RX 7600は2026年でも現役か|VRAM8GBの限界と2025〜2026年発売タイトル全4本で公式表に非掲載の実態
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2025〜2026年発売4タイトルすべてで公式表に非掲載、最低ラインは超えるが推奨には届かず
RX7600は2023年5月25日に発売されたAMD RDNA3世代のGPUです。姉妹記事のRX7700XT・RX7800XTとは異なるNavi 33ダイ(小型モノリシック構成)を採用し、32CU(2,048基のストリームプロセッサ)・8GB GDDR6を搭載し、発売時MSRPは$269でした。
結論を先に言うと、1080pのeスポーツ・軽量タイトル中心なら今も実用範囲です。ただし2025〜2026年発売タイトルの公式要件表では、調査した4タイトルすべてで名指しされておらず、最低要件は上回るものの推奨ラインには届かないという実態があります。
この記事では、姉妹記事のRX7900XT(全タイトルで上位ティアに名指し)とは対照的な「どのタイトルにも公式に名指しされない」という入門帯ならではの立ち位置と、新品と中古の価格差が他のRX7000シリーズほど大きくないという実態を中心に整理します。
目次
スペックRX7600の基本スペック
| 項目 | RX7600 |
|---|---|
| 発売 | 2023年5月25日 |
| ダイ | Navi 33 |
| CU数ストリームプロセッサ | 32CU(2,048基) |
| VRAM/バス幅/帯域 | 8GB GDDR6・128bit・288GB/s |
| Infinity Cache | 32MB |
| クロックゲーム/ブースト | 2,250MHz/2,625MHz |
| TBP | 165W |
| 発売時MSRP | $269 |
※AV1のハードウェアエンコードはRDNA3世代から新規搭載され、RX7600も対応しています。AMD公式の生産終了(EOL)発表は確認できず、2026年7月時点でも価格.comに新品在庫が複数残っており、継続供給されています。
アップスケーラーFSR4.1は入門帯のRX7600にも適用
RX7600はFSR3・FSR3.1(フレーム生成含む)に対応しています。本来RDNA4(RX9000シリーズ)専用だったFSR4は、AMDが2026年に「FSR Redstone」プロジェクトの一環としてRDNA3世代へ展開すると発表しており、姉妹記事のRX7800XT・RX7700XT・RX7900XT同様、RX7600もこの対象に含まれます。
AMDは2026年6月22日、RDNA3世代全体(RX7600クラス〜RX7900XTXまで)へFSR4.1(アップスケーリング部分のみ、INT8モデル)の正式提供を開始しました。300本以上のゲームが対象です。ただしAI推論ベースのフレーム生成や「Ray Regeneration」(NVIDIAのRay Reconstruction相当)は引き続きRDNA4専用のままで、入門帯のRX7600クラスではFSR4.1適用時のパフォーマンス低下(7〜9%程度)が上位モデルより大きめに出るとの報告もあります。
動作要件4タイトルすべて非掲載、最低ラインは超えるが推奨には届かず
2025〜2026年発売タイトルの公式要件表を確認したところ、姉妹記事のRX7900XT(全タイトルで上位ティアに名指し)、RX7800XT・RX7700XT(1本のみ名指し)とは対照的に、RX7600は調査した4タイトルのどれにも公式に名指しされていませんでした。
最低要件はRTX2060SUPER/RX6600/ArcA580、推奨はRTX3080Ti/RX7700XTです。RX7600はRX6600より高性能なため最低要件は上回りますが、名指しはされていません。
最低要件はGTX1650/RX6500XT、推奨はRTX3060Ti/RX6700XTです。RX7600はこの間に位置するとみられますが、名指しはされていません。
最低要件はRX5700/GTX1070、推奨はRTX3060Ti/RX6700XTです。RX7600は最低要件を上回りますが、推奨ラインには届かず、名指しもされていません。
最低要件は「ハードウェアレイトレーシング対応・VRAM8GB以上(例:RTX2060SUPER/RX6600)」です。RX7600はこの条件を満たしますが、名指しはされていません。
※各要件は各タイトルの公式発表をもとにした参考値です。パッチやドライバの更新で変動する場合があります。
