Cleer「ARC X Gaming」発表|10ms低遅延のオープンイヤー型、ARC 5 Gamingとの違いを検証【TGS2026】
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専用ドングルで約10ms、オープンイヤー型ゲーミングイヤホンをTGS2026に参考出品

Cleerから、耳を塞がないオープンイヤー型のゲーミングイヤホン「ARC X Gaming」が登場します。国内代理店の東京音響が、9月17日から21日に幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2026(ホール10・10-E36)で参考出品します。
最大の特徴は、専用USBドングル使用時の遅延を約10msまで抑えていることです。着脱式ブームマイクも備え、音楽向けオープンイヤーイヤホンの流用ではなくPCゲームとボイスチャットを意識した設計になっています。
調べたところ、Cleerは海外で「ARC 5 Gaming」というオープンイヤー型ゲーミングイヤホンを2026年9月から販売中です。同じくUSB-Cドングルを使いますが公称遅延は30ms未満で、ARC X Gamingとは仕様がかなり異なります。
目次
要点まず何が起きたか
Cleerの国内代理店・東京音響が、東京ゲームショウ2026(9月17日〜21日・幕張メッセ ホール10「10-E36」)でオープンイヤー型ゲーミングイヤホン「ARC X Gaming」を参考出品します。専用USBドングル使用時の遅延は約10ms。16.2mmダイナミックドライバー・Bluetooth 6.0・着脱式ブームマイクを備えます。開発中のモデルであり、2026年9月16日時点で国内価格・発売日は未発表です。
背景詳しい内容と背景
調べたところ、ARC X Gamingにはイヤホン本体にAiroha「AB1592S」、専用ドングルに「AB1571D」を搭載し、AACとSBCに加えて超低遅延接続に対応します。音響面では16.2mmの大型ダイナミックドライバーと独自の低域強化技術「DBE 5.0」を採用し、周波数特性は65Hz〜40kHz。連続再生時間はイヤホン単体で最大約8時間、充電ケースを含めると約18時間です。重量はブームマイクなしで片耳10.4g、装着時12.8g、ケースなどを含めた一式で86gとされています。
この仕様を単体で見るより興味深いのが、Cleerが海外で先行発売している「ARC 5 Gaming」との違いです。ARC 5 Gamingも同じくオープンイヤー型で16.2mmドライバーとUSB-C低遅延ドングルを搭載しますが、Bluetoothは5.4でaptX Adaptive・aptX Lossless・LDACなど高音質コーデックに対応し、THX Spatial AudioやSnapdragon Sound、ヘッドトラッキングまで備えます。USB-Cドングル接続時の公称遅延は30ms未満で、バッテリーはイヤホン単体最大12時間・ケース込み最大60時間。AMOLEDタッチスクリーン付きケースやIPX7防水も用意されています。
つまりARC 5 Gamingは高音質コーデックや空間オーディオ、長時間バッテリーまで含めた多機能モデルであるのに対し、ARC X Gamingは対応コーデックをAAC/SBCに絞る代わりに約10msという低遅延と、着脱式ブームマイクによるボイスチャット品質へ重点を移したモデルに見えます。バッテリーもARC X Gamingは単体約8時間・ケース込み約18時間と、ARC 5 Gamingの12時間・60時間よりかなり短めです。ARC X Gamingはまだ参考出品段階のため、正式な位置付けは今後の発表を待つ必要があります。
10msという数字の目安として、60fpsなら1フレームは約16.67ms、120fpsで約8.33ms、144fpsで約6.94msです。60fps換算では1フレームより短い時間になります。ただしメーカー公称のレイテンシーは測定区間(送信機への入力からイヤホンに届くまでか、実際に音が出るまでか等)がメーカーによって異なることが多く、ARC X Gamingについても10msの詳細な測定条件は現時点で明らかになっていません。専用ドングルを使わない通常のBluetoothペアリングでは、この数値は適用されないとみられる点にも注意が必要です。
