『Until Dawn』開発元Supermassive Gamesが最大75人削減|Directive 8020発売後、3年連続レイオフ
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『Directive 8020』発売後、3年連続のレイオフ
出典:Engadget・海外メディアの報道、Supermassive Games公式X声明(2026年8月11日)にもとづきます。本記事の情報は2026年8月14日時点のものです。
『Until Dawn -惨劇の山荘-』や『The Dark Pictures Anthology』シリーズなど、選択によって物語が分岐するシネマティックホラーで知られる英国のSupermassive Gamesが、大規模な人員削減へ動きました。
同社は2026年8月11日、公式Xで声明を発表し、最大75人の雇用が失われる見込みの「redundancy consultation process(人員整理に向けた協議プロセス)」を開始したと明らかにしました。現時点では75人の解雇がすべて確定したわけではなく、最大75人を対象とした協議に入った段階です。それでも、同社にとっては2024年、2025年に続く3年連続の人員削減になります。
この記事では、今回の発表内容、過去2年間のレイオフとの関係、自社初のパブリッシング作品『Directive 8020』との関わり、そして今回新たに判明したCEO交代や続編発表の動きまで、海外メディアの報道にもとづいて整理します。
目次
要点今回の発表を整理
Supermassive Gamesは2026年8月11日、最大75人を対象とする人員整理の協議プロセスを開始したと公式Xで発表しました。同社は「会社の持続可能性を確保するために必要な措置」と説明しています。現在の従業員数は約170人とされ、最大規模まで削減が実施されれば全体の4割強に影響する計算になります。2024年2月に約90人(当時の従業員の約30%)、2025年7月に約36人を削減しており、今回で3年連続のレイオフです。自社初のパブリッシング作品『Directive 8020』は2026年5月12日の発売後、Steamでの評価・初動が同社の近作の中でも弱めとなっていますが、Supermassive Games自身は今回の削減の理由として同作の販売不振を公式に説明していません。
発表内容最大75人を対象とする協議プロセスを開始
Supermassive Gamesの公式X声明は次のように述べています。「私たちは人員整理に向けた協議プロセスを開始するという困難な決断を下しました。これにより、最大75名の同僚を失うことになると見込んでいます。これは会社の持続可能性を確保するために必要な措置です。この期間は誰にとっても非常に厳しいものになることを理解しており、プロセスを通じて影響を受けるすべての人々を支援することを最優先します」。
ここで注意したいのは、「redundancy consultation process」という表現です。これは人員削減の対象人数や条件について労使間で協議を行う手続きを指しており、75人という数字は上限として示された見込みにあたります。協議の結果、実際の削減人数が75人を下回る可能性は制度上残されています。
規模感現在の従業員数は約170人
今回の削減規模はかなり大きなものです。海外メディアの報道によれば、Supermassive Gamesは2025年末時点で172人の従業員を抱えていました。最大75人という数字を単純に当てはめると、現在の人員の4割強が対象になる可能性があります。
ただし、これは飽くまで最大値をもとにした試算です。実際に何人が対象になるかは協議プロセスの結果によって変わり、現時点で確定した数字ではありません。
経緯3年連続のレイオフ、2024年約90人・2025年約36人
Supermassive Gamesにとって、人員削減は今回が初めてではありません。2024年2月には約90人、当時の全従業員の約30%にあたる規模のレイオフが報じられています。続く2025年7月にも約36人を対象とする削減が発表されました。
単純な対象人数だけを並べると、2024年約90人→2025年約36人→2026年最大75人という推移になります。ただし、この間には採用や自然退職も発生しているため、「3年間で200人以上の社員が減った」と単純合算するのは正確ではありません。それでも、3年連続でレイオフが発表されているという事実自体が、同社の経営環境の厳しさを物語っています。
関連自社初パブリッシング作品『Directive 8020』との関係
Supermassive Gamesは直近、バンダイナムコエンターテインメントの『リトルナイトメア3』(2025年10月発売)の開発を担当したほか、自社にとって初のセルフパブリッシング作品となる『Directive 8020』を2026年5月12日に発売しました。同作はもともと2025年発売予定でしたが、2025年7月のレイオフ発表と同時に延期が明らかになった経緯があります。
