ゲーミングイヤホンのおすすめ8選【2026年版】プロが使う理由・FPS定位の仕組み・ヘッドセットとの違いまで完全解説

(更新: 2026.6.14)
ゲーミングイヤホンのおすすめ8選【2026年版】プロが使う理由・FPS定位の仕組み・ヘッドセットとの違いまで完全解説

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VALORANTやCS2のLANトーナメントで、プロ選手がヘッドセットの下にイヤホンを装着しているのを見たことはありませんか。あれは「イヤホンでゲーム音声を聴き、ヘッドセットは遮音とマイク専用」という二重装着です。プロがイヤホンを選ぶ理由はカナル型の高い遮音性(フォームチップで最大40dB前後)と、同価格帯でヘッドセットより上回る音質にあります。

ゲーミングイヤホンはプロだけのものではありません。眼鏡と干渉しない・夏場に蒸れない・重量5〜20gで長時間疲れないという実用的なメリットがあり、ヘッドセットの不満を解消できるデバイスです。なお、プロがイヤホンを選ぶ最大の実利は定位そのものの優劣ではなく、遮音で微細な足音を拾える点と軽さにあります。FPSの足音定位もドライバーを正しく選べば十分に実用的です。

このガイドでは、FPSの定位感に効くドライバーの選び方から、3,000円のエントリーモデルから20,000円超のプロ仕様まで厳選8製品を価格帯別に紹介します。「マイクがない問題」への具体的な解決策もセットで解説します。

目次

ヘッドセットとの違い — イヤホンを選ぶ理由

比較項目ヘッドセットイヤホン(IEM)
重量250〜400g(首・頭が疲れる)5〜20g(圧倒的に軽い)
眼鏡との干渉テンプル部分に圧迫あり完全に干渉なし
夏場の蒸れ密閉型は深刻蒸れの問題なし
遮音性密閉型で中程度カナル型で25〜40dB前後
音場の広さ広い(空間表現に優位)狭め(密閉的な音)
同価格帯の音質マイク・筐体コストが音質を圧迫ドライバーに予算を集中できる
マイク一体型ですぐ使える基本なし(別途必要)
価格帯5,000〜40,000円2,000〜30,000円

まとめると「音質・快適性・遮音性でイヤホンが有利、マイクと音場の広さでヘッドセットが有利」です。マイク問題は3,000〜6,000円のUSBマイクで解決できるため、トータルコストでも十分に競争力があります。ヘッドセット側の選び方はゲーミングヘッドセットの選び方で詳しく解説しています。

有線とワイヤレス、競技ならどっち?本記事が有線モデル中心なのは、競技シーンで遅延ゼロが絶対条件だからです。ワイヤレス(Bluetooth)は手軽な一方、コーデック由来の遅延と音の劣化があり、足音1歩の差が勝敗を分けるFPSでは不利になります。普段使いや配信視聴を兼ねたい人にはワイヤレスも選択肢ですが、勝ちにこだわるなら有線(3.5mm/USB-C)が無難です。なお3.5mm接続のモデルはPS5やNintendo Switchのコントローラー・ドックに挿すだけで使え、USB-Cと3.5mm両対応のSony INZONE E9ならPC・PS5・Switch・スマホを1本で兼ねられます。

FPS定位に効くドライバーの選び方

1FPSには「ダイナミックドライバー単発」が最も安定定位の基本

イヤホンのドライバー(音を出す部品)には主に3種類あります。ダイナミック(DD)は自然な音で低音に量感があり、1基で全帯域をカバーするため位相のズレが起きません。バランスドアーマチュア(BA)は高音の解像度が高い反面、低音が弱め。ハイブリッド(DD+BA)は両方の良いところを取りますが、複数ドライバー間で位相のズレが生じるリスクがあります。

FPSの足音定位で最も重要なのは位相の一貫性です。足音の方向・距離感は左右の音の到達時間差で判断するため、ドライバー間の位相ズレがあると方向判別がぼやけます。そのためダイナミックドライバー単発のイヤホンがFPSでは最も安定した選択です。

FPS重視: DD単発を選ぶ。音楽兼用・解像度重視: ハイブリッドも選択肢に入る

インピーダンスについて:ゲーミングイヤホンの多くは16〜32Ωの低インピーダンスで、PCのフロントパネル出力やコントローラー直挿しで問題なく鳴ります。100Ω以上の高インピーダンスモデルはアンプが必要になるため、ゲーム用途では避けるのが無難です。

