GMKtec EVO-X5 Proが9月28日発売|192GB中160GBをVRAM化するAIミニPC、日本公式にも予約ページ開設

GMKtec EVO-X5 Proが9月28日発売|192GB中160GBをVRAM化するAIミニPC、日本公式にも予約ページ開設

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NEWS / 2026-09
GMKtec EVO-X5 Proが9月28日発売
192GB中160GBをVRAM化するAIミニPC、日本公式にも予約ページ開設
GMKtecが、AMD「Ryzen AI Max+ PRO 495」と最大192GBのユニファイドメモリを搭載するミニPC「EVO-X5 Pro」を2026年9月28日に発売します。ただし価格は世界のどの市場でも公表されておらず、当日に何が始まるのかも確定していません。日本語の公式ページで今の時点までに確認できることを整理します。
日本時間9月28日16時に発売最大192GB・160GBをグラフィックスメモリへ価格は世界的に未公表

出典(確認日2026年9月15日):GMKtec公式「GMKtec Unveils EVO-X5 Pro at IFA 2026」Notebookcheck「GMKtec launching new mini-PC globally with 24 TB storage and 160 GB VRAM」AMD公式「Ryzen AI Max+ PRO 495」製品ページGMKtec JP公式「EVO-X5 Pro」製品ページNotebookcheck「Framework launches world’s first mini-ITX desktop PC with Ryzen AI Max+ Pro 495 and 192 GB RAM」

GMKtecは、AMDの「Ryzen AI Max+ PRO 495」を搭載するミニPC「EVO-X5 Pro」を2026年9月28日に発売します。最大192GBのユニファイドメモリを積み、そのうち最大160GBをグラフィックスメモリとしてGPU側に割り当てられる点が最大の特徴です。ユニファイドメモリとは、CPUとGPUが同じ物理メモリを共有して使う方式のことで、専用のビデオメモリを積む一般的なグラフィックボードとは構造が異なります。

ただし、発売日が決まっただけで価格は日本でも海外でも一切公表されていません。日本語の公式サイトには製品ページが開設済みですが、掲載されているのはメール登録の受付だけで、価格も在庫も設定されていない状態です。9月28日に価格が発表されるのか、その場で注文が始まるのかも確定していません。

同じRyzen AI Max+ PRO 495を積んだミニPCは、すでに5社から発表されています。EVO-X5 Proは発売日を最初に明示した1台になりますが、それが「先に買うべき1台」を意味するわけではありません。9月28日までに何が判明していて何が判明していないのかを、メーカー自身の説明の変化も含めて確認します。

目次

要点まず何が決まったか

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9月28日に確定しているのは日時だけ

グローバル発売は2026年9月28日7時(協定世界時)で、日本時間では同日16時にあたります。価格はこの時点でも未公表のままです。海外メディアは、この日時が価格の公開なのか販売開始なのか判断できないと明記しています。日本語の公式製品ページは開設済みですが、価格も在庫も未設定で、受け付けているのは発売通知のメール登録だけです。

日程日本時間9月28日16時に何が始まるのか

GMKtecが案内しているグローバル発売は、協定世界時で9月28日7時です。日本標準時は協定世界時より9時間進んでいるため、日本では9月28日の16時になります。日曜日の夕方なので、仕事や学校の都合で見逃す時間帯ではありません。

注意したいのは、この日時が何の日時なのかがまだ確定していない点です。海外メディアの報道でも、9月28日が価格情報の公開なのか実際の購入開始なのかは判断できないと明記されています。GMKtec自身の案内も「launch(発売)」という語で統一されており、注文受付の開始時刻という書き方はしていません。過去のEVO-X2では先行予約という形で価格が先に出た経緯があるため、今回も同じ流れをたどる可能性はありますが、現時点で断定できる材料はありません。

実務的には、9月28日16時の時点で「価格だけ判明して注文はまだできない」という結果も十分あり得ると考えておくのが安全です。当日に即決する前提で予算を空けておくよりも、価格が出てから同じチップを積む他社製品と並べて比較する時間を確保したほうが、判断を誤りにくくなります。

日本日本語の公式ページに何が載っているか

日本のユーザーにとって最も重要な変化は、GMKtecの日本語公式サイトにEVO-X5 Proの製品ページが開設されたことです。これまで同社のRyzen AI Max+ PRO 495機については、日本で正規に販売されるのかどうかが分からない状態が続いていました。日本語ページができたこと自体が、日本市場を販売対象に含める意思表示だと読めます。