比較ARC 5 Gaming・INZONE Budsとの違い
ARC X Gamingを、海外で先行発売中のARC 5 Gaming、国内のワイヤレスゲーミングイヤホンの代表格であるソニー「INZONE Buds」と並べました。INZONE BudsもUSB Type-Cトランシーバーによる2.4GHz接続で、ソニー公表の通信遅延は30ms未満です。
| 項目 | ARC X Gaming | ARC 5 Gaming | INZONE Buds |
|---|---|---|---|
| ドングル遅延 | 約10ms | 30ms未満 | 30ms未満 |
| Bluetooth | 6.0 | 5.4 | 非公表 |
| コーデック | AAC/SBC | aptX Lossless/LDAC等 | 非公表 |
| 構造 | オープンイヤー | オープンイヤー | カナル型+ANC |
| ブームマイク | 着脱式あり | なし | なし |
| バッテリー(単体) | 約8時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
| バッテリー(ケース込) | 約18時間 | 最大60時間 | 非公表 |
| 価格 | 未定 | 249.99ドル | 国内発売中 |
※ARC 5 Gamingの価格はCleer公式サイト(2026年9月16日時点)。発表当初は229.99ドルと報じられていましたが、現在の公式価格は249.99ドルです。INZONE Budsのバッテリー値は2.4GHzドングル接続時(NC OFF)の数値で、Bluetooth接続時はより長くなります。
低遅延そのものを重視するなら、無線の遅延をなくせる有線ゲーミングイヤホンも選択肢になります。ソニー「INZONE E9」はFnatic共同開発の完全密閉型有線イヤホン、Logicool「G333」はデュアルドライバー+インラインマイクを備えた有線イヤホンで、いずれも5,000円台〜1万6,000円台とARC X Gamingが想定される価格帯より手頃です。ワイヤレスの利便性は失われますが、遅延を気にしたくない場合はこちらも比較対象になります。
影響ユーザーへの影響と今後
- 専用ドングル使用時の遅延が約10msと、同社のARC 5 Gaming(30ms未満)よりさらに低い
- 着脱式ブームマイクでボイスチャットの声を拾いやすく、外付けマイクを別途用意する手間を減らせる可能性がある
- 耳を塞がないため、長時間プレイでの蒸れや圧迫感を避けられ、インターホンや家族の呼びかけにも気付きやすい
- 日本での価格・発売時期が未発表で、現時点では購入できない(参考出品段階のため仕様変更の可能性もある)
- 耳を密閉しないため、競技FPSで環境音を遮断したい場合や、ANCが欲しい場合はカナル型のINZONE Buds等の方が有利な場合がある
- バッテリーはARC 5 Gamingより短く(単体約8時間・ケース込み約18時間)、対応コーデックもAAC/SBCに絞られている
おすすめ今すぐ買えるゲーミングイヤホンの選択肢
ARC X Gamingの国内発売を待てない場合、低遅延ドングル対応のゲーミングイヤホンはすでに国内で購入できます。誰向けかで選び分けてください。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
ゲーミングイヤホン全般の選び方を比較検討したい場合は、下記の関連記事も参考にしてください。
まとめまとめ|ARC X GamingはARC 5 Gamingの国内版ではない
ARC X Gamingは、Cleerが海外で先行発売したARC 5 Gamingとは異なり、高音質コーデックや空間オーディオより約10msの低遅延と着脱式ブームマイクへ重点を移したモデルに見えます。オープンイヤー型は長時間プレイの快適さと周囲の音を把握できる利点がある一方、競技FPSで環境音を遮断したい用途には向きません。現時点では価格・発売日ともに未定で、TGS2026での展示と正式発表を待つ必要があります。
専用ドングルで約10msという数値は魅力的ですが、ARC X Gamingは2026年9月16日時点で参考出品段階、価格・発売日は未定です。オープンイヤー構造はFPSの環境音把握では密閉型に劣る場合があるため、用途に合わせて他の選択肢とも比較してください。



