KB5124008でマウスカーソル・黒背景の不具合を修正|Arm64のTeams/Outlookクラッシュも解消【2026年9月】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
Arm64のTeams・Outlookクラッシュも解消、9月の月例更新で3件まとめて解決
出典:Microsoft公式「KB5124008」、Microsoft Learn「Windows 11, version 24H2 known issues and notifications」(2026年9月9日確認)にもとづきます。
Windows Updateのあとにお気に入りのカーソルが標準の白い矢印へ戻ってしまう、あるいは壁紙が単色の黒になってしまう。8月下旬にこの症状で困っていた方に向けて、その後どうなったかをお伝えします。
Microsoftは2026年9月8日、9月のPatch Tuesdayとして「KB5124008」を公開しました。この更新には、8月27日公開のKB5120998を起点とするマウスカーソル・デスクトップ背景の2つの不具合と、8月11日公開のKB5121003を起点とするArm64機(Surface Pro 11・Surface Laptop 7など)でのTeams・Outlookクラッシュを合わせた3件の修正が含まれています。いずれも公式の既知の問題ページで「Resolved(解決済み)」に更新されました。
この記事では、それぞれの不具合が具体的にどう直ったのか、対象になるビルド番号とWindowsのバージョン、そして「もう手動の回避策をしなくていいのか」「まだ入れていないなら急いだほうがいいのか」という、9月8日時点で読者が実際に判断すべき点を整理します。
目次
概要KB5124008は2026年9月の通常の月例セキュリティ更新
まずKB5124008自体の位置づけです。8月末のKB5120998がオプションのプレビュー更新だったのに対し、KB5124008は9月の第2火曜日(米国時間)に配信される通常のセキュリティ更新で、Windows Updateの標準的な巡回で自動的に適用されます。手動でオプション更新を選ぶ必要はありません。
設定を開き、システム、バージョン情報と進んだ「Windows の仕様」欄で、25H2なら26200.9445、24H2なら26100.9445と表示されていれば、KB5124008は適用済みです。
解決1マウスカーソルと黒い背景の不具合が直りました
1つ目は、当サイトでも8月末に報告した、KB5120998(2026年8月27日公開)を起点とする2件の不具合です。カスタムカーソルの見た目やアニメーションが標準設定へ勝手に戻ってしまう症状と、デスクトップの背景が単色の黒で表示される症状で、どちらも手動で設定し直しても元に戻らない点が厄介でした。
Microsoft公式の説明では、KB5124008はマウスカーソルの個人設定が正しく表示されない問題を修正したとしています。原文は「This update addresses an issue that prevented customized mouse cursor settings, including pointer style and color, from displaying correctly.」で、ポインターのスタイルと色を含むカスタム設定が正しく表示されるようになったと明記されています。デスクトップ背景についても同様に、設定の読み込みに失敗して背景が黒くなる問題を修正したとされ、原文は「This update addresses an issue where desktop background and other personalization settings might not load correctly, causing the desktop background to appear black.」です。
マウスカーソルの不具合について、Microsoftはこれまで「非英語版Windowsで使われるコードコンポーネントに起因する」と説明していました。日本語版のWindows 11もこの非英語版に含まれるため、影響を受けていた可能性があります。KB5124008の適用でこの不具合自体が解消されるので、今回は言語による例外の再確認は不要です。
この2件は、KB5120998の適用後に症状が出ていた方だけが対象です。KB5120998を一度も導入していない、あるいは既にアンインストールしていた場合は、そもそも影響を受けていません。KB5124008を通常どおり適用すれば、症状が出ていた環境でも設定をやり直すことなく元の状態に戻ります。
解決2Arm64機のTeams・Outlookクラッシュも解消