ただし、ページの中身はまだ空に近い状態です。2026年9月15日時点で内容を確認したところ、価格は設定されておらず、購入ボタンも有効になっていません。スペック表も掲載されておらず、実際に機能しているのは発売時にメールで通知を受け取るための登録フォームだけです。同じページには既存のEVO-X3やEVO-X2が併記されていますが、これらは別製品の案内です。

とはいえ、GMKtecは日本での販売実績がある会社です。前世代にあたるEVO-X2やEVO-X3は日本国内の正規ルートで流通しており、保証や初期不良対応の窓口も国内にあります。海外から個人輸入しなければ手に入らない製品とは事情が違うため、日本での入手性そのものを心配する段階ではないでしょう。焦点は入手できるかどうかではなく、いくらで出るかに移っています。

表現「3000億パラメータ」の説明が2週間で変わった

EVO-X5 Proの宣伝で最も目を引くのは、3000億パラメータの大規模言語モデルをクラウドに頼らずローカルで動かせるという主張です。ここで確認しておきたいのは、GMKtec自身がこの主張の書き方を短期間で変えていることです。

IFA 2026にあわせて公開された9月7日と8日の公式発表では、EVO-X5 Proは「最大3000億パラメータの大規模言語モデルを完全にオフラインで実行できる」と書かれていました。条件や前提を示す但し書きは付いていません。ところが9月15日付で報道関係者に配布された案内では、同じ主張に「適切なモデル、ソフトウェア、構成があれば」という条件が加わっています。製品は何も変わっていないのに、説明の断定度だけが下がった形です。

この変化は、数字そのものが誤りだったことを意味するわけではありません。AMDは公式に、192GB構成のRyzen AI Max+ PRO 495では最大160GBを専用グラフィックスメモリとして設定でき、4bit量子化であれば3000億パラメータ超のモデルを扱えると説明しています。量子化とは、モデルの各パラメータを表現するデータ量を削って容量を圧縮する手法です。3000億個のパラメータを1個あたり0.5バイトで保存すれば約150GBとなり、確かに160GBの枠には収まります。

問題は、収まることと実用的な速度で動くことが別だという点です。実際の推論では、モデルの重み以外にKVキャッシュやコンテキスト、ランタイムもメモリを消費します。150GBという数字は空の状態での計算であり、余裕は10GB程度しか残りません。メモリ帯域幅も273GB/sで、これは大規模モデルを高速に回すには控えめな水準です。この構成で価値が出るのは、速度を追求する用途ではなく、これまで96GB前後の上限に収まらず動かせなかったモデルを、ともかくメモリに載せられるようになる場面です。容量とメモリ帯域幅の関係については、同じチップを扱ったAOOSTAR NEX495Sの記事でも詳しく整理しています。

仕様判明している仕様

2026年9月15日時点で、GMKtec公式の発表と海外メディアの報道から確認できる仕様は次のとおりです。日本語の製品ページにはまだスペック表が掲載されていないため、日本市場向けの構成が下記と一致するかどうかは発売まで確認できません。

項目内容
CPUAMD Ryzen AI Max+ PRO 495(Zen 5・16コア32スレッド・最大5.2GHz)
GPUAMD Radeon 8065S(RDNA 3.5・40基のコンピュートユニット・最大3.0GHz・ハードウェアレイトレーシング対応)
NPUAMD XDNA 2・最大55 TOPS(CPU・GPU・NPU合計で最大131 TOPS)
メモリ最大192GB LPDDR5X-8533(帯域幅約273GB/s)、最大160GBをグラフィックスメモリへ動的割り当て
ストレージ最大24TB(M.2 2280・PCIe 4.0対応スロット3基)
映像・USB前面USB4×2、背面USB4 V2×2、USB Type-A計4基、HDMI、8K映像出力対応
ネットワーク10ギガビットLAN×2(うち1系統はDASH対応のRJ45アダプター)
セキュリティ・管理専用のdTPM 2.0セキュリティチップ、AMD DASHによるOS非依存の遠隔管理、24時間365日の連続稼働を検証済み
冷却ベイパーチャンバー+3ファン、動作モードを3段階から選択可能
電源・筐体330W内蔵電源、CNC加工の金属筐体
価格・発売2026年9月28日発売(日本時間16時)、価格は未公表