Steam上のデータを見ると、苦戦をうかがわせる材料があります。発売時点でSteamユーザーレビュー約1,300件のうち好評率は63%で「賛否両論」評価。最大同時接続プレイヤー数は3,072人(発売日の2026年5月12日に記録)で、これは近年Supermassive Gamesが手がけた作品の中でも初動の勢いが弱いタイトルになっています。
Supermassive Gamesは今回のレイオフについて、『Directive 8020』の販売不振が原因だとは公式に説明していません。海外メディアも「苦戦している可能性がある」と示唆するにとどめています。また『Directive 8020』の販売本数そのものは公表されておらず、PCだけでなくPS5・Xbox Series X|Sでも発売されているため、Steamの同時接続数だけをもって商業的な失敗と断定することはできません。
動きCEO交代と『Until Dawn』続編発表も同時期に
今回のレイオフ発表の周辺では、経営体制の変化も起きています。前最高経営責任者のRobert Henrysson氏は2026年6月、『Directive 8020』発売から数週間後に退任しました。一方で同じ6月には、『Until Dawn』の続編が発表されています。
レイオフ、CEOの退任、看板シリーズの続編発表がほぼ同じ時期に重なっている点は、Supermassive Gamesが経営体制と事業の両面で立て直しを図っている最中であることをうかがわせます。ただし、これらの動きが互いにどう関連しているかについて、同社は詳しい説明をしていません。
開発元Supermassive Gamesとはどんなスタジオか
Supermassive Gamesは英国のゲーム開発会社で、プレイヤーの選択によって物語やキャラクターの生死が分岐するシネマティックホラーを得意としてきました。2015年発売の『Until Dawn -惨劇の山荘-』オリジナル版で特に知られるようになり、その後もオムニバス形式のホラーアンソロジー『The Dark Pictures Anthology』シリーズ、複数人プレイに対応した『The Quarry』などを手がけています。近年はバンダイナムコエンターテインメントとのパートナーシップのもと、『Directive 8020』を含む同社作品の開発・発売を続けてきました。
結論この発表をどう受け止めるべきか
- 最大75人は協議プロセスの上限であり、確定した解雇人数ではない
- 2024年・2025年に続く3年連続のレイオフという事実
- CEO交代とUntil Dawn続編発表が同時期に重なっている
- 『Directive 8020』の販売不振が今回の削減の直接原因とは公式に説明されていない
- 同作の販売本数は非公表で、Steam同時接続数だけで商業的失敗と断定できない
- レイオフ・CEO交代・続編発表の因果関係は同社から詳しく説明されていない
FAQよくある質問
まとめまとめ|3年連続のレイオフ、背景の解明はこれから
Supermassive Gamesは2026年8月11日、最大75人を対象とする人員整理の協議プロセスを開始したと発表しました。現在の従業員数約170人の4割強にあたる規模で、2024年・2025年に続く3年連続のレイオフです。
自社初のパブリッシング作品『Directive 8020』は発売延期を経て2026年5月に発売されましたが、Steam上の評価・初動は同社の近作の中でも弱めでした。ただし、Supermassive Gamesは今回の削減の理由として同作の販売不振を公式に挙げてはおらず、断定は避けるべきです。同時期にはCEOの退任と『Until Dawn』続編の発表も明らかになっており、Supermassive Gamesが経営体制と事業の両面で転換点を迎えていることがうかがえます。
『Until Dawn -惨劇の山荘-』『The Dark Pictures Anthology』シリーズで知られるSupermassive Gamesが、2026年8月11日に最大75人を対象とする人員整理の協議プロセスを開始したと発表しました。現在の従業員数は約170人とされ、最大規模なら全体の4割強に影響します。2024年に約90人、2025年に約36人のレイオフを経ており、3年連続の人員削減です。自社初パブリッシング作品『Directive 8020』は2026年5月12日発売後、Steamレビュー好評率63%・最大同接3,072人と同社近作の中で初動が弱めでしたが、販売本数は非公表で、今回の削減の直接原因とは公式に説明されていません。前CEOのRobert Henrysson氏は2026年6月に退任し、同月には『Until Dawn』続編も発表されています。