2つ目は、当サイトでも既報のとおり、Surface Pro 11やSurface Laptop 7といったArmベースの機種でMicrosoft TeamsやOutlook for Windowsが起動しない・予期せず終了する不具合です。起点は8月11日公開のKB5121003で、これまでの回避策はMicrosoft Storeで「Auto Super Resolution Package」をバージョン1.0.19.0以降へ更新することでした。
Microsoft公式の説明では、KB5124008はArm64ベースのPCでTeamsとOutlookが予期せず終了する原因を修正したとしています。原文は「This update addresses an issue that could cause Microsoft Teams and Microsoft Outlook to unexpectedly close on Arm64-based PCs.」です。既知の問題ページでも、対象を「Client Windows 11 version 26H1・25H2・24H2」(Serverは対象外)としたうえで、Resolvedのステータスに更新されています。
すでにMicrosoft Storeで「Auto Super Resolution Package」を更新済みの場合、元に戻す必要はありません。KB5124008はOS側の原因を修正するもので、Auto SRパッケージのバージョンを下げなくてもTeams・Outlookは通常どおり動作します。まだ更新していない新品・初期化直後のArm64機を使う場合も、KB5124008の適用後であればStore側の追加作業は基本的に不要です。
その他の変更リモートデスクトップの音声不具合も修正、Secure Bootは引き続き自動更新中
KB5124008には、上記3件以外の修正も含まれています。リモートデスクトップ経由の音声リダイレクトが正しく動作しない問題も今回修正されました。原文は「This update addresses an issue affecting Remote Desktop audio redirection that could prevent audio from a remote session from playing on the local device.」で、リモートデスクトップ接続先の音声がローカル端末で再生されないケースが解消されています。クラウドゲーミングやリモート環境からのプレイで音声が出ない症状に心当たりがある場合は、この修正が該当する可能性があります。
あわせてMicrosoftは、多くのWindows端末が使うSecure Boot証明書の一部が2026年6月から順次期限切れを迎えている件について、この更新に関連する不具合ではなく注意喚起として案内を続けています。対象のPCおよび非管理の法人向け端末では、Microsoftが数か月かけて証明書を自動更新しており、通常は利用者側の作業は不要です。
対応今すぐやること、そしてゲーム側の設定とは別問題です
やることはシンプルです。まだKB5124008を適用していない場合、Windows Updateの通常の巡回を待つか、設定からWindows Updateを開いて「更新プログラムのチェック」を実行してください。今回は特別に見送るべき理由のあるプレビュー更新ではなく、3件の既知の問題を解消する通常のセキュリティ更新なので、優先して適用して問題ありません。
今回Microsoftが確認しているのは、Windowsの「設定」→「個人用設定」→「マウスポインター」で管理しているカーソルの見た目とアニメーションに関する問題です。Logicool G HUBやRazer Synapseといったデバイス側のソフトウェアで設定したDPI・ポーリングレート、あるいはゲーム内の感度設定がリセットされるという報告にはMicrosoftは触れていません。カーソルの見た目が変わる話と、マウスの動作精度に関わる話は別物として切り分けてください。
なお、Windows 11 24H2のHome・Pro Editionは、2026年10月13日に更新の提供が終了します。終了後に起こることや25H2への切り替え方法はこちらの記事で詳しく解説していますが、まだ24H2を使っている場合はKB5124008の適用とあわせて、切り替えの計画も念頭に置いておくと安心です。
FAQよくある質問
まとめまとめ|3件とも通常更新の適用だけで解決します
KB5124008は2026年9月8日公開の通常の月例セキュリティ更新で、マウスカーソルの個人設定・デスクトップ背景・Arm64機のTeams/Outlookクラッシュという3件の既知の問題をまとめて修正しました。リモートデスクトップの音声リダイレクトの不具合も同時に解消しています。
これらの不具合で困っていた場合も、まだ症状が出ていなくても、やることは同じです。Windows Updateで通常どおりKB5124008を適用すれば、手動での再設定やStoreでの追加作業をしなくても3件とも解決します。ゲーミングマウスのDPI・感度設定に影響する不具合ではないので、そちらは切り分けて考えてください。



