MINISFORUM MS-01が25万9,800円で国内発売|Core i9-13900H・10GbE×2搭載、今から買う価値はある?
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Core i9-13900H・10GbE×2搭載、今から買う価値はある?
出典:リンクスインターナショナル公式、MINISFORUM JP公式、MINISFORUM JP公式(MS-03)、リンクスダイレクト、Intel公式にもとづきます(2026年9月17日時点)。
「Core i9搭載のミニPCが25万9,800円」と聞くと、2026年時点ではかなり高価に感じます。実際、Core i9-13900HはIntel第13世代のモバイル向けCPUで、最新CPUを求める人が選ぶ製品ではありません。
それでもMINISFORUM「MS-01」が普通のミニPCと決定的に違うのは、CPU性能ではなく拡張性です。10GbE SFP+を2基、2.5GbE LANを2基備えたうえ、NVMe SSDを最大3基、さらにPCI Express拡張カードまで搭載できます。
価格の妥当性を判断するには、公式ストアとの価格差、同価格帯の競合ミニPC、そしてすでに販売されている後継機「MS-03」の存在まで確認しておく必要があります。
目次
概要MS-01-32/1T(13900H)は9月19日発売・25万9,800円
MINISFORUMの高性能ミニワークステーション「MS-01」が、リンクスインターナショナルから2026年9月19日に国内発売されます。今回発売される「MS-01-32/1T(13900H)」は、Intel Core i9-13900H・32GB DDR5メモリ・1TB NVMe SSDを搭載するモデルで、市場想定価格は税込259,800円。全国の家電量販店やPCパーツ専門店、リンクスダイレクトなどで購入できますが、Windows等のOSライセンスは付属しません。

| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| CPU | Core i9-13900H(14コア20スレッド・最大5.4GHz・L3 24MB) |
| GPU | Intel Iris Xe Graphics(内蔵) |
| メモリ | DDR5-5200 32GB(SO-DIMM×2・最大64GB) |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD(M.2スロット計3基) |
| 有線LAN | 10GbE SFP+×2・2.5GbE RJ45×2 |
| 無線 | Wi-Fi 6・Bluetooth 5.2 |
| 拡張スロット | PCIe 4.0×16物理(×8動作)・ハーフハイト対応 |
| 映像出力 | HDMI 2.0×1・USB4×2(最大3画面) |
| サイズ/重量 | 196×189×48mm/約1.39kg |
| 価格/OS | 259,800円(税込)/OSなし |
最大の特徴10GbE SFP+を2基備えるネットワーク構成
MS-01で特に目立つのがネットワーク構成です。一般的なミニPCでも2.5GbE LANを搭載する製品は増えていますが、MS-01は2.5GbE RJ45を2基搭載するだけでなく、Intel X710コントローラーによる10GbE SFP+を2基備えています。2.5GbE側のうち1ポートはIntel vProにも対応します。ネットワークインターフェースだけで合計4ポートという構成です。
一般家庭でゲームやWebブラウジングをするだけなら明らかにオーバースペックですが、10GbE対応NASと大量のデータをやり取りしたり、複数ネットワークを分離したり、仮想化サーバーとして利用したりする場合には話が変わってきます。MS-01が約26万円する理由を見るなら、Core i9というCPU名よりこちらに注目した方がよいでしょう。

拡張性PCIeカードとNVMe SSD最大3基に対応
