RX 7600は2026年でも現役か|VRAM8GBの限界と2024〜2026年発売タイトル全4本で公式表に非掲載の実態

(更新: 2026.10.25)
RX 7600は2026年でも現役か|VRAM8GBの限界と2024〜2026年発売タイトル全4本で公式表に非掲載の実態

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RX 7600 現役検証/2026年10月25日更新
RX 7600は2026年でも現役か
2024〜2026年発売4タイトルすべてで公式表に非掲載、最低ラインは超えるが推奨には届かず
2023年5月発売のRX7600は、AMD RDNA3世代の入門帯GPUです。「まだ現役かシリーズ」で扱った姉妹記事のRX7900XT(4タイトルすべてで上位ティアに名指し)、RX7800XT・RX7700XT(1本のみ名指し)とは対照的に、RX7600は調査した2024〜2026年発売4タイトルのどれにも公式に名指しされていません。VRAM8GB・32CUという入門帯の構成が、この立ち位置にそのまま表れています。
新品は4万6,800円〜、モデル間の開きが大きい2024〜2026年発売4タイトルすべてで公式表に非掲載FSR4.1はRX7000シリーズ全体に適用

RX7600は2023年5月25日に発売されたAMD RDNA3世代のGPUです。姉妹記事のRX7700XT・RX7800XTとは異なるNavi 33ダイ(小型モノリシック構成)を採用し、32CU(2,048基のストリームプロセッサ)・8GB GDDR6を搭載し、発売時MSRPは$269でした。

結論を先に言うと、1080pのeスポーツ・軽量タイトル中心なら今も実用範囲です。ただし2024〜2026年発売タイトルの公式要件表では、調査した4タイトルすべてで名指しされておらず、最低要件は上回るものの推奨ラインには届かないという実態があります。

姉妹記事のRX7900XTは4タイトルすべてで上位ティアに名指しされていますが、RX7600はどのタイトルの公式表にも名指しされない入門帯です。新品の最安は約4万6,800円で、同じ8GBでもモデルによって2万円近く開きます。

目次

構成RX7600の基本スペック

項目RX7600
発売2023年5月25日
ダイNavi 33
CU数ストリームプロセッサ32CU(2,048基)
VRAM/バス幅/帯域8GB GDDR6・128bit・288GB/s
Infinity Cache32MB
クロックゲーム/ブースト2,250MHz/2,655MHz
TBP165W
発売時MSRP$269

※AV1のハードウェアエンコードはRDNA3世代から新規搭載され、RX7600も対応しています。AMD公式の生産終了(EOL)発表は確認できず、2026年10月25日時点でも価格比較サイトに新品が複数掲載されており、継続供給されています。

アップスケーラーFSR4.1は入門帯のRX7600にも適用

RX7600はFSR3・FSR3.1(フレーム生成含む)に対応しています。本来RDNA4(RX9000シリーズ)専用だったFSR4は、2026年6月にRX7000シリーズへも提供が始まり、姉妹記事のRX7800XT・RX7700XT・RX7900XT同様、RX7600もこの対象に含まれます。

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RX7000シリーズ全体が対象、ただしFSR3.1より少し重い

AMDは2026年6月22日、Adrenalin 26.6.2でRX7000シリーズへFSR Upscaling 4.1の提供を開始しました。対象は提供開始時点で300本以上のゲームで、RDNA3がFP8に対応しないため、INT8で動かす専用の実装です。ドイツのComputerBaseが9本のゲームで測ったところ、FSR3.1と比べたfpsの低下は、RX7600(1080p)とRX7800XT(1440p)でクオリティ設定が約7%、パフォーマンス設定が約9%でした。画質は上がる一方、同じ設定でもfpsはわずかに下がります。

動作要件4タイトルすべて非掲載、最低ラインは超えるが推奨には届かず

2024〜2026年発売タイトルの公式要件表では、姉妹記事のRX7900XT(全タイトルで上位ティアに名指し)、RX7800XT・RX7700XT(1本のみ名指し)とは対照的に、RX7600は調査した4タイトルのどれにも公式に名指しされていませんでした。

