Directive 8020 PC版 推奨スペック|RTX 2060〜5090の必要GPUとパストレース実測・おすすめ設定【9月更新】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
RTX 2060〜5090 の必要GPUとパストレース実測・おすすめ設定
Steam ストア記載の公式スペック(最低 RTX 2060/推奨 RTX 3070 Ti)がどの画質を指すのか、RTX 5090・RTX 4090 の実測値から見た通常描画・レイトレ・パストレースそれぞれの必要 GPU、発売後のパッチ(5/26・6/15)で変わったレイトレ・DLSS まわりの挙動とオンラインマルチの現状を順に見ていきます。
後半では、見た目をほぼ落とさず軽くできるおすすめ画質設定と、描画モード別に選んだグラフィックボード4枚・BTO パソコン4台を紹介します。
目次
最新発売後に変わったこと——パッチ・評価・マルチプレイの現状
5月12日の発売から4か月半で、PC 版にはレイトレ・DLSS 関連の修正パッチが2回入り、Steam Deck 認証も取得しました。一方で、発売前から告知されていたオンラインマルチプレイはまだ配信されていません。購入やパーツ選びに関わる動きを時系列でまとめます。
概要ゲーム概要——Until Dawn 制作元の宇宙ボディホラー
Directive 8020 は Supermassive Games による Dark Pictures Anthology の第5作です。Until Dawn・The Quarry の系譜を継ぐ「シネマティック選択肢ホラー」ですが、PC版で重要なのは外見と中身の差です。映像ジャンル的にはインタラクティブドラマでも、内部的には Unreal Engine 5 にフルパストレースまで載せた現行最高クラスの描画設計になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発元 / 配給 | Supermassive Games(開発・販売とも。Until Dawn・The Quarry 制作) The Dark Pictures 第5作 |
| 発売日 / 価格 | 2026年5月12日(PC / PS5 / Xbox Series X|S 同時) Steam ¥8,000(米国 $49.99) |
| ジャンル / プレイ | SFサバイバルホラー(ボディホラー / ステルス) シングル + 最大5人ローカルカウチコープ(Movie Night Mode) |
| 主演キャスト / Steam Deck | Lashana Lynch(パイロット Brianna Young 役) Steam Deck 認証済み(2026年6月3日〜) |
| 対応言語 | 日本語非対応(音声・字幕・UI とも) 英語・韓国語・中国語など12言語 |
| エンジン | Unreal Engine 5(Lumen GI / Nanite / Virtual Shadow Maps) |
| 新システム | Turning Points(決断巻き戻し) リアルタイムのステルス・回避パート |
| PC対応技術 | フルパストレース/DLSS マルチフレーム生成/DLSS Ray Reconstruction/DLSS / FSR / XeSS / TSR/UE5 Lumen GI/UE5 Nanite Geometry |
ストーリーは「死にゆく地球から植民船 Cassiopeia で旅立った人類が、目的地である惑星 Tau Ceti f に不時着し、乗組員に擬態するエイリアンに追われる」というSFボディホラーです。5人の主人公それぞれの生死が選択で変わるマルチエンディングですが、本作からは Turning Points で重要な分岐に戻れる仕組みが入りました。発売後の評価は割れており、Turning Points やキャラクターの描写が好評な一方、ステルスパートの浅さには批判が集まりました。
スペック公式必要スペック——最低と推奨の中身
公式スペックは最低・推奨の2段階です。解像度やフレームレートの目標値は公式に示されていません。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10/11 64bit | Windows 10/11 64bit |
| CPU | Intel Core i5-8500 AMD Ryzen 5 3500 | Intel Core i5-12400F AMD Ryzen 5 5600X |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 2060 AMD Radeon RX 5700 | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti AMD Radeon RX 6800 |
| ストレージ | 40GB(SSD 推奨) | 40GB |
推奨の RTX 3070 Ti / RX 6800 は、現行世代でいえば RTX 5060 Ti / RX 9060 XT あたりに相当するクラスです。後述の実測から判断すると、この推奨はレイトレ・パストレースを切った通常描画(ソフトウェア Lumen)を前提にした線と考えるのが妥当です。レイトレやパストレースを使いたい場合は、推奨より1〜2段上の GPU が必要になります。
DLSSDLSS とフレーム生成の対応状況