ミニPCながらPCI Express拡張スロットを備えている点も珍しい特徴です。公式仕様ではPCIe 4.0×16の物理スロットを1基搭載し、実際の転送速度はPCIe 4.0×8まで対応します。対応カードはハーフハイト・シングルスロットに限られますが、この条件に収まる一部の低消費電力寄りのワークステーション向けGPU(NVIDIA RTX A2000やRTX 3050のロープロファイル版など)であれば搭載実績があります。一般的なGeForce RTX 5070やRTX 5080のような大型カードをそのまま内蔵できる構造ではありません。
ストレージ拡張性もかなり特殊です。M.2 NVMe SSD用スロットが3基あり、1基目はPCIe 4.0×4(M.2 2280、変換プレート利用でU.2にも対応)、2基目はPCIe 3.0×4(2280/22110)、3基目はPCIe 3.0×2(2280/22110)という構成です。MINISFORUMは最大24TBまでのSSDストレージをサポートすると案内しています。複数SSD、大量のネットワークポート、PCIe拡張スロットを1.78L級の筐体にまとめたところがMS-01の面白さです。
映像出力USB4×2でHDMIと合わせ最大3画面出力
映像出力はHDMI 2.0を1基とUSB4を2基搭載します。HDMIは最大4K/60Hz、USB4は最大8K/30Hzまたは4K/144Hzの映像出力に対応し、3端子を組み合わせることで最大3画面同時出力が可能です。USB4は最大40Gbpsのデータ転送にも対応します。背面にはUSB 3.2 Gen2 Type-Aも2基あり、前面にはUSB 3.2 Gen1 Type-A×1、USB 2.0 Type-A×2、3.5mmオーディオジャックを搭載しています。小型PCとしてはかなり豊富なインターフェースです。
価格259,800円でOS付属なしは高いのか
ここまでを見ると面白いミニPCですが、2026年現在の製品として最大の問題になりそうなのが価格です。リンクスダイレクトでの販売価格は税込259,800円で、Windows 11などのOSライセンスは付属しません。32GBメモリと1TB SSDが搭載されているとはいえ、約26万円という価格だけを見ると高性能なゲーミングPCまで視野に入る価格帯です。さらにCPUはCore i9-13900Hで、14コア20スレッドを備えた高性能CPUではあるものの、第13世代Coreとして登場したプロセッサーです。CPU性能やメモリ容量だけでMS-01のコストパフォーマンスを評価すると、かなり割高に見えます。
価格差MINISFORUM公式ストアでは17万399円〜
購入前に確認しておきたいのが、MINISFORUM自身もMS-01を日本向け公式ストアで販売している点です。2026年9月17日時点で確認したところ、MINISFORUM JP公式ストアではCore i5-12600H・Core i9-12900H・Core i9-13900Hとベアボーン/32GB+1TBなどの構成を選択でき、Core i9-13900H・32GB・1TB構成は170,399円と表示されています。今回リンクスが扱う国内モデルは同じCore i9-13900H・32GB・1TB構成で259,800円のため、単純比較では約8万9,000円の差があります。
ただし公式ストアはCPU・メモリ・SSD構成をそれぞれ選択する直販方式で、保証や配送、日本語サポートの窓口が異なる可能性があります。リンクスインターナショナルは国内正規代理店として家電量販店やPCパーツ専門店での販売網・保証を提供しており、価格差はその販路の違いも反映していると考えられます。
さらにもう1つ確認しておきたいのが、Amazon.co.jpでMINISFORUM JP直営店が出品しているモデルです。同じCore i9-13900H・32GB・1TB構成で、Windows 11 Proのライセンスまで同梱した状態で207,999円(2026年9月17日時点)で販売されています。OSライセンス代を考慮すると、リンクス版の259,800円(OSなし)より実質的に割安になる可能性がある選択肢です。価格を最優先するか、家電量販店での購入・保証を重視するかで選び方が変わってきます。
要注意後継機「MS-03」がすでに国内発売されている
MINISFORUMはMS-01の後継機「MS-03」を、今回のMS-01国内発売より前の2026年7月に発表し、8月20日から出荷しています。販売元は同じくリンクスインターナショナルで、MINISFORUM JP公式ストアでCore Ultra 5 336H・Core Ultra 9 386Hの2グレードを選べます。32GB+1TB構成の価格は、Core Ultra 5 336Hが231,999円、Core Ultra 9 386Hが271,999円です。
