SteamOS 3.9の変更点と更新方法|Steam Deckは安定版で何が変わる?Previewとの違い・休止状態とWi-Fiの注意点
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Steam Deckの更新はStableから
出典:ValveのSteamOS 3.9リリースノート(公式ページの日付:2026年10月23日。以下は10月26日時点)
SteamOS 3.9.0 Previewを試すために、Steam Deckの更新チャンネルを変えるべきか。普段のゲーム用ならStable(安定版)からの更新が基本です。ValveはSteamOS 3.9を全ユーザー向けに公開済みで、公開ビルドは3.9.5です。
デスクトップ環境の更新に加え、無音の待機時の消費電力改善やWi-Fi接続の修正が含まれます。一方、Valveは休止状態をSteam Deckでは有効にしていないと説明しています。新機能の名前だけでPreviewへ切り替える前に、対象機種と制限を確認しましょう。

目次
SteamOS 3.9.0 Previewと安定版3.9の違い
SteamOS 3.9.0 Previewは、公式ページの日付で8月28日に告知されたテスト版です。10月23日付の安定版告知は「SteamOS 3.9」という名称で、本文では3.9.5を全ユーザー向けに公開したと案内しています。「3.9」は更新のまとまり、「3.9.5」は今回公開されたビルド番号として読み分けると混乱しません。
現在の安定版には3.9の変更がまとまって入っています。古い3.9.0を探して入れるのではなく、端末のStableで案内される更新を確認しましょう。
出典:Valve「SteamOS 3.9.0 Preview」/Valve「SteamOS 3.9」
Steam Deckに関係する主な変更点
デスクトップ環境をPlasma 6.7.3へ更新
デスクトップモードはPlasma 6.4.3から6.7.3へ更新され、Arch Linuxベースも更新されました。Linuxカーネルは7.2がベースです。デスクトップでアプリや設定を使う人に関係する基盤更新ですが、バージョン番号だけからゲームのFPS向上率を見積もることはできません。
無音の待機時の消費電力と接続・表示を改善
Steam Deckの消費電力改善は、音声を再生していないアイドル時という条件付きです。プレイ中の駆動時間が同じ割合で延びる、という意味ではありません。
- SSIDを非公開にしたWi-Fiへ、初回の接続試行でつながらない不具合を修正。
- 一部の外部ディスプレイで、FPS制限を設定すると意図した値より低くなる問題を修正。
- タイムゾーン変更後、再起動までデスクトップモードに切り替えられなくなる不具合を修正。
外部モニターや非公開SSIDを使い、該当する症状に困っていた人には具体的な更新理由になります。更新後は同じ接続先・表示条件で症状が解消したか確認すると、変化を判断しやすくなります。
Wi-Fiは初回Previewと安定版の説明を分ける
安定版ノートでは、Wi-Fi接続を管理するバックエンドの既定をwpa_supplicantへ変更し、スリープ復帰時の高速再接続にも対応したと説明しています。
8月の初回Previewには「新規インストールが対象で、既存環境は開発者設定で手動変更しない限りiwdを使い続ける」という条件がありました。安定版ノートの記述はそれと異なります。古いPreview向けの説明だけを理由に手動変更せず、まず通常のOS更新後の接続を確かめましょう。
出典:Valveの安定版変更一覧/初回PreviewのWi-Fi条件
休止状態はSteam Deckで使えるようになった?
3.9の休止状態対応は暫定的です。安定版ノートではゲームモードのUIには未公開で、Steam Deckでは残るドライバーの不具合により有効化していないと説明しています。
休止状態は、作業状態をストレージに保存して電源を落とす仕組みです。メモリの状態を保持して待機する通常のスリープとは別です。3.9の変更一覧に休止状態があることを、Deckの電源メニューに新しい選択肢が増えたという意味に読み替えないでください。
出典:ValveのDeveloper欄(hibernationの制限)
Steam Deckを安定版へ更新する方法
更新前にゲームを終了し、必要なセーブや自分で追加したファイルをバックアップしておきましょう。電源とネット接続を確保し、更新と再起動が終わるまで待てる時間に行うと安心です。
- STEAMボタンから設定を開き、システム(Settings → System)へ進みます。
- System Update Channelで、普段使いならStableを選んでいることを確認します。
- Software Updatesから利用可能な更新を確認し、表示される案内に従ってインストールします。
- 再起動の案内が出たら実行します。再起動後に同じシステム画面でバージョンと追加更新の有無を確認します。
公式英語表記を併記しています。表示言語やクライアントの版で項目名が異なる場合は、更新チャンネルとソフトウェア更新の項目を目印にしてください。更新先の番号は配信が進むと変わるため、3.9.5という数字を手動で指定する手順ではありません。
デスクトップ側でpacmanなどを使ってシステム領域へ追加したソフトがある人は、導入内容を控えておきましょう。Valveは、Flatpak以外で導入したものが次のSteamOS更新で消える場合があると注意しています。
出典:Valveの更新・再起動案内/更新チャンネルの公式案内/ValveのデスクトップFAQ
Previewを選ぶ人と、Stableで使う人
普段遊ぶ端末で、3.9の変更が目的ならStableを選ぶのが基本です。テスト版は、困っている不具合の修正がその版のノートに明記されている場合や、不具合の報告まで含めて試せる人が検討する選択肢です。
Previewへの参加経路はSettings → System → System Update Channelです。ただし、現在配信されているPreviewが8月の3.9.0と同じ内容とは限りません。切り替える前に、配信対象の最新ノートと既知の問題を確認してください。
Valveは初回3.9 Previewについて、予期しない不具合や安定性の問題があり得ると注意しています。チャンネルを戻すことと、データや独自設定を元通りに復元することは別です。不調が出た場合は、まず更新と再起動を確認し、デスクトップから追加した常駐アプリを終了・無効化してから再起動するという公式の切り分けを試しましょう。
出典:ValveのPreview注意事項/Valveのソフトウェア問題の対処案内
よくある質問
まとめ|3.9の変更はStableから、Previewは目的を決めて
SteamOS 3.9は安定版として公開され、Steam Deckではデスクトップ環境の更新や接続・表示の修正が利用できます。普段使いはStableの更新を確認し、更新後にWi-Fiや外部モニターを同じ条件で試しましょう。休止状態はDeckで有効になった機能として扱わず、Previewは必要な修正とテストの負担を見て選ぶのが適切です。

