STALKER 2 PC版おすすめ設定ガイド【パッチ1.7対応】Foliageが最大の罠・Reflections Lowは逆効果・Engine.ini最適化まで完全解説

(更新: 2026.6.17)
STALKER 2 PC版おすすめ設定ガイド【パッチ1.7対応】Foliageが最大の罠・Reflections Lowは逆効果・Engine.ini最適化まで完全解説

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STALKER 2: Heart of Chornobylは、2024年11月のリリース直後から「最適化が悪い」と言われ続けてきましたが、2025年秋のパッチ1.7でCPU律速時のフレームレートが平均26%向上し、コミュニティの評価が一変しました。グラフィック設定を正しく調整すれば、中スペックのGPUでも快適なプレイが可能です。

このゲームで最初に知るべきことは「Foliage Quality(フォリッジ品質)が全設定中で最もFPSに影響する」という事実です。EpicとLowの差は10%以上あり、他のほとんどの設定よりも大きな影響を持ちます。もう一つ重要なのが「Reflections(反射品質)をLowにすると逆に重くなる」という逆説的な罠です。多くのゲームとは真逆の挙動であり、闇雲に全設定を下げると却ってパフォーマンスが悪化します。

本記事ではパッチ1.7.1対応の推奨設定値・全設定項目のFPS影響度・Engine.iniによるVRAM最適化手順・GPU別プロファイルまでを解説します。

バージョン情報(2026年4月時点):パッチ1.7.1対応。2025年秋リリースのUpdate 1.7「Expedition」でCPU律速時の平均+26%向上・フレームタイム安定化を達成。パッチ1.7.1でShadow Epicインベントリ開放時のFPS急落バグが修正済み。推奨ドライバー: NVIDIA 572.83以降。

目次

まず知るべき3つの前提知識

1Foliage Qualityが全設定中で最大のFPS変数最重要

草・木・植生の描画品質を制御するFoliage Qualityは、STALKER 2においてEpic→Lowで10%以上のFPS改善が得られる最も影響力の大きい設定です。Shadow QualityやShading Qualityより効果が大きく、「とりあえず1つだけ下げるとしたら何か」という問いへの答えはFoliage Qualityです。LowとMediumの差は比較的小さく、フォリッジの視覚的なノイズはMediumでも十分に抑えられます。

また、Foliage Qualityを下げることで草の密度が減少し、草陰に潜む Bloodsucker などの変異体が見えやすくなるという視認性上のメリットも生じます。草が濃い茂みでの索敵が困難になりやすいゾーンでは、生存面でもLowestが有利です。

推奨: Low〜Medium(Highより重要な設定がほかにないならEpicに戻してよい)
2Reflections Lowは逆に重い——「罠設定」に注意罠設定

多くのゲームではReflections(反射品質)を下げるとFPSが上がりますが、STALKER 2ではReflections LowがMedium以上より重くなるケースが報告されています。原因はサンプリング数の実装にあるとされており、Low設定では代替の反射計算が非効率なコードパスを通ることでGPU負荷が増加します。設定をLowにしているのにFPSが改善しない・むしろ下がったという症状が出たら、まずReflectionsをMediumに戻してください。

推奨: Medium以上(Lowは絶対に避ける)
3Software LumenはすべてのGPUで常時有効——RTXの有無は関係ないUE5の特性

STALKER 2はUE5のLumen(グローバルイルミネーション・反射)を使用していますが、ハードウェアレイトレーシング(RTコア使用)ではなくSoftware Lumenで動作しています。これはNVIDIA RTXを持っていないAMD・Intel GPUユーザーも、RTX持ちのユーザーも同じ品質・同じ負荷でプレイするということを意味します。DOOM: The Dark Agesのように「RTをオフにしてFPS向上」という手は使えません。Global Illumination QualityをLowにすることでSoftware Lumenの計算精度を下げてFPSを改善できます。