MS-03はPanther Lake世代のCore Ultraシリーズ3を採用し、NPUによるAI処理とAV1ハードウェアエンコードに対応します。ネットワーク構成もさらに強化されており、10GbE SFP+×2に加えてRealtek RTL8127による10GbE RJ45を1基、Intel I226-LMによる2.5GbE RJ45を1基備えます。合計すると10GbEが3基という、MS-01以上のネットワーク構成です。一方でPCIe拡張スロットはPCIe 4.0×8からPCIe 4.0×4へ縮小し、NVMeスロットは3基(PCIe 3.0/4.0混在)からPCIe 5.0×4対応の2基へと変更されています。
CPU単体の生コア数ではCore i9-13900H(14コア20スレッド)がCore Ultra 5 336H(12コア12スレッド)を上回りますが、Core Ultra 9 386H(16コア16スレッド)は世代の新しさとNPU・AV1対応もあわせ、用途によってはMS-01の13900Hモデルより魅力的な選択肢になり得ます。価格面でも、Core Ultra 5 336H構成(231,999円)は今回のMS-01リンクス版(259,800円)より安価です。10GbEポートの本数を重視するなら、MS-01ではなくMS-03を先に確認しておくべきでしょう。
競合比較同じリンクス販売の新型ミニPCとの違い
約26万円という価格を考えるうえでは、MS-03以外の競合も確認しておきたいところです。リンクスダイレクトでは、JWIPCの「JWAWAKEN JW-LS5(H 255)」が246,000円で販売されています。
| 製品 | CPU/メモリ/SSD | ネットワーク | OS/価格 |
|---|---|---|---|
| MS-01(13900H) | Core i9-13900H/32GB/1TB | 10GbE SFP+×2・2.5GbE×2 | なし/259,800円 |
| JW-LS5(H 255) | Ryzen 7 H 255/32GB/1TB | 10GbE×1 | Windows 11 Pro付属/246,000円 |
| MS-03(Ultra 5 336H) | Core Ultra 5 336H/32GB/1TB | 10GbE×3相当・2.5GbE×1 | なし/231,999円 |
JW-LS5はWindows 11 Proを含めて246,000円と、OSライセンス分を考えればMS-01より実質的に安くなります。ただし10GbEポートは1つのみで、PCIe拡張スロットもありません。10GbEを複数使いたい、PCIe拡張も欲しいという用途であれば、この条件を満たすのはMS-01とMS-03に絞られます。単純なCPU世代やOSの有無だけで比較すればMS-01の259,800円はかなり強気ですが、拡張性に価値を感じるかどうかで評価が変わります。
注意点ゲーミングPCとして買う製品ではない
特に強調しておきたいのがこの点です。MS-01はCore i9を搭載していますが、約26万円のゲーミングPCとして選ぶ製品ではありません。標準GPUはCore i9-13900H内蔵のIntel Iris Xe Graphicsで、軽量なゲームであれば動かせますが、最新AAAタイトルを高画質・高フレームレートでプレイすることを想定した構成ではありません。
PCIeスロットがあるため「あとからグラフィックボードを入れればいい」と考えるかもしれませんが、搭載できるのはハーフハイトかつシングルスロットのカードのみです。一般的なGeForce RTX 5070やRTX 5080などをそのまま内蔵できる構造ではなく、ゲーム性能を最優先するなら、同じ25万円前後をGPU搭載ゲーミングPCへ使った方が合理的です。
向いている用途ホームラボ・NAS・仮想化なら価値がある
MS-01の評価が大きく変わるのがホームラボやサーバー用途です。14コア20スレッドCPUと32GBメモリがあり、NVMe SSDを複数搭載でき、10GbE×2と2.5GbE×2まで利用できます。さらにPCIe拡張スロットもあります。Proxmoxなどを使って複数の仮想マシンを動かしたり、NASや開発サーバーをまとめたり、高速ネットワークの検証環境を作ったりする用途とは相性がよさそうです。デスクトップPCより圧倒的に小さな筐体でこうした環境を構築できることが、MS-01の本来の価値と言えます。
