in The Witcher 3: Wild Hunt – Remastered」