PC 版は DLSS 4.5 とパストレーシングに対応するタイトルとして、NVIDIA が GDC 2026 で紹介していました。ゲーム内で選べるフレーム生成は DLSS のマルチフレーム生成(最大 X4)までで、最大6X の Dynamic Multi Frame Generation は NVIDIA アプリのオーバーライド機能から有効にする形です。パストレースを使うなら、フレーム生成が事実上の必須機能になります。
RTX 50 系で初めて使えるようになった「Multi Frame Generation」。1枚の実フレームに対して最大3枚のAIフレームを挟み、見かけのfpsを最大4倍化します。RTX 5090 の計測では、4K パストレース時に MFG X4 で 120fps まで伸びています。
CES 2026 で発表され、3月31日にベータとして NVIDIA アプリに搭載された MFG の進化版(詳しくは DLSS 4.5 Dynamic MFG の解説)。固定で4倍生成するのではなく、シーンの負荷や目標フレームレートに応じて倍率を 2X〜6X(AI フレームの挿入は1〜5枚)の間で動的に変える仕組みです。Directive 8020 では NVIDIA アプリのオーバーライドから使います。
DLSS 4 はマルチフレーム生成(最大4X)を初実装したメジャーアップデート、DLSS 4.5 はその上位に Dynamic Multi Frame Generation(最大6X)と第2世代 Transformer モデルの Super Resolution を加えた版です。RTX 50 系であれば、ゲームが DLSS 4 までしか公式対応していなくても、NVIDIA アプリの「DLSS Override」から DLSS 4.5 にアップグレードできるケースがあります。Directive 8020 もゲーム内のフレーム生成は最大 X4 までのため、6X を使うならこのオーバーライドが必要です。
| 機能 | 内容 | 対応GPU |
|---|---|---|
| フルパストレース | 光の反射・屈折・影・GIを物理ベースで一括計算。宇宙船内の金属反射と粘性のあるエイリアン体表に効果大 | GeForce RTX のみ |
| DLSS Super Resolution | パストレース ON 時は強制的に有効になり、ネイティブ解像度では動かせない。5/26 パッチで Ray Reconstruction が DLAA・Ultra Performance の両モードに対応 | RTX 20系以降 |
| DLSS Ray Reconstruction | パストレース時は強制 ON。5/26 パッチでレイトレ有効時の自動 ON は廃止され、手動で選ぶ方式に | RTX 20系以降 |
| DLSS Frame Generation(FG) | レンダリング1枚あたり1枚のAIフレーム挿入で実fpsを約2倍に | RTX 40系以降 |
| DLSS 4 MFG(最大4X) | レンダリング1枚あたり最大3枚のAIフレーム挿入で見かけのfpsを最大4倍に | RTX 50系専用 |
| DLSS 4.5 Dynamic MFG(最大6X) | シーンの動きに応じて挿入枚数を動的調整。理論最大倍率は6X | RTX 50系専用 |
アップスケーラーは TSR・DLSS・FSR・XeSS から選べますが、FSR のフレーム生成は用意されていません。また RTX 4090 での検証では XeSS Super Resolution を選ぶと UI 以外が真っ暗になったため、GeForce では DLSS を選んでください。Radeon RX 9000 シリーズは AMD Software 側から FSR Upscaling(旧 FSR 4)を有効にし、それ以外の Radeon は FSR 3.1 を使うのが無難です。各アップスケーラーの画質差は DLSS・FSR・XeSS の比較ガイドで整理しています。パストレースは DLSS 前提の実装のため、実質的に GeForce RTX 専用です。
理由なぜ最低要件が RTX 2060 なのか
シネマティックなインタラクティブドラマの見た目に対して、最低 RTX 2060・推奨 RTX 3070 Ti は重めの設定です。レイトレやパストレースを切った High プリセットでも、見た目から想像するより GPU を使います。理由は描画の土台にあります。
GPU 要求が高くなる3つの理由
実測実測で見る描画モード別の重さ
Directive 8020 にはベンチマークモードがなく、海外メディアはゲーム冒頭のエリアなどで計測しています。ここでは海外メディアが発売翌日(5月13日)に RTX 5090 で3つの描画モードを比べた数値を軸に整理します。CPU は Ryzen 9 7950X3D、メモリは DDR5-6000 32GB です。
| 描画モード | 解像度・設定 | フレーム生成なし | MFG 併用時 |
|---|---|---|---|
| ソフトウェア Lumen(標準) | ネイティブ 4K | 平均 83fps 最低 77fps | ― |
| レイトレーシング | 4K・DLSS Quality | 平均 63fps 最低 55fps | X2 110〜117 / X3 155〜166 / X4 195〜211fps |