GI QualityはMediumが最良のバランス。Epicは夜間・室内で映えるが負荷は4〜5%増

全設定項目一覧と推奨値

設定項目
FPS影響
競技/軽量推奨
バランス推奨
備考
ディスプレイ・基本設定
ウィンドウモード
影響なし
フルスクリーン
フルスクリーン
独占フルスクリーンで入力遅延最小
VSync
影響なし
Off
G-Sync/FreeSync使用
G-Sync/FreeSync対応モニター推奨
映像エフェクト
モーションブラー
影響なし
0%
0%
近接戦闘中の視認性低下防止。常に0推奨
フィルムグレイン
影響なし
0%
0%
暗所での視認性低下。Engine.iniでも無効化可
色収差(Chromatic Aberration)
影響なし
Off
Off
視認性低下。コミュニティほぼ全員Off推奨
被写界深度(DoF)
影響 小
Off〜Low
好みで
ADS時のボケを嫌う場合はOff
アップスケーリング
アップスケーリング種別
影響 最大
DLSS Quality(RTX)/ FSR Quality(AMD)
DLSS Quality / DLAA
最もFPSに効く。後述
フレーム生成
影響 最大
DLSS FG(RTX 40/50系)
DLSS FG(RTX 40/50系)
FSR FG + NVIDIA GPU は逆効果。後述
グラフィック品質
Foliage Quality
影響 最大 +10%
Low
Medium〜High
全設定中最大のFPS変数。視認性改善効果もあり
Shadow Quality
影響 大 +5〜10%
Medium〜High
High
Epic設定でのインベントリ開放バグは1.7.1で修正済み
Shading Quality
影響 大 +7%
Medium
High
シェーダーサンプリング数。落とすと光の質が下がる
Global Illumination
影響 中 +4〜5%
Low〜Medium
Medium〜High
Software Lumenの品質。Epicは夜間・室内で映える
Reflections
Low設定は罠
Medium以上必須
High
Low化で逆に重くなるケースあり。Mediumから下げない
Environment Draw Distance
影響 中 +3〜5%
Medium〜High
High
Low化でポップインが増加。Low設定は非推奨
Texture Quality
VRAM依存
High(VRAM 8GB)/ Epic(12GB+)
Epic(VRAM 12GB以上)
VRAM余裕があれば落とす必要なし
Object Details
影響 小
Medium〜High
High〜Epic
遠距離オブジェクトの精細度。影響は限定的
Effects Quality
影響 小
Medium
High
爆発・煙・火炎エフェクト品質
Fog(霧)
影響 小
Low(視認性優先)
Medium
Low化でゾーンの霧が薄くなり遠距離視認性が向上
Clouds
影響 小
Medium
High
空の雲表現。影響は僅少
Post Processing
影響 小
Medium
High
Bloom・レンズフレア等のポストエフェクト
Anti-Aliasing
影響 小
DLSS/FSR任せ(TAAは非推奨)
DLSS Quality / DLAA
アップスケーラー使用時は自動適用
Hair
影響 僅少
High
Epic
Low↔Epic差が非常に小さい
Materials
影響 小
Medium
High
マテリアルのサンプリング品質

アップスケーリング——DLSS / FSR / XeSS

DLSS(RTX GPU向け)

STALKER 2にはDLSS 3(Super Resolution + Frame Generation)が実装されており、RTX 20シリーズ以降で利用可能です。ゲーム内のDLSSバージョンは3.7.0ですが、DLLを最新版に差し替えることで品質が向上します。Nexusmodsの「Streamline mod」または公式NVIDIAサイトからdlss_g.dll等を入手してゲームフォルダに上書きする方法がコミュニティで広く使われています。DLSS QualityモードはFPS+50〜70%でネイティブに近い品質を維持します。

RTX 40/50系ではDLSS Frame Generationを有効化することでさらにフレームレートを大幅に倍増できます。DLSS FG有効時の実測例:RTX 4080 Super + 1440p + DLSS FGで135fps、RTX 4070 Super + 1440p + DLSS FGで114fps。NVIDIA Reflexと組み合わせることで入力遅延の増加を抑制できます。

FSR 3.1(AMD・Intel GPU向け)

AMD FSR 3.1に対応しており、AMD・NVIDIA・Intel GPU全環境で利用可能です。FSR FGも実装されていますが、RTX 4000/5000シリーズでFSR FGを使うとDLSS FGより遅くなるケースが報告されています。NVIDIA GPU環境ではDLSS FGを優先してください。AMD GPU環境ではFSR FG + FSR Super Resolutionの組み合わせが最善策です。パッチ1.7でFSRの屋外フォリッジのシマリングが改善されています。

XeSS 1.3.1(Intel Arc向け)

