MSI Claw 8 EX AI+に廉価版CG3M登場へ|Arc B370で300ドル安い1,499ドル、Extreme版との違いを整理
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Arc B370搭載で300ドル安い1,499ドル、Extreme版との違いを整理
米国の販売店に、MSI Claw 8 EX AI+の廉価モデル「CG3M-072USY」が1,499ドルで掲載されました。現行の最上位モデル「CG3EM」(1,799ドル)から300ドル安く、内蔵GPUをArc G3 Extreme(Arc B390)からArc G3(Arc B370)へ、SSD容量を1TBから512GBへ落とした構成です。海外メディアが入手したMSIの内部文書にもCG3EM・CG3EM Launch Packと並んで記載されており、販売店の誤登録ではなく準備が進むラインとみられます。
MSI Claw 8 EX AI+は気になるけれど、国内価格28万9,800円という数字を見て手が出せずにいる方は少なくないはずです。ポータブルゲーミングPCとしては高性能な部類ですが、この価格帯になるとノートPCやミニPCとの選択肢も視野に入ってきます。
その状況に変化がありそうです。米国の販売店CompSourceとExcaliberPCに、Claw 8 EX AI+の新しい廉価モデル「CG3M-072USY」が1,499ドルで掲載されました。現行の最上位モデル「CG3EM」より300ドル安い設定で、内蔵GPUをArc G3 Extreme(Arc B390)から標準版のArc G3(Arc B370)に、SSD容量を1TBから512GBに落とした構成です。海外メディアが入手したMSIの内部文書にも、CG3EM・CG3EM Launch Packと並んでCG3Mの型番が記載されていると報じられており、単なる販売店の誤登録ではなく、MSI社内で準備が進むラインナップ追加と見てよさそうです。
GPU性能差が実際どの程度体感に響くかは、すでに詳しいベンチマーク検証記事で扱った領域です。ここでは重複を避け、CG3M固有の一次情報、300ドルの内訳、価格の位置づけ、そして今のタイミングでCG3EMとCG3Mのどちらを選ぶべきかという判断材料に絞って整理します。

目次
ニュースの核心CG3M-072USYが1,499ドルで販売店に掲載
今回の情報の出どころは、米国の販売店CompSourceとExcaliberPCに掲載された商品ページです。型番「CG3M-072USY」(メーカー型番CLAW8EX0272)としてリストされ、価格は1,499ドル。ExcaliberPCの商品ページでは2026年10月30日入荷予定の予約受付として案内されており、CompSource側は掲載時点で在庫切れの状態でした。
販売店の登録ミスではないかという疑いも当然出てきますが、海外メディアVideoCardzが入手したMSIの内部文書には、現行の「CG3EM」「CG3EM Launch Pack」と並んで「CG3M」の型番が記載されていると報じられています。この文書はMSIが自社サイトで公表したものではなく、あくまで報道機関が入手した内部資料である点には注意が必要です。ただし、実店舗2社(CompSource・ExcaliberPC)が同時期に具体的な型番・価格・スペックで販売ページを掲載している事実と重ね合わせると、販売店側の単独の先走りだけでは説明しにくい状況です。MSI自身はこの文書以外にCG3Mの存在を公式には発表しておらず、2026年9月16日時点でMSI公式サイトにCG3M専用の製品ページは存在せず、価格・発売日・対応地域を含めた正式発表もまだ出ていません。
| 項目 | CG3M(新・廉価版) | CG3EM(現行・上位) |
|---|---|---|
| プロセッサー | Intel Arc G3 | Intel Arc G3 Extreme |
| 内蔵GPU | Arc B370 | Arc B390 |
| Xe3コア数 | 10基 | 12基 |
| GPU最大クロック | 最大2.2GHz | 最大2.3GHz |
| INT8 TOPS | 最大90 TOPS | 最大113 TOPS |
| Configurable TDP | 上限30W | 上限35W |
| CPU構成 | 14コア14スレッド(共通) | 14コア14スレッド(共通) |
| SSD容量 | 512GB(M.2 2280 Gen4) | 1TB(M.2 2280 Gen4) |
| 米国価格 | 1,499ドル | 1,799ドル |
メモリは両モデルとも32GB LPDDR5X、ディスプレイも8型1920×1200・120Hz・VRR対応の同一パネル、バッテリーも80Whで共通です。CPU自体も2つのパフォーマンスコア・8つのエフィシェントコア・4つの低電力エフィシェントコアからなる14コア14スレッド構成は共通で、最大ターボ周波数もCG3Mが4.6GHz、CG3EMが4.7GHzとほぼ同水準です。違いの中心は内蔵GPUのグレードとSSD容量の2点です。
出典:VideoCardz「MSI confirms cheaper Claw 8 EX AI+ with Intel Arc G3」 / ExcaliberPC商品ページ(CG3M-072USY) / Guru3D関連記事 / Club386関連記事
値下げの内訳300ドル安いのはGPU縮小とSSD半減の合わせ技
