AOOSTAR「NEX495S」予告|Ryzen AI Max+ PRO 495・192GB搭載、NEX395から何が変わる?

(更新: 2026.9.21)
AOOSTAR「NEX495S」予告|Ryzen AI Max+ PRO 495・192GB搭載、NEX395から何が変わる?

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NEWS / 2026-09
AOOSTAR「NEX495S」予告
Ryzen AI Max+ PRO 495・192GB搭載、NEX395から何が変わる?
AOOSTARが、AMD「Ryzen AI Max+ PRO 495」と最大192GBのLPDDR5Xメモリを搭載する新型ミニPC「NEX495S」を予告しました。ただしCPU・GPUのクロックは小幅な引き上げにとどまり、最大の変更点はメモリ容量です。前作NEX395から何が変わるのか、ゲーム用途とAI用途に分けて検証します。
最大192GB・専用グラフィックスメモリ160GBCPU/GPUクロックは+100MHz程度価格・発売日は未発表

出典(確認日2026年9月15日):VideoCardz「AOOSTAR teases mini-PC with Max+ PRO 495 and 192GB RAM」、AMD公式「Ryzen AI Max+ PRO 495」製品ページ、AMD公式ブログ「Ryzen AI Max PRO 400 Series」、PassMark「Radeon 8065S」ベンチマーク、IT之家「Ryzen AI Max PRO 400シリーズ20機種以上」報道にもとづきます。

AOOSTARが、AMD「Ryzen AI Max+ PRO 495」を搭載する新型ミニPC「NEX495S」を予告しました。最大192GBのLPDDR5Xメモリに対応し、AOOSTARはNEX495Sを「flagship Mini AI Workstation」と位置付けています。前モデルのNEX395はRyzen AI Max+ 395と最大128GBメモリの組み合わせでしたが、NEX495Sではプロセッサだけでなくメモリ容量の上限も64GB増えることになります。

ただし、NEX495Sを「NEX395よりゲーム性能が大幅に高い新型ミニPC」と考えるのは正確ではありません。Ryzen AI Max+ PRO 495のRadeon 8065Sは40CUのRDNA 3.5で、NEX395に搭載されるRadeon 8060Sも同じ40CUのRDNA 3.5です。GPUクロックは2.9GHzから3.0GHzへ約100MHz上がっていますが、グラフィックス部分が根本から刷新されたわけではありません。

NEX495Sで本当に大きく変わるのは、ゲームの平均fpsよりも「GPUから利用できるメモリ量」です。AOOSTAR NEX495Sについて現在判明している仕様とNEX395からの変更点、192GBメモリと最大160GBの専用グラフィックスメモリが実際にどんな用途で意味を持つのか、ゲーム用途で買い替える価値があるのかを整理します。

AMD Ryzen AI Max PRO 400 Series
NEX495Sに搭載されるRyzen AI Max+ PRO 495が属する「Ryzen AI Max PRO 400 Series」(画像:AMD公式)。NEX495S自体の筐体画像はまだティザー段階のため、搭載チップの公式画像を掲載しています。
目次

要点正常進化のCPU/GPUと、64GB増えたメモリ上限

先に結論

NEX495Sは、CPUコア数やGPUのCU数を増やした大型刷新ではありません。Zen 5の16コア32スレッド・RDNA 3.5の40CUという基本構成はNEX395から変わらず、クロックも100MHzほど上がった程度です。最大の変更点は、メモリ上限が128GBから192GBへ、専用グラフィックスメモリの上限が最大96GBから最大160GBへ拡大したことです。ゲーム性能への影響は小さい一方、大規模なローカルLLMを扱う用途ではこの64GB差が意味を持ちます。

予告NEX395の後継、詳細仕様はまだ大半が未公開

AOOSTARは2026年9月11日、NEXシリーズの新モデルとして「NEX495S」を予告しました。公開されたティザーでは「flagship Mini AI Workstation」と表現され、Ryzen AI Max+ PRO 495と最大192GBのLPDDR5Xメモリを搭載することが明らかになっています。NEX495SはRyzen AI Max+ 395を搭載したNEX395の後継にあたり、公開画像を見る限り筐体デザインもNEX395から変更されているようです。

一方、2026年9月15日時点で詳細仕様はまだ公開されていません。ストレージ構成、USBや有線LANなどのインターフェース、筐体サイズ、実際の電力設定、価格、発売日は未発表で、AOOSTARは「launching soon」と案内するにとどまっています。そのため、現段階のNEX495Sは正式発売された完成製品というより、主要スペックだけが先行公開された予告段階の製品として見る必要があります。

チップRyzen AI Max+ PRO 495はNEX395の395から何が変わる?