イヤーピースで遮音と定位が決まる

カナル型イヤホンの遮音性と定位は、ドライバー以上にイヤーピースの密閉(シール)で決まります。どれだけ高性能なイヤホンでも、耳道にしっかり密閉できていなければカタログ上の遮音値は出ず、低音が抜けて足音の距離感もぼやけます。付属チップのまま妥協している人が多い、最も見落とされやすいポイントです。

1フォームチップ(遮音)かシリコン(定位の輪郭)かまず選ぶ

イヤーピースは大きくフォーム(低反発ウレタン)シリコンの2系統に分かれます。フォームは耳道の形に密着して遮音性が最も高く、騒がしい環境で微小な足音を拾いたい競技勢に向きます。シリコンは抜けが良く高音の見通しと定位の輪郭がシャープで、装着も手軽です。遮音を最優先するならフォーム、定位の解像感と手軽さならシリコン、が基本の選び分けです。

騒がしい環境・遮音最優先=フォーム / 自宅で定位の輪郭重視=シリコン

2サイズと装着の深さで音は激変する合わせ方

正しいサイズは「耳に入れて低音がしっかり出て、外音が一段静かになる」ものです。左右で耳道の大きさが違う人は左右別サイズにして構いません。装着時は耳たぶを軽く上後ろに引っ張りながら奥に入れると密閉しやすくなります。低音が痩せてスカスカするときはワンサイズ上、圧迫感が強すぎるときはワンサイズ下を試してください。

低音が痩せる→サイズUP / 圧迫が強い→サイズDOWN。数サイズ試して密閉が出る一個を選ぶ

おすすめゲーミングイヤホン 8選

選定基準は、FPSの定位を重視してダイナミックドライバー単発を中心に据え、リケーブル対応・遮音性・プロ採用実績・コスパ・国内ブランドの入手性まで加味して8製品に絞りました。

各製品の価格は2026年6月時点のAmazon実売の目安です。価格は頻繁に変動するため、購入前に各リンク先で最新価格をご確認ください。

まず8製品を価格の安い順で一覧比較します。

製品価格帯ドライバーマイクこんな人に
エレコム ARMA HS-ARMA50EBK約2,500円〜DD 10mm(ETEM)ブームマイク内蔵最安でマイク込み・国産で安心
7Hz Salnotes Zero 2約3,800円〜DD 10mm別途(リケーブル可)入門で音質を試したい
MOONDROP Chu II約5,000円〜DD 10mm別途(リケーブル可)コスパと解像度重視
Logicool G333約6,500円〜デュアルDDマイク付きマイク込みで手軽に
final VR3000 for Gaming約7,600円〜DD(f-Core DU)マイク付き版ありFPS定位の王道・迷ったら
SHURE SE215約11,000円〜DD別途(MMCX)遮音37dB・プロ環境
Sennheiser IE 200約13,000円〜DD 7mm別途(MMCX)ゲームと音楽を1台で
Sony INZONE E9約16,000円〜DD 5mm別途FPS特化のハイエンド

エントリー(〜5,000円)

入門最強
7Hz Salnotes Zero 2
DD 10mm / 0.78mm 2pin リケーブル対応
7Hz Salnotes Zero 2
DD 10mm32Ω2pin リケーブルVGP受賞

3,000円台とは思えないフラットで高解像度なサウンド。足音もクリアに聞こえるバランスの良さが特徴で、「まず試したい」人の入門機として最適です。リケーブル対応なのでマイク付きケーブルへの換装も可能。VGP受賞の実力です。

約3,800円〜
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コスパ王
MOONDROP Chu II
DD 10mm / 0.78mm 2pin リケーブル対応
MOONDROP Chu II
DD 10mm28Ω2pin リケーブルVGP金賞

2024 VGP金賞受賞。中高音がクリアで透明感があり、FPSの足音・リロード音がはっきり聞こえます。5,000円以下でリケーブル対応という拡張性もポイント。アルミマグネシウム合金振動板で同価格帯を明確に超える解像度を実現しています。

約5,000円〜
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ブームマイク内蔵
エレコム ARMA HS-ARMA50EBK
DD 10mm(ETEM)/ ブームマイクアーム付き
エレコム ARMA HS-ARMA50EBK
DD 10mm ETEMブームマイク付き3Dフィット国内ブランド