300ドルの差額は、プロセッサー単体のグレード差だけで説明できるものではありません。GPUのXe3コア数が12基から10基へ約17%減っている点に加え、SSD容量が1TBから512GBへ半分になっている点も価格差に含まれています。ストレージ単体でも一定のコスト差が生まれるため、実質的な「GPU分の値下げ」は300ドルより小さいと考えておいたほうが実態に近いはずです。
ExcaliberPCの商品ページによれば、CG3MのSSDはM.2 2280サイズのPCIe Gen4 NVMeで、スロット1基構成です。容量不足を感じた場合は市販のM.2 SSDに換装できる設計で、512GBという初期容量は買い替えではなくパーツ追加で解決できる余地があります。CG3EM側も同じM.2 2280 Gen4なので、SSD容量差は購入後にある程度取り返せる部分です。
性能差の実態スペック上の約2割差は実用域でどこまで縮むか
Xe3コア数だけを見ればCG3MはCG3EMの約83%規模で、INT8 TOPSも90対113とおよそ2割低くなります。ただし、この数字の開きがそのままゲーム体感の差になるとは限りません。Arc B370とArc B390を20W動作に絞って比較した検証記事では、電力に余裕のある35W前後で約6%だった性能差が、ハンドヘルドPCで現実的な20W運用では約2%まで縮小するという結果が出ています。詳しいベンチマーク数値や留保事項はそちらの記事にまとめてあるので、気になる方はあわせて確認してください。
この結果はあくまで別筐体の試作チップを使った検証であり、CG3Mの製品版でも同じ傾向になると決めつけることはできません。CG3MはCG3EMよりConfigurable TDPの上限も30Wと35Wでやや低く設定されているため、両者を同じ電力設定で比較した場合にどの程度差が出るかは、CG3Mの実機レビューが出るまで確定できない部分として残ります。
価格の位置づけ1,499ドルでもXbox Allyより高い価格帯
1,499ドルはCG3EMの1,799ドルより安くなりましたが、携帯ゲーミングPC市場全体で見ると依然として上位の価格帯です。同じWindows搭載ハンドヘルドで人気の高いASUS ROG Xbox Ally X(999.99ドル)と比べると、CG3Mでも約500ドル高い計算になります。
日本市場での位置づけも同様の構図です。現行のCG3EMはMSI公式ストアで28万9,800円、ROG Xbox Ally Xは169,800円で、その差は12万円以上あります。米国価格の下落率(1,499ドル÷1,799ドルで約16.7%減)をそのままCG3EMの国内価格に当てはめると24万円台という数字が出てきますが、これはあくまで単純な比例計算であり、為替や関税、MSIの国内価格設定の都合によって実際の数字とは大きくずれる可能性があります。CG3Mの日本価格を予測する材料としては使わないほうが安全です。
判断材料CG3EMとCG3M、今のタイミングでどちらを選ぶか
- ACアダプター接続時は35W前後まで電力を確保でき、Xeコア12基のArc B390を活かしやすい
- SSD容量1TBで、ゲームを複数インストールしても容量に余裕がある
- 国内28万9,800円で今すぐ購入でき、発売日・価格の不確定要素がない
- バッテリー駆動を優先する実用域では、GPUコア数の差が体感で縮む可能性がある
- 米国価格は300ドル安い1,499ドルで、SSDは自分で増設できる
- ただし国内価格・発売日は未定で、現時点では実機レビュー待ちの段階
CG3Mの実機レビューが出た際にまず確認したいのは、15W・20W・25W・30Wという実用的な電力設定ごとに、CG3EMとどれだけ差が残るかという点です。20W運用の差が小さいままなら、300ドル安いCG3Mは携帯性重視のユーザーにとって現実的な選択肢になります。逆に30W運用でも大きな差が残るようなら、価格差以上にGPU性能の差を優先すべき場面が多くなるはずです。
おすすめ今の時点で選べる2つの選択肢
CG3Mは国内価格・発売日とも未定のため、今すぐ購入できる選択肢としては現行のCG3EMと、価格重視ならROG Xbox Ally Xが候補になります。CG3Mの登場を待つかどうかは、前章の判断材料を参考にしてください。
Q&Aよくある質問
まとめまとめ|CG3Mの存在は複数ソースで裏付け、判断は実機レビュー待ち
MSI Claw 8 EX AI+の廉価モデル「CG3M-072USY」が、米国の販売店に1,499ドルで掲載されました。海外メディアが入手したMSIの内部文書にも、現行のCG3EM・CG3EM Launch Packと並んでCG3Mの型番が記載されていると報じられており、販売店の誤登録ではなく、準備が進むラインナップ追加と見られます。違いは内蔵GPU(Arc B390からArc B370へ、Xeコア12基から10基へ)とSSD容量(1TBから512GBへ)の2点で、CPU・メモリ・ディスプレイ・バッテリーは共通です。
CG3Mは海外メディアが入手した内部文書と、実店舗2社の販売ページという独立した2つの根拠がある廉価モデルで、単なる噂ではありません。ただし2026年9月16日時点で国内価格・発売日を含めた正式発表はまだなく、実用域での性能差がどこまで縮むかもCG3M自身の実機レビューを待つ必要があります。今すぐ購入したい場合は、Xeコア12基をフルに使えるCG3EM、またはより価格を抑えたROG Xbox Ally Xが現実的な選択肢です。CG3Mが気になる場合は、公式発表と実機ベンチマークが出そろうまで待つのが安全な判断といえます。