前モデルNEX395に搭載されるRyzen AI Max+ 395と、NEX495SのRyzen AI Max+ PRO 495を比較すると、CPUとGPUの基本構造は意外なほど似ています。AMD公式仕様によると、Ryzen AI Max+ 395はZen 5の16コア32スレッドでベース3.0GHz・最大5.1GHz、Radeon 8060SはRDNA 3.5の40CUで最大2.9GHz(2900MHz)です。最大128GBの256bit LPDDR5X-8000メモリをサポートし、L2キャッシュ16MB・L3キャッシュ64MB、TDPは標準55W(cTDP 45〜120W)です。

Ryzen AI Max+ PRO 495もZen 5の16コア32スレッド、L2 16MB・L3 64MB、TDP標準55W(cTDP 45〜120W)という構成は変わりません。CPUクロックがベース3.1GHz・最大5.2GHzへ、Radeon 8065Sが最大3.0GHz(3000MHz)へ引き上げられ、NPUは最大55 TOPS・システム全体では最大131 TOPSへ向上しています。メモリは最大192GBのLPDDR5X-8533に対応します。つまりPRO 495世代は、CPUコア数やGPUのCU数を増やした大型アップデートではありません。CPUが100MHz、GPUも100MHz、NPUが50 TOPSから55 TOPSへ引き上げられた正常進化型で、最大の変更点は128GBから192GBへ拡大したメモリ容量だと考えた方が実態に近いでしょう。

メモリ専用グラフィックスメモリは最大96GBから最大160GBへ

NEX395は当初128GBメモリを搭載する構成で登場し、2026年8月には64GBモデルも追加されました。Ryzen AI Max+ 395の128GB環境では、AMD Variable Graphics Memoryを利用して最大96GBを専用グラフィックスメモリとして設定できます。NEX495Sではこの最大容量が192GBまで拡大し、Ryzen AI Max+ PRO 495は最大160GBの専用グラフィックスメモリをサポートします。専用VRAMとして確保できる容量だけで比較すると96GBから160GBとなり、こちらも64GB増えます。

一般的なゲーミングPCでは、システムメモリとグラフィックボードのVRAMは別々に搭載されています。32GBのシステムメモリと16GBのVRAMを持つGPUを搭載していても、GPUが32GBのシステムメモリをそのまま16GBのVRAMと同じ速度・扱いで利用できるわけではありません。Ryzen AI MaxシリーズではCPUとGPUが大容量のLPDDR5Xメモリを共有するユニファイドメモリ構成を採用しており、128GBや192GBという巨大なメモリプールの大部分をGPU側へ割り当てられることが、一般的なディスクリートGPUにはない大きな特徴です。ゲームでは96GBですらほぼ使い切る場面がありませんが、大規模言語モデルではこの64GB差が「モデルをGPUメモリ内に収められるかどうか」を左右する可能性があります。

AI性能「3000億パラメータが動く」は慎重に見るべき

AMDはRyzen AI Max+ PRO 495について、192GB搭載システムでは最大160GBを専用グラフィックスメモリとして設定でき、4bit量子化で3000億パラメータを超えるモデルを実行できると説明しています(脚注GRHP-01、2026年5月11日時点の検証にもとづく数値)。ただし、この数字は「3000億パラメータ級LLMが常に快適な速度で動く」という意味ではありません。単純計算すると、3000億個のパラメータを4bit・1パラメータあたり0.5バイトで保存しただけでも約150GBになります。最大160GBの専用グラフィックスメモリに収まる数字ではありますが、実際のLLM推論ではモデルの重みだけでなく、KVキャッシュ、コンテキスト、ランタイム、量子化方式に伴う追加データにもメモリを使用します。