国内ブランド・エレコムのFPS特化モデル。φ10mmのETEMドライバー(DD単発の複合振動板)に加え、イヤホンながらフレキシブルなブームマイクアームを備え、別途マイクなしでVCまで1本完結します。3Dフィットイヤーアームで激しい動きでも外れにくく、約2,500円という価格は「まず安くマイク込みで揃えたい」入門者の最有力候補です。音質は上位機に譲りますが、コスパと入手性は随一です。

約2,500円〜(ブームマイク付き)
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ミドル(5,000〜15,000円)

迷ったらこれ
final VR3000 for Gaming
DD(f-Core DU)/ MMCX リケーブル対応(Recableモデル)
final VR3000 for Gaming
DD f-Core DU18ΩMMCX(Recable版)累計16万本

ゲーミングイヤホンの定番中の定番。累計出荷16万本を超えるヒット製品です。「空間表現型」と位置づけられ、IEMとしては広めの音場で足音の方向・距離感を正確に把握できます。FPSでの定位感に特化した設計で、迷ったらまずこれを選んでおけば間違いありません。マイク付きモデルとリケーブル対応モデルが選べます。

約7,600円〜(マイク付き / Recable版あり)
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プロ御用達
SHURE SE215
DD / MMCX リケーブル対応
SHURE SE215
DD17ΩMMCX リケーブル遮音37dBVGP殿堂入り

2012年発売以来のロングセラーで、VGP殿堂入り。最大37dBの遮音性はプロのLAN環境でも信頼される水準です。低音寄りのサウンドで足音検出に強く、MMCX対応でマイク付きケーブルへの換装も容易。VALORANTの日本プロ選手にも使用者がいます。

約11,000円〜
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マイク付きで手軽
Logicool G333
デュアルDD(5.8mm+9.2mm)/ マイク付き
Logicool G333
デュアルDDマイク付きUSB-C変換付属CS2プロ30名超使用

30名を超えるCS2プロが使用しています(m0NESY等)。デュアルドライバーで帯域を分離し、低音と高音を両立しています。インラインマイク付きでVC即対応、USB-C変換も付属するためスマートフォンでも使えます。「別途マイクを買いたくない」人の最有力候補です。

約6,500円〜
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ハイエンド(15,000円〜)

FPS特化の新星
Sony INZONE E9
DD 5mm / Fnatic共同開発
Sony INZONE E9
DD 5mmUSB-C / 3.5mm両対応Fnatic共同開発FPS EQプリセット3種

プロチームFnaticと共同開発したFPS特化ゲーミングIEM。INZONE Hubアプリ対応でFPS向けEQプリセット3種を切り替えられます。約20gの軽量設計で耳掛け式の安定装着。USB-Cと3.5mmの両方に対応し、PC・PS5・スマートフォンで使い回せます。2025年9月発売の比較的新しい製品です。

約16,000円〜
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ゲーム+音楽兼用
Sennheiser IE 200
DD 7mm(TrueResponse)
Sennheiser IE 200
DD 7mm18Ωデュアルチューニングケーブル着脱可

付属イヤーチップの装着位置で「密閉型(遮音重視)」と「オープン型(音場重視)」を切り替えられるデュアルチューニング機能を搭載。FPS向けの空間表現を選べます。低〜高域のスムーズな接続で音楽鑑賞にも高い評価を受けており、ゲームと音楽を1台で兼用したい人に最適です。セール時は大幅値引きされることがあります。

約13,000円〜(セールで1万円前後まで下がることも)
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マイク問題の解決策

イヤホンの最大の弱点は「マイクがない」こと。解決策は3つあります。

  • 卓上USBマイク(最も手軽・おすすめ)
    3,000〜6,000円の卓上USBマイクをデスクに置くのが最もシンプルな解決策です。FIFINE K669B(約3,500円前後)やRazer Seiren V3 Mini(約5,500円前後)がコスパに優れています。イヤホンとは独立しているため、イヤホンを買い替えてもマイクはそのまま使い続けられます。
  • マイク付きモデルを選ぶ
    final VR3000(マイク付き版)やLogicool G333はインラインマイクを搭載しています。別途機材が不要で最も手軽ですが、マイク音質はUSBマイクに劣ります。「とりあえずVCができればいい」レベルなら十分です。
  • リケーブルでマイク付きケーブルに換装
    MMCX(SHURE SE215等)や0.78mm 2pin(MOONDROP Chu II等)のリケーブル対応モデルなら、マイク付きケーブルに交換することで後からマイク機能を追加できます。本体の音質を活かしながらマイクも使える理想的な方法です。