| パストレーシング | 4K・DLSS Quality | 30fps 台 1440p でも 60fps を維持できず | X2 62〜65 / X3 91〜96 / X4 120fps |
RTX 5090 でもパストレースを素のまま 60fps で回すことはできず、フレーム生成が前提です。動きの遅いゲームなので MFG X4 でも破綻は少なく、フレーム生成との相性はよいタイトルです。ただしパストレースを実用的に使えるのは RTX 5090 だけで、それ以外の GPU ではレイトレーシングが画質と性能のバランスに優れます。5/26 パッチ適用後に RTX 4090 で 1440p を計測した別の検証でも、パストレース ON では 40fps 台前半まで落ち、Ray Reconstruction を Quality にしてもノイズやぼやけが目立つ結果でした。パストレース OFF の High プリセットなら、同じ RTX 4090 でネイティブ 1440p 平均 143fps 出ています。カメラを素早く振り回すと fps が一時的に落ちる挙動もあります。
この実測をもとに、描画モードごとに必要な GPU を整理すると次のようになります。
| 描画モード | 必要 GPU の目安 | 根拠 |
|---|---|---|
| 通常描画・画質を下げて遊ぶ | RTX 2060 / RX 5700 | 公式の最低要件。アップスケーラー併用が前提 |
| 通常描画・High 前後 | RTX 3070 Ti / RX 6800 (RTX 5060 Ti / RX 9060 XT) | 公式の推奨要件。ネイティブ 1440p の High で VRAM 使用量は 8〜10GB |
| レイトレーシング ON | RTX 5070 / RX 9070 以上 | レイトレ OFF でも重いため、アップスケーラーやフレーム生成の併用が前提 |
| パストレーシング ON | RTX 5090(MFG 前提) | RTX 5090 でも 4K・DLSS Quality で 30fps 台。RTX 4090 は 1440p で 40fps 台前半 |
RTX 5090 の数値は発売翌日、つまり 5/26 パッチ前の計測です。5/26 パッチではレイトレ・パストレース使用時の最適化が入りましたが、公式は改善幅を示していません。パッチ後の RTX 4090 でも 1440p のパストレースは 40fps 台前半のため、「パストレースはフレーム生成が前提」という大枠は変わりません。
出典:Steam ストアページ、Steam 公式ニュース(パッチノート・Steam Deck 認証告知)、DSOGaming「Directive 8020 Path Tracing, Ray Tracing & DLSS 4 Benchmarks」、Wccftech「Directive 8020 PC Performance Analysis & Tuning Guide」
新機能Turning Points——シリーズ初「巻き戻し可能」機能
Dark Pictures Anthology の従来作は「やり直し不可・選択は重い」が売りで、誰かを死なせてしまったらそのまま物語が進むのがブランドアイデンティティでした。Directive 8020 はそこに踏み込んだ変更を入れています。
「Turning Point」とは、物語の方向を大きく変える 分岐ノードのことです。本作では分岐がツリー状に記録され、メニューから過去の分岐を選んで別の選択をやり直せます。分岐が確定した瞬間に「巻き戻すか」を聞くポップアップも出ます。
使えるかどうかは、開始時に選ぶプレイスタイルで決まります。Explorer は巻き戻しが無制限で、Survivor は巻き戻しなしの従来型です。Survivor でクリアするとそのセーブで Turning Points が解放されるため、「1周目は Survivor で結果を受け入れ、2周目以降に別ルートを回収する」遊び方もできます。
協力プレイ5人ローカルカウチコープと Movie Night Mode
Directive 8020 は 同一画面の最大5人ローカルカウチコープに対応します。Until Dawn / The Quarry の Movie Night Mode の延長で、各プレイヤーが5人主人公の1人を担当し、自分のキャラの選択を能動的に行います。
設定見た目を保って軽くするおすすめ画質設定
レイトレを使わない通常描画でも重いため、推奨スペック付近の GPU では画質設定の見直しが効きます。RTX 4090 で1項目ずつ画質と負荷を比べた検証から、見た目の差が小さい項目だけを High プリセットから下げた設定が次のとおりです。
| 設定項目 | おすすめ値 |
|---|---|
| アップスケーラー | GeForce は DLSS、RX 9000 は FSR Upscaling(旧 FSR 4)、その他は FSR 3.1 |
| Antialiasing Quality | Low(TSR 使用時のみ影響) |
| Shadow Quality | High |
| Global Illumination Quality | Medium |
| Reflection Quality | Low(Lumen 反射より SSR のほうがノイズが少ない) |
| Post-Processing Quality | Low |
| Effects Quality | High |
| Texture Quality | High |
| Ray Tracing | Off |