したがってNEX495Sについても、「3000億パラメータ対応」という数字だけでAI処理速度を判断するべきではありません。重要なのは、これまで96GBや112GB付近で容量不足になっていたワークロードを、160GBクラスまでGPU側で扱えるようになることです。特に複数モデルを同時に動かすAIエージェント、大きなコンテキストを利用するRAG、画像・言語を組み合わせるVLMなどでは、単純なTOPSよりメモリ容量が先にボトルネックになるケースがあります。ここがNEX395からNEX495Sへ移行する一番大きな理由になるでしょう。

ゲーム性能NEX395から大幅には変わらない可能性が高い

ゲーム目的でNEX495Sを検討している場合は、192GBという数字に惑わされない方がよさそうです。Radeon 8060SからRadeon 8065Sへの変更では、RDNA 3.5・40CUという基本構成は同じで、GPUクロックが2.9GHzから3.0GHzへ約3.4%上がった程度です。同じ電力設定と冷却条件なら、世代が変わるほどの性能差は期待しにくいでしょう。PassMarkでは2026年9月時点でRadeon 8065SのG3D Markが18,492、8060Sが18,070となっており、8065Sが約2%上回っています。ただし8065S側はまだ計測データの蓄積が少なく、この結果をそのまま実ゲーム性能差と見ることはできません。むしろ現在のデータから読み取れるのは、「8065Sは8060Sを置き換える小幅な高速版」という程度です。NEX495Sの実際のゲーム性能を左右するのは、100MHzのクロック差よりAOOSTARがどこまで電力を許容し、長時間そのクロックを維持できる冷却システムを搭載するかでしょう。

192GBメモリを搭載していても、それだけでゲームのfpsが128GBモデルより高くなるわけではありません。一般的なPCゲームでは32GBあれば十分なタイトルが多く、NEX395の64GBモデルでもゲーム用途なら容量不足になる可能性は低く、128GBやNEX495Sの192GBはゲームのために搭載されている容量ではありません。GPUへ160GBを割り当てられるからといって、ゲームで160GBを割り当てれば速くなるわけでもなく、GPU用に確保した分だけCPUから利用できるシステムメモリは減るため、用途に合わせた割り当てが必要です。ゲーム目的だけなら、NEX495Sの価値は192GBよりもRadeon 8065Sの実際のTDP・冷却・騒音・価格で判断した方がよいでしょう。

筐体新しい筐体が実は重要かもしれない

NEX495Sのティザー画像では、NEX395から筐体形状が変わっているように見えます。これはスペック表のCPU名以上に注目したい部分です。NEX395は284×159×52mmの横長筐体で、ベイパーチャンバーと銅製フィンを組み合わせた冷却システムを採用し、最大140Wの性能モードを備えていました。Ryzen AI Max+ PRO 495自体のAMD公式cTDPは45〜120Wですが、ミニPCでは同じAPUを搭載していても、冷却能力やメーカー独自の電力設定によって持続性能が変わります。NEX495Sで筐体を変更した理由が192GBメモリ実装だけなのか、より高い持続電力や静音性を狙った冷却設計の変更なのかはまだ分かりません。ゲーム性能やローカルAIの長時間推論を評価するうえでは、発売後に確認したいポイントです。

買い替えNEX395ユーザーはNEX495Sへ買い替えるべき?

すでに128GB版NEX395を所有している場合、ゲーム目的だけでNEX495Sへ買い替える必要性は低そうです。CPUは16コア32スレッドのZen 5で変わらず、GPUも40CUのRDNA 3.5を継続します。クロックアップ幅も小さいため、ゲームや一般的なデスクトップ作業では買い替え費用に見合うほどの差が出ない可能性があります。一方、大規模なローカルAIを動かしていて96GB前後のGPUメモリ上限に頻繁にぶつかっているユーザーには意味があります。128GBから192GBへ増え、専用グラフィックスメモリの最大値も96GBから160GBへ拡大するため、NEX395ではCPUへ一部をオフロードしていたモデルをGPU側へより多く収められる可能性があります。つまりNEX395からNEX495Sへの買い替え価値は、「世代が新しくなったから」ではなく「96GBでは足りないか」で判断するのが分かりやすいでしょう。