足音を聞き取るための実践設定

機材を整えたら、設定で足音の聞こえやすさをさらに底上げできます。

  • バーチャルサラウンドはOFF、ステレオで使う
    競技勢の多くは7.1chのバーチャルサラウンドを切り、純粋なステレオで左右と距離を判断します。イヤホンはステレオの定位が素直なので、まずはサラウンドOFFが基本です。
  • 足音帯域を意識した軽いEQ
    足音や銃声の定位の手がかりは、おおむね2〜6kHzの中高域に集中します。低音を少し下げてこの帯域をわずかに持ち上げると、微小な足音が前に出ます。上げすぎると音が刺さって長時間疲れるため、各+2〜3dB程度に留めるのがコツです。INZONE E9のようにFPS用EQプリセットを備えるモデルは、それを使うのが手軽です。
  • ゲーム内の音量バランスを足音優先に
    ゲーム側でBGMや環境音を下げ、効果音(SE)の比率を上げると足音が埋もれません。マスター音量は耳を守るため上げすぎず、相対バランスで稼ぐのが安全です。
  • 左右の聞こえを必ず確認する
    装着後にテスト音源で左右の音量・聞こえ方が揃っているか確認します。イヤーピースの密閉が片側だけ甘いと定位が片寄り、せっかくの定位性能が活きません。

まとめ — 用途別おすすめ早見表

あなたの用途に合う1本を選ぶ

まず試したい・予算最優先:7Hz Salnotes Zero 2(約3,800円〜)。3,000円台でリケーブル対応・フラット高解像度。「ゲーミングイヤホンってどんなものか」を知るのに最適な入門機です。

FPS定位感を最優先:final VR3000 for Gaming(約7,600円〜)。累計16万本の実績が証明する定位性能。ゲーミングイヤホンの王道で、迷ったらこれを選んでおけば後悔しません。

プロと同じ環境が欲しい:SHURE SE215(約11,000円〜)。最大37dBの遮音性とプロ実績。MMCX対応でマイク付きケーブルにも換装可能です。

別途マイクを買いたくない:Logicool G333(約6,500円〜)。30名超のCS2プロが使うマイク付きモデル。USB-C変換付属でスマホでも使えます。

ゲームも音楽も1台で:Sennheiser IE 200(約13,000円〜)。デュアルチューニングでFPS向け音場を選べるオールラウンダー。セール時がねらい目です。

最安でマイク込み・国産で安心:エレコム ARMA(約2,500円〜)。イヤホンながらブームマイクを内蔵し、別途マイクなしでVCまで1本完結。音質より価格・手軽さ・入手性を優先する入門者向けです。

よくある質問

ゲーミングイヤホンとヘッドセット、FPSにはどっちが良いですか?

音質・快適性・遮音性ではイヤホンが、マイク一体型と音場の広さではヘッドセットが有利です。プロがLANでイヤホンを選ぶ最大の理由は、遮音で微細な足音を拾える点と軽さにあります。眼鏡を併用する人や長時間プレイする人にはイヤホンが快適です。

マイクが無いモデルでも大丈夫ですか?

問題ありません。解決策は3つあります。卓上USBマイク(3,000〜6,000円・音質が最も良くイヤホンを買い替えても使い回せます)、エレコム ARMAやLogicool G333などマイク内蔵モデル、リケーブル対応機にマイク付きケーブルを換装する方法です。音質重視ならUSBマイク、手軽さ重視なら内蔵モデルがおすすめです。

ワイヤレス(Bluetooth)のゲーミングイヤホンは競技に使えますか?

競技FPSには不向きです。Bluetoothはコーデック由来の遅延と音の劣化があり、足音1歩の差が勝敗を分ける場面で不利になります。普段使いや配信視聴を兼ねるならワイヤレスも選択肢ですが、勝ちにこだわるなら有線(3.5mm/USB-C)が無難です。

PS5やNintendo Switchでも使えますか?

使えます。3.5mm接続のモデルはPS5やSwitchのコントローラー・ドックに挿すだけで使えます。USB-Cと3.5mmの両方に対応するSony INZONE E9なら、PC・PS5・Switch・スマホを1本で兼ねられます。

足音をもっと聞こえやすくする設定はありますか?

バーチャルサラウンドを切ってステレオで使う、足音帯域(2〜6kHz)を各+2〜3dBの軽いEQで持ち上げる、ゲーム内で効果音の比率を上げる、の3つが効きます。装着後は左右の聞こえが揃っているかも確認してください。

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