インディ・ジョーンズ/大いなる円環公式表に非掲載

最低要件はRTX2060SUPER/RX6600/ArcA580、推奨はRTX3080Ti/RX7700XTです。RX7600はRX6600より高性能なため最低要件は上回りますが、名指しはされていません。

Forza Horizon 6公式表に非掲載

最低要件はGTX1650/RX6500XT、推奨はRTX3060Ti/RX6700XTです。RX7600はこの間に位置するとみられますが、名指しはされていません。

アサシン クリード シャドウズ公式表に非掲載

最低要件はGTX1650/RX5500XT/ArcA380、推奨はRTX3060Ti/RX6700XT/ArcB580です。RX7600は最低要件を上回りますが、推奨ラインには届かず、名指しもされていません。

DOOM: The Dark Ages公式表に非掲載

最低要件は「ハードウェアレイトレーシング対応・VRAM8GB以上(例:RTX2060SUPER/RX6600)」です。RX7600はこの条件を満たしますが、名指しはされていません。

※各要件は各タイトルの公式発表をもとにした参考値です。パッチやドライバの更新で変動する場合があります。

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姉妹記事とは対照的に、どのタイトルにも公式の基準として名指しされていない

RX7900XTは4タイトルすべてで上位ティアの基準として名指しされ、RX7800XT・RX7700XTも1本は名指しされていました。RX7600はこれらとは対照的に、調査した4タイトルのどれにも公式要件表で名指しされていません。RX6600より高性能なため各タイトルの最低要件自体はクリアできますが、パブリッシャー側が「推奨」以上の基準として名指しする対象からは外れている、という入門帯ならではの実態が見えてきます。

VRAM8GBは2024〜2026年タイトルで窮屈になりつつある

RX7600のVRAM8GBは、2024〜2026年発売の重量級タイトルでは設定を落として使用量を抑える対応が必要になる場面が増えています。高解像度テクスチャや重いレイトレーシング設定では8GBという容量が窮屈になりやすく、この点は姉妹記事のRX6600と共通です。

新品価格新品は4万6,800円〜、モデルによって2万円近く開く

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価格相場の目安(2026年10月25日時点)

新品は価格比較サイトの最安が約4万6,800円(ASRock RD-RX7600-E8GB/V2)で、PowerColor Fighterが約5万1,900円、SAPPHIRE PULSEが約5万6,000円、ASRock Challenger 8GB OCは約6万4,800円と、モデルによって2万円近い開きがあります。8GBの入門カードに5万円前後を払うなら、同じ予算帯で買える他のカードと見比べる価値があります。中古は状態や販売店による価格差が大きいため、購入前にフリマ・中古専門店の最新価格と見比べてください。GPU全体の価格は上昇傾向にあります。

判断基準買い替えるべきか、使い続けるべきか

継続して問題ないケース1080p解像度のeスポーツ・軽量タイトル中心であれば、RX7600のまま継続して問題ありません。VRAM8GBで収まる設定であれば、実用的な性能を維持できます。
買い替えを検討したいケース2024〜2026年発売の重量級タイトルを高設定で遊びたい、VRAM8GBの制約を感じている、あるいはRDNA4世代のFSR4をネイティブな性能で使いたい——こうした場合は、買い替えを検討する価値があります。

乗り換え先買い替え先のGPU候補

RX7600からの買い替えでは、VRAM容量を増やすか、同容量のままNVIDIA機能を得るかが分かれ目になります。

候補GPU実売の目安どんな乗り換えか
RX 9060 XT 16GB約9.5万円〜同じAMD環境のままFSR4をネイティブ性能で利用可能。VRAMも16GBに大幅増量
RTX 5060(8GB)約7.8万円〜VRAM容量は同じ8GBだが、DLSS4.5・レイトレーシング性能を底上げ
RTX 5060 Ti 16GB約13.0万円〜NVIDIA環境へ切り替え。VRAM16GB・DLSS4.5・第4世代RTコアで演算性能も底上げ

※実売の目安は2026年10月25日時点の価格比較サイト掲載価格をもとにした参考値です。メモリ価格の高騰でGPU価格は上昇局面にあり、変動が大きい点にご注意ください。最新は各リンク先で確認してください。