Intel XeSSも実装済みです。Intel Arc GPU環境でのベストオプションで、Arc B580クラスで1080p High設定を安定して動かせます。

Engine.iniで性能を最大化する

以下のファイルを開いてください(なければ新規作成):

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Stalker2\Saved\Config\Windows\Engine.ini

以下の内容を追記します。VRAM容量に合わせて r.Streaming.PoolSize の値を変更してください。これが最も効果の大きいチューニングです。

[SystemSettings]
; VRAM別PoolSize目安: 8GB→6144 / 12GB→9216 / 16GB→12288 / 24GB→18432
r.Streaming.PoolSize=9216
r.RenderTargetPoolMin=3072
; フィルムグレイン・色収差を完全無効化(設定UIより確実)
r.FilmGrain=0
r.SceneColorFringeQuality=0
; 非同期コンピュートで描画効率改善
r.AsyncCompute=1
; テクスチャフィルタリング最大化(パフォーマンス影響ほぼなし)
r.MaxAnisotropy=16
; マウス感度のスムージング無効化(操作精度向上)
bEnableMouseSmoothing=False

[/Script/Engine.GameUserSettings]
; フレームレートスムージング無効(フレームタイム安定化)
bSmoothFrameRate=False

注意:r.Streaming.PoolSizeをVRAM容量より大幅に大きい値に設定するとVRAMオーバーフローが発生し、逆にパフォーマンスが低下します。VRAM容量の70〜80%を目安にしてください。ゲームのパッチ適用後はEngine.iniの設定が上書きされる場合があるため、パッチ後に再確認することを推奨します。

スタッター対処法

  • 起動時のシェーダーコンパイルは待つしかない
    初回起動時・パッチ適用後に数分間かかるシェーダーコンパイルは正常な動作です。完了する前にゲームを操作すると、プレイ中にスタッターが発生します。起動直後のローディング画面でコンパイルが完了するまで待ってからゲームを開始してください。NVIDIAコントロールパネルの「シェーダーキャッシュサイズ」を10GB以上に設定すると再コンパイルの頻度が下がります。
  • CPU律速スタッターはパッチ1.7で大幅改善済み
    人口密集エリア(Cordon・Yanov駅周辺等)でのスタッターはNPCのAI処理によるCPUボトルネックが原因です。パッチ1.7での最適化によりフレームタイムが安定しましたが、まだ完全ではありません。6コア以下の旧世代CPUでは都市部での体験が改善できないため、スペックアップを検討してください。
  • VRAM使用量を確認する(8GBカードは要注意)
    1440p以上でTexture Qualityを下げても改善しないスタッターはVRAMオーバーフローが原因の場合があります。MSI Afterburner等でVRAM使用量を確認し、GPUのVRAM容量に近づいている場合はEngine.iniのr.Streaming.PoolSizeを下げるか、Texture QualityをMediumに変更してください。VRAM 8GBのGPUでは1440p Highが実質的な限界です。
  • AMD環境での起動クラッシュ対処法
    AMD GPU環境で起動クラッシュが発生する場合、設定ファイル(%AppData%\Local\Stalker2\Saved\Config\Windows\GameUserSettings.ini)内のr.RDG.ParallelExecute=1D3D12.PSO.DriverOptimizedDiskCache=1の2行を削除してください。また、AMD Radeon SoftwareのHyper-RX(自動オーバークロック)をSTALKER 2実行中は無効化することを強く推奨します。