RX7900XTは4タイトルすべてで上位ティアの基準として名指しされ、RX7800XT・RX7700XTも1本は名指しされていました。RX7600はこれらとは対照的に、調査した4タイトルのどれにも公式要件表で名指しされていません。RX6600より高性能なため各タイトルの最低要件自体はクリアできますが、パブリッシャー側が「推奨」以上の基準として名指しする対象からは外れている、という入門帯ならではの実態が見えてきます。
VRAM8GBは2025〜2026年タイトルで窮屈になりつつある
RX7600のVRAM8GBは、2025〜2026年発売の重量級タイトルでは設定を落として使用量を抑える対応が必要になる場面が増えています。明確な「起動不可」の実例までは確認できていませんが、高解像度テクスチャや重いレイトレーシング設定では8GBという容量が窮屈になりやすい傾向は、姉妹記事のRX6600でも共通して指摘されている点です。
中古価格新品と中古の価格差は他のRX7000シリーズほど大きくない
新品は価格.comで約4万円〜(Sapphire製の最安モデル)から購入可能で、継続的に供給されています。中古は約2.9万円〜程度(じゃんぱらで約2.9万円〜)が目安です。新品と中古の価格差は約1万円程度で、姉妹記事のRX7800XT・RX7900XTのような大きな価格急騰・逆転現象は見られていません。
判断基準買い替えるべきか、使い続けるべきか
乗り換え先買い替え先のGPU候補
RX7600からの買い替えでは、VRAM容量を増やすか、同容量のままNVIDIA機能を得るかが分かれ目になります。
| 候補GPU | 実売の目安 | どんな乗り換えか |
|---|---|---|
| RX 9060 XT 16GB | 約6.1万円〜 | 同じAMD環境のままFSR4をネイティブ性能で利用可能。VRAMも16GBに大幅増量 |
| RTX 5060(8GB) | 約6.0万円〜 | VRAM容量は同じ8GBだが、DLSS4.5・レイトレーシング性能を底上げ |
| RTX 5060 Ti 16GB | 約9.7万円〜 | NVIDIA環境へ切り替え。VRAM16GB・DLSS4.5・第4世代RTコアで演算性能も底上げ |
※実売の目安は2026年7月27日時点の価格比較サイト掲載価格をもとにした参考値です。メモリ価格の高騰でGPU価格は上昇局面にあり、変動が大きい点にご注意ください。最新は各リンク先で確認してください。
| GPU | 相対性能(RTX 5070 Ti=100%) |
|---|---|
| RX 7600現在 | 50.9% |
| RTX 5050 | 52.2% |
| RX 9060 XT 16GB | 62.1% |
| RTX 5060 | 63.9% |
| RTX 5060 Ti 16GB | 69.9% |
| RX 9070 XT | 83.2% |
| RTX 5070 | 88.6% |
| RTX 5070 Ti | 100.0% |
※PassMark G3D Mark(2026年7月時点)をもとにした相対値です。実ゲームでの体感差は、レイトレーシングやFSR4対応の有無が効く場面ではこの合成スコア以上に広がる場合があります。
結論から言うと、AMD環境を維持しつつVRAMを増やしたいならRX9060XT16GBをおすすめします。FSR4をネイティブ性能で使える上に、VRAMも16GBに大幅増量できます。NVIDIA環境・DLSSを重視するなら、RTX5060Ti16GBへの切り替えも有力な選択肢です。
この中から、2枚挙げておきます。
FAQよくある質問
まとめ1080p軽量用途なら現役、公式要件表からは外れがち
RX7600は、1080pのeスポーツ・軽量タイトル中心であれば今も実用的なAMD RDNA3世代の入門帯GPUです。姉妹記事のRX7900XT・RX7800XT・RX7700XTとは対照的に、2025〜2026年発売タイトルの公式要件表ではどのタイトルにも名指しされておらず、最低要件は上回るものの推奨ラインには届かないという実態があります。
VRAM8GBは2025〜2026年の重量級タイトルで窮屈になりつつあり、新品と中古の価格差も他のRX7000シリーズほど大きくありません。買い替えを検討する際は、AMD環境を維持するならRX9060XT16GB、NVIDIA環境・DLSSを重視するならRTX5060Ti16GBを軸に検討してください。
RX7600は、1080pの軽量ゲーミング用途では今も実用的な入門帯GPUです。姉妹記事群とは異なり、2025〜2026年発売タイトルの公式要件表ではどのタイトルにも名指しされておらず、VRAM8GBの制約も徐々に効いてきています。新品と中古の価格差が小さいため、買い替えを検討する際は無理に中古にこだわらず、予算に応じてRX9060XT16GBかRTX5060Ti16GBを検討してください。