目を引くのは、M.2スロットを3基備えて最大24TBまで搭載できる点と、10ギガビットLANを2系統持つ点です。同じチップを積んだミニPCの中でも、EVO-X5 Proはストレージ容量とネットワークをはっきり業務寄りに振っています。AMD DASHは電源が切れた状態でも遠隔で電源投入や復旧操作ができる管理機能で、専用のdTPM 2.0チップと合わせて企業導入を意識した装備です。GMKtecは24時間365日の連続稼働についても検証済みだと説明しており、机の上で使うより、置いたまま動かし続けて離れた場所から叩く運用を想定した構成だと分かります。内蔵GPUに割り当てるメモリ量の変更手順は、Variable Graphics Memoryの設定ガイドにまとめています。

競合同じチップのミニPCはすでに5社

Ryzen AI Max+ PRO 495と最大192GBという構成は、EVO-X5 Pro固有のものではありません。2026年9月の時点で、ミニPCだけでも同じ組み合わせの製品が5社から登場しています。さらに小型デスクトップまで範囲を広げると、Frameworkが4.1リットルのmini-ITX機に同じチップと192GBを載せる計画を明らかにしており、選択肢はミニPCの枠を超えて増えつつあります。

製品ストレージ・拡張性価格・発売時期
GMKtec EVO-X5 Pro最大24TB(M.2×3)、10GbE×2、AMD DASH遠隔管理2026年9月28日発売・価格未公表
MINISFORUM MS-S1 MAX-P495最大16TB(M.2×2)、PCIe 4.0 x16スロット、10GbE×27,000ユーロ超と報じられているが公式には未発表・2026年9月
ACEMAGIC F9AデュアルNVMe、OCuLink、2.5GbE×2、約2L筐体未定
COLORFIRE Lingchuang Mini Pro未発表未定
AOOSTAR NEX495S未発表(前作は M.2×3)未定

この表から読み取れるのは、CPUの型番では各社に差が付かなくなったということです。5機種すべてが同じRyzen AI Max+ PRO 495と最大192GBを名乗る以上、AI処理の基礎体力はほぼ横並びになります。差が出るのは、ストレージを何本積めるか、10ギガビットLANがあるか、単体GPUを後付けできるOCuLinkやPCIeスロットを持つか、冷却にどれだけ余裕があるか、そして価格です。

その観点でEVO-X5 Proを見ると、M.2が3基で最大24TBという容量と10ギガビットLANの2系統は、現時点で判明している5機種の中では厚い部類に入ります。一方で、ACEMAGIC F9AのOCuLinkやMINISFORUMのPCIe 4.0 x16スロットのような、後から単体GPUを足せる拡張手段は公表されていません。ゲームや3D描画の性能を後で引き上げたい場合は、この違いが効いてきます。両機種の比較はACEMAGIC F9Aの記事で詳しく扱っています。

判断9月28日にどう動くべきか

価格を確認する価値がある人
  • 96GBや112GBのグラフィックスメモリ上限に収まらず、動かせないモデルが実際にある人
  • 大きなコンテキストを扱う検索拡張生成や、複数のモデルを同時に動かすAIエージェントを組みたい人
  • ストレージを3本積みたい、または10ギガビットLANを2系統使う構成を検討している人
  • 常時稼働させて離れた場所から遠隔管理したい人
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見送ってよい人
  • 用途がゲーム中心の人。GPUは前世代のRadeon 8060Sからクロックが約100MHz上がる程度で、192GBを使い切る場面もありません
  • すでに128GB構成のRyzen AI Max+ 395機を使っていて、メモリ容量で困っていない人
  • 後から単体GPUを追加する前提で考えている人。OCuLinkやPCIeスロットは公表されていません
  • 大規模モデルを高速に回したい人。273GB/sの帯域幅がボトルネックになります

9月28日に価格が出ても、その場で決める必要はありません。同じチップの製品が各社から続々と出ている以上、最初に価格を出した1台が最も条件が良いとは限らないためです。むしろ価格が1つ判明することで、他社がどの水準に合わせてくるかを測る基準ができます。急ぐ理由がないなら、数社の価格が出そろうまで待つほうが選びやすくなるでしょう。

現行機今すぐ必要なら現行のRyzen AI Max+ 395機

EVO-X5 Proを待たずに大容量のユニファイドメモリ機がすぐ必要なら、前世代のRyzen AI Max+ 395を積む現行機が選択肢になります。メモリ上限は128GB、グラフィックスメモリへの割り当ては96GBまでと一段下がりますが、今日注文できて価格も判明している点が違います。70B規模までのモデルを扱う用途であれば、この容量で足ります。