GPU別おすすめ設定プロファイル

Epic全開RTX 5080 / RTX 4090 / RTX 5090 / RTX 5070 Ti
1440p〜4K / Epic設定 + DLSS Quality(100fps+)
Foliage EpicでもShadow Epic・GI Epicでも全設定最高を維持できます。DLSS FG(RTX 40/50系)を有効にすれば4Kでも100fps超えが現実的です。RTX 4090でネイティブ4K Epicは52〜70fps程度ですが、DLSS Qualityなら80fps超、DLSS FG有効で140fps前後に達します。Foliage Qualityだけでも落としたくない場合はこのクラスが必要です。GI EpicはLowとの差が夜間シーンで顕著で、廃墟内の光源が美しく再現されます。
1440p HighRTX 4070 Ti / RTX 5070 / RX 9070 XT / RTX 4080
1440p High〜Epic設定 + DLSS/FSR Quality(80fps安定)
Foliage QualityをMediumに設定することが最初の選択です。Shadow High・GI High・Shading Highを維持しつつFoliage Mediumにするだけで80fps安定ラインに届くケースが多いです。DLSS QualityまたはFSR Qualityとの組み合わせで1440p 100fps前後が目標になります。VRAM 16GB(RTX 4080等)なら Texture Epicのまま安全に使えます。RTX 40/50系ではDLSS FGで更に倍増を狙えます。
1080p HighRTX 4070 / RTX 3080 / RX 7800 XT / RTX 5060 Ti
1080p High + DLSS/FSR Quality(60fps安定)
Foliage Low・Shadow High・Shading Medium・GI Medium・Reflections Medium(Low禁止)が基本構成です。DLSS Qualityで1080pを安定させながら設定を上げる余裕を作れます。VRAM 8GBのGPU(RTX 4070・RTX 3080 10GB等)は Texture QualityをHighに抑えてVRAM余裕を確保してください。Engine.iniのPoolSizeを6144に設定することで長時間プレイの安定性が向上します。
1080p MediumRTX 3070 / RX 6700 XT / RTX 3060 Ti / RX 7600
1080p Medium + DLSS/FSR Quality(60fps目標)
Foliage Low固定・Shadow Medium・Shading Medium・GI Low・Reflections Medium・Environment Draw Distance Mediumが推奨構成です。Texture QualityはMediumにしてVRAM使用量を抑えてください(VRAM 8GBで1080pなら6GB台に収まります)。このクラスのGPUでは特にEngine.iniのr.Streaming.PoolSize設定が効果的で、テクスチャのストリーミング安定性が向上します。DLSS BalancedまたはFSR Qualityで60fps安定を目指してください。

Epic全開で「ゾーン」を歩くためのおすすめGPU

本作の見どころであるFoliage(植生)とGI Epicの夜間光源を妥協しないなら、プロファイル上の「Epic全開」帯——RTX 5070 Tiがその入口です。DLSS FG込みで4K 100fps超を安定させたいならRTX 5080が本命。どちらもVRAM 16GBで、Engine.ini側のテクスチャプール拡張にも余裕があります。

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PCごと新調するなら(BTO 2選)

広大なオープンワールドのNPCシミュレーション(A-Life)はCPU負荷も大きいため、PCごと組み替えるなら3D V-CacheのRyzen 7 9800X3Dを積んだ構成が拠点や町でのフレームレート低下に強いです。上と同じGPU帯の2構成を挙げます。

OZ GAMING Z1series Ryzen 7 9800X3D + RTX 5060 Ti 16GB
記事の構成そのままOZ GAMING Z1series(Ryzen 7 9800X3D + RTX 5060 Ti 16GB)本記事のFPSをそのまま再現できる Ryzen 7 9800X3D + RTX 5060 Ti 16GB の完成構成。CPUがゲーム最強クラスなので、5060 Tiの性能を1fpsまで引き出せます。VRAM 16GBで1440pや8GB罠も回避でき、組み立て不要で届いてすぐ遊べます339,800円〜(2026年7月時点・変動あり)OZ GAMING 公式で詳細を見る
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まとめ

STALKER 2の最適化は「何を下げるか」より「何を下げてはいけないか」を理解することから始まります。Reflections LowはMediumより重いという逆説が最大の落とし穴で、「設定を下げているのに重い」という症状の原因として最初に確認すべき項目です。

Foliage QualityはEpicから下げることが最大の費用対効果です。LowにするだけでFPSが10%以上改善し、草陰の敵が見えやすくなるというゲームプレイ上の恩恵まで付いてきます。Shadow Quality・Shading Qualityを維持しつつFoliageだけMediumまたはLowにする組み合わせが多くのGPUで最良のバランスを実現します。

Engine.iniのr.Streaming.PoolSize設定はVRAM使用効率を改善し、VRAM 8〜12GBの環境では特に長時間プレイのスタッターを大きく減らします。パッチ1.7で全体的な最適化が進んでいますが、シェーダーコンパイル待機とCPUのスペックは依然として体験に直結するため、Ryzen 5 5600X以上のCPUを確保してからグラフィック設定を詰めていくという順序を推奨します。

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