KB5124008でWSL・Claude Coworkの共有フォルダーが見えない問題|Plan9共有はKB5129195で解決
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Hyper-VのPlan9共有が対象、KB5129195で解決も回避策の扱いはRDSと逆
出典:Microsoft Learn公式「Windows 11, version 24H2 known issues and notifications」、Microsoft公式「KB5129195」サポートページ、Microsoft公式「KB5124008」サポートページにもとづきます(2026年9月17日確認)。
WSLでLinux側からWindowsのフォルダを開こうとしたら急に見えなくなった、あるいはAnthropicのClaude Coworkでファイル操作タスクがエラーになる、という経験はないでしょうか。9月のWindows Update後にこの症状が出た場合、原因はHyper-Vが使う「Plan9」という共有フォルダの仕組みにある可能性があります。
Microsoftは2026年9月8日公開のセキュリティ更新「KB5124008」適用後、HCS(Host Compute Service)管理のLinux仮想マシンでPlan9を使ったホストフォルダー共有が動作しなくなる問題を確認しました。影響を受けるアプリケーションとして名指しされているのが、WSLとClaude Coworkです。この問題は2026年9月14日(米国時間)公開の「KB5129195」で解決していますが、グループポリシーで回避策を適用していた場合はKB5129195のインストール前に回避策を再度有効化する必要があり、同時に修正されたRDSの問題とは逆の対応が必要です。
Plan9という仕組みの中身、WSL・Claude Coworkそれぞれで出る症状、KB5129195での解決状況と回避策の扱いを、Microsoft公式の一次情報にもとづいて整理します。
目次
症状Plan9共有フォルダがゲスト側から見えなくなる
Microsoft公式の説明によると、KB5124008を適用した環境でHCS(Host Compute Service)管理の仮想マシンを使うアプリケーションが、Plan9を使ってWindowsホスト側のフォルダをLinux VMと共有しようとすると問題が起きます。仮想マシン自体は正常に起動しますが、Windowsホストから共有したはずのフォルダがゲスト環境側に表示されない、またはアクセスできない状態になります。影響を受けるアプリケーションやサンドボックス環境では、Plan9のドライブ共有が1つもマウントされなかったことを示すエラーが表示される場合があるとされています。
この問題はPlan9という特定の共有方式を使っている場合に限定されており、Plan9機能を使わない標準的なHyper-V仮想マシンは対象に含まれません。単に「Hyper-Vで仮想マシンが起動しない」という症状であれば、今回の問題とは別の原因を疑う必要があります。
対象名指しされたのはWSLとClaude Cowork
Microsoftが影響を受けるアプリケーションとして明記しているのは、Windows Subsystem for Linux(WSL)と、Anthropicが提供するファイル操作エージェント「Claude Cowork」の2つです。Claude Coworkは、指定したフォルダ内のファイルをClaudeが読み書き・整理するデスクトップ向けの機能で、Claude Codeと同様の基盤を使っています。Windows環境ではHCS管理のLinux VMを介してファイル操作を行う設計のため、Plan9共有に依存する点でWSLと同じ問題の影響を受けます。
Windows 11, version 26H1・25H2・24H2・23H2
Windows 10, version 22H2・21H2
対象なし(Microsoft公式でNoneと明記)
Anthropicは2026年9月16日、Claude Coworkを独立した製品として展開する形をやめ、通常のClaudeチャット画面へ機能を統合すると発表しました。今回のPlan9共有の不具合自体は、Coworkがまだ独立した機能として提供されていた期間に確認されたものです。名称や提供形態が今後変わる可能性がある点は留意してください。
WSLWSL利用者が確認すべきポイント
WSLでこの問題に該当する場合、Linux側から /mnt/c などWindows側のドライブへアクセスしようとしても、フォルダの中身が空に見えたり、アクセスエラーになったりする可能性があります。WSLの起動自体が失敗するわけではなく、あくまでWindows側フォルダとの共有部分に問題が出る点が特徴です。ゲームや配信用の作業ファイルをWindows側に置き、WSL側のツールで処理するような開発環境を組んでいる場合、KB5124008適用後にこの症状が出ていないか確認しておくとよいでしょう。
現状KB5129195で解決済み
Windows Release Healthにおけるこの問題のステータスは、2026年9月11日2時22分(太平洋時間)に登録され、2026年9月14日10時(太平洋時間)に「Resolved」へ更新されています。解決したのは、2026年9月14日(米国時間)公開の定例外(OOB)更新プログラム「KB5129195」です。KB5129195は累積更新プログラムのため、これまでのセキュリティ修正や機能改善もまとめて含まれます。
回避策グループポリシーはRDSと逆で「再有効化してから」適用
KB5129195をインストールする際の注意点として、Microsoftは今回の問題について「IT管理者がグループポリシーで一時的な回避策を導入していた場合、そのグループポリシーを再度有効化したうえでこの定例外更新をインストールし、再起動する必要がある」と案内しています。これは同時に解決したRDS(リモートデスクトップサービス)の不具合とは逆の扱いです。RDSの回避策は「インストール前に元へ戻す必要はない」とされている一方、Plan9共有の回避策は「インストール前に有効化しておく必要がある」とされています。同じKB5129195で複数の問題が解決していても、回避策の扱いは問題ごとに異なる点に注意してください。個人利用でグループポリシーの回避策を適用していないPCであれば、この手順を意識する必要はありません。
FAQよくある質問
まとめまとめ|Plan9共有はKB5129195で解決、GPOの扱いはRDSと逆
KB5124008適用後、HCS管理のLinux仮想マシンでPlan9を使ったホストフォルダー共有が見えなくなる問題が発生していました。Microsoftが影響対象として名指ししたのは、WSLとAnthropicのClaude Coworkです。この問題は2026年9月14日(米国時間)公開のKB5129195で解決済みですが、グループポリシーで回避策を適用していた場合は、インストール前に回避策を再度有効化しておく必要があります。これは同時に解決したRDSの問題とは逆の対応です。
WSLやClaude CoworkでWindows側フォルダにアクセスできない症状が出ていた場合、KB5129195(米国時間2026年9月14日公開)以降の更新を適用しているかを確認してください。個人利用であれば特別な操作は不要ですが、グループポリシーで回避策を導入していた環境では、再有効化してからKB5129195をインストールする必要があります。