今買えるものNEX495Sを待つ間に検討したい現行Ryzen AI Max+ 395機

NEX495Sは2026年9月15日時点で価格・発売日とも未発表で、日本での入手性も不明です。今すぐ大容量メモリのミニPCが欲しい場合は、すでに販売されているRyzen AI Max+ 395搭載機が現実的な選択肢になります。ゲーム性能だけならRadeon 8060SとRadeon 8065Sの差はごくわずかなので、「PRO 495世代を待つ」ことの価値はゲーム用途では薄く、AI用途で96GB超のGPUメモリを必要とするかどうかにかかっています。

製品メモリ/ストレージ特徴
GMKtec EVO-X264GB LPDDR5X-8000+1TB SSDRyzen AI Max+ 395・126TOPS、比較的抑えた容量でまず試したい人向け
GMKtec EVO-X3128GB LPDDR5X-8000+2TB SSD70B級ローカルLLMを想定した容量、OCuLink標準搭載
MINISFORUM MS-S1 MAX128GB LPDDR5X-8000+2TB SSDデュアル10GbE標準搭載のワークステーション寄り構成
GMKtec EVO-X2 AIミニPC(Ryzen AI Max+ 395・64GB LPDDR5X+1TB SSD)
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競合NEX495Sは192GBミニPCとしては後発

NEX495Sそのものは注目できる製品ですが、「Ryzen AI Max+ PRO 495+192GB」という構成自体はすでに珍しくなくなりつつあります。2026年9月にはGMKtec「EVO-X5 Pro」、ACEMAGIC「F9A」、MINISFORUM「MS-S1 MAX-P495」、COLORFIRE「Lingchuang Mini Pro」など、同じRyzen AI Max+ PRO 495と最大192GBのユニファイドメモリを組み合わせた小型ワークステーションが相次いで登場しています。

製品ストレージ・電力等特徴価格・発売時期
AOOSTAR NEX495S未発表NEX395の後継、新筐体未発表(launching soon)
GMKtec EVO-X5 Pro最大24TB(M.2×3)AMD DASH・dTPM 2.0対応の遠隔管理、24時間連続運用想定2026年9月28日発売・価格は未公表
MINISFORUM MS-S1 MAX-P495最大16TB(M.2×2)+PCIe4.0 x16スロット120W(瞬間160W)、10GbE×2、USB4×2+USB4 V2×2約7,000ユーロ・2026年9月発売
ACEMAGIC F9AデュアルNVMe約2L筐体、OCuLink、2.5GbE×2未定
COLORFIRE Lingchuang Mini Pro未発表GMKtec・ACEMAGICに続く3社目未定

MINISFORUM MS-S1 MAX-P495はすでに192GB LPDDR5X-8533、120W性能モード(瞬間160W)、10GbE×2、USB4 V2、フルサイズのPCIe 4.0 x16スロットなど詳細仕様まで公開しています。GMKtec EVO-X5 Proも最大24TBストレージ、AMD DASHによる遠隔管理、24時間連続運用を想定した設計など、AIワークステーションとしてCPU以外の部分を差別化しており、5機種の中で唯一2026年9月28日という発売日を明示しています。つまりNEX495Sにとって「192GB」という数字だけでは競合との差別化になりません。AMDは2026年9月10日に中国で開催したメディアイベントで、Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載した製品が近く20機種以上登場する見通しだと説明したと報じられており、今後はCPU名だけでなく冷却性能、電力設定、SSDスロット数、10GbEの有無、USB4 V2やOCuLink、保証、価格の方が差別化要素として重要になっていくでしょう。

価格価格・発売日、日本発売とも現時点で不明

NEX495Sの価格・発売日はまだ発表されていません。前モデルNEX395は中国向けに展開され、128GBモデルに加えて2026年8月には64GB・SSDなしの11,999元モデルと、64GB・1TB SSDの12,999元モデルが確認されています。ただしNEX495Sはメモリが最大192GBとなり、プロセッサもRyzen AI Max+ PRO 495へ変更されるため、NEX395の低価格版と同水準になる可能性は低いと考えた方がよいでしょう。むしろ注目したいのは、192GBモデルだけを用意するのか、それともNEX395のように容量を抑えた構成も追加するのかです。ゲーム用途では192GBを必要としないため、もしNEX495Sにも64GBや128GBモデルが設定されれば、Radeon 8065S搭載ゲーミングミニPCとしてはこちらの方が購入しやすい可能性があります。