GMKtec EVO-X3 AIミニPC(Ryzen AI Max+ 395・Radeon 8060S搭載・OCuLink対応)
128GBを今日確保したい人へGMKtec EVO-X3 AIミニPC(Ryzen AI Max+ 395・128GB LPDDR5X+2TB SSD)96GBをグラフィックスメモリへ割り当てられる現行の上位機です。OCuLinkを標準装備しているため、後から単体GPUを追加して描画性能を引き上げる余地が残ります。EVO-X5 Proにはこの拡張手段が公表されていません。Amazonで価格を見る
GMKtec EVO-X2 AIミニPC(Ryzen AI Max+ 395・64GB LPDDR5X+1TB SSD)
まず64GBで試したい人へGMKtec EVO-X2 AIミニPC(Ryzen AI Max+ 395・64GB LPDDR5X+1TB SSD)同じRyzen AI Max+ 395を積みながら容量を64GBに抑えた構成です。30B前後までのモデルを動かして使い勝手を確かめたい段階なら、192GB機に踏み込む前の現実的な入口になります。Amazonで価格・在庫を確認

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

どちらもEVO-X5 Proと同じくGMKtecのミニPCで、日本国内の正規ルートで流通しています。EVO-X3とEVO-X2の実質的な違いはEVO-X3の検証記事で、Ryzen AI Max+搭載機全体の選び方はミニPCの比較記事で整理しています。

FAQよくある質問

EVO-X5 Proは日本で買えますか
日本語の公式サイトに製品ページが開設されているため、日本市場が販売対象に含まれる見込みです。ただし2026年9月15日時点では価格も購入ボタンも設定されておらず、発売通知のメール登録のみを受け付けている状態です。
9月28日に注文できるようになりますか
確定していません。GMKtecは日本時間9月28日16時に「発売」とだけ案内しており、海外メディアもこれが価格の公開なのか販売開始なのか判断できないと明記しています。
価格はいくらになりますか
2026年9月15日時点で、日本でも海外でも一切公表されていません。同じチップを積むMINISFORUM MS-S1 MAX-P495について7,000ユーロを超えるという観測が出ていますが、これもメーカーが正式に発表した価格ではありません。
3000億パラメータのモデルが快適に動きますか
メモリに載せられることと快適に動くことは別です。4bit量子化した3000億パラメータのモデルは重みだけで約150GBとなり、160GBの枠にはKVキャッシュやコンテキストを含めるとほとんど余裕が残りません。メモリ帯域幅も273GB/sで、高速な推論を狙う構成ではありません。
ゲーム目的で買う価値はありますか
用途がゲーム中心なら向きません。GPUは40基のコンピュートユニットを持つRadeon 8065Sで、前世代のRadeon 8060Sからクロックが約100MHz上がる程度です。192GBのメモリもゲームでは使い切りません。
後から単体GPUを追加できますか
現時点で公表されている仕様にはOCuLinkもPCIeスロットも含まれていません。後付け拡張を前提にするなら、OCuLinkを備えるACEMAGIC F9Aや、PCIe 4.0 x16スロットを持つMINISFORUM MS-S1 MAX-P495のほうが条件に合います。

まとめまとめ|決まったのは日付だけで、判断材料は9月28日以降に出そろう

GMKtec EVO-X5 Proは、Ryzen AI Max+ PRO 495と最大192GBのユニファイドメモリを搭載し、そのうち160GBをグラフィックスメモリへ割り当てられるミニPCです。M.2スロット3基で最大24TB、10ギガビットLANを2系統、ベイパーチャンバーと3ファンによる冷却を備え、AI用途と常時稼働を意識した構成にまとまっています。発売は日本時間の9月28日16時で、日本語の公式ページも開設されました。

一方で、購入判断に必要な情報はまだ出ていません。価格は世界のどの市場でも公表されておらず、9月28日が価格の公開なのか販売開始なのかも確定していません。メーカー自身も、3000億パラメータのローカル実行という主張に「適切なモデル、ソフトウェア、構成があれば」という条件を後から加えています。ミニPCだけでも同じチップを積む製品は5社から発表済みで、小型デスクトップまで含めると選択肢はさらに増えます。価格が判明しても即決せず、他社の値付けと拡張性を並べてから決めるほうが選びやすくなります。96GBの上限で困っていないなら、現行のRyzen AI Max+ 395機で足りる場面も多いはずです。

まとめ

EVO-X5 Proは日本時間9月28日16時に発売されますが、価格は未公表で、当日に注文できるかも確定していません。日本語の公式ページが開設された点は前進ですが、内容はメール登録のみです。ミニPCだけでも同じチップの製品は5社から出そろいつつあり、差が付くのはストレージ本数・10ギガビットLAN・後付けGPUの可否・価格です。急がないなら数社の価格を見てから決めるほうが安全です。

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