GPU相対性能(RTX 5070 Ti=100%)
RX 7600現在
50.9%
RTX 5050
52.2%
RX 9060 XT 16GB
62.1%
RTX 5060
63.9%
RTX 5060 Ti 16GB
69.9%
RX 9070 XT
83.2%
RTX 5070
88.6%
RTX 5070 Ti
100.0%

※PassMark G3D Mark(2026年7月時点)をもとにした相対値です。実ゲームでの体感差は、レイトレーシングやFSR4対応の有無が効く場面ではこの合成スコア以上に広がる場合があります。

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迷ったらどれを選ぶべきか

結論から言うと、AMD環境を維持しつつVRAMを増やしたいならRX9060XT16GBをおすすめします。FSR4をネイティブ性能で使える上に、VRAMも16GBに大幅増量できます。NVIDIA環境・DLSSを重視するなら、RTX5060Ti16GBへの切り替えも有力な選択肢です。

この中から、2枚挙げておきます。

ASRock Radeon RX 9060 XT 16GB
AMD環境を維持するならASRock Challenger Radeon RX 9060 XT 16GB 3年保証モデル(RX9060XT CL 16GO/AX)同じAMD環境のままFSR4をネイティブ性能で利用でき、VRAMも16GBに大幅増量できる乗り換え先。RDNA3からRDNA4への正常進化ルートです(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)Amazonで価格を見る
MSI GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUS
NVIDIA環境でDLSSも使いたいならMSI GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUSVRAM16GB・DLSS4.5対応・演算性能向上をすべて満たせる乗り換え先。RX7600で窮屈だったVRAM8GBの制約からも解放されます(※価格は変動します。最新はリンク先で確認)Amazonで価格を見る

FAQよくある質問

RX7600の新品はまだ買えますか?
買えます。AMD公式の生産終了発表はなく、2026年10月25日時点でも価格比較サイトに複数の新品が掲載されています。
VRAM8GBは2024〜2026年のタイトルで足りますか?
設定を下げる必要が出てくる場面が増えています。高解像度テクスチャや重いレイトレーシング設定では8GBが窮屈になりやすい傾向があります。
RX7600でFSR4は使えますか?
使えます。姉妹記事のRX7800XT・RX7700XT・RX7900XTと同時に、AMDが2026年6月からRX7000シリーズへ「FSR4.1」を提供しており、RX7600もこの対象に含まれます。
RX7600は2024〜2026年のタイトルで公式の基準になっていますか?
いいえ、なっていません。調査した4タイトルすべてで公式要件表に名指しされていません。RX6600より高性能なため最低要件は上回りますが、推奨ラインには届きません。
中古はお得ですか?
新品の値上がりで中古との比較が重要になっています。2026年10月25日時点で新品の最安は約4万6,800円ですが、モデルによっては6万円台まで開きます。新品が値上がりしているため、購入前に中古の最新価格と見比べてください。

総括1080p軽量用途なら現役、公式要件表からは外れがち

RX7600は、1080pのeスポーツ・軽量タイトル中心であれば今も実用的なAMD RDNA3世代の入門帯GPUです。姉妹記事のRX7900XT・RX7800XT・RX7700XTとは対照的に、2024〜2026年発売タイトルの公式要件表ではどのタイトルにも名指しされておらず、最低要件は上回るものの推奨ラインには届かないという実態があります。

VRAM8GBは2024〜2026年の重量級タイトルで窮屈になりつつあり、新品も値上がりして5万円前後になっています。買い替えを検討する際は、AMD環境を維持するならRX9060XT16GB、NVIDIA環境・DLSSを重視するならRTX5060Ti16GBを軸に検討してください。

総評

RX7600は、1080pの軽量ゲーミング用途では今も実用的な入門帯GPUです。姉妹記事群とは異なり、2024〜2026年発売タイトルの公式要件表ではどのタイトルにも名指しされておらず、VRAM8GBの制約も徐々に効いてきています。新品が5万円前後まで上がっているため、買い替えを検討する際は予算に応じてRX9060XT16GBかRTX5060Ti16GBを検討してください。

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