| Path Tracing | Off |
この設定で、RTX 4090・ネイティブ 1440p の平均 fps は High プリセットの 143fps から 176fps へ約23%上がり、1% Low も 124fps から 143fps に改善しました。効果が大きいのは Global Illumination を Medium、Reflection を Low に下げる2項目です。Reflection は Low にすると Lumen の反射がスクリーンスペース反射に切り替わり、宇宙船内の金属面ではむしろノイズが減って見やすくなります。逆に Effects Quality を Low まで下げると、冷凍睡眠ポッドの水滴などの表現が消えるため High を残しましょう。ゲーム内には設定変更を即座に確認できるプレビュー機能もあります。なお、起動するたびにシェーダーのコンパイルが走りますが、その分プレイ中のシェーダーコンパイルによるカクつきやエリア移動時のヒッチはほとんどありません。
おすすめ描画モード別のおすすめグラフィックボード
通常描画だけなら推奨クラスの GPU で足りますが、PC 版ならではのレイトレやパストレースを使うなら RTX 50 系が必要です。実測で見えた「どの描画モードにどの GPU が要るか」に合わせて4枚選びました。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
BTODirective 8020 向けのおすすめ BTO ゲーミングPC
パーツを選んで組む手間をかけたくない人向けに、GPU のグレード別に BTO パソコンを4台選びました。Directive 8020 は CPU の負荷が軽いため、予算は GPU に寄せるのが基本です。


※価格・構成は変動します。最新情報は各BTOショップ公式ページでご確認ください。
FAQよくある質問
遊べません。2026年9月27日時点で、音声・字幕・インターフェースのいずれも日本語には対応していません。英語のほか、フランス語・ドイツ語・韓国語・簡体字/繁体字中国語など12言語に対応しています。
公式の推奨は Intel Core i5-12400F / AMD Ryzen 5 5600X、メモリ 16GB、GeForce RTX 3070 Ti / Radeon RX 6800、空き容量 40GB です。最低は Core i5-8500 / Ryzen 5 3500、RTX 2060 / RX 5700 です。いずれもレイトレ・パストレースを切った通常描画が前提と考えるのが妥当です。
使えません。Dynamic MFG(最大6X)とマルチフレーム生成は RTX 50 系専用で、RTX 40 系は従来のフレーム生成(2X)までです。なお RTX 4090 でも 1440p のパストレースは 40fps 台前半という実測があり、RTX 40 系ではレイトレーシングまでにとどめるのが現実的です。
2026年9月27日時点で配信されておらず、時期も発表されていません。開発元は6月15日のパッチノートで「オンラインマルチは必ず来る」と説明しています。現在遊べるのはシングルプレイと、1台のコントローラーを回して最大5人で遊ぶローカルの Movie Night Mode です。
遊べます。2026年6月3日に Steam Deck 認証(Verified)を取得しました。発売当初は「プレイ可能」評価でしたが、5月26日のパッチで UI の文字サイズなどが調整されています。
必須ではありません。標準のソフトウェア Lumen でも十分きれいで、RTX 5090 ではネイティブ 4K で平均 83fps という実測があります。パストレースは RTX 5090 でも 4K・DLSS Quality で 30fps 台と重く、Ray Reconstruction を使ってもノイズやぼやけが残ります。こだわるならまずレイトレーシングを試すのがおすすめです。
総括まとめ——買う前に確認したい6つのポイント
Directive 8020 は、通常描画なら公式推奨の RTX 3070 Ti / RX 6800(現行なら RTX 5060 Ti / RX 9060 XT)クラスで遊べます。ただし PC 版の目玉であるレイトレーシングは RTX 5070 以上、パストレースは RTX 5090 でもフレーム生成が前提という重さです。
- 日本語非対応──音声・字幕・UI とも日本語はありません。英語でのプレイが前提です
- GPU 世代の確認──GTX 16 系以下は最低要件を満たしません。最低でも RTX 2060 / RX 5700 が必要です
- レイトレを使うかどうか──使うなら RTX 5070 / RX 9070 以上。使わないなら推奨クラスで十分です
- パストレースは期待しすぎない──RTX 5090 以外では実用的でなく、画質の差も小さいという評価が複数出ています
- オンラインマルチ目当てなら待つ──9月27日時点で未配信・時期未定です。ローカルの Movie Night Mode は遊べます
- 価格はセールを待つ手もある──通常 ¥8,000。夏以降のセールでは 20% オフになりました
画質設定は Global Illumination を Medium、Reflection を Low にするだけでも負荷が大きく下がります。手元の GPU が推奨ぎりぎりなら、まずこの2項目から見直してください。