日本発売についても現時点で情報はありません。前モデルNEX395は中国国内を中心に販売され、2026年8月時点でもAOOSTARの国際公式ストアには掲載されていませんでした。そのためNEX495Sについても、予告されたからといって日本ですぐ正規販売されるとは限りません。日本から購入する場合、価格だけでなく保証、修理時の発送先、技適を含む無線機能の扱いなども確認する必要があります。

✓
注目する価値がある人
  • 96GB前後のGPUメモリ上限に頻繁にぶつかっているローカルLLM・AIエージェントのユーザー
  • 大きなコンテキストを扱うRAGや、画像・言語を組み合わせるVLMを動かしたい人
  • NEX395の設計(3基のM.2・140W級電力設定)を引き継いだ後継機に期待する既存ユーザー
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様子見でよい人
  • ゲーム用途が中心で、192GBのメモリ容量を必要としない人
  • すでに128GB版NEX395を所有しており、96GBのVRAM上限で困っていない人
  • 価格・発売日・日本での入手性が判明するまで判断を保留したい人

FAQよくある質問

NEX495SはNEX395よりゲームが速くなりますか
大幅には変わらない見込みです。GPUはRadeon 8060SからRadeon 8065Sへ変わりますが、どちらも40CUのRDNA 3.5で、クロック差は約100MHz(2.9GHz→3.0GHz)にとどまります。
192GBメモリは何のためにあるのですか
主に大規模なローカルAI用途のためです。Ryzen AI Max+ PRO 495は最大160GBを専用グラフィックスメモリとして設定でき、ゲームではほぼ使い切らない容量です。
NEX495Sはいつ発売されますか、価格はいくらですか
2026年9月15日時点で、発売日・価格ともに未発表です。AOOSTARは「launching soon」とのみ案内しています。
3000億パラメータのモデルが快適に動きますか
動作させられる可能性はありますが、「快適な速度で動く」ことを保証する数字ではありません。KVキャッシュやコンテキストなどモデルの重み以外にもメモリを消費するため、実際の推論速度は別途確認が必要です。

まとめまとめ|192GBという数字だけでは競合と差がつかない時代に

AOOSTAR NEX495Sは、Ryzen AI Max+ PRO 495と最大192GBのLPDDR5Xメモリを搭載する新型ミニAIワークステーションです。前モデルNEX395からCPUはRyzen AI Max+ 395からPRO 495へ、GPUはRadeon 8060Sから8065Sへ変わりますが、CPUは16コア32スレッド、GPUは40CUのRDNA 3.5を継続しており、クロックの上昇幅も100MHz程度です。ゲーム性能だけなら、NEX395から劇的に変わる世代交代とは考えにくいでしょう。

最大の進化は、128GBから192GBへ増えたユニファイドメモリと、96GBから160GBへ拡大した専用グラフィックスメモリです。ただし3000億パラメータ対応は「高速に動作する」という意味ではなく、まず巨大なモデルをメモリに収められるという容量面の強みと捉えるべきです。一方でRyzen AI Max+ PRO 495搭載製品はすでに複数メーカーから発表されており、20機種以上が登場する見通しも報じられています。これからの192GBミニPCは、CPU名より冷却、電力設定、ストレージ、ネットワーク、拡張性、保証、価格で選ぶ市場になっていくでしょう。NEX495Sについても、NEX395で実現していた高い電力設定や3基のM.2ストレージを引き継ぐのか、新筐体で冷却をどう変えたのか、そして192GB構成をいくらで販売するのか。この3点が判明して初めて、PRO 495搭載ミニPCの中で買いなのか判断できそうです。

まとめ

NEX495Sは、CPU・GPUの正常進化と最大192GBへのメモリ拡大が特徴の新型ミニPCです。ゲーム性能はNEX395から大幅には変わらない見込みで、価値が出るのは96GB超のGPUメモリを必要とするローカルAI用途です。価格・発売日・日本での入手性は2026年9月15日時点で未発表のため、続報を待って判断するのが安全です。

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ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。