購入チャネルOSライセンス込みの総額で選ぶなら
ホームラボ用途などで購入を決めた場合、リンクス経由の家電量販店ルートだけでなく、OSライセンスまで含めた総額で比較する価値があります。今すぐ買うならMS-01とJW-LS5の2択です。
FAQよくある質問
リンクスインターナショナルから2026年9月19日に税込259,800円(OSなし)で発売されます。Core i9-13900H・32GB DDR5・1TB NVMe SSDを搭載する「MS-01-32/1T(13900H)」というモデルです。
MINISFORUM JP公式ストアでは同じCore i9-13900H・32GB・1TB構成が170,399円と表示されています。ただし公式直販と国内正規代理店では保証・サポート窓口が異なる可能性があるため、価格差だけで単純比較しない方がよいでしょう。
用途によります。MS-03はPanther Lake世代のCore Ultraを搭載し、10GbEポートが3基相当とMS-01より多く、Core Ultra 5構成(231,999円)はMS-01より安価です。一方でPCIe拡張スロットはMS-01のPCIe4.0×8からPCIe4.0×4に縮小されています。10GbEポート数を重視するならMS-03、PCIe拡張の帯域を重視するならMS-01を検討する価値があります。
標準GPUはIntel Iris Xe Graphicsのため、最新AAAタイトルを高画質で快適に遊ぶことは想定されていません。PCIeスロットはハーフハイト・シングルスロット限定で、一般的なRTX 5070/5080などを内蔵できる構造でもないため、ゲーミングPCとして選ぶ製品ではありません。
10GbE SFP+を複数使いたい、NVMe SSDを複数搭載したい、PCIeカードも使いたいというホームラボ・NAS・仮想化用途の人に向いています。WebブラウジングやOffice作業が中心ならより安価なミニPC、ゲームが目的ならGPU搭載のゲーミングPCの方が適しています。
まとめまとめ|CPUではなく拡張性に払う26万円
リンクスインターナショナルが国内発売するMINISFORUM MS-01-32/1T(13900H)は、2026年9月19日発売予定で価格は259,800円です。Core i9-13900H・32GBメモリ・1TB NVMe SSDを標準搭載する一方、OSライセンスは付属しません。Core i9-13900H単体で見れば第13世代の見劣りするCPUですが、10GbE SFP+×2・2.5GbE×2・PCIe 4.0×8拡張スロット・NVMe×3という構成は、一般的なミニPCとは明確に異なる拡張性です。
ただし購入前には2点を必ず確認したいところです。1つはMINISFORUM公式ストアとの価格差(170,399円〜)、もう1つはすでに国内発売されている後継機MS-03の存在です。MS-03はCore Ultra 5構成なら231,999円とMS-01より安く、10GbEポートも実質3基とMS-01より多くなっています。ゲーミングPCとして考えると価格に対するGPU性能が不足しているためおすすめしにくいものの、NAS・仮想化・開発環境などを小さな筐体に集約したいホームラボ用途では、MS-01・MS-03とも2026年時点で代替しにくい特徴を持っています。
MINISFORUM MS-01-32/1T(13900H)は2026年9月19日発売・259,800円(税込・OSなし)で、Core i9-13900H・32GB・1TB SSD・10GbE SFP+×2・2.5GbE×2・PCIe4.0×8拡張スロット・NVMe×3という構成です。MINISFORUM公式ストアでは同一構成が170,399円で確認でき、さらに後継機MS-03(Core Ultra 5 336H構成で231,999円、10GbE実質3基)もすでに国内発売済みのため、購入前にはこの2点の比較が欠かせません。ゲーミングPCとしては非推奨ですが、10GbE・PCIe拡張・複数NVMeを求めるホームラボ・NAS・仮想化用途では検討価値があります。





