Linux 7.4のSwitch 2コントローラー・Pulsar対応|USB接続の制限と使える時期
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Switch 2のコントローラーやPulsarマウスをLinuxで使いたくても、カーネルの対応ニュースだけでは、手元のPCで利用できるか判断しづらいところです。
Linux 7.4向けのHID更新は2026年10月22日に上流へ取り込まれました。Switch 2関連はUSB接続の入力・振動対応、Pulsarは対象マウスのバッテリー情報を取得するドライバーが加わります。
2026年10月27日時点のkernel.orgのmainline掲載は7.3です。普段使いの環境では、利用中のディストリビューションから対応カーネルが提供されるのを待ち、接続方式とドライバーの有効化も確かめる必要があります。
目次
Switch 2コントローラーはUSB接続が対象
対象はJoy-Con 2、Nintendo Switch 2 Proコントローラー、Nintendo Switch Online向けのニンテンドー ゲームキューブ コントローラーです。マージ時点の設定説明はSwitch 2コントローラーの対応をUSBモードに限定しています。今回の上流ドライバーを導入すればBluetoothペアリングも使える、という更新ではありません。
初代SwitchのJoy-Con・Proコントローラーと、Switch 2用は区別してください。初代向けにBluetooth対応があることは、Switch 2用の無線接続が今回使える根拠にはなりません。
振動は追加済み、初期パッチの説明に注意
7.4向けの変更一覧には、初期ドライバーに加えてSwitch 2向けの振動追加が含まれています。マージ時点の設定にも、Switch 2を対象にしたフォースフィードバックの項目があります。振動を利用するには、この設定を含むカーネルと、ゲーム側の対応が必要です。
初期パッチの「振動未対応」という説明を、7.4向け更新全体の状態として読むのは適切ではありません。一方、入力・振動の追加から、ジャイロやヘッドホン端子など全機能の利用まで保証されるわけではありません。
Joy-Con 2はUSB接続の機材も確認
Joy-Con 2は、Proコントローラーと同じように本体へUSBケーブルを挿す手順で案内できる機器ではありません。充電できるアクセサリーでも、Linuxへの入力データの伝送ができるとは限りません。Joy-Con 2のために機材を買い足す場合は、その製品とLinuxでの入力対応を先に確かめてください。
Pulsarはバッテリー残量・電圧・充電状態を取得
Pulsarの対象モデルはX2 V2、X2H、X2A、Xlite V3です。対応する接続は有線、および1kHz・4kHzのUSB無線ドングル。取得する情報はバッテリー残量、電圧、充電状態で、Linuxの電源情報を扱う仕組みへ渡されます。
1kHz・4kHzは対応するドングルの区分です。入力遅延や、その周期での安定性を測定した数値ではありません。また、この更新を「Pulsarのマウスが7.4で初めて動く」と読み替えることもできません。基本的なポインター操作と、専用ドライバーによる電池情報の取得は別の機能です。
DPI変更、ボタン割り当て、マクロ、ファームウェア更新まで、メーカーの設定ソフトと同じ操作がLinuxでできることを示す変更ではありません。欲しい機能が電池表示なのか、設定変更なのかを分けて判断してください。
使える時期はディストリビューションの配布で判断
上流へのマージは、Ubuntu・Fedora・Arch Linux・SteamOSで同時に利用可能になる意味ではありません。確認する条件は、対応変更を含むカーネルが配布されていること、そのカーネルで起動していること、必要なドライバーが有効であることの3つです。
- 利用中のOSの公式更新情報で、Switch 2またはPulsar対応を含むカーネルの提供を確かめます。7.4向けの上流変更と、配布元による取り込みを区別します。
- OSが案内する通常の更新手順を使います。SteamOSもSteam Deck向けの更新案内で判断し、別のLinux向けカーネルをそのまま入れる前提にしません。
- 更新後に再起動し、起動中のカーネルを確認します。パッケージを入れただけで、新しいカーネルで起動したとは限りません。
uname -r
表示された番号だけで対応の有無は決まりません。配布元が変更をバックポートする場合や、必要な設定を有効にしていない場合があるためです。カスタムカーネルを点検する場合、Switch 2ではCONFIG_HID_NINTENDOとCONFIG_NINTENDO_SWITCH2_USB、振動ではCONFIG_NINTENDO_FF、PulsarではCONFIG_HID_PULSARが確認対象になります。
更新後に動かないときの切り分け
Switch 2はUSBの認識、OSの入力認識、Steamなどのゲームクライアント、ゲーム内の操作を順に確かめます。最初からゲーム内の設定だけを変更すると、接続自体の問題と混同しやすくなります。
- 対応するUSB接続を用意し、USBポートやデータ通信できるケーブルを替えて認識の変化を見ます。Bluetoothで試している場合は、今回のUSB対応とは条件が違います。
- OSで入力機器として認識した後に、Steamのコントローラー設定などでボタン・スティックの反応を確かめます。
- クライアント側で反応するのに特定ゲームで動かない場合は、そのゲームのコントローラー設定とSteam Inputの適用状態を確認します。
Pulsarは「ポインターが動かない」と「電池残量が表示されない」を分けます。前者は接続や入力認識、後者は専用ドライバーと電源情報を表示するアプリ側が確認対象です。電池表示の問題だけを理由に、マウス自体の故障と決めないでください。
よくある質問
まとめ
Switch 2はUSB接続と入力・振動、Pulsarは対象モデルの電池情報が今回の要点です。手元で使うには、配布カーネルへの取り込み、起動中のカーネル、ドライバーの設定を確かめてください。無線接続や設定ソフトの全機能を目的に購入するなら、今回の対応範囲だけでは判断できません。
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出典:HID更新一覧 / 上流へのマージ通知 / マージ時点のドライバー設定 / Linux公式配布一覧 / Switch 2初期ドライバーの設計 / Pulsarドライバーの開発説明

